BitcoinのATMサービス、Robocoinで外国送金手数料が5分の1以下に

2015-04-22-robocoin

送金、特に国外への送金は以前からbitcoinでもっとも人気のある利用方法だった。今回、Robocoinチームがさらに魅力的なキラー・ガジェットを開発した。Romit は自社開発のRobocoin ATM同士で、またはマーチャントのアカウントを利用して送金を行うシステムで、金融機関などによる振込に比べて手数料が圧倒的に安い。

Robocoinは香港、ルーマニア、イタリア、アメリカ(ラスベガスを含む)など世界20箇所にATMを設置している。送金手続きはこの上なく簡単で、ATMに紙幣を挿入し、受取人の電話場号を入力するだけよい。受取人は近くのATMまたはマーチャントで受け取る。

CEOのJordan Kelleyは、「われわれはATMの数を増やすというよりも、Romitシステムを利用するパートナー・マーチャントを増やすことで急速なスケーリングを図りたい。 たとえば、ルーマニアとイタリアの間では年間11億ドルもの送金が行われている。われわれはこの市場で、2015年末までにRomitを利用した送金を受け付ける小売店などを数百店舗パートナーとして獲得する計画だ」と語った。

bitcoinを利用した送金サービスは、フィリピンのRebitなど、世界にいくつも現れている。Robocoinは自らのネットワークに加えて、こうした他のサービスとも提携することでスケーリングに成功できるかもしれない。

Robocoinでは街角の店舗を出来合いのATM代わりに利用することでネットワークの拡大を図っている。手数料は4%で、これは他の送金サービスの手数料が25%かそれ以上にもなるのと比べて5分の1以下だ。またRobocoinは200ドル以下の少額送金も受け付けている。これは銀行口座を持たない外国人労働者が家族に送金する際に特に役立つ機能だろう。

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滑川海彦@Facebook Google+

2万ドルのBitcoin用ATM、RoboCoin、予約受付開始

Bitcoinを他の通貨と両替できるキオスクマシン、RoboCoinが、予約受付を開始し「2013年秋」に出荷される。あなたが近所のBitcoin銀行になろうと決める前に言っておくと、機械の価格は2万ドル(早割1万8500ドル)で、現在はBTCと米ドルのみ両替できる。

実質的にこのデバイスは、生体認証式タイムロックとプライバシー保護タッチスクリーン付のATMライクな機械の強化版だ。現金の入出金が可能(「国際通貨対応」)で、Wi-Fiおよび3Gを塔載している。

ブログ記事によると、開発チームはこれでBitcoinの購入、販売の方法を変える準備が整ったと言っている。

「RoboCoinはビジネスオーナーにとって有力な投資対象である。これを使えば、取引金額に応じた手数料が得られ、Bitcoinの忠誠度の高い顧客ベースを呼び込めるだけでなく、Bitcoin初心者のためにかつて類をみない使いやすさを提供する。さらに、Robocoinが市場に出回るとど、Bitcoinの流動性と利用が増し、このデジタル通貨の値値、認知度、および正当性を高める圧力になる」」と彼らは書いている。

Robocoinが最初に発表されたのは、サンノゼのBitcoinカンファレンスで、直接のライバルには、Lamassu Bitcoin VenturesのBitcoin ATMがある。Robocoinは、Mt. GoxあるいはBitstampというBitcoin両替サービスと直接接続して、その場での支払いを可能にしている。

リアルな、実際に使えるATMの存在は、Bitcoin市場に多大なエネルギーを注入するだろう。これらの機器は高価に違いないが(安価なATMは、3000ドル程度からある)、重要なのは箱ではなくバックエンドだ。例えば、ハッカーのカンファレンスに1台持ち込めば、大量に利用されてBitcoin全般の地位を向上できるだろう。BTCから他の通貨への両替が当たり前になれば、暗号通貨にとって戦いのチャンスは益々大きくなる。

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(翻訳:Nob Takahashi)