オンライントレーニングのPluralsightがGitPrimeを約190億円で買収

米国時間5月1日、PluralsightGitPrimeを現金1億7000万ドル(約190億円)で買収すると発表した。Pluralsightはウェブ開発、IT資格、セキュリティトレーニングなどのテーマに特化したオンライントレーニングプラットフォームで、GitPrimeは開発チーム向け生産性向上ツールのプラットフォームだ。

GitPrimeはコードのプロジェクトで使用する分析ダッシュボードのようなものだ。GitHubやBitbucketといったサービス上でチームのコードリポジトリを監視して、ユーザーごとのコードのコミット、チケットのアクティビティ、プルリクエストなどへのチームメンバーの取り組みを追跡する。こうしたデータを一目でわかるように視覚化することで、ボトルネックを特定し、どうすればチームの効率が最もよくなるかを明らかにするのに役立つ。

GitPrimeはY Combinatorの2016年冬クラスに参加していた。Crunchbaseによれば、直近のラウンドはシリーズAで1050万ドル(約11億7000万円)だった。

Pluralsightは2018年5月に上場した。同社によればこれがIPO後の初の買収で、来週中に手続きが完了する見込みだという。

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(翻訳:Kaori Koyama)

テクノロジー教育のPluralsight、IPO当日に30%以上の高値

Pluralsightは上々の市場デビューを飾った。株価はIPO後の初取引から30%以上値上がりした。

昨夜になって当初の目標価格を引き上げたPluralsightは、IPOの調達金額を減らすのではないかという議論も多少あった。12~14ドルの予定だったIPO価格を15ドルにしたことで、引受会社向けの追加株式と合わせて3.57億ドルを調達することが見込まれた。しかし今日の高値は同社への期待の高さを表すとともに、もっと多くの資金を集められた可能性も示唆している。

ともあれPluralsightのIPOは最近上場したzScalarやDropboxと並んでかなりの成功とされるだろう。Pluralsightは、他の多くのエンタープライズ向け企業と同じく、気まぐれな消費者の行動に惑わされず着実に方法的に成長するビジネスモデルを投資家に示している。Dropboxはどちらかといえばハイブリッドモデルだが、エンタープライズIPOとして大きく成功したと考えられており、zScalarをはじめとする今年上場した他の企業も同様だ。

Pluralsightは、企業向けに従業員が新しいソフトウェアエンジニアリングのスキルを身につけるためのコースを提供している。社員数が無秩序に増大する大企業にとって、競争の激しい業界から人材を探すかわりに、社内でスキル不足の労働力を育てる機会を得られることは重要だ。その結果ユタ州のIT業界にあらたなユニコーン・スタートアップが生まれ、既存投資家へのうれしいリターンとともにリスキーな早期IPOを求めている投資家にもチャンスを与えることができた。

Pluralsightは2004年の創立後、ほぼ自己資金のみで賄ってきたが、2013年に最初の調達ラウンドを実施して以来、上場までに2億ドル近くを調達した。こうしたIPOの成功は、社員のモラル向上や気前のよい報酬パッケージで人材を呼べるという副次効果もある。PluralsightのIPO後の高騰や現在の実績は同社の成功の指標であり、ウォール街の関心は良い投資先であることの証だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

デベロッパーの技術力向上に今やオンライン教育は必須の要素、業界の古参PluralsightのAaron Skonnardに話を聞く

ユタ州には、テクノロジー産業に強いという歴史がある。OmnitureやWordPerfect、Landeskなどはすべてユタ州出身だし、Pixarの協同ファウンダーEd CatmulやAtariの協同ファウンダーNolan Bushnellは共に、ユタ大学を卒業した。同州の大学やカレッジは、毎年数百名もの工科系修士や博士を生み出している。

最近では、成長率と利益率共に良好なユニコーンが育つ州でもある。たとえばQualtricsは今では24億ドル、Domoは20億ドル、InsideSalesは15億ドルだ。そしてデベロッパーを教育訓練するプラットホームPluralsightは、今や11億4000万ドルで、年内に上場と目されている。

今日(米国時間4/20)はPluralsightのファウンダーAaron Skonnardに、テクノロジー業界の現状と、同社が次に目指すものについて、いろいろお話を伺った:

Pluralsightは2004年にデベロッパーのための教育訓練プラットホームとしてスタートしたが、その本格的な離陸は2008年にオンライン教育に移行してからだ。ファウンダーのAaron Skonnardによると、それ以降は毎年収益も生徒数も倍加し、今ではソフトウェア開発とテクノロジースキルのコースが6000種以上あり、細心の審査を経て採用されたインストラクターたちが、150か国あまりの人びとに教えている。

Pluralsightは、テクノロジーのコンスタントな変化や進歩に労働市場のスキルが追いついていけない、という問題を解決するために生まれたオンライン教育スタートアップ、LyndaやUdemyなどの仲間だ。Skonnardも指摘するように、追いつけるだけの知識や技術を持つ人びとが、需要に対して深刻に少ない。同社は、Javaやクラウドコンピューティング、機械学習などのスキルをグローバルベースでFortune 500社などに教え、またスキルを教えるだけでなく、適性評価や、メンターのオンライン提供なども行っている。

ユタ州のエンタープライズ系スタートアップは自力で始めて黒字を達成し、立ち上げ後10年ぐらい経ってからシリコンバレーに注目されるようになる、というケースが多い。Pluralsightもそのひとつだが、今では調達総額が1億9200万ドルに達し、2013年以降は6社の買収を行った。

今年の上場についてSkonnardは明言しなかったが、用意はできてるようだ。利益は出ているし、成長は続いている。オンラインのeラーニング産業は今後年率11%で成長し、2020年には310億ドル産業になる、と予想されている。その点でも、同社の上場の好機と言えるだろう。

では、Skonnardへのインタビューを、上のビデオでご覧いただきたい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

シリコンスロープ―テクノロジー・スタートアップの新たな聖地、ユタはユニコーンを量産中

2015-12-22-utah

この季節、オグデンからプロボにかけての山の斜面、地元のユタ州民が「シリコン・スロープ」と呼ぶワサッチ郡にはすでに雪が降っている。しかしロッキー山脈のこのあたりは単なる雪山ではない。そのニックネームから想像されるとおり、ユニコーン―評価額10億ドルを超えるスタートアップ―を多数産みだしているのだ。

ユタ州の新たな特産となったユニコーンのうち、4社はワサッチ地区に本拠を置いている。Omnitureのファウンダーとして有名なJosh Jamesのビジネス・インテリジェンスのスタートアップ、Domoもその一つだ。さらにPluralsightQualtricsInsideSalesもユニコーンだし、他にいくつかの「半ユニコーン」も存在する。

ユタの経済成長は主として最近の2年間に集中している。リードしているのはテクノロジー産業だ。こうしたテクノロジー・スタートアップの特長はベンチャーキャピタリストが注目する前からすでに黒字化を達成している企業が多いことだろう。

「蜂の巣」効果

ユタのテクノロジー・スタートアップでは地元コミュニティが以前から大きな役割を果たしてきた。ユタはOmniture、WordPerfect、Landeskの誕生の地であるだけでなく、Pixarの共同ファウンダー、エド・キャットムル、Atariの共同ファウンダー、ノーラン・ブッシュネルの2人はどちらもユタ大学の卒業生だ。付近の大学やカレッジは高度な学位を取得したエンジニアを毎年何百人も社会に送り出している。ユタはさほど生活費も高くなく、十分な教育を受けた人材が地元には多数住んでおり、彼らの大部分は他所に移ることを望んでいない。しかもユタのスタートアップの多くはベンチャーキャピタルの資金を受け取る必要なしに運営されている。

