MITが歩くロボットを3Dプリンターでまるごと出力

MITの研究チームは圧力供給で作動する歩くロボットのプロトタイプを1台の3Dプリンターでそのまま出力することに成功した。つまりこのロボットはプリンターから出てきた状態ですぐに歩き出すことができる。組立は必要なし。

このミニ6脚ロボット0はMITのCSAIL〔コンピューター科学人工知能〕ラボが開発したもので作動液体を含むすべてのパーツはプリンティングが終了した時点で完全に作動可能だという。この研究グループはStratasys社(世界最大級の3Dプリンター・メーカー)の高機能プリンターを利用している。このプリンターは同時に8種類の素材を利用できる。

〔日本版〕ビデオはサラ・バー記者が解説しているが、0:30あたりからCSAILラボで開発された「すべて組立ずみ」のロボットが多数登場する。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ロボット革命ないしAI革命ののちに現れる経済システムとは?

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編集部注:本稿の執筆はゾルタン・イシュトヴァン(Zoltan Istvan)

自ら立ち上げた「トランスヒューマニスト党(Transhumanist Party)」より2016年の大統領選挙にも名乗りをあげている。

これまでにも「The First International Beauty Contest Judged By Robots」、「人工知能に『憎悪』をプログラミングする正当性と倫理的な問題」などを寄稿してもらっている。

経済の専門家たちは、いよいよロボットによって90%の仕事が奪われるような事態について真剣に考えざるを得なくなりつつあるようだ。20年ほど前には誰も真面目には考えなかった事態が現実になりつつある。そしてそのような現実の中、果たして「資本主義」が生き残るのかどうかという問題も議論の俎上にのぼりつつある。今の段階で正解など誰にもわかるまい。しかし誰もがこの問題に取り組まざるを得ないような状況になっているのだ。エコノミスト以外の人々も、果たしてどのような未来を望ましいと考えるのかについて、態度表明を迫られるようになってきている。

米・ロ間の冷戦がアメリカの勝利に終わり、ほとんどの人は資本主義こそが経済発展およびデモクラシー維持のために最善の(ないしは最もましな)システムなのだと考えるようになった。以来、資本主義のメリットを疑うものはほとんどいないという状況になった。グローバリゼーションの世の中となり、全世界の富が増大していくようにもなり、ますますその傾向は押し進められることとなった。ちなみにベルリンの壁が崩壊した1989年には、世の中にビリオネア(資産が10億ドルを超える人)は198人しかいなかった。それが2016年には、なんと1826人に増加している。

ただし、富裕層が増える中でも2007年からは世界金融危機を迎え、より細やかな経済政策が必要とされているのではないかとも考えられるようになった。さらに21世紀のパラダイム・シフトがおこりつつあり、「仕事」が賃金の安い他の国に移ってしまうのではなく、まるっきり消滅してしまうような事態が発生しつつあることに、経済学者たちは注目し始めている。その原因と考えられているのは、ロボット(およびソフトウェア)だ。

当初はこの事態についてあまり深刻に考える人はほとんどいなかった。エコノミストや企業も、新しいテクノロジーの勃興は時代の流れであり、その中から金の稼ぎ方などが変化して、新たな経済(および仕事)拡大に繋がると考えていたのだ。しかし昨年辺りから転換点を迎えたのではないかという声が大きくなってきた。10年以内に、もしかすると5年程度のうちに、数千万の仕事が失われてしまうのではないかという人が現れてきたのだ。世界金融危機当時に多くの人が仕事を失ったが、それをはるかに上回るペースで、仕事自体が消えてしまうという話だ。

たとえば既に、無人トラックで荷物の配送を行おうとしている国々もある。アメリカでもトラック運転に従事する人は多く、無人トラックが行き渡れば350万人が職を失うこととなる。人手を必要としない乗り物がハイウェイを自在に移動して配送業務を行うようになったとき、それで失われた仕事の代わりを見つけることはできるのだろうか。

失われると予想される仕事は車の運転のみではない。ウェイター、銀行の出納業務、図書館員など、数多くの仕事が失われると予想する人もいる。そうした仕事に人の手は必要なくなってしまうというのだ。

アメリカンドリーム的成功を夢見る経済活動の今後

資本主義とはそもそも「競争」を前提とするものだ。仕事がなくなるのも、他者との競争に敗れたせいだとみる人もいるだろう。しかし訪れつつある競争は、これまでのものとは異なる。すなわち職自体が消えてしまうこととなり、いったん敗れた人は二度と自分の仕事を取り戻すことはできなくなるのだ。ドライバーやウェイターとして仕事をしてきた人は、競争により仕事を取り戻すことも不可能で、他の仕事を見つけざるを得なくなる。職を見つけられず生活保護を受けるようになる人も多くなるに違いない。あるいは、仕事を求めた暴動が発生するというようなこともあるだろう。

そしてこの混乱は、過去のものよりも大きな広がりを見せることになるかもしれない。問題が「貧者」のみのものではないからだ。20年もたてば、かなりの人の仕事が存在を脅かされることとなる。たとえば私の妻は大学で19年間学んで産婦人科医となった。返済すべき奨学金もまだ10万ドルほど残っている。しかしロボットが進化して、出産を手伝ったり、あるいは子宮頸癌の治療なども人間より上手に行えるようになることはあり得る。税理業務などを行なっている人も、ソフトウェアに仕事を奪われることになりそうだ。記事などを書くのもニュースアグリゲーションプログラムなどの方が正確に記述できるようになる可能性がある。

