Facebook、広告売上の30%、3.75億ドルがモバイルから

Facebookの広告売上の1/3近くがモバイルプラットフォームから来ていることが、同社の最新業績報告からわかった。Facebookの全広告売上12.5億ドル中、約3.75億ドルは同社の新しいモバイルアプリ・インストール広告などから来ている。

前四半期、モバイル広告売上は3.059億ドルで、全広告の23%だった。つまり、対前四半期では22.5%伸びている。

現在Facebookは、月間10億人のユーザーの約3/4がモバイル端末を使っているため、このプラットフォームから相応の収益をあげる必要がある。アナリストや投資家たちは、Facebookがデスクトップ広告からモバイルへといかにうまく転身できるかを凝視している。

AppleやGoogleと異なり、Facebookは自前のスマートフォンOSやハードウェアを持っていない。デスクトップのFacebookプラットフォームでゲームやアプリに対して行っているような、アプリ販売やアプリ内購入による売上はない。

広告は、Facebookがモバイルユーザーを収益化する鍵となる方法だ。昨年中頃まで、Facebookには本格的にモバイル端末から収益をあげるプログラムがなかった。しかし、その後モバイルニュースフィード内のアプリ広告に積極的に乗り出した。アプリの発見やユーザー獲得は世界中のモバイルデベロッパーにとって未だに困難な問題であることから、モバイルニュースフィードは絶好の機会だった。

昨日、Facebookの広告担当製品ディレクター、Gokul RajaramはニューヨークのTechCrunch Disruptで、モバイルインストール広告は「業績好調であり、真に質の高い行動を起こすユーザーを広告主に送り込んでいる」と語った。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Facebook、月間アクティブユーザー数11.1億人23%増、日間アクティブ6.65億人26%増、モバイル月間アクティブ7.51億人54%増

2012年Q4、FacebookのモバイルMAU(月間アクティブユーザー数)が初めてデスクトップを越えた。その傾向は2013年Q1でも変わらず、MAUは7.51億だった。今日発表されたFacebookのQ1業績による。

今月の一部報道に反して、Facebookのユーザーが減ることはなく、むしろ200万人増えた。アジアは今も最もユーザーが伸びている地域であることが、今日Facebookが提供したスライドに示されている。収支会見の中でCOO Sheryl Sandbergは、モバイル広告がアジアでは特に好調だと語った。

2013年Q1ユーザー数の対前年比の詳細を以下に示す。

- 日間アクティブユーザー(DAUs)は2013年3月時点で平均6.65億人で前年比26%増。
- 月間アクティブユーザー(MAU)は同じく11.1億人、23%増。
- モバイルMAUは7.51億人、54%増。

月間アクティブユーザー数全体が前期より伸びている。

興味があるのは、特定の年齢層で伸びが早いかどうかだ。このソーシャルネットワークが世界中で多くの人に利用されているとしても、若い世代は他のプラットフォームでソーシャルな時間を費しているのではないかと考える向きもある。もちろん昨年Facebookが写真共有アプリのInstagramを買収した理由の一つはそれだ。若者たちは唯一のソーシャルネットワークとしてそこにたむろしていた。CEO Mark Zuckerbergは、InstagramはFacebookが同じ規模だった時よりも早く成長していると言っている。理由はもう一つある。

モバイルユーザーの成長はモバイル広告売上も増やし、全広告売上の30%、3.75億ドルへとした。本誌のJosh Constineが予言した通り、モバイルアプリ・インストール広告は間違いなく役立った。

[写真提供:Flickr

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(翻訳:Nob Takahashi)