Mirrorは鏡を使ったフィットネス・システム――自宅で高度なトレーニングができる


9月にサンフランシスコで開催されたTechCrunch Disrupt SFでCEOのBrynn PutnamがデモしたMirrorrは自宅でブティック・ジムなみのカスタマイズされたフィットネス・プログラムを実行できるスマートガジェットだ。

お値段は1500ドルで、この鏡タイプのデバイスに毎月レッスンのプログラムが配信される(サブスクリプション)。ビデオの画像でわかるとおり、ユーザーは鏡に投影された映像を見ながら適切な運動ができる。メニューから好みのコースを選び、進捗を記録することが可能だ。また他のユーザーをフォローして交流することもできる。

Mirrorの市場は大きい。PutnamがDisruptで述べているように、アメリカのフィットネス支出は250億ドルにも上り、5500万人がジムに通っているという。大勢がトレッドミルやウェイトリフティングなどのマシンに何千ドルも使っている。Mirrorは文字通り壁かけタイプの鏡なので普段はまったく目立たない。この鏡にフィットネスのレッスンがストリーミングされる仕組みだ。

われわれはニューヨーク市のMirror本社でPutnamにインタビューし、さらに詳しい情報を得ることができた。実際に使っているようすはビデオをご覧いただきたい。

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滑川海彦@Facebook Google+

DSRL3軸安定化ジンバル対決――DJI Ronin-S、Zhiyun Crane 2(TCビデオ)

このビデオはDJIからもZhiyunからもスポンサーされていない。あくまでわれわれの独自の評価だ。DSLRなどの本格的カメラでの動画撮影を安定化させる3軸ジンバルの代表的製品を実地にテストしてみたのでご覧いただきたい。

プロのビデオグラファーとして私の第一の関心は携帯性だ。正直、もうこれ以上持ち歩くペリカンケースを増やしたくない。スムーズな動画撮影に必須の3軸安定化ジンバルで携帯性に優れているものとしては、ビデオグラファーや映画製作ジャンルの友人たちの間でZhiyun Craneの評価が高かった。そこにDJIからRoinin-Sが登場した。うーむ、これはテストして比較してみるしかない。

われわれのセカンドカメラ、Taylor Nakagawaが最初に試しているところだが、3軸ジンバルの操作に苦労している。これはやっかいな代物で、箱から出してすぐに自由に操れると思ったら大間違いだ。最初のうちはひどい失敗を繰り返すことになる。

重量の点ではRonin-SはCrane 2より500グラムくらい重い。しかし重量配分がうまく計算されているのでそれほど大きな体感の差はない。どちらの製品も35mmレンズを装着したキヤノン5Dを問題なくこなした。パン、ティルトなどは専用アプリから操作できる。うまく設定すればバターのような滑らかさだ。しかし動きながらビデオ撮影すると転倒しやすいのでご注意。両製品とも機能面では大きな差は感じられなかった。

ジンバルのバランスを取るのは慣れれば2分程度でできる。Ronin-Sでは本番撮影に入る前にアプリからバランスのテストができる。きちんとバランスを調整しておかないとモーターが常時回転することになりバッテリーを消耗する上にモーターを傷める可能性がある。ゆっくりした動きなら素晴らしくスムーズな映像が撮れる。カンフーのような素早いダイナミックな動きを撮影すると追従が間に合わない場合が出てくる。しかしスローモーションや編集でカバーできるだろう。

Zhiyunでちょっと気になったのはコントローラーの操作に直感的でない部分があった点だ。たとえばオプションの選択を決定するのに真ん中のボタンではなく、ダイヤルの右側を押さねばならない。キャリングケースではZhiyunのほうがスマートだし使いやすい。

Ronin-Sは699ドル、Crane-2は750ドルだ。選択は難しいところだが、DJI Ronin-Sにはパノラマ、タイムラプスなどの付加的機能がある。更に詳しい評価は〔原文の〕テキストを読んでいただきたい。

DJI Ronin-S and Zhiyun Crane 2

〔日本版〕両製品ともすでに日本で販売されている。DJI公式ストア(楽天)、Zhiyun Japan(Amazon)。日本で発売されるCrane 2にはフォローフォーカスが付属。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+