ツイッターが有料の「チケット制スペース」展開をiOSで開始

Twitter(ツイッター)は米国時間8月26日、同社のライブオーディオ機能「スペース」の一部のホストが「チケット制スペース」へのアクセスを販売できるようになったことを発表した。チケット制スペースは、18歳以上で、過去30日間に3つのスペースをホストし、1000人以上のフォロワーを持つユーザーを対象に、6月に募集を開始している。

Twitterの担当者はTechCrunchに対し「すでにチケット制スペースのためにスペースをホストしている人たちと緊密に連携していきます」と述べている。Twitterは、これまでに何人のユーザーに本機能を提供したか、またいつユーザーが一般的に利用できるようになるかについては明らかにしなかった。現在のところ、iOSユーザーは誰でも、本機能にアクセスできるユーザーが主催するスペースのチケットを購入できる。

Twitterは以前、チケット制スペースから得られるクリエイターの収益の3%を受け取ると発表していた。しかし、この機能は現在iOSでしか利用できないため、Twitterは30%のAppleのアプリ内課金の対象となるため、クリエイターにはチケット販売の67%しか還元されないことになる。ただし、チケット制スペースとSuper Followsを含むクリエイターのTwitterでの生涯収益の合計が5万ドル(約550万円)を超えた場合、同社は3%の手数料を20%に引き上げる。

チケット制スペースにより、Twitterはライブオーディオの競合他社と一線を画すことになる。ClubhouseやInstagramでは、リスナーがスピーカーにチップを渡したり、ライブオーディオスペースでバッジを授与したりすることができるが、これらのアプリはチケットの事前販売はできない。

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(文:Amanda Silberling、翻訳:Katsuyuki Yasui)

ツイッターが改定されたAPIにTwitterスペースのサポートを追加

Twitter(ツイッター)は、新たに改定されたAPIに変更を加え、サードパーティーデベロッパーがオーディオチャットルームサービスのTwitterスペース専用のツールやソリューションを開発できるようにする。米国時間8月18日、同社はTwitter API v2にTwitterスペースをサポートする新しいエンドポイントを追加する。初期の目的はライブまたはスケジュールされたスペースを発見できるようにすることだ。後のAP改定によって、スペースのホスト向けツールをさらに開発できるようになるかもしれない。

2020年同社は、全面改訂されたAPIを公開し、その目標は自社のデベロッパープラットフォームを刷新するとともに、Twitterの新機能をすぐにサポートしやすくなることだった。今回のTwitterスペースをサポートする新APIはその計画の一環だ。

このAPI改定によってTwitterは、ユーザーが(Twitterの中でも外でも)スペースを見つけやすくなる新製品をデベロッパーが開発できるようになることを期待している、と同社はいう。こうしてTwitterスペースを利用しやすく、オーディオチャットを多くの人に普及させることは、ますます競争の激しくなるオーディオベースSNSの世界でTwitterが地位を築く一助になるかもしれない。現在Clubhouse(クラブハウス)と戦っているのはTwitterスペースだけではない。オーディオチャット体験は、Facebook(フェイスブック)、Discord(ディスコード)、Reddit(レディット)、Public.com(パブリック・ドット・コム)、Spotify(スポティファイ)他いくつかの小規模ソーシャルアプリも提供している。

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Twitterによると、デベロッパーは新たにSpaces lookupとSpaces searchという2つのエンドポイントを使えるようになり、ライブあるいはスケジュールされたスペースをSpaces ID、user IDあるいはキーワードなどの条件を用いて検索できる。Spaces lookupは、スペースに関連付けられた公開のメタデータと属性データを探すこともできる。参加者数、スピーカー数、ホストのプロフィール情報、使用されている言語、開始時刻、予定開始時刻、作成時刻、ステータス、およびスペースにチケットがあるかどうかなどだ、とTwitterがTechCrunchに話した。

どのTwitterスペース機能を最初にAPIに組み込むかを決めるにあたり、Twitterがデベロッパーと話したところ、ユーザーが興味のあるスペースを見つけ、参加するためのリマインダーを設定する手助けができる機能が欲しいと言われたという。自分のオーディオチャットがどのくらいうまくいっているかをスペースのホストがわかる仕組みも欲しいともデベロッパーはいう。しかし、そのようなオプションのほとんどは今回のAPI改定ではまだ利用できない。Twitterは他の機能を「検討している」とだけ語った。デベロッパーが自社製品にリマインダーを組み込む機能やAPIで利用できる属性値を見る機能、分析ダッシュボードを作れる機能などだ。

こうしたその他のエンドポイントのアイデアは、Twitterのデベロッパープラットフォームロードマップにもまだ載っていない。

Twitterは、デベロッパーがTwitterスペースのスタンドアロンクライアントアプリを作れるAPIエンドポイントを作る計画はなく、デベロッパーコミュニティも興味を示していないからだとTechCrunchに語った。

何人かのデベロッパーが、TwitterのスペースチームのDaniele Bernardi(ダニエル・バーナーディ)氏が毎週ホストしているスペースに参加しており、すでに今後のアップデートのヒントを得ていた。現在v2 APIを利用できるデベロッパーは、今日から新しいエンドポイントを使った開発を始められるが、今すぐ新しい体験を公開できるデベロッパーはいない。

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(文:Sarah Perez、翻訳:Nob Takahashi / facebook

Twitterの音声ルームSpacesに共同ホストの新機能、モデレーションがしやすく

Fleet(フリート)は長く続かなかったが、Twitter(ツイッター)のプロダクトチームは同社の音声ルームであるSpaces(スペース)に新たな要素の追加という点で減速したりはしていない。同社は2020年に限定テストでClubhouseのコピーであるSpacesを導入し、5月に少なくとも600人のフォロワーを抱える人へと同サービスの提供を拡大した

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そしていま、TwitterはSpaceのホストが共同ホスト2人を加えることができるようにする。共同ホストは招待システムを通じて参加できる。Spacesではメーンのホスト1人、共同ホスト2人、そして最大10人のスピーカーが利用できるようになる。共同ホストはスピーカーのリクエストを調べたり、スピーカーに声をかけたり、Space 内にいる人を追い出したりできるため、モデレーション業務がより管理しやすいものになる。

Fleetがなくなり、SpacesはTwitterアプリのメーンフィード上で現在使用できる唯一のライブ機能だ。InstagramのStoriesをそっくり真似ているそのバーチャルのルームは、Twitterがユーザーに最初にチェックして欲しいものへと目を移している。Twitterはまた、Spacesを見つけやすくす専用タブの展開も開始し、リアルタイムにライブ音声ルームが中央部分に表示されるようになっている。

Clubhouseの爆発的な勢いを目の当たりにし、数多くの大手アプリがライブ音声チャットルームを自社プラットフォームに取り込んだ。6月にSpotifyは最大1000人が参加可能な音声イベントを開催できる独立アプリGreenroomの提供を開始した。もちろん、Facebookも6月にLive Audio Roomsという独自のライブ音声ルームを立ち上げた。音声ベースのチャットではすでにリーダーであるDiscordは3月にClubhouseのような独自イベントチャンネルを追加した。TwitterはSpacesでトレンドを踏襲したが、Fleetsと違って同社は比較的新しい機能であるSpacesのサポートを継続する計画のようだ。

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(文:Taylor Hatmaker、翻訳:Nariko Mizoguchi

ツイッターが一部ユーザーのアプリデザインを変更し「スペース」を中央のタブに、音声チャットルームに注力

Twitter(ツイッター)はアプリをアップデートして、音声チャットルームのTwitter Spaces(スペース)をユーザー体験の中心に据えようとしている。米国時間6月3日、Twitterは一部ユーザーのモバイルアプリで、Twitter Spacesのタブをメインのナビゲーションバーにレイアウトした(最初はiOSから)。これによりTwitter Spacesはバーの中央に位置することになり、検索の拡大鏡と通知のベルの間に置かれる。Spacesが他のタブを追いやってしまうことはないため、バーのアイコンの数は4つから5つへと増える。

まだこのアップデートを確認できないユーザーもおり、最初はSpacesのベータに協力したユーザーの内約500名に対して、この通称「Spaces discovery tab(Spacesディスカバータブ)」が6月3日から展開される。

Twitterによると、このタブはSpacesがユーザーがフォローしている人たちによって、現在ホストされていることを示すが、タイムライン上部のFleetラインのようには表示されない。むしろそのディスカバータブはSpacesをもっとビジュアル的に表示し、今後のSpacesについてツイートしたときに出るプロモーションカードに似たものになる。

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TechCrunchへの説明でTwitterは、Spacesがどれだけ楽しくても、専用のスペースがないためそのライブのイベントを見つけたり追跡することが難しい。新しいタブは、それを変えるものだという。

タブの中では、現在アクティブなSpacesが、その名前やホスト、現在の参加者なども含めもっと詳しくわかる。またこのタブの中でユーザーは、スケジュールされているSpacesのリマインダーを管理し、それらが始まるときに通知が届いたり、Twitterにフィードバックを送ってもっと参加したいSpacesを教えたりできる。

アプリ研究者であるJane Manchun Wong(ジェーン・マンチュン・ウォン)氏がTwitterのアプリ改訂プランを知り、Spacesがナビゲーションバーに来ることがわかったのは、2021年5月のことだ。

現状ではフォロワー数が600名以上のユーザーがSpacesの主催を認められているが、今回タブがローンチしてもそれは変わらない。しかしSpacesに関するTwitterのプランはもっと大きく、今度のディスカバー機能で見つけやすくなったスケジュール上のSpacesだけでなく、チケットがあるイベントや、共同主催イベント、アクセシビリティの改善なども予定されている。

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Spacesをナビゲーションバーに直接置けば、Twitterの音声チャットルームは強調されることになり、これまでのようにTwitter版Clubhouseに関心のないユーザーに無視されることも少なくなる。現在、Clubhouseもアクセスが拡大している。Androidでデビューした後、Clubhouseはすでに200万のAndroidユーザーが参加したと発表した。

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一方Twitterは、これまでSpacesを試用したユーザーの数を、ホストについてもエンドユーザーについても公表していない。

今回のローンチと並行して、TwitterはHome Timeline(タイムライン)からの誰かのプロフィール画像のまわりに紫のリングを表示するといったこれまでテストしたSpacesの他の機能も展開するだろう。

現在、プロフィール写真はブルーのリングで強調され、タップするとそのユーザーのFleets(フリート)へ飛ぶ。しかし紫のリングでは、そのユーザーが現在、Spacesでアクティブかどうかがわかる。さらにそのユーザーのプロフィールをタップすれば、そこに参加できる。これにより、いつものように自分のタイムラインをただスクロールしているときでも、Spacesを見つけやすくなる。

Twitterによると、この新しいSpacesのタブは、ベータテストに参加した人たちでテストした後、より多くのユーザーで展開されえることになっているという。

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(文:Sarah Perez、翻訳:Hiroshi Iwatani)

Twitter Spacesがウェブでも利用可能に、アクセシビリティ機能も搭載

米国時間5月26日夜、Twitter(ツイッター)はClubhouseのライバルである同社のSpacesをウェブでも利用できるようになると発表した。5月はじめにフォロワー600人以上のユーザーなら誰でもiOSかAndroidのアプリ上でSpacesを利用できるようになった。ほぼ同時に、Clubhouseはついに待望のAndroidアプリを公開した。ただ、Clubhouseはまだウェブでは利用できない。ライブソーシャルオーディオ市場でTwitterが一歩先行するかたちだ。

Instagramも自身をClubhouseのライバルと位置づけ、ユーザーがオーディオとビデオをミュートする機能を活用してライブができるようにしている。それぞれのアプリはどう差別化していくのだろうか?TwitterのNed Segal(ネッド・シーガル)CEOは、毎年恒例で2021年が49回目となる5月25日のJPモルガンのグローバルテクノロジー/メディア/コミュニケーションカンファレンスでこの点を明らかにしようと試みた。

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シーガル氏は次のように述べている。「Twitterは世界で何が起きているか、人々が何について話しているかを知る場です。Twitterを開いてホーム画面のタイムラインを見たときにSpaceがあれば、おそらくあなたの知らない人であってもそこで話されている話題はあなたに大いに関連のあることです。ビットコインのこと、あるいはグラミー賞の余韻やNFLのドラフトについて話されているかもしれません」。

Spacesのウェブ版に関してTwitterが重視している部分には、ユーザーの画面サイズに対応するUIとSpacesの予定をリマインドする機能などがある。Spaceに参加する前に、誰がそこにいるか、何が話されているかのプレビューが表示される。ユーザーはSpaceを画面の右側に開きつつ、同時にタイムラインをスクロールすることもできる。

画像クレジット:Twitter

特筆すべきは、このアップデートではアクセシビリティと文字起こしが重点項目に挙げられていることだ。オーディオのみのプラットフォームでは聴覚に障がいのある人が会話に参加するためにライブの文字起こしが欠かせない。新機能に関してTwitterが共有したスクリーンショットで、Spacesにライブキャプションが表示される様子を見ることができる。文字起こしの精度がどうなるかは、まだわからない。

2020年にTwitterは音声ツイートにキャプション機能をつけなかったことで当然の批判を受けた。Twitterのサポートは謝罪のツイートで「アクセシビリティは決して後回しにしてはいけないことです」と記した。2020年9月までに同社は2つのアクセシビリティチームを発足させた。

