気球からネット接続を提供するGoogleのLoonプロジェクト、オーストラリアの実験でさらに前進

GoogleのProject Loonは世界のインフラ未整備地域の成層圏上層に気球を飛ばしてインターネット接続を提供しようという試みだ。このプロジェクトが実用化に向けてまた一歩進んだ。数日前、われわれはGoogleがオーストラリア最大のテレコム企業、Telstraと協力して気球の打ち上げ実験を行う予定だと聞いた。今日(米国時間11/20)、Googleはもう少し詳しい情報を発表した。

たとえば、気球の滞空時間は昨年の実験開始当初より10倍も伸びている。多くの気球が100日間飛び続け、130日間飛び続けたものもあるという。気球の飛行距離は延300万キロにもなる(もっとも数日前に南アフリカに墜落した気球はそんなに長く飛べなかったようだが)。.

またGoogleは、気球のコントロールでも進歩があったとしている。Loonチームは今日 Google+ に、 「何千もの飛行パターンのシミュレーションを続けた結果、われわれは気球を相当の精度で目標に近づけることができるようになった。たとえば、あるフライトでは9000キロを飛行した後で目標の1.5キロ以内に着陸させることができた。気球は成層圏の風向、風速を予測、利用することによってのみ制御された」と書いている。

Googleはまた気球をふくらませるための新しい装置を開発した。これによって1基わずか5分で必要なガスが注入できるようになった。Googleは「現在、毎日20個の気球を打ち上げる能力がある」としている。

今年始めに、Google Xのチーフ、アストロ・テラーはわれわれのインタビューに答えて、「Googleはこのプロジェクトの実用化にあたってはテレコム企業と提携していく」と語った.。 つまりGoogleはインターネット接続を提供する際に、自ら周波数帯域を購入することはせず、既存のプロバイダーと提携し、それらが得ている許可を利用して気球からの送信を実施するという仕組みのようだ。当初はまさしくクレージーなアイディアに思えたが、Googleが真剣に取り組んでいるのは疑いない。しかも着実に前進を続けているようだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


地球の全上空を気球群で覆いインターネットアクセス格差をゼロにするGoogle Xの”おばかプロジェクト”

Google Glassや自己運転車を生み出した秘密っぽいラボGoogle Xが今日(米国時間6/14)、その最新プロジェクト、気球を使用するインターネットアクセスを発表した。インターネットにアクセスするために通常の地上線も衛星回線も使えない、というへき地向けの技術だ。Googleは今週初めから気球のテストを開始しているが、提供するインターネットアクセスのクォリティは3Gのネットワークなみで、気球たちはニュージーランド上空の成層圏風に乗って航行したそうだ。

前から噂は聞いていたが、Google Xのそのほかのプロジェクトと同じく、何か夢のように漠然とした感触をおぼえた。気球は自由にどっかへ飛んでいくんだから、大事故、または少なくとも行方不明の気球という結果しかイメージできなかった。

突拍子もないアイデアであることはGoogleも承知しているので、このプロジェクトは”Project Loon”〔仮訳: おばかプロジェクト〕と名付けられた。それでもGoogleは、このプロジェクトを通じて、気球を風に乗せて航行させる方法と、高さを変えることによって風を選び、それによって操縦する方法を見つけた、と考えている。一つの気球が飛んでいっても上空に必ずもう一つの気球があるためには、Googleは地球の上空全体を気球で覆わなければならない。Googleによれば同社はこの問題を“複雑なアルゴリズムと大量のコンピューティングパワーを駆使して解いた”、という。Googleは風に関するNational Oceanic and Atmospheric Administration(NOAA)のデータを利用して、気球の航路を予測する。

テストには気球を30個使用し、ニュージーランドの50名ほどのテスターたちは地上でこのサービスを利用した。テスターたちが使用した特殊なアンテナにより、気球が20キロメートル以内にあるときには接続できる。

Google、とりわけ会長のEric Schmidtは、かなり前から、インターネットにアクセスできない地球の総人口の2/3をなんとかしなければならない、と力説していた。Googleによれば、Project Loonはこの問題の解決をねらっている。ジャングルや多島嶼地域や山岳地帯などでインターネットアクセスが楽にできるようになるだけでなく、Googleはこの低コストな気球網によって、地球上のどんな極貧地域でもすべての人がインターネットを利用享受できるようになる、と考えているようだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))