物流スタートアップ「souco」が冷凍冷蔵温度帯の荷物向けに全国一律料金の従量制保管サービス開始

物流スタートアップ「souco」が冷凍冷蔵温度帯の荷物向けに全国一律料金の従量制保管サービスを開始

物流スタートアップsouco(ソウコ)は8月13日、物流施設・倉庫の空きスペースを持つ企業とスペースを必要とする企業をマッチングさせるB2Bプラットフォーム「souco」での重量制保管サービス(全国一律料金)において、冷蔵冷凍温度帯の保管プランを追加したと発表した。

同社は、2019年6月にsoucoを正式に開始しており、倉庫提供アカウントと倉庫利用(荷主)アカウントの合計数は2000社超となっているという(2021年6月時点。倉庫提供企業のアカウント数と荷主企業のアカウント数の単純合計数)。

また2021年7月、荷姿がパレット・カゴ台車・段ボールの荷物について全国一律料金の従量制保管サービスを提供開始。今回冷蔵冷凍温度帯での保管プランを追加した。

料金のうち、保管料が1日1パレットあたり150円。入出庫料が1パレットあたり500円。荷姿はパレットのみ。利用にあたっては、soucoに利用相談をすると、soucoに登録されている倉庫から条件に合った最適な保管場所が提示される。利用を決めると、souco提供の入出庫管理システムにより、入出庫の指示・作業実績管理・在庫状況などの情報を一元管理できるようになる。さらに、荷主と倉庫提供者の双方がオンラインで作業ステータスの確認できるという。

souco料金表(抜粋)

souco料金表(抜粋)

サードパーティー・ロジスティクス(3PL)企業や物流事業者は、閑散期には所有している倉庫が空き、繁忙期には足りなくなるという悩みを抱えている。特に最近では先進的物流施設は規模が大きくなっているものの、余剰スペースの転貸や短期の賃貸借などの融通については貸す側と借りる側の直接の情報交換に頼っているのが現状だという。そこでsoucoは、物流施設の空きスペースと、荷主の荷物情報のデータベースを保有し、「1000坪以下の小ロットかつ、1カ月という短期でも」利用できるプラットフォームを提供して、双方の課題解決に努めているとのこと。

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