ライブオーディオが台頭する中、今でもアクセシビリティは後回しにされてしまうことがある。Clubhouseはまだライブキャプションに対応していない。

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タグ:TwitterTwitter SpaceアクセシビリティClubhouse音声ソーシャルネットワーク文字起こし

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(文:Amanda Silberling、翻訳:Kaori Koyama)

ツイッターが音声会議「スペース」をフォロワー600人以上のユーザーに公開、チケット、リマインダーなども追加

Twitter Spaces(ツイッター・スペース)は、Twitterの新しいライブオーディオルーム機能だ。同社は米国時間5月3日、Twitter Spacesがフォロワーが600人以上いる全アカウントでiOS、Androidともに利用できるようになると発表した。また他にも、現在準備中の新機能として、Ticketed Spaces、スケジューリング機能、リマインダー、共同ホスト、アクセシビリティの改善などを合わせて発表している。

この機能拡張で、TwitterはSpacesを以前より目立つようにする。現在、ホームタイムラインで誰かのプロフィール写真の周りにある紫色のバブルから直接スペースに参加できる機能をテストしているという。

画像クレジット:Twitter

Twitterは、初期のテストに基づいてTwitter Spacesを利用できる最低要件を600フォロワーに決めたという。600人以上フォロワーのいるアカウントは、ライブ会話を主催するための「十分な体験」を持っている傾向がある、なぜなら、参加できる既存の読者がたくさんいるからだとのこと。ただし、将来はSpacesを全ユーザーに公開することを今も考えているとTwitterは述べた。

Twitterは新機能の開発も加速している。Twitterは公開の場でSpacesを開発しており、機能やアップデートの優先順位づけの際にユーザーのフィードバックを考慮に入れている。すでに、参加者管理機能をユーザーの要望に沿って拡張しており、ホストが全参加者を同時にミュートする機能や、リアクションに笑いの絵文字を追加したのもユーザーの声によるものだ。

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そして今回クリエイターにも焦点を当てる。近くTwitter Spacesは複数共同ホストに対応し、クリエイターは販売しやすくなり、Twitter Spaces上での自分たちのライブイベントを有料公開することもできるようになる。今後数週間のうちに公開される新機能では、ユーザーが見逃したくないSpacesをスケジュールしてリマインダーを設定できる。これは、イベントを事前販売するクリエイターにとっても有用で、RSVP(出欠確認)プロセスの一環として、次期イベントの「リマインダーを設定する」ようユーザーに勧めることもできる。

Twitter Spacesのライバル、Clubhouse(クラブハウス)も、米国時間5月2日のタウンホールイベントでリマインダー機能とAndroidアプリの外部テストを開始したことを発表したばかりだ。2つのプラットフォームは、今後熾烈な機能争いを演じそうだ。

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しかし、Clubhouseが最近、お気に入りのクリエイターを支援する方法としてアプリ内寄付機能を公開したのに対し、Twitterは近く、ライブイベントのより伝統的な収益化方法を導入する。チケットの販売だ。Twitterは、現在ホストがイベントのチケット価格と入場可能人数を設定できる機能を開発中で、彼らが各自のTwitter Spacesで売上を立てる方法を提供するという。

近日公開予定のTicketed Spacesは、限られた人数のテスターが利用できる、と同社は述べている。Clubhouseがクリエイターの収益にまだ手を付けていないのに対して、Twitterはチケット売上から少額の手数料をとるという。ただし、売上の「大部分」はクリエイター本人に渡ると指摘している。

画像クレジット:Twitter

Twitterはアクセシビリティ機能であるライブ字幕を改善し、一時停止やカスタマイズを可能にするとともに、もっと正確にする努力をしていることも話した。

同社は、自身のTwitter Spaceを太平洋時刻5月3日午後1時から開催し、一連の発表について詳しく説明する。

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タグ:TwitterTwitter Space音声ソーシャルネットワークClubhouse

画像クレジット:TechCrunch

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(文:Sarah Perez、翻訳:Nob Takahashi / facebook

ツイッターがClubhouseに4400億円規模の買収を持ちかけていたとの報道

Bloombergの報道によると、Twitter(ツイッター)はClubhouseとの間で、このライブドロップインオーディオネットワーキングプラットフォームの買収に向けた話し合いを行ったという。買収額は40億ドル(約4400億円)程度になるとのこと。TechCrunchは、この話し合いに詳しい関係者からの情報も確認した。

買収交渉は過去数カ月わたって行われていたが、終了した理由はわかっていない。つい数日前、BloombergはClubhouseが40億ドル前後の評価額で新たな資金調達を目指していると報じたが、買収交渉の詳細を報じた記事によると、まずTwitterとの話し合いが決裂し、株式投資と引き換えに追加資金を確保する戦略に変更されたという。

TwitterにはClubhouseとよく似た独自サービスである「Spaces(スペース)」がある。Spacesは、ドロップイン式のオーディオチャットルーム機能で、数カ月にわたってユーザーベースに徐々に展開されてきた。一方、Clubhouseは、同社初となる収益化の取り組みである「Clubhouse Payments」をローンチしたばかりだ。この機能は、ユーザーがプラットフォーム上の他のクリエーターに直接支払いが行えるようを送れるようになるものだ。

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興味深いことに、Clubhouseのマネタイズは自ら収益を得るものではない。クリエイターはユーザーからの支払いを100%受けとることができる。ただし、わずかな手数料としてClubhouseがバーチャルチップを実現するために利用している決済プロバイダーStripeに直接送られる。

TwitterとClubhouseの交渉の詳細については明らかにされていないが、特にSpacesの進捗状況を考えると、40億ドルはTwitterがこのオーディオアプリに支払う額としては非常に高いように思える。Clubhouse初期の牽引力は否定できないが、その持続性についてはまだ多くの疑問が残っている。他のプラットフォームからもクローンが誕生しており、それが機能なのかプロダクトなのかという古くからあるスタートアップの疑問を投げかけている。

何が起きたにせよ、このタイミングで明らかになったことで、Clubhouseが調達しようとしているラウンドの目標評価額について、潜在的な投資家たちとの話に弾みがつきそうだ。いずれにしても、コンシューマー向けソフトウェアの分野が比較的低迷していた数年間を経て、このような活動、話題、注目が集まっていることは非常に喜ばしいことだ。

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(文:Darrell Etherington、翻訳:Katsuyuki Yasui)

Clubhouse対抗の「Twitter Spaces」が2021年4月一般公開へ、専用ツイートの可能性も

Twitter(ツイッター)は、Clubhouse(クラブハウス)のライバルとなるTwitter Spaces(ツイッタースペース)を2021年4月公開に向けて準備中だ。米国時間3月10日に公開Twitterスペースオーディオルームのコメント欄で同社が発表した。そのスペースのホストであるAlex(アレックス)氏(Twitter名は@akkhosh)は、Twitterは4月中に誰でもTwitter Spacesの自分専用ルームをホストできるようにするつもりだとツイートで語った。

「つまり、もうすぐということ」とTwitter社員は言った。「私たちはそこを目標にしています」。

TechCrunchは直ちにTwitterに連絡を取り、彼の発言の事実確認を行った。1週間前にAndroidのテスター向けに公開したばかりのベータ版(チャットルームへの参加のみ可能)に関するさまざまな会話を踏まえると、アレックス氏の発言はAndroidのベータテスターが4月から自分のスペース(チャットルーム)をホストできるようになる、という意味にもとれる。

関連記事:Twitterの音声ソーシャルネットワーク機能「Spaces」がClubhouseより先にAndroidで利用可能に

それでも、2020年12月に公開テストを始めたばかりのプロダクトとしてはかなり速いペースといえる。

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しかしTwitterの広報担当者は、アレックス氏の発言は文字どおり受け取って良い、と正式に回答した。

「間違いなくAndroidとiOSの全ユーザー、という意味です。ベータテスターだけではありません」と広報担当者はTechCrunchに伝えた。言い換えると、同社はTwitter Spacesを数週間のうちに一般公開するつもりだ。

現在、Twitterの開発スピードは注目に値する。わずか数カ月の間に、Twitterは独自のオーディオチャットルーム機能の公開テストを開始し、タイトルと説明スケジューリング機能共同ホストとモデレーター参加者リストなどさまざまな要素をすばやくプロダクトに組み込んでいる。次の変更(Androidサポート、共同ホスト、スケジューリング機能など)を発表するときは、何カ月ではなく何週間のうちに公開することを約束していた。

Twitter Spacesセッションではいくつか他のアイデアも話題になった。同社はスペースで音楽を利用することを検討中で、ツイートを統合するもっといい方法についても考えている、と語っている。

