米政府が新型コロナ検査サイトをVerilyと構築、トランプ大統領はGoogleと勘違い

米国時間3月13日のホワイトハウスでの記者会見で、トランプ大統領はGoogle(グーグル)と協力し、COVID-19こと新型コロナウイルス感染症のチェックサイトを構築していると発表した。

しかし後に、これはトランプ大統領の勘違いだと判明した。サイトを構築しているのはグーグルではなくVerilyだ。開発は初期段階で、まずベイエリアにてロールアウトされる予定だ。進捗状況はこちらのサイトで確認ができる。

以下は、修正前の記事の内容となる。参考程度に掲載しておく。

詳細は明かされていないが、ユーザーが症状を入力し、追加のテストが必要かどうかを判断するのがサイトの狙いのようだ。トランプ大統領によると、グーグルでは1700人のエンジニアが開発に関わっているという。

ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策コーディネーターことDobbie Brix(デビー・バークス)氏によると、ユーザーは新しい検査用ウェブサイトにログインし、アンケートと危険因子に関する項目を記入し、その後に「ドライブスルーテスト」へと案内される。

なお、グーグルがどのようなデータを収集するのか、あるいはログインが必須となるのかは不明だ。グーグルとの連携は、ホワイトハウスが立ち上げたWalmart、CVS、Walgreensなどを含む、大規模な民間部門との連携の一部である。

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(翻訳:塚本直樹Twitter

元ハッカーが初めて米大統領になるかもしれない

民主党の大統領候補Beto O’Rourke(ベト・オルーク)氏が、数十年前の悪名高きハッキンググループのメンバーだったことを明かした。

この元下院議員はテキサスのハッカーグループ「Cult of the Dead Cow」のメンバーだった。このグループはインターネット時代の初期のハクティビズム(Hacktivism、政治活動社会活動などを含むハッカー主義)に影響を与えたことで知られ、Windowsをハッキングするコードを作った。1990年代にはインターネットを抗議運動のためのプラットホームとして利用し、人権の重視を訴え検閲を非難した。その多くのリリースの中では、リモートアクセスとアドミニストレーションのツール「Back Orifice」がとくに有名だ。

このハッカーグループの一件を報じたロイターの記事によると、当時のオルークのハンドル名は「Psychedelic Warlord」だった。

彼はその後政治家への道を進み、2005年にエルパソ市の市会議員に当選してからは、ハッカーグループのメンバーだったことが自分の政治家としての成長を傷つけないか心配するようになった、という。グループのメンバーたちはオルークの秘密を護ったが、彼自身はロイターに、グループとの縁を認めた。

ロイターは彼を「米国の政治史における最も傑出した元ハッカー」と記し、その彼は米国時間3月14日に、米大統領に立候補すると発表した。

もしも彼がホワイトハウスを勝ち取ったら、彼は初めてのハッカー大統領になる。

オルークの履歴を見ると、アメリカが現在直面しているテクノロジーの問題にこの候補者がどのようにアプローチし、どのように問題を理解するかわかる気がする。テクノロジーに関して、かなり本格的な知識と理解を持った人が二大政党から大統領選に出馬するのは、これがほとんど初めてだろう。彼なら、テクノロジーが持ち込む良い面と諸問題に、政策のレベルで厳しく配慮し対応できるのではないか。

「インターネットには民主化する力がある、と思っている。私の個人的経験から言っても、インターネットは人の生き方を変える。そしてインターネットの上では、アイデアと技術を分かち合う国中の人びとの途方もない知性を有効に利用できる」。オルークはロイターにこう語っている。

この46歳氏はまだ支持者たちに、この新たな発覚について述べていない。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

ゲームコミュニティー、フロリダ銃乱射事件を悼む

フロリダ州ジャクソンビルで開催されたMadden 19ゲーム大会で起きた銃乱射事件の後、射撃犯と犠牲者の身元が報道で明らかになったことを受け、オンラインゲーム・コミュニティーからコメントが寄せられている。

警察によると銃撃犯は24歳の白人男性でオハイオ州ボルチモア出身とみられている。

オンライン情報によると、銃撃犯に射殺された被害者はロサンゼルス出身のElijah Clayton、ハンドル名True_818、およびハンドル名Spotmeplzzで妻子のある男性,Taylor Robertsonの2名だ。