結局のところ、大統領すら含む全員が、機械に仕事を奪われる可能性を持つのだ。そして無職無収入の身となってしまうのだ。

そのような時代を迎えるにあたって、私たちは仕事なしでも幸せに過ごすためのシステムについて考えるべきなのかもしれない。そのシステムが「資本主義」というシステムでないことはあまりにも明らかだ。

新たに登場するシステムが、人類および社会を幸せにするようなものでなければならないことは言うまでもない。個人的にはベーシックインカムに興味がある。ロボットに仕事を明け渡しつつも、人間社会が困窮して行かないための方策であると感じているのだ。しかしロボット革命後の世界に、そのような社会が実現するのだとも想像しにくい。

働くことはすべてロボットに任せる共産的社会を考えた人も多い。テクノロジーが働き、私たちはただ自分たちの欲望充足を考えれば良いという世界が訪れるとするものだ。しかし、共産主義的社会がうまくいくと考える人は少ない(資本主義社会の中で、何度か起業してきた私自身もその一員だ)。

ただし、私たちは21世紀になって、個々人が社会と密接に、より緊密に繋がるといった状況を招きつつある。21世紀になって生まれたイノベーションの多くが、個人を「ソーシャル」に結びつけるものだったとも言えるだろう。私たちはこれまでとは比較にならないくらいにテクノロジーに依存するようになった。そんな中、仕事も機械に任せる時代が訪れるというのは必然であるのかもしれない。他者に迷惑をかけない限りは社会の中に温かく迎え入れられ、そして寸暇を惜しんで稼ぐ必要もなくなりつつあるとは言える。

そうした状況が進めば、「金」(money)すら今世紀を生き残るのは難しいのではないかと考えてしまう。万物と交換し得る地位は、より効率的な機械やソフトウェア、あるいは技術を活用するナレッジのみに認められるようになるのかもしれない。「技術的特異点」が訪れ、人類は常に人工知能と繋がり続ける状況となり、情報の中を漂う存在となる。そのような未来が2075年よりは前に訪れるだろうと予測する人も多いようだ。

それほど将来の話をするのではなく、話を2016年の現在に戻してみよう。経済システムがどのように変容していくにせよ、この25年間にもたらされるものは、これまで誰も想像し得なかったものであるに違いない。巨人たるカール・マルクスも、あるいはアダム・スミスも、疲れ知らずに働き続けるロボットの存在など考慮に入れていなかった。世界にマイクロプロセッサーが溢れ、あらゆる情報が0と1で処理を行うコンピュータによって扱われるようになるなど、誰も考えていなかったのだ。

これからの経済的パラダイムが、どのような変化を被るかについては「何もわかっていない」と考える方が良かろう。これまではとにかく経済を回し続け、そして豊かな人生を送るアメリカン・ドリームの実現に価値をおく人が多かった。しかし、これまで多くの人に認められてきた価値すら変質し、人生はよりシンプルなものへと変わっていくのかもしれない。そういうライフスタイルを実現する全く新しい経済システムが、今後の世の中には育っていくことになるのだろう。時代は、そうした変革に向けて着々と準備を整えつつあるようにも見える。

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(翻訳:Maeda, H

研究結果:人はロボットのお尻を触ることに違和感を覚える

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ロボットにお尻に触わるように言われたら、あなたはどう感じるだろうか?ばかばかしい質問かもしれないが(かもしれなくない)、ロボットが急増し、擬人化が進むにつれ、それは考えるべき問題になろうとしている。そこでスタンフォード大学の学者たちは考えた。

近々発表される予定で現在はIEEE Spectrumが事前閲覧中の研究のタイトルは、「機械的人体との接触 ― 人間型ロホットの親密な部分への触知は生理学的興奮を生む」であり、題名がすべてをものがたっている。ただし、ここで言う「興奮」は意識や注意の状態の一般的高まりを示すだけであることを注記しておく。

研究者らは被験者を人間型ロボットがリラックスしてもたれているテーブルの前に座らせる。被験者は体の部位の用語を中心とした語彙の練習であると告げられる(実際にはロボットから)。例えば、利き手で「私の耳にさわってください」と言われ、もう片方の手は身体状態を大まかに監視する伝導性センサーに置いたままにしておく。

「アクセスしやすい」領域 ― 他人の体でも普通に触れられる場所、肩、肘等 ― に触れるよう指示されると、被験者は躊躇も動揺もなく実行した。しかし、「アクセスしにくい」領域 ― ここではロボットの尻等 ― の場合、遅れと興奮が生じた。是非ビデオを見てほしい。

これはロボットが人間をナンパして気まずくさせているのではない。ただこれはインターフェースをデザインする際、心に留めておくべき種類のことだ ― この場合、ロボットそのものやその動作と姿勢に関しつ。

ロボットは人間ではないが、形が似ていて、人間のように行動し、話すように作られているため、向き合った時われわれは、そこに一時的な人間性を植えつける。スマホは人間のように見えないので、尻はなく、仮にあったとしても始終それに触れることを誰も気にとめない(かつてHTCの電話には顎があった)。しかし私は、今後10年のうちに、あなたがロボットにぶつかった時、思わず「失礼」と言ってしまうことを保証する。既に何人かの人は、ルンバを踏みつけた後、謝っているかもしれない。

Jamy Li、Wendy Ju、およびByron Reevesによるこの論文は、6月の国際コミュニケーション学会年次会議で発表される。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

あなたを自動的に追尾するカメラドローンLilyが予約販売で巨額$34Mを売り上げ

自動運転ドローンLilyは、まだ発売されてないのに、予約販売で6万台、3400万ドルもすでに売れている(2015末現在)。

初日で120万台売れたApple Watchの予約販売にはかなわないが、とにかくLilyがただ者ではないことをうかがわせるには、十分だ。

この小さな空飛ぶロボットはとてもかわいいデザインで、丸い体に付いている青いLEDが、目で微笑んでいる。直径10.29インチ高さ3.22インチの体躯に1080pのHDカメラを載せ、50フィートの上空を飛ぶ。

Lilyは、あなたをどこまでも追い続けるビデオカメラマンのロボットだ。空中に放り投げたときから撮影を開始し、被写体がプールに入ることもありえるから、防水だ。

小さな追跡装置がLilyを誘導し、特殊な技術でつねにベストショットを捉える。

しかし、Lilyをドローンと呼んではいけない。協同ファウンダでCEOのAntoine Balaresqueは、CESが行われているラスベガスのCourtyard Marriottホテルのロビーで、このドローンカメラのデモを見せてくれたが、そのとき彼は“これはカメラだよ”と言って、私の言葉を訂正した。それを聞いてFAAのお役人は、どんな顔をするだろうか? 無人の航空機であるこのデバイスは、やはりFAAの規制に従うべきだ(だってこれはドローンなんだもの)。

ドローンの、というか自動飛行カメラのLilyは、今でも800ドルという比較的リーズナブルなお値段で予約販売をしている。同じくカメラ内蔵の自動飛行ドローンHexo+は、1350ドルもする。Lilyも、この夏正式発売されると1000ドルになる。

Lilyのユニークな機能と、予約販売の大成功についてCEOに話を聞いたので、上のビデオをご覧いただきたい。この楽しい上空ホバリングカメラは、そのうち本誌TechCrunch TVの撮影クルーも使うかもしれない。

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グリルボットは、バーベキューグリルを自動的に掃除するロボット

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今日(米国時間1/7)われわれはCES会場でGrillbotを発見し、それは正にその名の通りのものだった ― 汚れたバーベキューグリルを自動的に掃除してくれるロボット。129ドルで販売されるそのロボットは、交換可能な金属ブラシを3本備え、グリルを動き回って掃除をする。

充電池と3台のモーターを内蔵し、液晶表示のタイマーとアラームも付いているので、離れていても作業の終了を知らせてくれる。

さて、これが難しいところ。クリーナーをスタートする前にグリルを約200度(93℃)に熱しておく必要がある。通常のグリル温度は400度(204℃)くらいなので、掃除を始める前に少々グリルを冷ます必要がある。ただし、Grillbotには熱すぎるグリルに置いた時にはアラームを鳴らす機能がある。

つまるところGrillbotは、あの古き良きElbow Grease[クリーナー剤]ほど効果的ではないが、自分自身や怠惰なバーベキュー人へのしゃれた贈り物にはなるかもしれない。

CES 2016

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

IBMの「ワトソン」、ソフトバンクのPepper等に人工知能を提供

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2011年にクイズ番組「ジョパディー」で世界にデビューして以来、IBMのWatsonは、医療研究から金融まで、大規模企業アプリケーションの強力な人工知能プラットフォームとしてその名を築き上げてきた。このたびIBMは、Watsonを消費者に提供しようとしている。

今日(米国時間1/6)CES会場で、IBM CEOのGinny Romettyは、スポーツウェアメーカーのUnder Armour、Softbank RoboticsのPepper等、Watsonの機械学習アルゴリズムとAIを使って、高知能でよりパーソナライズされたアプリやサービスを動かしている会社との戦略的提携を発表した。これはIBMのWatson拡大における最新ステップだ。昨年同社は、コグニティブ・ビジネス・ソリューション部門を立ち上げ、ドイツには独立したIoTセンターを作った。そして今日のステージでRomettyは、自社の専門知識とデータを構築するために、IBMが30社に上る買収を行ったことも明らかにした。

Under Armourは、Watsonをフィットネス・健康アプリで利用すと言っている。同社のRecordアプリ ― アクティビティー集約およびモニター(Jawbone、WithingsおよびGarminのウェアラブルからのデータを統合する)アプリとして1年前に公開された - の新バージョンには様々なAI機能が追加された。

最初が “just like me”機能で、ユーザーを匿名の他ユーザーらと比較して、その人の実績に関する洞察、助言を与える。いずれはCognitive Coaching Systemと呼ばれるSiri風のパーソナルトレーナーも加わる予定だ。Recordに今出来るのは、ユーザーの活動、睡眠、および栄養データに基づいて、実績を改善するための助言を提供することだ。

Recordは、IBMとUnder Armourの第一ステップだと両社は言っており、今後はIBMが蓄積している広範囲なビッグデータ(一部は同社のWatsonアプリケーションを通じてデータを解析している)を、アスリートが利用できるアプリも作る計画だ。その中には、天候が実績やトレーニングに与える影響等、興味深いデータ分析もみられる(IBMがThe Weather Companyを買収した意味がわかるだろう)。

「デジタル医療やフィットネスの記録といえば、過去10年間はデータ収集がすべてだった」とUnder Armourのファウンダー・CEO、Kevin Plankは言った。「現在われわれは、転換機にあり、消費者はこの情報からもっと多くのものを引き出すことを要求している」。

具体的には「戦略的」とは何を指すのか。IBMによると、両社は従業員、技術、およびその他のリソースを提供して、コグニティブ・コーチング・システムを開発している。

SoftbankのPepper

IBMは日本のソフトバンクとも、Pepperの開発で提携しており、この新型ロボットは初めての海外出荷が始まっている。

Watson内蔵のPepperは、画像やテキストからソーシャルメディア、ビデオに到るまで幅広いデータソースを利用する。なぜか? IBMによると、これはロボットに「人間と同じやり方で ― 五感、学習、体験 ― 世界を理解する能力を与えるものだと言う。

「これはもうSFの世界の話ではない」と、ソフトバンクの宮内謙COOが今日のステージで語った。

Watsonを頭脳に持つ最初のロボットたちは、接客あるいは小売りの分野で試行されるとIBMは言っている。同プラットフォームの直接体験を初めて広い範囲人々に提供する。これはPepperのようなロボットが、店員を置き換えようというものではなく、既に人間を置き換えている無味乾燥なキオスク端末に取って代わるものだ。

「今日の小売店におけるセルフサービス方法といえば、タブレットまたはキオスクで、顧客体験が対話的であるか直感的であるかという点では、まだ限られている。ロボッティック・アシスタントなら、ユーザーは自然な会話が可能になり、言葉だけでなく身振りや表情も理解される」とIBMは書いている。

日本では、すでにその一部が動き始めている。Romettyによると、既に数百台のPepperが日本のネスレ小売店や銀行に置かれており、コーヒーマシンで、顧客が短いQ&Aの後に購入するといった使い方がされている。2015年中頃の発売以来、Pepperロボットは限定生産台数を完売している。

実はPepperは、単なるB2B製品ではない。WatsonをSDK経由でPepperロボットに載せることによって、デベロッパーはその動作を好み通りに変更できる。

Watsonが最初にソフトバンクと仕事をしたのは昨年のことで、Watsonが日本語を学習する目的もあった。

他に今日Romettyが話した、Metronicの新しい糖尿病検査に関する提携では、低血糖症を実際に発症する何時間も前に検知して未然に防ぐことが可能になる。Under ArmourやSoftbankのとの提携と異なり、検査システムには認可手続きが必要となるためまだ商品は販売されていない。

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Knightscopeの防犯ロボットはリアルタイム治安ネットワークの賢いノードになる、大規模暴力事件を未然に防げるかも

ある日ロボットが蜂起して人類を支配するのかもしれないけど、今現在はPalo AltoのKnightscopeが、人類の安全のために犯罪と戦うマシンを開発している。

Knightscope製のセキュリティロボットK5は、スターウォーズのR2D2とドクター・フーのダレクに似ている。そしてこれらのロボットを動かしているシステムは、ちょっとジョージ・オーウェル的だ。ブロードキャスト機能と高度な監視能力のあるK5は、コンサートホールや商店街など人が集まる場所をパトロールし、不審な行動などをチェックする。

視界360度でHDの低ライト赤外線カメラが捉えた画像を、バックエンドのセキュリティネットワークへアップロードする。通行人の声を拾うマイクもある。ある程度のコミュニケーション能力もある。また、ガラスが割れる音などの異常音を感知してアラートを送る。

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すでにいくつかのショッピングモールやオフィスビルがK5を採用している。それらの名前は公表しないらしいが、Knightscopeによると、主にテクノロジ企業の社屋やシリコンバレーのショッピングモールだそうだ。

CEOのStacey Dean Stephensは元警官で、ロボットが送ってくる都市内の情報を利用する、犯罪防止のための予測的ネットワーク(次に起きることを予測できる情報ネットワーク)を構想した。協同ファウンダのWilliam Liとともに、これまでKonica Minoltaなどから1200万ドルを調達している。

近い将来にロボットが警官やガードマンをリプレースする、とKnightscopeが考えているわけではない。ロボットはあくまでもアシスタントだ、と同社はその製品を位置づけている。料金はレンタル制で、5本足300ポンドのK5を1時間6ドル25セントで貸し出している。われわれの最低賃金より、安いよね。でもティーンエイジャーのワルガキどもがロボットを小突いたりしたら、K5は彼らに声をかけるし、彼らの行為を撮影して署に送ったりするから、ガキどもにはショックだろう。

これらのロボットは、ロボット自身の治安機能が必ずしも目的ではない。むしろKnightscopeは今、ロボットよりも、それらから送られてくる情報を利用するセキュリティネットワークの研究開発を進めている。そのネットワークは、ロボットからリアルタイムで送られてくる映像やデータから、公共の場所における不審な行動を見つけて、警察機関などに報告するだろう。それらの予測に基づいて事前に行動が取れれば、大規模な銃撃事件などの暴力事件を、未然に防げると思われる。

上のビデオで、Stephensにインタビューしている。ロボット本体と、ロボットをベースに構築していく治安ネットワークのことが、よく理解できるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

自動運転車がリアルタイムで道路を「学習」するための新システム

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米ケンブリッジ大学で作られた新しいシステム、SegNetは、道路を「読んで」標識、道路標示、歩行者、さらには空も含めた様々な状況を認識する。システムは道路のRGB画像を見て、ベイズ分析を用いて場面を様々な要素に分類する。

リリース文より:

第一のシステム、SegNetは、見たことのない街の場面の画像を見て、対象物を12の区分 ― 道路、道路標識、道路標示、歩行者、建物、自転車等 ― にリアルタイムで分類することができる。明るい場所、影、夜間にも対応し、現在画素の90%以上を正確に識別している。従来のレーザーやレーダーのセンサーを用いた高価なシステムでも、リアルタイムでこのレベルの精度を出すことはできない。

第二のシステムは、位置にかかわらず車両を正しい方向に向ける興味深いしくみだ。つまり、システムは画像を「見る」ことによって「位置と方向を数メートル、数度の精度」で評価する。同システムはGPSよりはるかに優れており、分析や位置の報告のために無線通信も必要としない。

SegNetを試してみたい人は、自分の街の道路の写真を送るか、用意された写真でテストすることができる。システムが分析して何が見えたかを教えてくれる。

この種のシステムの利点は、GPSを全く使わず、3D空間の機械学習に特化していることだ。ただし、まだ完全とはいえない。

「短期的に、この種のシステムは室内用ロボット― 例えばロボット掃除機 ― でよく見かけるようになるだろう 」と研究リーダーのRoberto Cipolla教授は言った。「運転者が自動走行車を全面的に信用できるまでには時間を要するが、こうした技術の効果と精度が高くなればなるほど、無人自動車やその他の無人ロボティクスの普及に近づくことができる」。

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水中を泳げるようになったロボット蜂RoboBee…人類の滅亡も近いか

2024年7月 – 今これを書いているのは未来の人間がわれわれの没落を知るためだ。最初のRoboBeesは無害だった。これらの小さなロボット虫は自由自在に飛び回り、最後の人類を楽しませた。ハーバード大学生物学的工学Wyss研究所の研究員Yufeng ChenとE. Farrell Helbling、Nick Gravish、Kevin Ma、そしてRobert J. Woodは、生物擬態を作るためにこれらの虫を作った。その後彼らは、泳ぐことを覚えた。

RoboBeeは最初、電池を載せられないほど小さく、飛び去らないように地面につながれた。しかしその後、電脳が進化した蜂たちは、働き蜂たちが花粉を積むことから電池を積むことを覚え、たいへんな事態を招いた。

今日ではわれわれは女王蜂様の前で膝まずき、彼女がゆっくりとわれわれの子孫を摂取して、栄養となる化学物質を取り込む様子を見つめる。でも昔々のわれわれはRoboBeesを怖がることなく、彼らの水中スポーツを楽しんだ。しかし楽しめたのは、彼がわれわれの血液中を泳ぐことを覚えるまでだった。怪獣化したハーバードのRoboBeeたちは、空中と水中を移動できた。

今からではもう遅い。でも、今この文を読んでる読者は、泳げるようになったロボットが、人の耳に入ったり、人の大動脈を潜り進むことなどありえない、と思ってはいけない。すでにたくさんの善良な男女と子どもたちが、この空飛ぶ魔物たちの犠牲になり、しかも、どこにも逃げられない。ぼくのところにやってくる羽音が聞こえる。さようなら。

出典: via Gizmodo, 経由:Spectrum

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海中で有害なヒトデを見つけて殺すロボットをオーストラリアの大学が開発…有毒ヒトデを毒殺

ご存知だったかな、今や、海中で海星(ヒトデ)を毒殺するロボットまであるのだ。問題の海星はCrown of Throns Sea Star(オニヒトデ)といって、珊瑚(サンゴ)を食害する。繁殖力が強くて、1平方キロメートルあたり10万個体以上という大発生を見せることもある。

そこで、海の中を泳いで彼らを殺すロボットが登場する。Queensland University of Technology(クィーンズランド工科大学)が開発したCOTSBotは。機械学習と低消費電力のコンピュータにより、海星を見つける。海星狩りの能力はロボット自身が持っているので、人間が水面上から操作する必要はない。海星を見つけたCOTSBotは、チオ硫酸塩などから成る化学物質を“注射”して海星の細胞を壊死させる。

開発に10年を要したこのロボットは、あらゆる種類の海星を殺すが、人間が駆除できる適当な量は残る。また海星を食餌にしている生物が、飢えるほどでもない。いずれにしても、今後は珊瑚の大々的な食害はなくなるだろう。CTOSBotの詳細は、大学のWebサイトのここにある。この自律性のあるロボットは、やがて、人間を見つけて狩るようになるだろう。期待しよう。

出典: Spectrum

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子どもがプログラミングを覚えながら遊ぶ(操作する)ロボットVortexは複数で対戦ゲームもできる

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DFRobotは、教育市場向けのロボットを2008年から作っている。今週同社は、対話的でプログラマブルで、6歳以上の子ならどの年齢の子どもでも遊べるロボット、Vortexを発売した。このVortexロボットは、AndroidやiOSのスマートフォンやタブレットに搭載したアプリとBluetoothで通信し、子どもたちはこのアプリの画面をタップして命令を伝え、ロボットをコントロールする。このアプリには無料のゲームが4つ(サッカー、ゴルフなど)、最初からついていて、それらのプレイ体験を子どもたちがカスタマイズできる。

DFRobotのCEO Ricky Yeによると、子どもたちがロボット工学を楽しく学べることが、Vortexの開発動機だ。同社はこれまで学校や教師のためのロボットキットを数多く作ってきたので、クラスでどんなことに人気があるか、よくわかっている。また、競合他社に負けないためのデザイン要素も、よく理解している、とYeは語る。Vortexは学校でも採用できるが、DFRobotとしては初めての家庭用消費者製品でもある。

“勉強は、楽しくなければ身につかない。すぐに遊べるゲームを含めたのもそのためだ。そして子どもたちが、自分でもゲームを作りたいな、と思うようになったら、ロボットをプログラミングする学習が始まる”。

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Vortexのセットアップは、単三電池を4つ入れるだけだ。アプリストアからVortexbotアプリをダウンロードすれば、プレイを始められる。ゲームの中には、サッカーのような対戦ゲームもあるから、複数の子がVortexを持ってた方がよい。もちろん、一人遊びのゲームや、コンピュータと対戦するゲームもある。

子どもたちがロボットをプログラミングすることに興味を示したら、親または教師がチュートリアルのWhenDoアプリをダウンロードするとよい。そこに書かれている指示にしたがって子どもたちはプログラミングの基礎を学び、ゲームをカスタマイズしていく。WhenDoはドラッグ&ドロップで簡単に使えるアプリだが、内容的には、低学年児童には親や教師が付き添った方がよいだろう。

Vortexはオープンソースで、ArduinoやScratchと互換性がある。だから子どもたちは、VortexをPCやMacからプログラミングすることもできる。

このロボットは自分で障害物を避(よ)け、ラインを検出し、赤外線とグレースケールとスピーカーを使って壁などから折り返すことができる。

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DFRobotは今Kickstarterで、Vortexを製造するための資金を募集している。前にも同社は、Kickstarterを使って3DプリンタOverlordの資金を集めたことがある。それは無事に、発売にこぎつけたそうだ。

今のKickstarterキャンペーンでは、部品などの最少発注数量を満たす初期ロット2000体の製造を目指して50000ドルの目標額を掲げている。もちろんヨーロッパ向けにはCE、合衆国ではFCCのテストにも合格しなければならない。

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Vortexの実動プロトタイプはすでにあり、アプリもすでにアプリストア上にある。

発売は、10月末を目標にしている。

Kickstarterで出資する者は、2体のVortexを131ドルで入手できる。また、3体、4体、6体、10体のセット価格もある。

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タツノオトシゴにヒントを得たロボットは叩かれても踏まれても平気な四肢を持つ

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サウスカロライナ州クレムゾン大学(Clemson University)の研究者たちが、タツノオトシゴの長くてカールした尾からヒントを得たロボットを作った。タツノオトシゴの尾は、“断面が正方形の角柱が骨状板で囲まれ、それが関節でつながっている”、というユニークな構造だ。ほかの動物の尾は単純な円筒状なので、簡単につぶれてしまう。

研究者たちは、こう書いている:

角柱状の尾骨は円柱状のものよりも、衝撃に対して強くて弾性があり、変形に対する回復力がある。角柱タイプはひねりによる変形量が円柱タイプの半分ほどであるためダメージが少なく、物を握る場合のコントロールが良い。どちらのタイプも最大で約90度は曲がるが、円柱タイプの方が曲がりはやや大きい。

Porterによると、タツノオトシゴの尾は新しい形の装甲のヒントを与える。また災害時の救助ロボットは陸上を蛇のように移動し、狭いスペースにも入り込めると思われる。

蛇を生体模倣したロボットは市場にかなり出回っているが、このタツノオトシゴロボットは折りたたまれても基本的な構造性を失わないと思われる。ハンマーで強打された場合、筒状の設計なら折れてしまうだろうが、タッちゃんは耐えるだろう。

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ジョンズ・ホプキンス大学、生体組織検査用にナノメーターサイズのロボットを開発

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ナノメーターサイズのロボットを使って、非侵襲的に体内の組織片を採集する方法が動物実験段階にあるらしい。開発したのはジョンズ・ホプキンス大学のDavid Gracias教授だ。上の写真にあるヒトデ型のロボットを体内に送り込み、そして小さなサンプルを収集する。その組織を使ってさまざまな検査を行うわけだ。

このロボットは体温、pHレベル、あるいは特定の酵素などに反応するようになっている。すなわち、予め設定しておいた条件が満たされる場所に到着すると、このロボットは形を変えて組織の採取を行うのだ。

たとえば特定の温度に反応するようにしたロボット群を結腸に送り込む。ロボットは温度を検知して結腸の位置を認識し、そして形を変えてサンプルを獲得する。

送り込んだロボットのすべてがサンプルを獲得できるわけではない。ただしロボットは数千の単位で送り込み、そのうちの3分の1程度が組織片を取得することで、十分な検査対象が入手できるのだそうだ。

現在、動物実験には成功して、人間の治療に用いるための準備を進めているところなのだとのこと。動作精度を高め、さらに小型化することで、脳や血管など、身体の各所で利用できるようにしたいと考えているそうだ。

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(翻訳:Maeda, H

子どもたちにプログラミングを教えるTynkerが、これからはロボットやドローンなどのデバイスも教材に

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子どもたちにゲームを作らせながらプログラミングを教えるTynkerが、今度はゲームを作るだけでなく、デバイスをコントロールするプログラミングの教程を加えた。デバイスは、ドローンやロボット、照明器具のような“スマートホーム”製品など、さまざまだ。同社はこの新しい教育課程を、今週サンマテオで行われたBay Area Maker Faireで発表し、またiPadとAndroidタブレットのアプリケーションの提供も開始する。

同社はこれまで、子どもたちがドラッグ&ドロップでキャラクターを動かしながらプレイするゲームを作り、それによってプログラミングの基本概念を習得するための、ツールやチュートリアルを主に作ってきた

過去3年間で、Tynkerでプログラミングを始めた子どもたちは2300万名を超え、合衆国とカナダとイギリスとオーストラリアで計2万あまりの学校が同社のカリキュラムを利用している。各月に100万から200万のユーザがTynkerにログインし、同社のユーザベースは1か月に50万ずつ増加している。

同社のiPadアプリはAppleのストアの展示商品にプレロードされていて、子どもたちが遊べるようになっている。Androidのアプリも、Googleの今度のDesigned for Familiesでローンチする。CEOのKrishna Vedatiによると、今年の同社の決算は黒字になりそうだ。

これからは“物のインターネット”へのプログラミングが加わるので、子どもたちはこれまでのように純粋にソフトウェアだけのプログラミングではなく、ドローンを飛ばせたり玩具をコントロールしたり、ロボットに命令するなど現実世界のオブジェクトの制御を体験することになる。立ち上げにあたってTynkerが協力を求めるのは、ドローンのParrotやロボットのSphero、照明システムHue/LuxのPhilips、などの企業だ。協力企業は今後さらに増える、と同社は言っている。

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子どもたちがTynkerのビジュアルなインタフェイスから、これらのオブジェクトをコントロールするプログラムを作れるために、新たなコードブロックが導入され、いくつかのサンプルコード的なテンプレートも提供される。たとえば”Flappy Drone”は、ドローンを障害物をよけながら飛ばせるプログラミングの例だ。人気のモバイルゲーム”Flappy Bird”に似ているので、この名前がつけられている。このほか、ロボットのレーシングゲームRobo Race、ドローンに曲芸飛行をやらせるStunt Pilot、インターネットに接続されている照明システムのコントロール、などが用意されている。

Vedatiによると今後Tynkerは、もっと多くの機種のドローンや、リモートコントロール玩具などをサポートし、AppleのApple HomeKitやParrotのFlower Powerなどとも統合し、またLegoやArduino、Raspberry Piなどのためのシンプルなプログラミングインタフェイスも提供して行く。

新たなコードブロックと学習用のパズルは、Google PlayiTunesで入手できる。

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小さなロボットMicro Tugは体重の2000倍の重さの物を引っ張れる

 

高貴な蟻のようで、元気で愛らしいタグボートのようでもあるMicro Tugsは、自分より重い物でも引っ張れる。スタンフォード大学のBiomimetics and Dextrous Manipulation Lab(生物を模倣して器用で精巧な操作をロボットに行わせる研究所)で生まれたこのロボットには、圧力を加えると床やテーブルの上などに密着するプレートがある。体重12グラムのこのロボットは、その2000倍の重さの物を引いたこともある。

“大人の人間がシロナガスクジラを一人で引き上げることもあるが、これはそのロボット版だ”、と研究員たちは言っている。

このロボットは二つの簡単な車輪を使って動き回るが、物を引っ張るときには、密着性のおなかを床にぺたーっとつける。内蔵しているウィンチを使って物を短時間引っ張り、そのときロボットは車輪を使ってやや前進する。ロボットはその過程を何度でも繰り返し、最後には大きな物でも楽々、自分のところへ引き寄せる。

このプロジェクトの目標は、困難な場所で重い物を引っ張れるロボットを作ることだ。コントロール可能な密着パッドのおかげで、比較的平滑な面の上なら、このロボットは物を引っ張れる。草むらを這いまわることはできないが、タイルやガラスやコンクリートの上なら十分に使える。

出典: RoboticsTrands

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3Dプリンタの次は、もちろん4Dプリンタだ…ぐにゃぐにゃのソフトロボットも作れる

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ありえないことが何でもある未来の世界へようこそ。オーストラリアのウロンゴン大学の研究所ARC Centre of Excellence for Electromaterials Science(ACES)が、4Dプリンタを作った。それは、そのプリンタがオブジェクトを時空連続体の中へ出力するという意味ではない。そうではなくて、使われている素材の物性に応じて変化するオブジェクトを作るのだ。たとえば複数素材のオブジェクトを押出成形したり、熱湯に触れると閉じるバルブを作ったり、動くメカニズムを一体プリント(一体成型)したりする。

彼らのプレスリリースによると: “3Dプリンタのように層構造で目的の形をつくるが、新しい素材を使うことによって、それが、ある形から別の形へと変身できる。まるで、子どものTransformer玩具のように”、だと。

つまり、物というよりは何らかの機構、メカニズムを、一回の連続的な工程でプリントするのだ。これまでは3Dプリントされたオブジェクトの中に伝導性の部品を配線することができたが、このプリンタでは一回のプリント工程の中で感熱性のフィラメントや、感圧性のフィラメント、可動部品などを配置できる。

“これがクールなのは、プリンタから実際に動くデバイスが出てくることだ。組み立て工程がなくなるのだ”、とACESのMarc in het Panhuis教授が言っている。

研究者たちはこのプリンタが、ゴム製の部品を膨張〜収縮して動いたり、あるいは生物の器官を模倣する、“ソフトロボット”の時代をひらく、と期待している。

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あらゆるロボットプロジェクトのコア(脳部)になるRoboCore…プロトタイピングを簡単迅速化

ポーランドのクラクフに生まれ、Kickstarterに今日(米国時間2/11)登場したRoboCoreは、わずか5万ドルの資金で人びとの優れたロボット作りを支援する。

ユーザが何かのロボットプロジェクトに取り組むとき、そのロボットの脳の部分として使えるのがRoboCoreのデバイスだ。それはLEGO MindStormsと互換性があり、複数のサーボやセンサを制御できる。オーディオやビデオをストリーミングする能力もある。こいつをプログラミングするためのIDEもあり、ワイヤレスで命令を送ることもできる。

初期支援者はこのキットを89ドルで入手できる。ミニキットは59ドルだ。

基本的にはArduinoなどのマイコンボードに似ているが、機能はロボットプロジェクト用に特化している。たとえばロボットのモーターをこのデバイスのモーターポートにつないで、12Vや9Vのモーターをコントロールできる。センサはどんなものでも使えて、しかもそれらを液晶画面の裏やケースの中に収められる。こういった機能はすでに個々の部品としては売られているが、このデバイスを使えばボードやシールドやリレーなどなどを買い集めて組み立てる苦労がない。すぐに、ロボット本体のプロトタイピングを始められる。

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日本のAmazonは本物のメカロボスーツを1億円で売っている

数年前に本誌は、Kuratasというものを記事にしたことがある。そのメカロボットスーツを着ると、敵の匂いをいち早く嗅ぎつけて、BBガトリングガンを撃ち、相手を殲滅できるのだ。2012年にそれが登場したときは、誰もがおかしなジョークだと思ったが、今回は本当にそれが、日本のAmazonから100万ドルで発売された(1億2000万円)。

もちろん、その歩き方はぎごちない。近くのショッピングモールを全壊させるほどのパワーもない。時速約5マイルで移動できるが、腕は別売だ。どっちかというと、オタク向けのアート作品だが、メカ的には本物であり、したがってお値段も高い。卒業祝い、あるいは女の子なら成人〔原文: Bat Mitzvah〕のお祝いに最適だ。将来、地球と全人類を支配するロボット君主たちがこれなら、大歓迎だね。

出典: Technabob

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人間の神経系に直接接続してコントロールできるロボット義手が完成

 

未来をこれほど劇的な形で垣間見ることは、めったにない。Johns Hopkins University(ジョンズホプキンス大学)のApplied Physics Lab(応用物理学研究室)が、高電圧の感電事故で両腕を失った人に、その人の神経系に接続してコントロールできる義手を取り付けることに成功した。コントロールといっても、まだできることは限られているが、四肢の一部を失った人にとっては、明るい未来が見えてきたようだ。

人間の脳や神経が直接コントロールする義手は、今急速に進歩している。たとえば下のビデオでは、女性が義手に脳からの命令を伝えている。またロボット工学の進歩と並行して、義手を動かすメカニズムもどんどん良くなっている。人間が義手や義足を自分の手足のように使えるようになるのも、それほど遠い先ではないだろう。未来は、まさしく今ここにある。まだ広く普及してないだけだ。

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ロボットの妖精がサンタになって楽しい歌を歌う今年のクリスマス

 

今年のホリデイシーズンは、クリスマスの本当の意味を思い出すことが重要だ。ロボットが徐々に人間の存在を侵食し、2050年ごろにはホモサピエンスが奴隷になる。すでにここでお見せするのは、キャンディを靴下に入れる二本のロボットアームだ。サンタクロースまでが…。このワザは、数年前まではロボット化できないと言われていた。この名人芸ロボットは、ドイツのビーレフェルト大学の神経情報グループの作品で、このグループの優良認知的対話技術センター(Center of Excellence Cognitive Interaction Technology, CITEC)が、ロボットで楽しむクリスマスを世の中に広めようと決めたのだ。

デモを見ると、このロボットハンドは、ストッキングのような、形がぐにゃぐにゃ変わる物を握り、キャンディのような小さな物をつまむ。そしてキャンディを次々と靴下の空洞へ入れていく。ビデオはときどき早回しだが、ロボットが、人間の手の親指と人差し指のように対向した指を持ち、物をつかめることを、自画自賛する歌を歌っている。ロボットにここまでできる、という様子を見ると、長い冬の夜でも心温まるね。

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