Google、Hangouts Meet用デバイスにボイスコマンドを導入

本日(米国時間7/24)Googleは、サンフランシスコで行われた同社のNextカンファレンスで、近々Googleの電子会議用ハードウェアを強化しボイスコマンドを使えるようにすると発表した。

多くの人々にとって会議のセットアップは今も大きな頭痛の種である。同社はGoogle Assistantなどのツールで使われている音声対応人工知能と同じものを、会議用ハードウェアにも載せたいと考えた。そこで今日、GoogleはVoice Command for Meetを発表した。

これでユーザーは、”Hey Google, start the meeting.” と言えるようになる。そしてこれはまだ始まりにすぎない。Googleは、今後コマンドを増やしていくことを約束した。この機能は今年中に提供される予定だ。

つい昨年秋、GoogleはHangouts Meetハードウェアプログラムをスタートさせた。これは、Meetの利用者が、Googleあるいは多くの会議室で見られるCiscoやPolycomの伝統的ハードウェアを使って会議を開催する方法を提供するものだ。Googleの報告によると、Hangout Meet対応の会議室はすでに何千か所も作られている。

会議のセットアップや参加者の招待などを音声で行う簡単なコマンドを提供することで、時として複雑になる会議運用を著しく簡易化できる。会議システムは生まれてから何年にもなるのに、不必要に複雑で多くの人たちをいら立たせてきた。

もちろんユーザーたちは、Google HomeやAmazon Echoなどのおかげで、デバイスとのやり取りには慣れている。

音声対応ハードウェアを会議室に持ち込もうとしているのはGoogleだけではないことにも注目されたい。昨年11月、 CiscoはCisco Spark Assistantを発表し、Cisco製会議室用ハードウェア専用の音声コマンドを提供した。それを支える音声認識技術はMindMeldの買収によるものだ。Ciscoは2017年5月にこの会話型AIのスタートアップを1.25億ドルで買収した

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook