アカデミー賞からストリーミング排除に対し司法省がダメ出し

Netflixの映画にオスカー(アカデミー賞)をもらう資格があるのか、という問題に司法省が関心を持っているらしい。

Variety誌の記事によると、司法省はアカデミー賞を仕切っている団体映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences)に書簡を送り、今後の受賞資格変更の可能性について懸念を表明した。

でもこれは、司法省が心配するようなことだろうか?書簡が言っているのは、こういうことのようだ。「アカデミーは複数の互いに競合する企業等が会員なので、それらが事前に競争以外の理由で正当化されてはいない不当な競争をすることを防ぐために、オスカーに対し一定の資格要件を設定しているなら、そのような行いは反トラストの懸念を惹起する」(作品の質で競争するのはよいが、ストリーミングが加わると余計な争いが起こりかねない、というアカデミー側の懸念)。

この司法省書簡事件の前には、Netflixの「Roma」が今年の作品賞の筆頭候補とされていた。結局「Green Book」に敗れはしたが、それでも監督賞と外国語映画賞と撮影賞をかっさらった。

Steven Spielberg(スティーヴン・スピルバーグ)監督は、オスカーのルール変更に賛成らしい。彼は、劇場で4週間以上上映される作品という要件を設けたいようだ。

スピルバーグ氏は公の場では何も言わないし、大物プロデューサーのJeffrey Katzenberg(ジェフリー・カッツェンバーグ)氏によると、スピルバーグは彼に「絶対にそんなことは言ってない」と言ったそうだ。でもこれによって、映画業界にNetflixが与えたインパクトをめぐる議論に、一気に火がついた。そしてNetflixはついにこんなツイートを。「私たちは映画を愛しています」。そのねらいは、同社のサービスによって映画がよりアクセスしやすいものになった、と訴えることにあるようだ。

Variety誌によると、アカデミーは書簡の受領を確認した(アップデート:本誌に対しても確認した)。同団体の理事会は4月23日の会議で、受賞ルールに関する年に一度の検討を行う。

目下司法省にコメントを求めているので、得られ次第この記事をアップデートしよう。

関連記事: Netflix defends its impact on the movie business ahead of Oscars debate(Netflixが映画業界に対するインパクトを自己弁護、未訳)

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

今夜のオスカーをストリーミングで見る方法はこれだ

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いよいよオスカーがやってくる。果たして、レオナルド・デカプリオはついにオスカーを獲得するのか? エレン[デジェネレス]はまたセレブ満載の自撮り作品を披露するのか?

成り行きのすべてを見たいけれでもテレビの前にいられない人のために、今日 5:30pm PT/8:30pm ETからこのイベントをストリーミングで見る方法をご紹介しよう。

番組は、ABC.comおよびWatch ABCアプリで、ABC系列局のある8都市のケーブル契約者にライブストリーム中継される ― ロサンゼルス、ニューヨーク、シカゴ、ヒューストン、サンフランシスコ、ローリー・ダーラム、およびフィラデルフィア。

ケーブル契約のない人や、上記の都市にいない人は、翌日ABC.comで公開される全編ビデオを待たなくてはならない。テレビを捨てたみなさん、残念!

ケーブルテレビを持っていて、見ながらセカンドスクリーンもフル活用したいという人には、Oscar.comの “The Oscar Backstage” がおすすめだ。サイトでは、20台以上のライブカメラでレッドカーペットとバックステージを紹介し、まるで会場にいるような雰囲気を味わえる。

真に没頭的なオスカー体験を好むなら、ロサンゼルスのABC系テレビ局、ABC7が360度VR視聴体験を提供する。

今日の2pm PSTから、VR視聴者は、レッドカーペットの歩行、ハリウッドサイン、オスカー2016 Governors Ballのプレビューを体験できる。VR体験は、ABC7.com、あるいはLittlestar VRのウェブ、モバイル、およびApple TVアプリで利用できる。

残念ながら授賞式そのものはVR中継されないが、来年には期待したい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook