写真フィルターのPrismaに便利な‘ストア’ができた、スタイルの自作機能も新設

写真のフィルターを提供しているPrismaが、今週のアップデートで、同サイトの新しい閲覧方法を発表している。また一部のユーザーは、自分独自のスタイルを作ることができる。

新しい閲覧インタフェイスのことを同社は“ストア”と呼んでいるが、ユーザーがそこでお金を払うわけではない。このストアはむしろ、新しい閲覧方法のことで、とくにPrismaが次々の新たに加えていくスタイルが、分かりやすい。

同社によると、“今あるスタイルは44種だけど、これを全部スクロールして見ていくのはユーザーにとって、ちょっときつい。好きなのを見つけるために、嫌いなのをたくさん見なければならない。でもこれからは、本当に好きなスタイルだけをダウンロードできる”、のだ。

また、非常にアクティブなユーザーには、自分独自のスタイルを作るためのデスクトップツールを提供する。使い方は、まず新しいスタイルにしたい写真をアップロードし、それからそこに、コンテンツやスタイルのさまざまな“重み”を加えていく。本誌TechCrunchのライターNatasha Lomasの体験によると、アップロードして処理して結果を検討する過程は、けっこう時間がかかるそうだ。でも同社は、“まあ1時間ぐらいだよ”、と軽く言っている。

上のビデオで、Prismaの新しい機能を見ることができる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Facebookがライブ配信用の拡張現実自撮り機能「Masks」をローンチ

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Snapchatをコピーし、MSQRDの買収に資金を注ぎ込み、そして今日Facebookはついに「Masks」(マスク/仮面)という名の拡張現実自撮り機能を、メインアプリに組み込んだ。ハロウィンをテーマにした骸骨、魔女、そしてカボチャのマスクを手始めに、この先Facebookユーザーはライブを行う際に特殊効果を使うことができる。

Masksは同時に、Facebookをよりモダンに感じさせ、ユーザーをライブ配信に誘い、そして配信中の自意識を和らげてくれる役割を果す。

この機能は本日まず米国、英国、ニュージーランドのiOSユーザー向けに提供され、iOS版Facebook Mentionsを使う公人たちにも開始される。Facebookによれば、「数ヶ月のうちに」Androidと他の国々にも公開されるということだ。

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Facebookはまた、期間限定のハロウィン版「いいね!」絵文字ボタンを提供する。たとえば普通の「うけるね」絵文字の代わりに「うけるね魔女」、「すごいねゴースト」、「悲しいねフランケンシュタイン」、そして「ひどいねジャックオーランタン」といった具合だ。ユーザーはハロウィン期間中、この「いいね!」ボタンを通常通りタップしたり長押ししたりして使うことができる。

Facebookは3月にMSQRDを買収した。そしてカナダとブラジルで類似のテクノロジーを、オリンピックをテーマにしたMasksと共に、従来の写真やビデオの加工のために提供し、簡単な試験運用を行った。また7月には、FacebookはユーザーがMSQRDアプリの内側からのライブを行えるようにした。

しかし本日の発表は、MasksのFacebookへの本格的展開を告げるものだ。そのクリエイティブツールへの注力によってこの機能は、Snapchatに比べると古臭くて退屈なFacebookを、再活性化できる可能性をもっている。Masksは、ユーザーをぎこちない感じにしてしまうかもしれない、ライブを行う際の気後れも減じてくれる。同じ理由で、Facebookはライブカラーフィルタと、Prismaのように場面がアートのように見えるようになる「AIスタイル変換ライブビデオフィルター」のプロトタイプを追加した。Masksを使えば、本当に顔を覆い隠すことができるので、どのように見えるのかに関する心配をする必要がなくなる。

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Masksを試着するためには、ユーザーはそのタイムライン、ニュースフィードまたはページ上のボタンでライブビデオ放送を開始すればよい、そして左上の魔法の杖をタップすればFacebookの特殊効果群が現れる。Masksのアイコンを選択したあと、ユーザーはオプションをスクロールして、自分の顔の上で見るためのものをタップで選ぶことができる。Snapchatが以前必要としていたような、拡張現実を活性化するために顔の上をタップして長押しする必要はない。

開始から12年が過ぎ、皆の親も参加するようになって、Facebookはかつての奔放な大学での成長の日々から引き継いでいるクールなセンスを、なんとか守ろうと躍起になっている。17.1億人によって使われているという単純な事実は、排他性を否定し、かつSnapchat、Musical.ly、そしてHousepartyなどの新しいソーシャルアプリから得られるかもしれない、カーブの先に回り込む刺激的な先進性をも否定するということを意味している。

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しかし、Facebookは、おどけたクリティティブツールを提供し、単にテキストの状況報告や、赤ん坊の写真や、婚約のお知らせだけではないのだとアピールすることによって、他の場所への移動を必死になって食い止めようとしている。今年初めのThe Informationの報告によれば、FacebookはニュースフィードでInstant Articles(インスタント記事)が優勢になるに従って、オリジナルコンテンツの共有数のかなりの減少に直面している。

問題の本質は、人びとは多くの場所でニュースを読むことができるが、Facebookはあなたが「友達」と一緒に何かをするための拠点となることによって繁栄していくということだ。ハロウィンは歴史的に、Facebookにとって最もアクティブなシーズンの1つで、誰もが各々の仮想写真を交換するときだ。だからFacebookが未来のビジュアルコミュニケーションに対するビジョンを発表するのには完璧なタイミングなのだ。

Snapchatは、消費者のための拡張現実を始めたと言うことができるだろう、しかしFacebookはそれを拡張したいと考えている。

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(翻訳:Sako)

PicsArtがPrismaのような魔法効果を写真と動画に加える

PicsArtは本日、新しい1対のiOSアプリを発表した。携帯電話の中の視覚を刺激する道具箱の中に、写真ビデオに対してPrismaのような効果を持つアプリが追加される。同社はまた、ユーザーが8000万人に達したことも発表した。写真とビデオのサポートに加えて、同社はRemix Me(リミックス)機能も発表した。これは加工した写真を社会的実験に使おうとするもので、今は消滅してしまった{0Dubble appで私たちが見たものと、どことなく似通ったものである。

絵から「ああ、よくその素晴らしいではありません」へ

写真を「わあ、これは凄いね」と言わせるものへ

Prismaに似ているが、より良くて速い

Prismaが、その畳み込みニューラルネットワークを用いた「写真を可愛く加工するアプリ」を公開したとき、世界中が大騒ぎになった。それはもっともなことだったが、そこで使われていた基礎技術はそれなりの期間オープンソースとして公開されてきたものであった、そのため計算指向コンピュータグラフィックオタクたちの多くにとっては、この騒ぎが何のことかよく理解できなかったのだ。PicsArtも類似のコンセプトを採用したが、もっと格好良いユーザーインターフェイスと、クラウドではなく携帯電話の中での処理を追加した。後者によって処理はぐんと速くなり、主観的ではあるがPrismaのものよりも処理結果も優れたものとなった。

「私たちはそれをAIで動作する、完全にカスタマイズ可能な写真とビデオエフェクトだと考えています」同社の製品マーケティングとコミュニケーション担当ディレクターのNathan Tylerはこう述べた。「私たちはそれらをMagic Effects(魔法効果)と呼んでいます。なぜならそれらは写真を分析し、そのあと新しいアーティスティックなスタイルで、僅かな時間のうちに再描画するからです。まるで魔法のようです。他のAIを使った写真エフェクトとは違って、これらはPicsArtの3000以上の編集機能を使ってカスタマイズすることが可能です」。

「ああ、上に来て、「oohのその素晴らしいではありません」から、あなたは今披露しています!「

「わあ、これは凄いね」から「おお凄い。見せつけてくれるじゃないか!」へ

ビデオに焦点を当てた方のアプリはMagic Videoという名前だ。これはPicsArtの写真アプリと同じ技術を使っているが、違いは多くの写真が素早く連続して魔法の(息を呑む)動画として再生されることだ。

PicsArtはもともと数年前にAndroid専用アプリとして始まったが、今回はiOSユーザーが1対のアプリを最初に手にすることになった。とはいえ、同社のボスたちはAndroidのバージョンは、もうすぐ角を曲がってくるところだと請け合っている。

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(翻訳:Sako)

一挙に5000万ダウンロードに達した大人気のアートフィルターアプリPrismaにオフラインモードが登場

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アートフィルターアプリで一大センセーションを巻き起こしたPrismaは、この夏の2か月でそのiOSAndroidアプリのダウンロードが、無から驚異の5500万あまりへと急拡大した。そしてこのたびPrismaに、オフラインモードが誕生し、サーバーに接続しなくてもほんの数秒で、あなたのスナップ写真をムンクの絵みたいに変えてしまえることになった。

本誌TechCrunchがPrismaのローンチを記事にした6月に、CEOで協同ファウンダーのAlexey Moiseenkovは、ニューラルネットワークを使ってスマートフォンの写真を美術的フィルタを通した画像に変えている、と説明した。その多種類のフィルタを備えたニューラルネットワークは、サーバーの上で動いている。

しかし今回は、一定数のフィルターを選ぶことによって、そのたいへんな処理をユーザーのスマートフォンでできることになった。数百万のユーザーへとスケールするための方法としては、これもありだろう。

Moiseenkovによると、今デバイス上にあるのは16のフィルタだ。もちろんそれは、ユーザーのiPhoneの上でニューラルネットワークが動かしているのだ。

あなたの予想通り、数百万のユーザーで混みあうクラウド上よりも、オフラインの方が速い可能性がある。もちろんスピードは、スマートフォンのハードウェアの性能にもよる(私のはiPhone 6sだ)。

Moiseenkovによれば、まあまあなのはiPhone 5s以上、それより遅い機種ならサーバーにアクセスした方が速い。ここらが、このオフラインモードの限界だ。

彼が美術的な処理のアルゴリズムをモバイル上で提供したいと考えたとき、そのアルゴリズムはネット上では非常に遅かった。そして処理を最適化した結果、インターネットに接続したスマートフォンの上で、Instagram世代の連中に、インスタントに満足感を与えられるまでになった。

スマートフォン向けの最適化は今でも続けられていて、近いうちに、iPhone 5s以上の機種ならすべての処理をデバイス上でできるようになる、と彼は語る。

オフライン機能がAndroid機に来るのは、たぶん2週間後、だそうだ。

そのほかにPrismaのチームは、ビデオのフィルタリングに取り組んでいる。Moiseenkovによると、それは今月内の立ち上げもありえ、という。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

AI利用の写真アート化アプリ、Prismaが大ブーム―大手ソーシャルメディアが買収?

2016-07-20-prisma

Prismaはユーザーが撮った写真を簡単にピカソやモンドリアンの描いた絵のように変えてくれるアプリで、 AppleのApp Storeのアプリのチャートのトップにいきなり躍り出た。今日(米国時間7/19)、Prismaは非公式にAndroid向けベータ版のアプリケーション・パッケージ(APK)を公開した。さて、この超ホットなアプリを作ったスタートアップの今後はどうなるのだろう?

われわれはPrismaが投資家と資金調達に関して話し合っているとう情報をつかんでいる。しかしPrismaにとってはFacebook/InstagramあるいはTwitter、Snapchatといった有力なソーシャルメディアに買収されるほうがメリットが大きいかもしれない。

私はPrismaの共同ファウンダー、CEOのAlexey Moiseenkovに今後の動きを尋ねてみた。Moiseenkovは「今のところその点については話せるような情報がない。今週末までにはもう少し話せるだろう」と答えた。つまり現在何らかの重要な交渉が進行しているらしい。

実は今週、MoiseenkovはFacebook本社を訪問し、Facebook LiveのビデオにPrismaフィルターを適用したらどんな効果が得られるかをデモしていた。Prismaはまだビデオ・フィルターを発表していないが、開発は進んでいるのだという。つまりFacebookがPrismaを買収しようと考えている可能性はある。FacebookがMSQRDを買収する数日前、Facebookのトップは本社でそのアプリを試しているのが目撃されている。私がFacebookにPrismaを買うつもりなのか尋ねると、「われわれは噂や推測にはコメントしない」というお決まりの答えが返ってきた。

次世代のクリエーション・ツール

ともあれPrismaはすごいアプリだ。私は数多くの古い写真にPrismaのフィルターを適用してみた。すると何気ない自撮り写真や風景写真が特別に意味あるもののように見えてくるのだった。

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Prismaがスタートしたのはわずか1ヶ月前で、TechCrunchのNatasha Lomasが即座に注目し、紹介した。Moiseenkovは写真を古典絵画風に変貌させるオープンソースの人工知能アルゴリズムを発見したが、このアルゴリズムの欠点は非常に遅いことだった。1枚を処理するのに数時間もかかることがあった。Prismaのチームは独自に数秒で処理できるAIアルゴリズムを開発した。そこでモバイルでアプリ化することが可能になった。

App Annieによれば、PrismaはすでにアメリカのApp Storeの全ジャンルで10位、写真・ビデオアプリの部で3位となっている。この躍進にはフィルターを適用された作品に表示されるPrismaという透かしも貢献している(多くのユーザーはなぜか気づいていないが、実はアプリの設定メニューから透かしの表示をオフにできる)。作品をFacebookないしInstagramで共有するのも非常に簡単だ。

Prisma Charts

ただしPrismaには独自の共有フィードがない。つまりフィードを有料化することはできない。現実的な収入の道は追加のフィルターに課金するしかない。しかしPrismaは画像のAI処理では先頭を走っている。現在Prismaは「写真を絵画に変容させる」処理の代名詞だ。しかし収益化を急ぎ過ればクローンやライバルの登場といった副作用が出るかもしれない。

買収?

となれば最近優秀なツールを開発した他のスタートアップの辿った道、つまり大手ソーシャルメディアによる買収が適切かもしれない。SnapchatはLookseryを1億5000万ドルともいわれる金額で買収し、 自画撮り共有アプリのLensesに統合した。Snapchatはユーザーが簡単にアバター絵文字を作れるBitmojiを買収した。金額は1億ドルといわれている。今日Snapchatは Bitmojiの機能をメインのアプリに追加した。FacebookもMSQRD〔マスカレード〕を買収した。このアプリはLooksery同様、顔認識機能をベースにユーザーの顔を思い切って奇妙な顔マスクと入れ替えるものだ。

Prisma App

Prismaはおそらく大規模なソーシャルメディアのアプリに組み込まれることで大量のユーザーを獲得することを考えているはずだ。Prismaを獲得したソーシャルメディアは共有されるオリジナル写真を大きく増やすことができる。

Facebook自身のオリジナル・コンテンツの共有が頭打ちと伝えられる中、ライバルのオリジナル・コンテンツが増えることは是が非でも避けたいはずだ。ユーザーはニュースフィードよりも手軽なSnapchatでの「ライフキャスト」にシフトする傾向を見せているため、Facebookは最近ニュースフィードの表示アルゴリズムを変更し、ユーザーの友達の投稿に高い優先順位を与えている。

Facebook LiveとPrismaは適合性が高いだろう。Prismaのフィルターを通せば、自撮りビデオに付随する気恥ずかしさや貧弱な照明といったハードルを下げ、Facebook Liveの利用を大きく拡大できる可能性がある。FacebookがPrismaを買収すれば、他のソーシャルメディアによる買収を妨げるというメリットもある。

4年前、InstagramはAndroid版を公開した直後にFacebookに買収された。その後Instagramは5億人のユーザーを有するまでに急成長した。今となれば10億ドルの買収価格はポケットの小銭同様に思える。 l

Prismaはこのまま独自の道を歩むのだろうか? それともすぐにPrismagram(あるいはSnaprism)へと変貌するのだろうか?

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+