ウェストバージニア州バラードのRobertsonは、Maddenコミュニティーで18回ゲームをプレイした。

ジャクソンビル警察は今晩の声明で、銃撃による死亡者が銃撃犯本人を含む3名だったことを確認した。報道によると、地元病院に運び込まれあるいは自ら来院した負傷者11名の容態は安定している。

「このおろかな暴力行為の被害者とその家族に心から哀悼の意を表する」とジャクソンビル消防署のKurtis Wilson署長が語った。

ナショナル・フットボール・リーグは銃撃事件を受け、被害者に哀悼の意を表した。

この日ゲームコミュニティーは多くの時間をオンラインで過ごし、ジャクソンビルで起きた悲劇の事実を受け入れた。

他のEスポーツプラットフォームも、悲劇に思いを馳せた。

この事件は、今年米国で起きた少なくとも7回目の銃乱射事件だ。Mother Jonesのデータによる。またこれはパークランド高校の事件に続く、フロリダ州で過去6ヶ月間に起きた2度目の銃乱射でもある。

乱射事件のニュースの後、支持者たちはそれぞれの擁護の立場を明らかにした。NRA(全米ライフル協会)の専門家らは、セキュリティー強化と、銃を隠さずに持ち歩くこと(open carry)が認められている州での銃砲所持禁止区域の廃止を求めた。一方、銃規制支持者らは、より厳格な銃規制法の制定によって、セキュリティー強化や銃砲所持禁止区域の必要性がなくなると指摘している。

被害にあった11名は病院で回復に向かっている。彼らを襲った24歳はビデオゲーム大会での自分の成績に絶望して自ら命を絶った。そして同じ理由でふたりの命を奪った。おそらく今彼らは支持者らの言葉を聞いていない。

トランプ大統領は、ジャクソンビルの事件に触れたが、未だに声明を発表していない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

トランプ大統領、安全メガネを外して日食を見る

ドナルド・トランプは安全メガネをかけて、今日(米国時間8/21)米国を横断する日食を見ていた ―― 少なくとも最初は。観察の終わりが近くなると、大統領はあのへんてこなメガネをかけていたことを忘れたかのように、メガネを取り去り直接太陽を凝視した。それは、賢明な人間のすべきことではない ―― 日食でもそうでなくても。

彼が行動に出たとき、トランプの側近は「見ないでください!」とまで叫んだが、効果はなかった。安全メガネを外して空を見上げた最高司令官は、目を細め、見てはいけないと言われていたものを指差しもした。

きっと彼は熱烈なU2ファンに違いない。たぶん、盲目になりたいのだろう ―― 見たくないものを見つけるのが怖くて。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Penceのような副大統領はアメリカのイノベーションの文化の構築にとって害になるだろう

WESTFIELD, IN - JULY 12:   Republican presidential candidate Donald Trump greets Indiana Gov. Mike Pence at the Grand Park Events Center on July 12, 2016 in Westfield, Indiana. Trump is campaigning amid speculation he may select Indiana Gov. Mike Pence as his running mate. (Photo by Aaron P. Bernstein/Getty Images)

【抄訳】〔長い記事なので、いちばんメインの問題(==差別)だけを訳出します。〕
Donald本人のツイートによって、インディアナ州知事Mike PenceがDonald Trumpの副大統領候補になることが公式に決まった。しかしPence知事のテクノロジー産業に関するこれまでの政策は、なるべくおだやかな言い方を心がけても、拙劣だ。

自分のテクノロジー政策をかさ上げする必要性を知っていると思われる知事は、彼が選ばれる直前まで、インディアナ州のための彼の“新しい”イノベーションと起業家育成プランを声高に宣伝してきた。それらのイニシアチブは今週スポットライトを浴びたが、でもそれは、多様なコミュニティの安全を保証することを当の知事がプライオリティとして掲げないことと、著しい対照を成しているように見える。その保証を求める闘争が深刻化して、SalesforceやAngie’s Listなどのテク企業も巻き込まれ、インディアナ州はこれまでの数百万ドルの投資の成果を失ったのだ。それらの投資が戻ってくる保証も、今のところはない。

【中略】

知事は、Salesforceは自分が誘致した、州の雇用に貢献した、と自慢する。しかしPenceの在任期間中にSalesforceのCEO Marc BenioffがIndiana州の社員に払った 給与額はわずか5万ドル程度であり、その後社員たちは州外への転勤を望んだ。彼は、社員がインディアナ州に出張しなければならない業務を、すべてキャンセルした。

なぜ企業のCEOがそんなことをするのか? Pence知事はReligious Freedom Restoration Act(RFRA)(宗教の自由回復法)を支持し、そして署名した。この法律は、自分の宗教的自由がLGBTQの安全と受容のために脅(おびや)かされている、と信ずる個人の権利を保護する。下のビデオは昨日(米国時間7/14)SalesforceのBenioffがリツイートしたものだが、その法の意図がLGBTQのコミュニティを差別することにあるのかという主旨の質問に、知事が回答を拒否している。

Marc Benioffのツイート: [ゲイに反対で差別を支持するMike Pence。彼は1年前、全国的にLGBT差別をプッシュした。]

SalesforceやAngie’s Listなどのテク企業は、RFRAに強力に反対している。Salesforceが同州では事業を今後拡大しない、と脅(おど)したためPence知事は、LGBTQのコミュニティに対する差別を擁護するためにこの法を利用することを防ぐ、という“修正”に署名した

この問題がとくに厄介なのは、Pence知事が自分を、テクノロジーの味方、Salesforceの味方として売り込んでいることだ。Salesforceは、シリコンバレーに対抗してシリコンプレーリー(prairie, 大草原)をインディアナ州に作るという、Pence知事の促成栽培のような進歩的政策に惹かれたわけではない。Salesforceは2013年にインディアナ州のメールマーケティングソフトの企業ExactTargetを、その優れた製品とスケーラビリティに惹かれて買収したのだ〔州の企業誘致で来たのではない〕。その結果同社はインディアナ州に大きな支社を置くことになり、3000名の社員を求めた。州政府は同社の雇用創出への報酬として税を優遇したが、友好的関係はそこまでだった。

しかし小さな企業はもっとまずい。Salesforceなどと違って、できたてほやほやのスタートアップには、Salesforceがやったような、大企業の威力で社員たちを守る力がない。インディアナ州は、起業家を育成するだけでなく、高成長のハイテク企業が州から逃げ出さないための政策を必要とする。300万ドルのインキュベーション資金で新進のファウンダーを惹きつけるのは簡単だが、それだけでは今後の州間競争に勝てる保証はない。彼らの資金調達額が大きくなり、口コミが広がると、競争力のなかった若い企業が、強い競争力を持つようになり、資金・政策等の環境次第では、インディアナ州に固執しないようになる。そこに、シリコンバレーの投資家たちが、その鷹のような目をつけるに決まっている。

インディアナ州に必要なのは、スタートアップが州に長期的にとどまりたいと思うような、環境と政策だ。

【中略】

インディアナポリスのビジネスコンサルタント企業Visit Indyによると、州ではなく当市だけでも、RFRAによる企業投資の損失は6000万ドルを超える。Angie’s Listはインディアナ州における4000万ドルの事業拡張計画を凍結した。インディアナ州も、州知事がPenceでさえなければ、すばらしいテク企業を何社でも誘致できたかもしれないのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

時計を作って逮捕された工作少年、カタール財団の招待を受け移住へ

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Ahmed Mohamedはカタール財団の招待を受け、同財団の青少年イノベーションプログラムに参加する。Mohamed一家はホワイトハウスのイベントでオバマ大統領と会ってから約24時間後の今日、移住を発表した。

Ahmedは先月、学校職員が警察に通報し、手作りデジタル時計を学校に持ってきたために逮捕されたことで一躍インターネットの有名人になった。職員らは、その時計(立派なケースに入っていた)を爆弾と見間違えた。Ahmedは校内で警察の尋問を受けたと言った。まもなく彼は転校した。

この若きメーカー(作り手)の話は、Mark ZuckerbergからAlexis Ohanian、オバマ大統領まで、あらゆる人々の注目を浴びた。ハッシュタグの #IStandWithAhmed はすぐにトレンドとなり支持者は急増した。1ヵ月と少しの間に、ハッシュタグは400万人以上のTwitterユーザーに届いたとKeyholeのデータは示している。

Ahmedは昨日、ホワイトハウスの天体観測イベントに数百人の生徒や先生と共に訪れ、オバマ大統領とも短時間面会した。

彼の家族の引越しは、カタール財団が発行したプレスリリースで今日発表された。Ahmedは文中、「カタール財団の提案には何もかも感謝していてキャンパスは本当にすばらしい。科学やテクノロジーに興味を持つ他の子供たちとも会える。そこで多くのことを学び大いに楽しめると思っている」と語った。

幸運を祈る、Ahmed、作り続けろ!

【下の画像が表示されない場合は、リンクをクリックしてみてください】

SO HAPPY, I CANT BELIEVE THAT I MET THE #president of THE #UNITEDSTATES!!!

Ahmed Mohamedさん(@official_istandforahmed)が投稿した写真 – 2015 10月 20 9:58午前 PDT

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

年内上場を目指すSquareがアメリカのウーマンパワーの象徴、元ブ大学長Ruth Simmonsを取締役に迎える

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Squareが今日、強力な役員を一人迎えた。ブラウン大学(Brown University)の前学長Ruth Simmonsだ。ブラウン大学に11年務める前の彼女は、Smith College(スミス大学)の学長として、アメリカの女子大としては初めて、工学部を開設した。

SquareのCEO Jack Dorseyは、プレスリリースでこう述べている:

Ruthは何世代もの若者たちに、自分の夢を追求する気力を与え、彼らの前に立ちふさがる障壁を破壊し、彼らのコミュニティの精神的な支柱となった。彼女は同じ情熱をSquareにもたらし、顧客を代表してその意思をわれわれに伝えるはずである。彼女を弊社の取締役会に迎えたことを、誇りに思う。

Squareが年内に上場するという噂が賑やかだし、最新の噂は、すでに申請書をSECに出したと言っている。今回の新役員人事は、上場を目指す企業にふさわしい強力な一手だろう。

同じプレスリリースで、Simmonsは述べている:

最良の企業はその強さを、企業理念と顧客から得ていることを、私は経験的に知っています。Squareはつねに顧客第一主義であり、繁栄するためのツールを作り提供して、彼らを一層力強くしています。チームがその重要な目標に向かってさらに前進できるよう、お手伝いしたいと願っています。

下のビデオではSimmonsが、変わりゆく社会における人間の力について語っている:

Simmonsは現在、Texas InstrumentsとChryslerとMondelezの取締役でもある。彼女は、Dorsey、Roelof Botha、Earvin “Magic” Johnson、Vinod Khosla、Jim McKelvey、Mary Meeker、Larry Summers、そしてDavid Viniarらと共に、Squareの取締役会に加わることになる。

本誌TechCrunchの同僚たちは、2013年にSusan Desmond-HellmanがFacebookの取締役会に加わったことに、とてもよく似ている、と言っている。彼女はFacebookに、新しいユニークな視野を、同社がそれをもっとも必要としているときに、もたらした。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Hillary Clintonがまたメールでドジ: 立候補公式発表より前に側近がメールでネタばれしていた

AP HILLARY CLINTON TWITTER I FILE MLT

Hillary Clintonが大統領への立候補を公式に表明した。すなわちClintonは今日(米国時間4/12)の午後Twitterで、2016年の合衆国の大統領選への参戦を表明した。ここ数年、立候補は確実と思われてきたが、その推測が事実に変わった。

しかしそのツイートは、Clintonの側近John Podestaが2008年の選挙戦でClintonを支援した人たちにメールを送った後にポストされた。そのメールは、政治記者たちが木曜日(米国時間4/9)以来予期していたものを、いわば“ネタばれ”してしまった:

Hillary Clinton presidential bid

Clintonがメールでつまずいたのはこれが初めてではない。先月のはじめには、彼女が国務省で執務中に、政府のアカウントではなく自分の個人的なメールサーバを使ったことが明らかになった。この件がホットに報道されている間は、それは来たるべき大統領選の妨げになると騒がれたが、ニュースは意外と早く引き潮になった。

Twitterのツイートに加えてClintonのチームは、すでに選挙戦のための公式サイトを立ち上げていた。そこには、選挙民にClintonの人物像を知ってもらうための経歴書的なページもある。

今日の発表に投じられた“建設的批判”は、キャンペーンのロゴに関するものだ:

[Hillaryのキャンペーンロゴは運送会社みたいだ。]

[Hillaryのロゴは大きな赤い矢印が候補者の名前hillaryclintonを指している。おかしなデザインだ。]

もちろん、ソーシャルメディア上に彼女の選挙戦への厳しい批判が登場するのにも、時間はかからなかった。支援者へのメールが送られた数分後には、アンチHillaryのハッシュタグがTwitte上に嵐を喚(よ)んだ:

[Clintonのキャンペーンがローンチして15分後に、”Hillary Clinton”よりも人気が高くなったTwitterの唯一のトレンドは#WhyImNotVotingForHillaryだ。]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa