Sugru、何かと何かをくっつけるのに便利なSugru+磁石キットの事前予約を受付開始

何かと何かをくっつけるのはありふれた行為だ。たいていは接着剤を用いる。しかしもし接着したものを、改めて別々にしたくなったらどうしよう。そんなときに便利なのが、「磁石」だ。さらにSugruと磁石のコラボは最強だ。

Sugruというのは、これまでも何度か取り上げてきた。自硬性を持つゴム素材のパーツだ。どんな形にもすることができ、いろんなものにフィットする。このSugruを提供しているチームが、世界中のハードウェアハッカーに向けて、シンプルな「接続ツール」の提供をしようと作戦を練ったわけだ。パッケージには4つの磁石と、そしてSugruが同梱される。適量をまとめたSugruに、磁石を埋め込む。そしてくっつけたいものにSugruを押し付ける。くっつけたいペアの方にも同様の作業を行う。Sugruが固まれば、磁石の力で2つのパーツはぴったりとくっつくことになる。

Sugruのマグネットキットは年内中に生産を開始する予定で、現在はプレオーダーを受付中だ。何ら特別な科学技術を用いているわけでもない。磁石くらい誰にでも使うことはできる。このプロダクトのキモは、Sugruといっしょに利用するのに最適な磁石を選んで、同一パッケージにまとめたことにある。これはなかなかSugreatなアイデアだと思う。

SugruとgreatをかけてみたSugreatはグレートじゃなかった。今は反省している。ともかく、下の動画は面白いのでぜひ見てみてもらいたい。

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(翻訳:Maeda, H


Hyrel 3Dプリンタはシリコンラバーや粘土を出力素材に使えるスグレもの

Hyrel 3Dプリンターはシングル・ノズルの標準的なマシンに見える。しかしHYREL Emulsifiable Extruder (EMO-25)と呼ばれる非常にユニークなノズルを採用しているため、 通常のプリンタで使えない素材、プレイドー(Play-Doh)、粘土、ゴム粘土、Sugru(自然に固化する耐熱性シリコンラバー)などを出力することが可能になっている。

開発者のDaniel HutchisonはKickstarterで15万ドルの資金を調達ずみで、今後数ヶ月で製品を出荷できるようにしようと努力中だ。3Dプリンターにはフル機能のパソコンが付属する。

さまざまな素材が使えることは実用上、きわめて大きな可能性を開くものだ。2ノズル・システムに拡張された場合、たとえば、プラスチックの外郭の内側にSugruのような耐熱ゴム素材でガスケットを同時に出力できるだろう。

このマシンは学校やアーティストの利用にも理想的だ。ゴム粘土でストップモーションのアニメのフィギュアを作るのにも使える。またゴム粘土なら出力物が気に入らなかった場合、捏ねて素材に戻して再利用できるから運用コストが最小限ですむし、プラスチックと違って出力後にヘラなどで簡単に整形仕上げできる。

Hyrel 3Dプリンターの価格は1995ドルから3000ドルまで。ハイエンド・モデルにはパソコンの他にABS樹脂用の加熱機能(ABSは射出する際に加熱して溶かす必要がある)が含まれている。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+