ARによるビジュアルな遠隔会議をサポートするStreemが類似企業のSelerioを買収

遠隔会議のソフトウェアにコンピュータービジョンの技術を組み合わせたAR企業Streemが、同じく拡張現実の応用企業であるイギリスの小企業Selerioを買収した。

両社は昨年共に、Betaworksのアクセラレーター事業VisionCampに参加し、コラボレーションをしたり、別々にARにおけるコンピュータービジョンの問題に取り組んだりした。

Streemの持ち味はパワーアップしたSkype通話みたいなところにあり、たとえば各種ホームサービスのプロバイダーが家の持ち主とチャットする場合、多くのビジュアルデータを得られる。たとえば電話口で機器の30桁のシリアルナンバーを口頭で伝えるのではなく、画像や映像で分かる。それらのビジュアルデータから間取りを計測したり、その家の特徴に関するノートを取ったりできる。

ポートランドに本社を置く同社は、これまで1000万ドルあまりの資金を調達しているが、最近も新しいラウンドを完了したばかりだ(詳細情報は未発表)。

Selerioの専門技術は、空間の意味的な構造を理解することだ。同社は、ケンブリッジ大学における研究から生まれた。すでにシード資金を獲得しているが、額は公表していない。投資家はBetaworks、Greycroft Partners、GGV Capitalなどだ。同社の3名の社員は全員Streemに加わる。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

上場を目指すBox、Yコンビネーター出身のStreemを買収

今日(米国時間6/16)午前、クラウドベース・ファイル管理サービスのBoxは、Yコンビネーター出身のストリーミング付クラウドサービス会社、Streemを買収したことを発表した。

Boxは、契約条件を明らかにしていないが、現金と株式の組み合わせによって買収したことをメールで語った。Streemのメンバー4名は、Boxに加わる。Streemのサービスは、Boxのより大きなサービスの一部として組み込まれると、同社がTechCrunchに語った。手続きは現在進行中だ。

最近、Streemは製品開発のために87万5000ドルを調達したところだ。

Boxは、現在上場手続きの最中にある会社で、直近の会計年度売上は、1億ドルを超えている。純粋なクラウドストレージの有償化に失敗し、現在サービスの拡大に向けて作業している。同社、およびそのライバルたちは、市場の現実を踏まえ、垂直、水平両面への製品展開に注力している。

本誌のRon Millerによると、今回の買収はBoxにとって製品ギャップを埋めるためだという。彼の推測では、デスクトップ上でのクラウドファイルのアクセスに関して、ライバルのDropbox、Google Driveに遅れを取っている。おそらくこの契約によってBoxは、クラウド環境よりデスクトップに慣れている、大型企業顧客向けのサービス開発が可能になるだろう。

本買収を発表したブログ記事で、Box CEO Aaron Levieは、「Streemは、クラウドからでもローカルと変わらない速さでコンテンツを利用できる、高度なビデオ・メディア・ストリーミング技術を開発した」と言っている。

Boxは、急成長中の、利益を生んでいない企業であり、直近の会計年度で損失が売上を上回っている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


ストリーミング機能ありで容量無制限のクラウドストレージサービスStreemがY Combinatorを卒業して本番ローンチ

大きなメディアファイルをたくさん保存したい、と願っていた人にとっては、Streemが理想のクラウドストレージサービスかもしれない。

Y Combinatorから巣立った同社は先週、そのメインプロダクトであるStreem Driveをローンチし、87万5000ドルのシード資金を得たことを発表した。

協同ファウンダでCEOのRitik Malhotraは、Streemをメディアファイルの保存のためによく使われる外付けハードディスクと比較する。これまでのクラウドストレージサービスは、外付けドライブのようにローカルな感覚で気軽に使えない、と彼は言う。ハードドライブにあるものをすべてコピーしておこうと思っても(コピーだけならできるが)、大量のHDビデオを抱えている者にとってはクラウドの容量が小さすぎる。たとえばDropboxなら、無料アカウントでは2GB、Proプランは100、200、500GB(ほぼ10ドル、20ドル、50ドル/月)だ。

しかしStreemなら、月額20ドルで容量は無制限だ。同社にそれができるのは、Malhotraによると、重複排除と圧縮を併用しているからだ。“重複排除のスペース節約効果はとても大きい”、と彼は言う。

ファイルの使い方などは自分のハードディスク上のファイルと同じだが、クラウドだからローカルなスペースはまったく消費しない。Malhotraによると、その技術はメディア向けに最適化されており、たとえばビデオストリーミングのクォリティはユーザの帯域に合わせて調整される。

Streemのアプリケーション/アプリは、Mac、Windows、Linux、iOS、Android、そしてWeb用がそれぞれある。

資金は、YC、500 Startups、Start Fund、IronFire Capital、Arbor Ventures、Grooveshark/OnswipeのファウンダAndres Barreto、そのほか多くのエンジェル投資家たちから出ている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))