「ユタには時間をかけて良好なファンダメンタルを備えた企業を育てる文化がある」とFarmingtonに本拠を置く教育スタートアップ、PluralsightのCEO、Aaron Skonnardは言う。Pluralsightは外部の資金援助なしに9年近くやってきた。「シリコンバレーにはわれわれのところのような強い忍耐心の強さはない」とSkonnardは考えている。

最初からそのような財政規律の教育を受けていたため、長期にわたってじっくりスタートアップを育てることができたファウンダーを何人も知っている。

—QualtricsのRyan Smith

ユタではシリコンバレーに比べてベンチャーキャピタルが遠い存在だったのは事実だが、それだけに当地のスタートアップは生まれた瞬間から収益性に注意を払わざるを得なかった。「われわれはスタートアップはどうしたら企業を黒字化できるか常に考えることを規律として叩き込まれている」とプロボのスタートアップ、InsideSales.comのCEO、Dave Elkingtonは言う。

しかし最近、ベンチャーキャピタルはユタで珍しい存在ではなくなってきた。数年前、名門VCのSequoiaはQualtricsのファウンダー、Ryan Smithに7000万ドルのベンチャー資金をシリーズAラウンドとして投じた。以来、Qualtricsには2億2000万ドルのベンチャー資金が流れ込んでおり評価額は10億ドルを超えている。

SmithとSkonnardはいくつかの点で同意見であることがわかった。たとえば、スタートアップは最初期の時点から収益性を考えなばならないという財政規律だ。「最初からそのような財政規律の教育を受けていたため、長期にわたってじっくりスタートアップを育てることができたファウンダーを何人も知っている」とSmithは言う。

急がずIPOへ

Smithはユタで生まれた有名なワープロ・ソフトウェアを例にこういう。「WordPerfectはものすごいイノベーションを起こしていたかもしれない。しかし1992年に売却されている。、もしこの売却がなかったらどうなっていただろう?」

ユタのユニコーンは現在の10億ドルの評価額を得るまでに非常に長い期間、多くは10年以上をスタートアップとして過ごしている。これはSnapchatやPinterestとは比べものにならないくらい長い期間だ。

TechCrunchはNational Venture Capital Associationが収集したデータを検討したが、今年の第1四半期から第3四半期までに7億ドル弱がユタのテクノロジー・スタートアップに投資されている。

ユタに投資したこうしたベンチャーキャピタリストの狙いはもちろん高配当だ。教育テクノロジーのスタートアップ、Instructureは昨年上場した。 Domo、 Pluralsight、InsideSales.comの3社も間もなく後に続きそうだ。2016年には相当数のユタのスタートアップが上場を果たすに違いない。

InstructureのCEO、 Josh Coatesは「ユタのエコシステムは信じられほど急速に拡大している。ユタには現在5、6社の極めて活気あるテクノロジー企業が存在するが、いずれも近く上場を果たす準備ができている」と言う。

Smithがわれわれに語ったところによると、Qualtricsも来年か再来年には上場するという。「あらゆる面でそうなるだろうという兆候が見える。いずれにせよ、われわれは上場企業として自らを律している」とSmisthはTechCrunchに語った。

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スーニコン―「すぐにユニコーンになる」存在

一般のメディアの注目を引かないステルス的スタートアップにも検討を要する存在が多数だ。Entrataは不動産管理ソフトの企業で、そう聞けば想像がつくとおり、AirbnbやUberのような分かりやすい派手な存在ではない。しかし同社には通年換算で1億ドルの売上があり、しかもこれまでベンチャーキャピタルの支援を全く受けていない。完全に自己資金のみで運営されている。

紙の健康情報をデジタル化することを目的とするユタのスタートアップ、Catalystは最近5億ドルの評価額でベンチャー投資を受け、ユニコーンへの道の半ばまで来た。これまで総額1億6500万ドルの資金をユタ内外のベンチャーキャピタリストから調達しており、これにはユタきっての大手ベンチャーキャピタル、Sorenson Capitalも含まれる。手元資金の総額は10億ドルを超えるだろう。

