Apple、モントレーでの太陽光発電施設建設に8億4800万ドルを出資

本日のInternetカンファレンスにて行われたTim CookとGoldman Sachs Technologyの対話の中で、Tim Cookから興味深い情報が出てきた。Appleが、太陽光発電施設の構築に8億4800万ドルを投じるとのことだ。

Cookによれば、カリフォルニア州モントレーに建築される1300エーカーの太陽光発電施設の建設に8億4800万ドルを出資するとのこと。アリゾナ州のFirst Solarとの共同プロジェクトだ。出資の見返りとして、Appleは今後25年間にわたり、固定レートでの電力供給を受けることになっているそうだ。

Cook曰く、この施設から得られる電力はAppleの新しいキャンパスおよびカリフォルニア州にある既存オフィス群、および同州の小売ストアの電力を十分に賄うものであるとのこと。

建設は2015年中頃に開始となり、2016年末には完成する予定となっている。

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(翻訳:Maeda, H


合衆国エネルギー省がソーラーのソフトコスト低減のための起業企画を募集

このところ、アメリカの商用太陽光発電は、企業への政府補助と中国のメーカーとの厳しい競争で、価格が急落している。エネルギー省の育成事業SunShot Initiativeで、そのインキュベーション部門Catalystを担当しているVictor Kaneによると、2010年に比べて今ではほぼ50%低下しているという。この育成事業の主な目的は、ソーラー発電のコストを2020年までにそのほかの発電方法と互角にすることだ。

一般住宅等への据え付け費用では、いわゆる“ソフトコスト”が増加している。たとえば顧客獲得経費は、売価24000ドルの据え付けで2000-4000ドルを占める。そこでSunShotは、ソーラービジネスにおけるこれらの非効率を取り除くことに、取り組み始めた。

今年、SunShotのCatalystインキュベータは、消費者調査を行って、ソーラーエネルギーにおけるソフトコスト関連の問題を130件同定した。そしてそれにより、ソーラーを購入しようとする消費者が情報を見つけづらい、大規模な据え付けでは検査費用が高い、などの問題が浮き彫りになった。

5月には、ソーラ業界の外部からアイデアを募集する事業が行われ、起業家や技術者等に、ソフトコスト対策のアイデアやプランを素描する5分間のビデオの制作と提供を求めた。提出の締め切りは東部時間で11月7日11:59PMだから、今からでも間に合う。

締切後にはCatalystのチームと外部エキスパートによる審査が行われ、20件がNational Renewable Energy Laboratoryからのガイダンスと最大25000ドルまでの初期的立ち上げ/売り込み費用が提供される。それらの応募の多くはTopCoderにおける競争作品として作成提出され、ホビイストプログラマとプロのデベロッパが横並びでアプリケーションの実装を競える。SunShotの担当者たちは、こういう競争形式のほうが多くの人たちの参加意欲をそそる、と考えている。

2015年の5月に、20のチームは投資家たちに訴求するデモデーのために再び集まる。そして上位5チームがそれぞれ、自分のスタートアップを立ち上げるための資金として10万ドルを受け取る。SunShot InitiativeのディレクターMinh Leによると、エネルギー省の目標は、これらの勝者たちが、次はシリコンバレーの名門アクセラレータに‘本格入学’することだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


太陽光を自動的に追うロボットSunnyBot, 家庭のソーラーもより効果的に

これは、今Kickstarterで資金を募集している小粋なグリーンテク製品だ。SunnyBotと名付けられたその製品は、マイコンで制御されるロボットで、その名の通り鏡面がいつも自動的に太陽の方を向いている。目的は、室内灯用の電源確保や、太陽熱の利用、部屋の暖房、プールの温水化、鉢植え植物の保育、などなどだ。

SunnyBotを作っているイタリアのSolenicaによると、反射鏡(凹面鏡)で太陽のエネルギーを集めて発電効率を高めることもできる。光量に換算すると今の大きさで約7000ルーメン(500ワットのハロゲンランプに相当)だ。また反射鏡としての光の到達距離は最大200メートル、誤差は30メートルあたり0.1メートルだ。

もちろん、SunnyBotは空に太陽がないと使えない。12月のアイスランドでは無理だろう。でも太陽光の増幅効果もこの製品のアイデアの一つなので、作者は太陽光が乏しいところでも用益はある、と考えている。太陽光がふんだんにある国では、太陽光そのものの有効利用が、ずばりこの製品のメインの用益だが。

太陽を追って鏡面を回すこのロボットの中には、二軸光学帰還システムを備えたマイコンシステムがある。現在のデザインはあくまでもプロトタイプなので、製品化するとなったら本格的な工業デザインに取り組む。そのときは鏡を収める筐体も必要になり、また本体や部品は射出成形で品質を高めたい、と同社は言う。〔*: dual axis solar tracker, 方向軸+仰角軸の計2軸制御による太陽光追跡。〕

SolenicaはSunnyBotのオープンソースバージョンをSunnyDuinoという名前で出したいと考えている。低価格で、Arduino互換のコントローラ付き、そしてSDKも提供される。だから、独自の機能を持った自作システムを組むことも可能だ。

今Kickstarterでの目標額は£200,000($312,000)で、これは製品化するために必要な資金だ。一部の金額はマーケティングにも使いたい、という。とりわけ、世界中のメーカー企業にライセンスパートナーになってもらいたいのだ。最初の製品の完成は、今年のホリデーシーズンをめどにしている。

SunnyBotはイタリアで組み立てられるが、基板はイギリスのケンブリッジ、マイコンはアメリカ合衆国アリゾナ州、機械部品はイタリアのモデナなど、部品は世界各地から調達する。消費者価格は数百ドル程度、になる模様だ。ただしKickstarterでは£199($310)の投資を約束すると、一台もらえる。SolenicaのDiva Tommeiは曰く:“今後はこのロボットの原価と売価を下げていきたい。SunnyBotを、どの家庭にも一台ある日用品にしたいんだ”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))