Nintendo Switchが待望のアップデート、DLゲームをSDカードに転送可能に

任天堂は同社の人気ゲーム機Nintendo Switchのファームウェア「10.0.0」をリリースし、発売以来ユーザーが待ち望んでいた機能をついに追加した。このアップデートにより、ダウンロードしたゲームをSDカードに転送できるようになり、ユーザーにより高い柔軟性と自由度がもたらされる。

ゲーム機のストレージ容量が足りなくなった場合、Nintendo Switchユーザーにはこれまでほとんど選択肢がなかった。最良の方法はゲームを削除して、SDカードに再度ダウンロードすることだが、この手順はスマートではない。そして今回のアップデートでは、ストレージ容量が少なくなってきた場合、ユーザーはゲームをSDカードに直接転送できるようになっている。

現時点でデータ移動に対応しているのは「ダウンロードソフト」「更新データ」「追加コンテンツ」のみで、一部のユーザーセーブポイントやアップデートデータは転送することができない。

物理メディアとダウンロードデータが共存するNintendo Switchにとって、この変更は歓迎すべきものだ。これにより、ユーザーはローカルストレージを利用したり、オンラインでゲームを購入したりしつつ、物理メディアにデータをバックアップできるという安心感が得られる。

また今回のアップデートでは、コントローラのボタンの割り当てが変更可能になり、最大5種類のボタンレイアウトを保存したりする機能も追加された。

10.0.0.0のアップデートはNintendo Switchの設定から行うことができる。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

世界初の1テラバイトSDXCカード、Lexarから発売

スーパースローモーションの8Kビデオをしょっちゅう撮ってるって? パソコン全体のデータを財布の中にバックアップしたいって? そういう人にはちっぽけな512 GB SDカードは用をなさないだろう。幸運にもLexarが1 テラバイトのカードを作った。たったの500ドル!

テラバイトカードは何年も前から約束されていた——SanDiskは出すと言っていたが、実現していない。Longsys(Lexarブランドを所有している)が先を越していますぐ買えることになった。いや、支払えるというべきか——出荷時期は明らかにされていない。面白いことにLexarブランドは消えかけていたが戻ってきた。このカード復活の理由だったに違いない。

容量以外に特筆すべきことはない。95 MB/sは普通のSDカードと変わらない。厳密にはSDXCだが、みんな単にSDと呼んでいる。

もちろんテラバイトカードはほとんどの人にとって実用的ではない。大方のフォトグラファーにとって、このカードをバックアップする前にいっぱいにすることは困難だし、推奨できない。もしカードが盗まれたり、壊れたり、故障したりしたら大量のデータ失うことになる。

仮に、やりたいとしても、カード全部を読み込むには3時間ほどかかる。これは理想的ではない。当社のビデオチームのメンバーにテラバイトカードを使いたいか聞いてみた。答えは「うーん、ない。絶対ない」。

ただ、カードスロットが2つあるカメラを使っているなら、こういうスーパー大容量カードと、もっと小さなカードを入れて頻繁にバックアップする方法はある。両方に同時書き込みしておけば、カメラ内バックアップになる。ただ、そうであっても1テラバイトはほとんどの人の必要量を超えている。

とはいえ、初めて1ギガバイトのカードが出てきたとき、みんな笑ったものだ——だれが〈そんな〉大容量を使うのか?

8Kビデオが、高解像度のためというより、トリミングや編集のために普及し、さまざまなメディアで高いフレームレートが要求されるようになると、実際テラバイトがすぐに消えてしまう。ときにはワンカットで。だから、あなたもも私もも必要ないとしても、テラバイトカードがニッチ市場を見つける可能性は高い。

ともあれ、まずは発売日を待とう。

CES 2019 coverage - TechCrunch

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook