セサミストリートが初めてKickstarterを利用、自閉症児のブックに出版資金を募集

Juliaはセサミストリートの初めての自閉症のキャラクターで、彼女のミッションは同じ障害を抱える子どもたちの気持ちを和らげ、自分と同じような子がほかにもいることを、理解してもらうことだ。彼女は小さなかわいいマペットだが、今では自分のKickstarterページを持っている。

資金集めの目標額は75000ドルで、目的はJuliaとそのお友だちが登場するコンテンツと無料の絵本を作ることだ。今10000ドルに達しているが、急速に増えている。100ドルを寄付するとJuliaのけばけば人形をもらえるし、もしも15万ドルに達したら新しいJuliaブックの印刷版が作られる。目的は、自閉症児へのいじめを減らすことで、セサミストリートのスタッフと専門家が協力して、Juliaの冒険をめぐるコンテンツやブックを作っている。

セサミストリートのチームより:

Juliaのテレビ初出演はたくさんのメディアで取り上げられ、ソーシャルメディア上では何百万もの人びとの目と心に刻印された。でも最大の成功は、自閉症のコミュニティやその周辺等から大きな反応があったことだ。親たちは、Juliaのおかげで自閉症の子どもたちがたくさん遊ぶようになった、と言っている。先生たちは、遊びに参加する児童生徒が増えた、と報告している。あるお母さんは、最初のJuliaのブックを使って娘に、彼女も自閉症なのよ、と説明した、と言っている。すると、その娘さんは、“だったら私もすごいのね、そうでしょ?”、と応えたそうだ。

セサミストリートがKickstarterで募金をするのは、これが初めてだけど、結果はすばらしい。このような、コミュニティへの呼びかけは、そもそもクラウドファンディングが発明された最初の目的だし、すてきな活動のためにお金が集まることは、本当にグレートだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Apple、クッキーモンスターと組んでハンズフリーのSiriを売り込む

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もし私が、娘の2歳の時を思い出すための曲を選ぶとしたら、おそらくセサミストリートのスーパースター、クッキーモンスターと、その時人気のポップスターとのコラボレーションになるだろう。“Me want it (but me wait)” が歌詞賞をとることはないだろうが、それは心に残り、耐えることを教え、セサミワークショップとセサミストリートを45年以上続けさせている文化的クロスオーバーをもたらした。

今日(米国時間3/16)Appleは、新しいiPhoneのCMを放映し、クッキーモンスターの永遠の魅力に乗じてiPhoneのハンズフリーSiri機能を売り込んでいる。このCMスポットは、YouTubeで私の娘が食い入るように見ている料理ショウを彷彿とさせる(偶然とは思えない)もので、クッキーモンスターが自分でクッキーを焼き、彼が最も苦手な ― 待つ ― 時間を過ごすのを、Siriが手伝ってくれる。

CMは愛らしく、24時間忙しくて手が離せない両親をターゲットにしていることは間違いない。Appleは、セサミワークショップと何年も前から仕事のしている ― 例えばiPadとiPhoneアプリもたくさんある。Sesame-Street-Learning-Library-Vol1_02しかし両者のかかわりは、Children’s Television Workshopと呼ばれていた頃Apple II向けにゲームを開発したことに遡る。私も実はこのゲームをプレイしたことを覚えている ― お気に入りはビッグバードの速達便だった。

一般にスターはCMに出ると報酬をもらうが、このCMの費用も間違いなく、子供たちのための番組やサービスに使われるので、娘も喜ぶだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook