今夜行くバーをランダムに決めるアプリBar Roulette(バー・ルーレット)…Uberを呼ぶがユーザは行き先を知らない

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このアプリの使い方は簡単: ボタンをタップしてUberを立ち上げる。行き先は、ユーザ自身には分からない。実はぼくは、そんな悪夢を実際に経験したことがある。

Bar Rouletteは、Tyler Swartzが、あるハッカソンでUberのAPIを使って作った、楽しいマッシュアップだ。ユーザの位置情報から、近くのバーをランダムに選び、Yelpのレビューも見せる。今自分がいる界隈を探検して、しかも酔える、というクールなアプリだ。

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[Yelpで評価の良いバーを選ぶがユーザには秘密]→[UberXに拾ってもらってそのバーへ行く]→[そこに着いたらバーの名前がわかり、そして飲める]

グループで使うと楽しいし、最初のデートでも使える。おばあちゃんと一緒、も楽しいかもしれない。

今はWebアプリケーションだが、Swartzはネイティブバージョンを作っている。オプションでLyftやFoursquareがあると、より楽しいだろう。でも、バーに対するYelpのリビューはすごーく面白いね。

本誌には、毎週週末に、アプリなしで”Bar Roulette”をやってるやつがいる。正常な人間であるわれわれは、このアプリを使った方がいいね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Evernote、ウェブ版アプリケーションを刷新(現在はベータ版)

Evernoteのウェブクライアントが大きく変更されることとなるようだ。EC4カンファレンスでLibinが発した言葉によれば、これまでのウェブクライアントには特徴的な魅力がなかったのではないかとのこと。メモを書くときに、書くことに集中できるシンプルな(melt awayする)インタフェースを実装したのだそうだ。

これまでにくらべると、画面上に配置される要素がずいぶん少なくなっている。新しいメモを作成する際に、過去に作成したノートに目を奪われてしまうようなことがないようにしようとしての配慮だ。

これまでと同様に、ウェブ版クライアントは無料利用者でも利用することができる。プレミアム版の利用者にはより多くの機能が提供される。デスクトップ版やモバイル版との違いを見てみたいという人は、新しいウェブクライアントがオプトイン形式で利用できるようになっている(「設定」メニューから旧版に戻すこともできる)。

Update:当方でもアップデートを確認したので、下に画面を貼っておこう。

ノートを作成する際には次のようになる。まさに周りのメニューが「melt away」しているのがお分かりいただけるだろう。

IMAGE BY Evernote

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(翻訳:Maeda, H


Wikipediaのインタフェイスを現代化するWikiWandが$600Kを調達

人気サイトWikipediaに魅力的なインタフェイスを与えるWikiWandが、エンジェル投資家Saar Wilfから60万ドルを調達した。たしかにWikipediaは全世界からのビジター数でトップテンの一つだし、インターネット上の重要な情報源だが、ルックスはそれがローンチした2001年から変わっていない。

WikiWandはそれを、ブラウザのエクステンションで解決しようとしている。今はChromeSafariFirefox用が用意されているが、WikiWandのサイトでそのインタフェイスを見ることもできる。Wilfは自分の会社Fraud Servicesを2008年にPayPalに1億6900万ドルで売った人物で、今はWikiWandの会長でもある。

協同ファウンダでCEOのLior Grossmanによると、彼らがこのWebアプリケーションを作ったのは、自分たち自身がWikipediaのユーザインタフェイスに不満だったからだ。

“世界で5番目に人気の高い、5億人もの人たちが利用しているWebサイトの、インタフェイストが10年以上もアップデートされていないなんて、ナンセンスだ”、とGrossmanは語る。“Wikipediaのインタフェイスはごちゃごちゃしていて読みづらい。小さな文字のテキストが長すぎる。ナビゲーションがしづらい、とにかく、使いづらい”。

WikiWandのレイアウトには、ページ幅いっぱいの写真や、ギャラリー(スライド)、上部メニューバーによるナビゲーションの改良、動的に提供される目次、ナレーションやオーディオクリップへの容易なアクセス、リンクをホバーしたらプレビューがポップアップする、そして読みやすいフォント、などなどの改良が盛り込まれている。

将来的には、教科書や記事や教育サイトなどの広告を収益源とし、利益の30%はWikipediaに寄付する意向だ。

今回得られた資金はWeb用のWikiWandの改良と、iOSとAndroidアプリのローンチに充てられる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


時差に悩む皆さんに朗報―Chrome拡張機能のFIOは分かりやすいタイムゾーン・モニタ

世界中の人々と仕事をしていると国際的に活躍する謎の女になったような気がしてくる。ただし私の場合、「謎」というのはあのややこしい時差だ。特に私が住んでいる台湾では夏時間を採用していないので話がいよいよ面倒になる。

約束をすっぽかしたり、明け方や深夜のとんでもない時間に電話したりするのは非常に具合が悪い。そういうお悩みをお持ちの読者も少なくないと思うが、朗報がある。私はFIOという無料のChrome拡張機能をインストールした。これはFigure It Out(理解する)の頭文字だそうだ。FIOをインストーするとChromeで「新しいタブ」を開くだけで自分の所在地を含む最大5つのタイムゾーンが一覧できる。

それぞれのタイムゾーンが午後はオレンジ、ダークブルーは夜というように時間帯によって色分けがされている。表示は12時間制または24時間制が選べる

しかしiOSのWorld Clock(iPad版なら世界地図が表示される)やその他無数の世界時計があるではないかと疑問を持つ読者もいるだろう。

私は実際に5つの別々のタイムゾーンの人々と仕事をしなければならなくなることがある。そういうときに地図の上にごちゃごちゃと並んだたくさんの時計の文字盤をいちいち読み取っていると(少なくとも私は)頭が変になる。FIOの色分けされたシンプルなバーはとても見やすい。なお「サンフランシスコの何月何日の何時が当地でいつになるか」というような時差の処理ではWorld Time Buddyというサイトも便利だ。

FIOのデベロッパーはデザインを夏冬など季節によって変えたり、国際標準時を追加したり、モバイル対応にしたりする準備を進めているという。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


調べたい語を4つの検索サイトで一瞬で調べてくれる検索便利屋Searchlet

【抄訳】

仕事をしているときはいつも、ブラウザにメール、FeedlyTechCrunchWordPressConvoTwitterGoogle CalendarRedditPinterest、そしてFacebookのタグがある。このほかに検索で開いたサイトや、あとで見るつもりのサイトがあり、またSkypeSpotifyのようなデスクトップアプリケーションも画面上にある。タブの過剰と、脳細胞の慢性的減少傾向のため、頻繁にGoogle健忘症と呼ばれる症状になる。しかし、ここでご紹介するSearchletは、私の失われた脳細胞を取り戻してはくれないけれど、検索をやりやすくして仕事の生産性を上げてくれそうだ。

まず、Searchletをブックマークバーに載せて日常的に使えるようにする(ページ上のボタンをブックマークバーにドラッグ&ドロップする)。今読んでるテキストの中の言葉をセレクトしてブックマークバーからSearchletを開くと、ブラウザのウィンドウの左側にサイドバーが出て、そこにGoogleWikipediaGoogle NewsWiktionary辞書、計4つの検索結果が表示される。Searchletを終了せず、次々とほかの用語をセレクトしてもよい。サイドバーは、出るときも消えるときも素早いから、あまり邪魔にならない。

作者のMark FazziniとSpencer Simonsenはフロリダ大学の学部学生だったときに出会い、在学中にモバイルのお買い得アプリやオンラインの音楽コミュニティなど、いくつかのプロジェクトを共作した。卒業後Fazziniはテクノロジ企業の営業をやったり、金融企業に勤めたりした。SimonsenはLinkedInの社員でプログラマ/Webデベロッパだ。二人は最近、企業と消費者のための画期的なWebプロダクトを作る、を目標とするSpin Labsという会社を作り、同社の最初の製品がSearchletだ。

【中略】

Searchletの次のバージョン(来春1月)では、そのサイドバーにGoogle Images(画像検索)、YouTubeTwitter and LinkedInなどの結果も加わる。私にとっては、中国語を調べるとき、画像があるととても便利だ。

同社のテスト結果によると、Serchletは検索に要する時間を最高でそれまでの1/8 ぐらいに減らしてくれる。平均では、これら4つのサイトで用語を調べるのに要する時間は、従来のタブを次々開く方法では50秒、それがSearchletを使うと6秒ですむようになる。

【後略】

〔訳注: 現状では、利用したい検索サイトをユーザが指定~構成することはできない。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))