エンタープライズの成長も有望

ユタの成長の大きな部分は大企業の成功のせいでもある。これまでユタの大企業はスタートアップ以上にメディアや投資家の注目を引くのが難しかった。注意を引くにはきわめてど高い利益を産み出すか巨額の評価額を獲得する必要があった。

「当地の大企業にはSnapchatのような爆発的急成長もAmazonのような持続的巨大化も難しい。そいう土地ではないのだ。しかし投資家がユタの企業をじっくり検討すると、満足して次の会社、またその次の会社と投資すjることになる」とSmith。

ベンチャーキャピタルのAccelはQualtricsだけで7000万ドルを投資している。Accelはまたユタのフラッシュメモリー・メーカー、Fusion-ioにも投資中だ。

「ほぼすべての主要なシリコンバレーの投資家がユタを注視している」とElkingtonは言う。

「ユタの企業文化は長続きする会社を育てる」Skonnardは胸を張って主張する。

F画像: Andrew Zarivny/Shutterstock

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Pixarなども顧客とするクリエイティブ教育のDigital-Tutorsがデベロッパ教育の大手PluralSightに買収

【抄訳】

PluralSightはソフトウェアのプロフェッショナルたちのための教育訓練企業として2004年に創業、2008年にオンライン化したが、近く、クリエイティブ方面の教育訓練サービスDigital-Tutorsを4500万ドルで買収する、と発表した。

Digital-Tutorsを買収することによってPluralSightには、これまでなかったメディアやデザイン関連のコースがおよそ1500ほど加わる。現在のPluralSightには、プロのデベロッパ向けの教育訓練モジュールが3000あまりある。

このところソフトウェアの教育訓練という業種分野には合従連衡のブームがあり、買収等を通じて、今までよりも大きくなって市場を有利に支配したいという動機が伺える。買収に動くのは主に、これまですでに資金状態が良くて大きくなっていたところである。

ソフトウェア技術の世界は技術の革新や変化が常時激しいので、プロたちもコンスタントに勉強せざるをえない。そこで情報技術のための教育訓練サービスが、ビッグビジネスになるのだ。Global Industry Analystsの予想によると、ソフトウェアと情報技術に関してプロたちを教育訓練するための支出は、2015年には1070億ドルに達する。

PluralSightと似た動きを見せているのが、今月初めにカナダのオンラインプログラミング学習サービスCompilrを買収したLynda.comだ。Lyndaもオンライン学習サービスの大手だが、これまで同社になかったプログラマ~デベロッパを育てるコースを、この買収により手に入れたのだ。

“この業界の最近の傾向は、投資家にとっても、また市場の顧客にとってもより明確で分かりやすい業態に脱皮することだ”、とPluralSightのCEO Aaron Skonnardは語る。“今はMOOCが注目を集めているが、その多くは収益化で苦労している。そして、財務基盤が堅固で良いアイデアを持っているところが、そうでないところを取り込んで、より肥大しようとしている”。

PluralSightにとってオクラホマシティのDigital-Tutorsは、ここ8か月で4つめの買収だから、上述のSkonardの言葉も真に迫っている。Digital-Tutorsの顧客には、PixarDreamWorks Animation、 and Rockstar Gamesなどの企業や、大学、そして個人のプロフェッショナルたちが顔を揃えている。なお、今回の買収により両社の既存のユーザは、お互いに相手企業の教材に現在の料金のままでアクセスできる。Digital-TutorsのファウンダでCEOのPiyush Patelは、Pluralのクリエイティブ担当VPになる。

PluralSightがこのところ総額1億ドル近くを投じてかき集めた4つの買収企業のうち、残る3社は、デベロッパにオープンソース関連のコースを提供しているPeepCode、スクリーンキャストを利用してプログラマを教育していたTekpub、そして企業のITスタッフを育てるTrainSignalだ。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


デベロッパ教育訓練企業もMicrosoft/Windows偏重から脱出して現代化未来化へ転身

プロのデベロッパに対する教育訓練のための各種リソースを提供するPluralsightは、今年の初めにInsight Venture Partnersからの2750万ドルの資金調達を発表したが、このほどそのお金を、実際に当初の目的どおりに使うことになった。MicrosoftやSalesforce、Twitter、Facebook、Dell、HP、Intel、Disney、EMCなどが利用している同社は、同じくデベロッパ教育のためのリソース、とりわけビデオによるチュートリアルを提供しているPeepCodeを買収した。ここには、Ruby、Node.js、JavaScript、Unix、Git、CSS、RSpec、データベースなどなど、さまざまな技術を対象とする教材が揃っている。

全額キャッシュによる買収だが、その額は公表されていない。しかしこの買収によってPluralsightのオンラインライブラリには新たにおよそ100の新しいコースが加わることになり、とりわけ、相当量のオープンソースコンテンツが増加する。今では、プロのデベロッパの多くが、オープンソースの技術およびツールと親しい仲になりたいと願っているから、絶好の買収だったと言える。

“PeepCodeはオープンソース界隈でもっとも尊敬されている名前の一つだ。そのクライアントにはGitHub、AT&T、Yammerなどが顔を揃えている”、とPluralsightのCEO Aaron Skonnardは語る。“これまでのPluralsightの顧客ベースは、顔をもっぱらMicrosoftの方に向けているエンタプライズが中心だった。今回の買収はPluralsightに、本格的なオープンソースプログラマの学習リソースとなっているコンテンツを与える。また、それらを支えている人材も得られる”、と彼は述べた。

2004年に創業されたPluralsightは最初の3年間、物理的な教室を使うデベロッパ教育を提供していたが、その後オンラインに方向転換した。今日の同社は数百ものコースを抱え、プランは個人、モバイルユーザ、企業、エンタプライズなどに分かれている。これまではMicrosoftの技術に強い教育企業だったが、そのほかSalesforce、Java、Android、iOSなどのプラットホームのための教材や教程も提供している。

今年の初めにSkonnardは、新たに得られた資金を教材/教程の一層の多様化に充てていきたい、と言っていた。そのとき具体的に構想していた開発プラットホームは、TwitterやFacebookのようなソーシャルプラットホーム、Java、Android、Ruby、PHP、Python、そしてAmazonのAWS、Google App Engine、Windows Azureなどのクラウドプラットホームだ。

PeepCodeには、それらのコンテンツが部分的にあり、またそのビデオコースの有料ユーザが数千人いる(ビデオ5本で55ドル、10本で99ドル、無制限で199ドル)。それらのビデオは、デスクトップからモバイルまでどんなデバイスからでも見ることができ、またオフラインで見ることもできる。

これらの顧客が、これからはPluralsightのユーザベースに加わる。その総数は、150か国30万名におよぶ。

さらにPeepCodeは、ビデオ教材/教程コースを作る数十名の教材制作者を抱え、彼らに指導料とロイヤリティを払っている。その点はPluralsightも同じで、Peepの数十名がこれからはPluralの150名の教材制作者の仲間に加わることになる。またPeepCodeのファウンダGeoffrey Grosenbachは、Pluralsightにおいてオープンソース開発を担当するVPになる。

Skonnardの予定では、両社の教材ライブラリの統合に数か月を要する。その後はコース数が650あまりになり、受講の方式は一本化される。

また、経過措置として、PeepCodeの既存のユーザに対し、Pluralsightの料金体系に対する“両替システム”が提供される。たとえばPeepのビデオ教材5本プランを買っていたユーザは、Pluralで一定時間のコースを受講できることになる。

向こう数か月は両サイトとも現状のまま運用されるが、そのあとは、PeepCode.comがPluralsight.comへリダイレクトされる。

今回の新コースの追加により、来年以降のPluralsightの売上の成長は三桁ペース(伸び率数百パーセント==倍増、倍々増)を維持する、とSkonnardは豪語している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))