クラウドソースの100語をTwitterでミュートするMute

政治やスポーツ、世界の出来事などに興味がないのなら、ソーシャルメディアは鬱陶しいだけの存在かもしれない。

しかしそれでも、友だちとつながるのにソーシャルメディアを使いたいと考える人もいることだろう。そんな人のために、Twitterから無用なツイートを消し去ってしまうサービスが登場した。名前もそのままMuteというものだ。Twitterのタイムラインから、インターネット上の賢人たち(クラウドソース)が挙げた排除ワードを含むツイートを消し去ってくれるのだ。

もちろん、Twitter本体にもミュート機能は備わっている。しかしMuteを使えば、簡単にミュート効果を感じることができる。Mute.lifeのウェブサイトには、100個の排除ワードリストと、排除ワードのランキングを決定している投稿状況が掲載されている。Google Chromeにブックマークレットをインストールすることで、100位までの排除ワードを自動的に「ミュートするキーワード」に追加してくれるのだ。

利用するには、まずMute.lifeにアクセスする。すると画面左に説明が記されている。もちろん語句をひとつひとつミュート・キーワードに登録していくことも可能だ。しかしリストのワードをひとつひとつコピー・ペーストするのは面倒な話だ。無用なワードを排除したいと考えているのなら、まず100個を登録して、しかるのちに必要な語をミュート・キーワードのリストから削除したほうが良いのだろう。ミュートする語を選ぶのではなく、まずは一気にミュートするところから始めようとする発想になっているわけだ。

Muteの開発はノマド・プログラマーのPieter Levelsだ。操作は簡単で、導入してまもなく100個の排除ワードの設定が完了する。

もちろんマイナスもある。私のような立場にあれば、トップ100にある単語の中に、本当に排除したいワードはほとんどないのだ。

トップ100にあるワードをミュートすると、タイムラインがすかすかになってしまう。

もちろんこのマイナスはMuteのサービス自体にあるわけでなく、私がそもそもこのサービスの対象ではないということを意味するのだろう。ミュートしたことを忘れて、ツイッター上に情報が流れないのはなぜかと悩んでしまいそうだ。しかし、Twitterに備わるミュート機能の効果を強く感じてみたいという人には、わかりやすいサービスなのではないだろうか。

Product Huntにて、LevelsはFacebook版のMuteの実現を考えているところなのだと語っている。なるほど、FacebookにはMute機能を待ちわびる人も多いかもしれない。サービスの今後を見守ってみよう。

原文へ

(翻訳:Maeda, H