前者は、スペースのホストがウェルカムミュージックのようなものをリスナーに聴かせる仕組みを提供するという意味だ。さらに同社はユーザーがスペース内で直接ツイートして、それは公開タイムラインには表示されない、という機能も考えている。実現方法はいくつかある。例えばスペースの中に短期消滅型のチャットルーム(Twitterがかつて提供していたライブビデオアプリのPeriscopeのようなもの)を作れるようにしたり、そのSpace専用のタイムラインを作ることなどが考えられる。後者の開発は複雑になりそうだが。

Twitter Spacesのようなプロダクトを急いで公開することへの懸念はもちろんある。SpacesのライバルであるClubhouseでは、言葉の暴力やこの場を利用して押し売りしたり人や騙そうとする悪人についての通報が相次いでユーザーから寄せられている。

Twitter Spacesがどの程度同様の問題に悩まされるかは、今はまだプロダクトが非公開なのでわからない。しかし、セッションに参加したTwitter Spacesユーザーの1人は、会話を乗っ取ろうとするファングループにスペースがジャックされた話をしていた。この手のハイジャッカーは自身でスペースのセッションを開けるようになれば鎮まるだろうが、組織的にスペースを脱線させようとする行為が出てくることは容易に予想できる。

Twitterは、スペースのテスト開始直後「女性および社会から取り残された経歴の持ち主(「同プラットフォーム上で虐待や危害の著しい影響を受けた」人たちとプロダクトデザイナーは説明している)を最初のテスターにすることで、安全を念頭に開発することに担保すると語った。しかしそれから数週間が過ぎても、Twitter Spacesの反虐待対策やポリシーに関する話題はあまりなく、チームの注意はプロダクトそのものとさまざまな付加機能に向けられている。

アナリストや投資家向けに話をしたときや、インタビューを受けた時でさえ、Twitterの幹部やプロダクト責任者たちは、ツイートすることを恐れている人たちに会話を奨励するために、「なぜ」新しいツール(Stories、Fleets、そして今度のSpaces)を作っているのかを言い繕う傾向が見られた。

事実、多くの人たちが怖がっているのは、Twitterが自社プラットフォームを、ユーザーが嫌がらせや虐待や攻撃を受けない場所にすることにまだ成功していないからだ。

悪用者の責任を追求してユーザーを保護するのに役立つ可能性のある機能の1つは、スペースの会話を録音することだ。以前Twitterは、Spacesの会話を録音する機能を内蔵させるつもりだと語った。録音されていれば、暴言を吐く人は、おそらく減るだろう。それで思慮深い会話が促される可能性はあるが、それでもSpacesを使ってみることを恐れる人たちはいるだろう。

一方、Twitter SpacesやClubhouseの長期的将来性についてはまだ結論が出ていない。パンデミックが収まり世界が再開し、ネットワーキング熱が停滞したとき、この種のプラットフォームの利用は減るのではないかという疑問がある。その意味で、Twitter Spacesには長期的な耐久力があるかもしれない。Twitterのさまざまなプロダクトの結びつきがあり、このプラットフォームをクリエイターが人を集める場にして、いずれは彼らのファン基盤を収益化することを計画しているからだ。

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(文:Sarah Perez、翻訳:Nob Takahashi / facebook

Twitterの音声ソーシャルネットワーク機能「Spaces」がClubhouseより先にAndroidで利用可能に

Twitterは米国時間3月2日「Spaces(スペース)」として知られるライブ音声チャットルームをAndroid(アンドロイド)のユーザーに開放すると発表した。Twitter Spacesは2020年12月下旬に、一部のiOSユーザーを対象にプライベートベータによるテストが開始されていた。同社によると、Androidユーザーは当面の間、Space(チャットルーム)に参加して話すことができるだけで、自分でSpaceを作成することはできないという。

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Twitterでは「間もなく」その機能も追加される予定だと述べているが、それがいつになるのか、正確な時期は不明だ。

Androidのみなさん、私たちのベータ版は成長しています! 今日からどのSpaceにも参加して話すことができるようになります。間もなく自分のSpaceを作ることができるようになりますが、まだ私たちはいくつかの作業に取り組んでいるところです。タイムライン上に表示されるSpacesのライブ配信に注目してください。

同社はベータ版をデビューさせてから数カ月、Twitter Spacesの拡大に向けて取り組んでおり、そのロードマップについては非常に明確に示されている。

2021年2月にTwitter Spacesの開発チームは、ユーザーがフィードバックを提供したり、質問をしたり、Twitterが近い将来そして今後どのような製品を開発していくのかを知るためのSpacesを作成し、ユーザーを招待した。このライブチャット中、Spacesが3月にはAndroidでも使えるようになることをTwitterは認めた。

また、リスナーを表示する方法に修正を加えることも約束していた。

Spacesに実装される機能については、ベータ版で試験的に公開されている。各Spaceにはタイトルと説明文が付けられ、共同主催者やモデレーター(司会者)を設定でき、ゲストのリストを表示できる。スケジュールを設定するオプションも用意されている。Twitterはまた、タイムラインに表示されるプレビューカードをアップデートしたり、アクセシビリティの観点から「キャプション」機能をより正確に再定義したりといった調整も続けてきた。

Android版やスケジューリング機能など、新しく開発されたものについては、その時間枠が数カ月ではなく、数週間という単位で約束されていた。

この速い開発ペースによって、Twitterは現在「ソーシャルオーディオ」市場をリードしているライバルのアプリ「Clubhouse(クラブハウス)」より早くAndroid版の提供を可能にした。Clubhouseは現在も、招待されたiOSユーザーしか参加できない。

このことは、11月に初めて発表されたばかりのこの新製品に、Twitterがリソースを投入していることの現れだ。明らかにTwitterは、ソーシャルオーディオが勝たなければならない市場であると考えている。

同社はまた、現在開発している大規模なクリエイター向けプラットフォームの重要な一部として、Spacesに広範な可能性を見出している。先週の投資家向け説明会では、例えば、SpacesやNewsletters(ニュースレター)などの新製品と、有料サブスクリプションの「Super Follow(スーパーフォロー)」を結びつける構想を語っていた。

Twitterはまた、現在「Shopping Card(ショッピングカード)」という新機能もテストしている。これはユーザーが「Shop(ショップ)」ボタンを押すと直接製品ページにリンクする投稿をツイートできるようにするもので、こちらもまた同様に、新たなクリエーター向けの機能に該当すると思われる。

Twitterが新たなショッピング機能を実験中

店舗サイトの商品ページへのリンクを含むツイートとして、新しいTwitterカードのテストを実施中

新スタイルのTwitter Shopping Cardには、以下の項目が表示されます。

– 製品名
– ショップ名
– 製品価格
– 「ショップ」ボタン

<-旧 | 新->

Androidを使っているTwitterユーザーの中には、Google Play(グーグルプレイ)にあるTwitterベータアプリを利用して、今回の発表前からすでにSpacesに参加する方法を見つけていた人もいた。

だが、今後は別途ベータアプリを使う必要はない。Spacesのライブ配信が開始されると、Twitterのタイムラインの一番上に表示され、Androidユーザーも参加することができる。

関連記事:Twitterが同社初となる有料クリエイターサブスク機能「スーパーフォロー」発表、サービスの構造が劇的に変わる可能性

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タグ:TwitterSpacesAndroid音声ショーシャルネットワーク

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(文:Sarah Perez、翻訳:Hirokazu Kusakabe)

TwitterがソーシャルポッドキャスティングアプリBreakerを買収、Twitter Spacesの開発を支援

米国時間1月4日、Twitter(ツイッター)はソーシャルブロードキャストアプリBreakerを買収したことを、ブログとツイートの両方で発表した。これによりBreakerのチームはツイッターに加わり、同サービス上に「公開される会話の健全性を改善」し、またツイッターが新たに立ち上げた音声によるネットワーキングプロジェクトであるTwitter Spacesに力を貸すことになる。Breakerアプリは、2021年1月15日に閉鎖する。

Breakerは買収を同社のブログで発表し、チームがツイッターと相性が良いと信じる理由を述べている。

「Breakerで私たちは音声によるコミュニケーションを真剣に追究してきましたが、その際、私たちはツイッターが世界中の人びとに公開会話の便宜を提供しているやり方を参考にしてきました」とBreakerのCEOであるErik Berlin(エリック・ベルリン)氏は書いている。そして「私たちはツイッターにおける起業家精神に感銘を受け、また同社のチームが作っている新しい体験を感動をもって迎えている」そうだ。

Breakerは2016年に創業され、当時のリーダーはソーシャル広告企業140 Proofの創業者でCTOだったCEOのベルリン氏と、以前にPownceとGroveを創業し、ウェブ技術のOAuthとoEmbedを共同開発したCTOのLeah Culver(リア・カルバー)氏だ。なお、その後140 ProofはAcuityが買収している。

Breakerアプリは、ポッドキャストが音声によるフィードで生産性ツールの一種と考えられていた時期にローンチした。当時、ポッドキャストを軸にコミュニティを作れることは、ほとんど見過ごされていた。Breakerはポッドキャストのそういう受け取られ方を変えようと努力し、ユーザーが「いいね」を付けたり、エピソードにユーザーがコメントを付ける機能や、友だちをフォローして新しいポッドキャストを見つけたり、好きな番組をソーシャルメディアで共有する機能などを加えてきた。

カルバー氏のツイートによると、彼女はツイッターでTwitter Spacesに専念することになる。それは音声によるソーシャルネットワーキングプロダクトで、Clubhouseのライバルだ。ツイッターのユーザーはSpacesで、これまでのようなテキストでなく、音声によるリアルタイムのチャットを行う。Spacesは、2020年12月にベータテストに入っている。そして現在は、技術的な問題やバグだけでなく、モデレーションなど、ライブのオーディオのホスティングにともなう問題に取り組んでいる。

別のツイートでは、ツイッターのEngineeringのリーダーであるMichael Montano(マイケル・モンターノ)氏が、ベルリン氏とカルバー氏、そしてBreakerのデザイナーであるEmma Lundin(エマ・ルンディン)氏が買収によりツイッターに移籍することを確認している。

彼はベルリン氏とカルバー氏の起業家精神と、カルバー氏の長年のオープンスタンダードへの貢献を賞賛している。

コメントを求めるとツイッターはモンターノ氏のツイートを指摘したが、買収の価額や今後の計画などについての詳細は得られなかった。

Breakerによると、同社は数日後にこれまで何年もかけて開発してきたアプリとサービスを閉鎖する。

2021年1月15日にBreakerは永久に閉鎖する。それまでBreakerのユーザーは、自分のOPMLファイルをエクスポートして、自分のサブスクリプションを他のポッドキャストアプリへ移すことができる。Breakerが勧めている代替アプリは、Apple、Spotify、Stitcher、Overcast、Pocket Casts、そしてCastroなどだ。Breaker上でポッドキャストをホスティングしている人は、RSSフィードでそれをどこかへ移せる。

Breakerの買収のほかにも、最近はポッドキャストのM&Aがいろいろある。しかしBreakerの場合はポッドキャストのコンテンツではなく、そのスタッフと技術が対象だ。というのもツイッターは従来から、自作のコンテンツを提供するサービスではなく、他人のコンテンツ(発言など)をまとめるだけであるため、既製のコンテンツを必要としない。

Breakerの買収は、価額の公表はないが小額の取引だろう。つまり、同社がBig Tweet(ツイッターのあだ名)にエグジットしたことは、同社としての流動性を見つける1つの方法だったとしても、しかし一般的な評価としては、ポッドキャストサービスやコンテンツのポッドキャスティングには、それほど大きな企業価値はないことが通説だ。

この買収の数週間ないし数カ月前には、ポッドキャストのコンテンツをめぐる買収案件がいくつかあった。それには、Amazon(アマゾン)によるWonderyの3億ドル(約308億9000万円)の買収(Tubefilter記事)や、SiriusによるStitcherの3億ドルの買収(The Wrap記事)などがある。そして、最近次々とコンテンツの買収を繰り返しているSpotifyもそんな動きの仲間だ。

今回のポッドキャスト買収も3億ドルだった、という話が早くもジョークとして広まっている。「3億」は一見大きな額に見えるかもしれないが、ベンチャーキャピタリストが狙うほどのエグジットではない。Breakerとツイッターの提携も、ポッドキャストに焦点を当てた企業を作ることは、それほど大きくない未来を自ら認めることだとする考え方を否定するほどのものではない。

もちろん、ベンチャーキャピタリストが2021年にはポッドキャストへの投資から手を引くと主張するつもりはないし、Breakerの買収が個人投資家は投資すべきでないという説の根拠になるわけでもない。

今回の勝者は、Breakerよりもむしろツイッターだ。音声によるソーシャルネットワークという、今後バズりそうな2021年の新しい市場に入っていくための鍵となる人材を同社は手に入れた。パンデミックで人びとが家に閉じ込められたことが、この新市場の契機かもしれない。カンファレンスもパーティーもなくなった現在、多くの人がオンラインでつながるためのもっと良い方法を探している。

しかし、オンライン中毒とモデレーションの失敗で苦戦してきたツイッターが、音声ネットワークをユーザーがチャットする安全な場所にできるだろうか。それとも、ツイッターが現在、直面している問題が増幅されるだけだろうか。そしてもう1つの心配は、新型コロナウイルスが収束して人びとが再びリアルで会えるようになったとき、Twitter Spacesのような音声によるネットワーキングに未来はあるのだろうか。

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カテゴリー:ネットサービス

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa