USB経由のスマートフォン充電をスピードアップするPractical Meter

スマートフォンのUSB経由の充電をスピードアップするちょっといいツールを紹介しよう。充電に使うUSBポートにPractical Meterを差すと、内蔵インジケーターに充電速度が表示される。製作者たちが挑戦した課題は、USBのポート毎に充電速度が大きく異なることだった。速度は、充電する端末、USBポート、使用する接続ケーブルによって変わってくる。しかし、通常この違いはユーザーに知らされない。

Practical Meterは、今使っている組み合わせの充電能力を ― 携帯電話の電波強度風に ― 表示し、スマートフォンが1時間でフル充電されるのか4時間かかるのかを知ることができる。iPhoneを充電する時のPractical Meterの表示例がこれだ。

Practical Meterは、Kickstarterの目標金額1万ドルをすでに達成し、3200人の支持者を得てキャンペーン期間をまだ20日以上残している。出荷時期は9月の予定だ。価格は1台19ドルで、充電性能をアップする3イン1ケーブルが付属している。このケーブルには、Apple30ピン、micro USB、およびmini USBのコネクターが付いているので、様々な機器で利用できる。

3つのコネクターはそれぞれ、充電速度を最大限にするための回路を内蔵している ― つまりケーブルだけでも充電性能を上げることができる、と開発者たちは言っている(ケーブルのみの価格は7ドル)。

Practical Meterの別の利用方法として、ソーラーパネルと併用し、最大の充電速度が得られるパネル位置を見つけるのに使うことが考えられる。この装置はタブレットの充電速度を知るためにも使えるが、開発者らは電流1000 mA(1アンペア)までしか測定できないことを指摘し、こう付け加えた。「われわれの充電装置を使えば、パソコンやノートPCからiPadに、5ワット、1000 mAの電流を引き出せる。目標は高く10ワットバージョンを期待していてほしい」

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(翻訳:Nob Takahashi)