DIYで作るクレーンゲーム(UFOキャッチャー)

子供時代には、誰もが「目にしてしまうとやらずにはいられないもの」をもっていたはずだ。たとえば100円で動く動物ロボットに乗りたがった人もいるだろう。あるいは対象が路面電車だったという人もいるだろう。もうちょっと大きくなると、ガムボールマシーンに夢中になったりもする。さらに大きくなると多くの人がクレーンゲーム(UFOキャッチャーなど)に夢中になる。失敗に終わることが多いゲームだが、だからこそ何度もチャレンジしたくなるのかもしれない。

今でもやってみたいけれど、衆人環視のもとで失敗したくないというオトナもいることだろう。そんな人にもきっと朗報だ。Retrobuilt Gamesが、より細かく操作することができ、したがって賞品をより簡単にゲットすることのできるクレーンゲームを作ったのだ。制御部分にArduinoを使って、3Dプリンターで製作したアームを操作する。470ドルで人生の友となるマシンをDIYできる。

開発者は以下のように語っている。

アーケード版のクレーンマシンと同様に動作します。ただ、より細かく制御して、賞品をゲットしやすくはなっています。制限時間内なら何度でもトライすることができ(LCDで残り時間を表示します)、デフォルトでは55秒にセットされています。25セント貨を入れて(コインを不必要にすることもできます)スタートボタンを押し、すると55秒間プレイすることができるわけです。クレーンの場所をセットして賞品を掴んで運び、開口部に落とすという作業を繰り返します。制限時間いっぱいとなればクレーンは歯を閉じ開口部に戻り、爪を開いて掴んでいるもの(もしあれば)を落とすようになっています。

アーケード版とは異なり、クレーンのタテヨコ高さを細かく調整し、さらには爪の開閉作業も自分で行うことができるようになっています。時間内であれば、自分の思う通りに操作できるようになっているのです。細かく制御できるようにしたことで、個人的にはゲームの満足度が上がったと感じています。たった一度だけ、運にも左右されるアーケード版と異なり、スキルや複数の賞品をゲットするプランニング力を試すことができるようになるからです。

筆者の息子はクレーンゲームを見ると毎回チャレンジしたがり、5ドルを費やすまではマシンから離れようとはしない。家計を助けてくれるDIYとなるかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H