あのかわいいTurboRooから動物の義足専門のスタートアップPawstheticsが誕生

unnamed-5

われわれ二本足の人間も、そしてその四本足の友だちも、不運に遭うことがある。ときには、ひどい不運に。ぼくの親友のTurboRooは、そんな不運に対して、良き助けを提供できるだろう。

Turboは2014年に、動物病院に預けられて新しい飼い主を探していた。そのときの彼の年齢は生後4週間だったが、生まれたときから前足がなかった。幸運にも彼は、すてきな里親さんAshleyとRayにもらわれた。前足のないTurbがなんとか歩こうと努力する姿を見て、彼らは最初、玩具の部品を利用して小さなカートをつくった。そんなTurboをテレビのニュースなどが取り上げたため、サンディエゴの航空宇宙工学のエンジニアが、3Dプリンタで補助具を作ろう、と名乗りでた。彼はTurboの体に合わせたカートを作り、TurboはTurboRooになった。世界で初めての、3Dプリンタで車いすを作ってもらった子犬だ。

unnamed (3)

里親のカップルも3Dプリンタを購入し、TurboRooの義足の改良を重ねた。デンバーの3Dプリントストアも協力した。そのプロジェクトはやがて”Pawsthetics”(義足prostheticsからの造語、pawは犬などの前足)と名付けられ、あらゆる障害者ならぬ障害生物を3Dプリントで助けようという、大きな目標を持った。

Screen Shot 2015-11-25 at 10.46.32 AM

この壮大な(==資本を要する)”Pawsthetics”プロジェクトは、Indiegogoで資金募集をしている。目標額は5万ドルだ。

今このプロジェクトが計画中のプロダクトは、三本足の犬用のカート/小動物用の義足/前足用固定具/傷口被覆具(傷口をなめないように)、などだ。今ではこのプロジェクトに、いろんな動物の飼い主たちからの、いろんな補助具のリクエストが舞い込んでいる。

人間の人生の支えにもなってくれる小さな友だちが、今、あなたのヘルプを求めている! テクノロジには、こんなすてきなこともできるんだ。ではみなさん、良い感謝祭を(米国時間11/26)。

[原文へ]。
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

生まれつき前足がなかったチワワのタボちゃんが3Dプリントで歩けるようになった

3Dプリントがあれば、どんなキュートな動物でも救える。たとえば、かわいいチワワのタボルーちゃん(TurboRoo)は、生まれつき前足がなかったが、Makerbot3dynの3Dデザイナーのおかげで、車輪付きの新しいリードを着けてもらった。車いすならぬ、車リードだ。

3dynの社長Mark Deadrickは、タボルーが車いすを求めているのをネットで見て、小さなカートを設計した。サイズはネットの写真から推定した。彼はそれを明るいオレンジ色でプリントし、それにローラーブレード©の車輪をつけてタボルーの飼い主に送った。今やそのチビワンちゃんは、無料で完全にハッキング可能なスーパーレッグをスクーターのように見事に乗りこなしている。

3Dプリンタなかりせば、タボルーの飼い主はパイプや布などの素材を高い値段で買って、何かを自作しなければならなかっただろう。ところが今では、体に完全にフィットした、オーダーメイドのようなカートをプリントできるし、再生産も簡単、ほかのデザイナーが改作するのも簡単だ。複数作るのも、超簡単だし、新たに大きな費用は発生しない。

動物や人間の人生に貢献した3Dプリントは、今回が初めてではない。最初のロボット義手はこんなのだったが、今では障害者がそれを使って物をつかむこともできる。動物の例では、1月にアヒル用の義足をデザインした人が現れ、最近はペンギンが義足ならぬ義嘴(くちばし)を3Dプリントしてもらった。でも、小さな犬がやっと犬らしく走り回れるようになった光景ほど、ぼくの心を温めるものはない。

おちびのタボちゃんを助けたDowntownPetVetに敬礼!

出典: 3DPrint

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))