ラテンアメリカの電動スクーターシェアの「Grow」が1000万回の利用回数を達成

ラテンアメリカのGrow Mobilityは、マイクロモビリティのGrinとYellowが今年のはじめに合併してできた企業だ。Grinは1年前にメキシコで事業を開始した。その後YellowRideとの合併を経て、ラテンアメリカの23都市へと事業を拡大してきた。そのGrowの利用回数が1000万回に達した。

これは、BirdとLimeがそれぞれ最初の1年で達成した記録と同じペースだ。昨年9月にBirdは開業後約1年でスクーターの1000万回の利用を達成した。同じ月にLimeは開業後14カ月でバイクとスクーターの1150万回の利用を達成した

Grow Mobilityの営業地域

米国時間6月26日に、米国のLimeはラテンアメリカで電動スクーター事業を拡大し、ブラジル、アルゼンチン、ペルー、メキシコ、チリで営業すると発表したばかりだった。Limeの利用回数はこれまでに6500万回に達している。

Growは1億5千万ドル(約160億円)を調達し、ラテンアメリカでスクーター、バイク、電動機付き自転車を共有する同社のユーザーは500万人いる。Growのマイクロモビリティを使ったユーザーの移動距離は、合計で1450万キロ以上となった。

画像:Yellow

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(翻訳:Kaori Koyama)

女性特化フリマアプリ「Fril」のFablic、バイク特化新フリマアプリ「RIDE」をリリース

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女性向けファッションからスタートし、2015年7月からは男性向けにもサービスを展開するフリマアプリ「Fril」を提供するFablicが次の領域に選んだのは「バイク」だった。同社は3月16日にバイク専門フリマアプリ「RIDE(ライド)」をリリースした。App StoreGoogle Playより無料でダウンロードできる。

RIDEは位置情報をもとに、近くで出品しているバイクを検索。実物を見た上で購入ができるという。出品もバイクのタイプやメーカー、車種などの質問に答えて画像を添付するだけの簡単な設計だという。

現在はプレオープン期間として、手数料無料でサービスを提供している。エスクローサービスは用意せず、金銭は個人間で直接やりとりするかたちだ。ただしバイクだとやっかいなのが、売買にまつわる公的な手続き。RIDEでは、アプリ上で成約完了時から必要な書類や準備などを説明。配車手続きや名義変更などの支援を行う。

ではなぜFablicがこのタイミングで「バイク特化のフリマ」を始めたのか? RIDE事業部の事業責任者の山本圭樹氏は次のように説明してくれた。

「(女性特化でスタートしたFrilを先行しているからと言って)あまり次は男性か、女性かと意識してサービスを提供した訳ではない。ただし、FrilはもともとSNS上でファッションアイテムを売買している人達に目を付けて提供したサービス。同じように、フリマアプリが激戦の時代でも、いまだにSNS上で売買されている商品の1つがバイクだった」—前述の手続きの面倒さもあって、既存のCtoCコマースでは取り扱いづらかった領域でもあるという。

また同社にはFrilの近況も聞いている。アプリは現在500万ダウンロードを突破。2016年はプロモーションもさらに強化し、年内1000万ダウンロードを目指すとしている。また売上については非公開ながら「右肩上がり」(同社)で、すでに単月黒字化しているとのこと。

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