携帯電波のないところでもテキスト送信できるGoTenna、750万ドルを調達。アウトドア用品のREIで独占販売

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携帯電波のないところでもつながっていたい人たちのためのデバイス、GoTennaが、うってつけのパートナーを見つけた ― アウトドア用品の小売業者、REIだ。

GoTennaの共同ファウンダー・CEO、Daniela Perdomoは、REIが同スタートアップの独占開始パートナーになることが正式に決まったと私に話した。今後3ヵ月間、goTennaを買える場所は、公式ウェブサイト以外では全米のREI小売店舗(上のニューヨーク店の写真に見られる通り、REIの店舗では目立った場所に置かれている)とREIのウェブサイトだけだ。

GoTennaは、Bluetooth技術を用いた軽量(42 g)のデバイスで、スマートフォンとペアリングした後、長距離に到達する電波を使って他のgoTennaデバイスと接続する。こうして、携帯電波のないところでもテキストメッセージを送り、位置情報(事前にダウンロードした地図を使用)を共有することができる。

アウトドア専用ではないものの、恐らく最も明白な利用場面なので、REIは最適のパートナーと言えるだろう。プレスリリースの中でREIのカテゴリー商品マネージャー、Egan Whitneyは、goTennaを「屋外アドベンチャーの最中でもテキストでつながっていたいグループや友人たちのための革新的ソリューション」と説明している。

また同社は、750万ドルのシリーズAラウンドを、Walden Venture Capitalのリードで完了したことも発表した。他に、MentorTech Ventures、BBG Ventures、Boomberg Beta、Wareness.io、Cellular Oneのファウンダー、Kenneth Horowitz、およびHoward Finkelsteinが出資している。(BBGは、”built by girls” の略で、親会社のVerizonはTechCrunchの親会社でもある)。

Perdomoは、この資金で13名(実際には13+インターン数名)からなるgoTennaチームを拡大できると言った。例えば、彼女自身が「ほぼ一人だけでマーケティング業務を担当してきた」ため、この部分を拡大すると言っていた。並行して、goTennaは製品開発にも投資を続け、中でもソフトウェアとファームウェアのアップデートを通じて既存のハードウェアを改善することに力を入れる。

Perdomoは、昨秋に最初の製品を出荷して以来の消費者からの反響についても語った。当時彼女は、goTennaデバイスを「何万台も」売ったと私に話した。

「これは毎日使うタイプの製品ではない」と彼女は付け加え、むしろ「それが唯一の選択肢」である時に確実に使えることが重要だと言った。例えば、友達グループで森林へ行った時に、つながっていたい場合等だ。Perdomoは、利用者が新しい使い方を発見していることも話した:「スキーのために購入した人たちが、『そうだ。海外旅行でも使える』と気付いたり、ハイキングのために買った後、非常に時に備えて持っていることもある」。

現在goTennaの価格は2台セットで199ドル。今後についてPerdomoは、これはまだ最初のgoTennaデバイスであり、いずれは「われわれが開発している、回復力の高いボトムアップな通信基盤のニーズを満たす、様々なテクノロジー ― ファームウェア、ネットワーキングプロトコル、ソフトウェア、ハードウェア ― の基礎」として役立つものになると語った。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook