コンピュータビジョンを活用した建設現場自動監視プラットフォームの香港「viAct」が約2.2億円調達

香港を拠点とするviActは、コンピュータビジョン、エッジデバイス、モバイルアプリを組み合わせたAIベースのクラウドプラットフォームで建設現場を24時間監視できるようにしている。米国時間3月24日、同社はSOSVとVectr Venturesが共同で主導したシードラウンドで200万ドル(約2億1800万円)を調達したことを発表した。このラウンドにはAlibaba Hong Kong Entrepreneurs Fund、Artesian Ventures、ParticleXも参加した。

2016年に創業したviActはアジアとヨーロッパで建設業界の30社以上の企業にサービスを提供している。今回の資金はR&D、プロダクト開発、東南アジア諸国への事業拡大に使われる予定だ。

このプラットフォームではコンピュータビジョンを使って潜在的な危険箇所や建設の進捗状況、機材や建材の場所を検出する。そしてリアルタイムでモバイルアプリにシンプルなインターフェイスのアラートが送られる。共同創業者でCEOのHugo Cheuk(ヒューゴ・チュク)氏はTechCrunchに対し、アラートは「騒々しく動きの多い環境で仕事をしているため詳細なダッシュボードを見るのが難しい」ことの多い技術者用にデザインされていると説明した。

現場の監視のためにviActと契約した企業はコロナ禍でのソーシャルディスタンスの基準を守らなくてはならないため、viActは企業がすぐに利用を開始できるようにZoomでのトレーニングを提供した。

チュク氏によれば、東南アジアではインドネシアとベトナムで最初に利用されたという。スマートシティと新しいインフラストラクチャを作る政府の計画により、新たな建設プロジェクトが今後5〜10年間で増えるからだ。デベロッパーがAIベースのテクノロジーを取り入れたいと考えることから、今後シンガポールにも進出するという。

報道発表の中で、SOSVのパートナーでChinacceleratorのマネージングディレクターであるOscar Ramos(オスカー・ラモス)氏は「コロナ禍でデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速し、建設など古くからある業界は生き残りに不可欠な変革を急いでいます。viActは業界の価値を上げるプロダクトを作り、しかも顧客からの信頼を得て採用を加速しています」と述べた。

カテゴリー:人工知能・AI
タグ:viAct資金調達香港建設コンピュータービジョン

画像クレジット:viAct

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(文:Catherine Shu、翻訳:Kaori Koyama)