在宅人口の急増で宅配の需要が増えAmazonは10万名の倉庫労働者を緊急雇用

Amazon(アマゾン)は米国時間3月16日、新型コロナウイルス騒動による需要急増に対処するため、米国における倉庫および配送関連の従業員を新たに10万人雇用すると発表した。

米国のフルフィルメントセンターの労働者は、4月末まで時給が2ドル(約213円)アップする。現在のフルフィルメントセンターの時給は、最低が15ドル(約1598円)だ。また英国では2ポンド(約261円)、EU諸国ではおよそ2ユーロ(約238円)時給が上がる。これらのためのAmazonの新たな支出は、米国と欧州とカナダを合わせて3億5000万ドル(約372億8600万円)になる。

Amazonのワールドオペレーション担当シニアバイスプレジデントであるDave Clark(デイブ・クラーク)氏は次のように述べている。「COVID-19によるパンデミックが続いている中で、Amazonとそのパートナーネットワークは、ほとんど誰にもできない方法で世界中の地域社会を助けている。どうしても必要な品物を高齢者や障害者など社会的に孤立しがちな人びとの玄関先に届けすることは、コミュニティの存亡にも関わる。需要はこのところ急増しており、この時期としては前例のないほど大きな労働力が必要となっている」

現在の危機にあって人びとは、なるべく家に留まることを促されており、そのため宅配の需要はかつてないほど高い。Amazonのロジスティクスはすでに現在の需要に応えることが難しくなっておりAmazonプライムとフレッシュの当日配達はもちろん、翌々日配達すらままならなくなっている。また同時に、長期間にわたって家にいる人が増えているため、Amazonはトイレットペーパーといった日用品の在庫を切らし初めている。

先週のAmazonの発表では、COVID-19と診断された者には最大2週間分の給与が支払われ、またパートナーの配達サービスやドライバーには2500万ドル(約26億6000万円)の救援基金が設立された。

また3月16日のトランプ大統領の記者会見では、アマゾンCEOのJaff Bezos(ジェフ・ベゾス)氏が政府への寄付を申し出たことが明らかにされた。ただし、その額は不明だ。

画像クレジット: Johannes EISELE / AFP / Getty Images

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

PayPal、 iPadベースのPOSレジのメーカーRevel Systemsと提携して現実店舗への進出に意欲

今日(米国時間10/14)、PayPalはiPadベースのPOSシステムのメーカーRevel Systemsと提携し、店頭POSレジ分野への参入をさらに一歩進めた。Revel Systemsは対前年比400%もの成長を記録しており、Dairy Queen、Goodwill、Popeyeなどの大手チェーン店をクライアントとしている。これまでPayPalはPOS分野に関して、最近独自ハードウェアのBeaconデバイスをローンチしたが、急成長を続けるSquareなどのライバルに対して内製の独自ハード、ソフトだけでは不十分だと気づいたもようだ。

この数ヶ月、PayPalはいくつかのPOSレジのメーカーと提携して既存システムにPayPalを追加させることに成功している。その中でも影響が大きいのは今年始めに発表されたNCRとの提携で、レストラン、駅、コンビニなどで広く利用されている老舗メーカーのレジ・システムでPayPalによる支払いができるようになった。

しかし今回のRevel Systemsこれまでとは異なる分野の支払いシステム分野で急成長している。Revelこの夏、シリーズBのラウンドで1010万ドルの資金を調達している。投資家はHungry JackのCEOで元McDonaldの東南アジア担当上級副社長、Tim Tigheと連続起業家のSean Tomlinsonだ。

Revelは2012年12月当時、TechCrunchの取材に対して「われわれはすでに黒字化を達成している。今回の投資はもっぱら成長を加速するために利用される」と説明した。

Revelは2010年でサンフランシスコで創立され、レストラン、食料品店など各種店舗を中心iPadベースのPOSレジ・システムを販売している。単に売上処理だけでなく、給与管理、在庫管理、顧客管理などのサービスも提供している。先月はアラバマ州立大学と契約を結び、iPadベースのポスレジをフットボール競技場の30箇所の売店に設置した。

Revelとの提携によってPayPalは多様な現実店舗での支払業務に進出する重要な足がかかりを得たことになる。PayPalは最近いくつかの有名ブランドのチェーン店と契約して、アメリカ中、何千箇所もの目立つ場所でPayPalによる支払いを行えるようになった。また最近スタートしたPayment CodeはユーザーのスマートフォンにQRコードを生成し、店舗側のスキャナーで読み込むというユニークな支払テクノロジーだ。

Revelは現在、サンフランシスコ、サンノゼなどに100人人の社員がおり、年商30万ドル以上のクライアントが2000社ある。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

jp.techcrunch.com/achve