Windows 10の脆弱性修正パッチを緊急配布、月例アプデのSMBにバグ

Microsoft(マイクロソフト)がWindowsのセキュリティ脆弱性を修正するパッチを緊急リリースした。これは今週はじめにネット上に公開されてしまった脆弱性を修正するものだ。

問題のバグの深刻度は「critical」で緊急に対応が必要だ。バグは月例アップデート、いわゆる「アップデートの火曜日」に配布されたプログラムのSMB(Windowsのサーバーのメッセージを処理するブロック)に含まれていた。SMBはプリンターやファイルだけでなく、ローカル、さらにはインターネットに接続された他のデバイスとのコミュニケーション全般を処理する。

攻撃者がSMBのバグの利用に成功すれば、悪意あるコードをリモートで実行できる。サイバーセキュリティー企業のKryptos Logicで脅威情報収集および分析チームの責任者を務めるJamie Hankins(ジェイミー・ハンキンズ)氏は「インターネットに接続していれば遠隔実行に対する脆弱性を持つパッチ未適用のサーバーは4万8000台とされる。しかし実数ははるかに大きいだろう。つまり脆弱性があるサーバーに接続している他のデバイスも同様に脆弱性があることになるからだ」と述べた

このバグのニュースは2017年に世界のインターネットに急激に拡散したWannaCryのような「ワーム感染可能」な悪意あるプログロムが出現するかもしれないとテクノロジー・コミュニティーを恐怖させた。2日後、Microsoftは has SMB v3のバグを修正するパッチをリリースした。ターゲットはWindows 10、 Windows Server 2019のv1903とv1909だ。

Windows 10より前のバージョン、Windows 8やWindows 7(こちらはサポートが打ち切られセキュリティ・パッチの提供も終了している)などにこの脆弱性はない。月例アップデートに含まれていたバグがなぜ不適切な方法でネット上に公開されてしまったのか、詳しい事情は不明だ。セキュリティ専門企業、FortinetとCiscoはそれぞれブログ記事でこの脆弱性を公開した後、バグに関連する情報を削除している

パッチの配布は通常の方法による。Windows Updateから適用可能だ。

画像: Bloomberg (opens in a new window)/ Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

MicrosoftのCortanaが多くの一般向けスキルを廃止しビジネスユースに注力

2020年春リリースされるWindows 10の次期バージョンでは、Microsoft(マイクロソフト)のデジタルアシスタントCortanaで、音楽やコネクテッドホームに関する多くの一般向けスキルと、サードパーティーのスキルが失われることになる。これはマイクロソフトがCortanaに力を入れ始めたことと一致しているが、多くのCortanaファンにとっては驚きかもしれない。

マイクロソフトはまた、Android向けのMicrosoft LauncherにおけるCortanaのサポートを4月末までに終了し、通常はリリースから約36カ月後となるサービス終了時期に達した、旧バージョンのWindowsでのサポートも停止する。

2019年にマイクロソフトが説明したように、Cortanaは今やビジネスユーザー向けのサービスだと考えられている。そして新しいCortanaは、同社のOfficeツール群との深い統合など、生産性を重視している。この文脈においては消費者向けサービスでることは重要ではなく、マイクロソフトはその市場をAmazon(アマゾン)やGoogle(グーグル)などに任せている。

新しいCortanaでの体験はすべてMicrosoft 365、つまりOfficeツール、メール、オンラインストレージなどへのアクセスを含むサブスクリプションサービスに向けたものだ。このアシスタントの新機能でカレンダーやMicrosoft To Doのノートといったツールから、データへのアクセスが可能になることは驚くべきものではない。

その一方で、一般向け機能の一部は廃止されるものの、Cortanaはジョークを教えたり、アラームやタイマーを設定したり、Bingから答えを教えたりできるようになると、マイクロソフトは強調している。

現時点では、これらの機能はすべて米国の英語版にのみ適用される。米国外では、プロダクティビティ機能の大部分が将来リリースされる予定だ。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Windows 10の稼働デバイスが9億台を突破

さて、みなさんがMicrosoft(マイクロソフト)から最新の緊急アップデートを受け取ったWindows 10デバイスが8億台だと思っていたなら、それは違うようだ。米国時間9月24日、マイクロソフトはWindows 10が9億台以上のデバイスで動作していることをTwitterで発表した。

タイミングは少々悪かったが、現在起きているセキュリティー問題を別にして、Windows 10の勢いが相変わらず安定していることは間違いない。昨年9月、マイクロソフトはWindows 10が7億台のデバイスで動いていると発表し、今年3月にその数字は8億へと増えた。この中には通常のWindows 10デスクトップとノートパソコンのほかに、XboxやSurface Hub、HoloLensなどのニッチ製品も含まれている。

同社のモダンライフ・検索・デバイスグループ担当コーポレートバイスプレジデントのYusuf Mehdi(ユスフ・メディ)氏は、過去12ヶ月間に増えたWindows 10デバイスの数はこれまでで最多だと語った。

来る2020年1月に、Windows 7は(維持されてきた)生命を終える。少なくとも一定数のユーザーを、もっと新しい(サポートされている)オペレーティングシステムに移行させることなるのは間違いない。

Windows 10の数字は着実に伸びているが、マイクロソフト自身は、Windows 10が2018年半ばに10億台を超えると言っていたことはよく知られている。現在のペースだと、Windows 10は2020年のどこかで10億台を突破するだろう。

関連記事:MicrosoftがWindowsの脆弱性パッチを緊急リリース、ユーザーは即刻適用を

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

AlexaのWindows 10版にハンズフリー機能が追加

昨年11月、Amazon(アマゾン)はWindows 10向けにAlexaアプリをリリースした。これによりPCユーザーはAlexaを利用し、リマインダーやタイマー、アラーム、To-Doリストの作成、カレンダーの確認、スマートホームによるニュースや情報などの取得、音楽の再生ができるようになった。そしてMicrosoft(マイクロソフト)のBuildに合わせ、Amazonはハンズフリー体験をもたらすAlexaアプリの新バージョンをリリースした。

Amazonによれば、今後はAlexaをバックグラウンドからでもフォアグラウンドからでも呼び出せる。またウェイクワード機能のおかげで、ユーザーは「Alexa」と語りかけるだけでいい。

このハンズフリーオプションは、以前のプッシュによる会話機能を置き換えるものではない。ユーザーは好きなほうを選択できる。

さらにハンズフリーオプションに加え、アプリではPandoraの音楽ストリーミングをサポート。Windows PCでAlexaを利用し、好きなPandoraのステーションを聴くことができる。

Amazonによれば、Windows 10用のアプリは準備ができ次第自動でアップデートされる。アプリ自体は、Windowsストアから無料でダウンロードできる。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Windowsのコマンドラインターミナルがメジャーアップデート

Windows 10のコマンドラインターミナルがメジャーアップデートされる。米国時間5月6日、Microsoft(マイクロソフト)は開催中のBuild 2019デベロッパーカンファレンスでWindows Terminalを発表した

Microsoftによれば、新しいターミナルが一般に利用可能になるのは6月中旬だ。これは現行のWindows Command Promptのメジャーアップデートとなる。これはほぼPowerShell同等の機能を備える。実際、新しいWindows Terminalは今後、Microsoftのコマンドライン環境、PowerShell、Command Prompt、Windows Subsystem for Linux全体のデフォールトのインターフェイスとなるようだ。

新ターミナルはGPUベースの高速テキストレンダリングにより「絵文字リッチ」なフォントが利用できるという。何によらずこの頃のアプリは絵文字が使えないと話が始まらないらしい。コマンドラインも華やかになるので嬉しいユーザーも多いだろう。もっと本質的な問題として、Windows Terminalは各種のエクステンションに加えてショートカット、タブ、ティアアウェイウィンドウ、テーマなどをサポートする。またUnicodeと漢字その他の東アジアフォントをネーティブでサポートする。

Microsoftによれば、新しいターミナルは「Windowsのコマンドライン・ユーザーの体験を一新する」ものだという。Windows Terminaのベータ版はすでにに利用可能。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

Windows 10、ついにWindows 7を抜く――デスクトップOSのシェアでトップに

新年にふさわしいニュースかもしれない。Net Marketshareによれば、Windows 10がもっともポピュラーなデスクトップOSの地位を占めた。 Windows 10がリリースされたのは3年半前になるが、OSのシェア首位となったのはこれが最初だ。

しかし39.22%というWindows 10のシェアは決して一夜にして獲得されたものではない。しかしMicrosoftがこれまでリリースしてきた他のOSのあるものに比べれば苦闘の度合いは少なかった。ともあれWindows 10はWindows 7(36.90%)を抜くことができた。Windows 7より後発のWindows 8.1ははるか引き離された5位で、Windows XPより1ポイントも低い。

Windows 10は現在7億台の多様なデバイスにインストールされている。 Microsoftはデスクトップとコンバーチブル(Surfaceシリーズ)のOSを統一するというギャンブルに出たが、これは成功したとみていいだろう。またWindows 10がゲーム機能を強化し、Xboxゲームもデスクトップでをプレイできるようにしたこともプラスになった。

Windows 10へのシフトは順調に見えるが、エンタープライズではやはり遅れが目立つ。大企業で仕事をした経験があれば、IT部門が新しいOSへの乗り換えに慎重になることは理解できるだろう。これがXPが今だにトップ5に居座っている理由だ。

Microsoftは良いニュースで2018年を締めくくることができた。Microsoftは再び時価総額世界一の座を得た。 Appleが2位だ。OSランキングでは10.14 Mojaveがシェア4.73%でWindows 7に続く3位となっている。

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滑川海彦@Facebook Google+

MozillaとQualcommが協力してARM上のWindows 10用ネイティブバージョンFirefoxを開発中

MicrosoftはGoogleと協働して、ARM上のWindows 10にChromeブラウザーのARM64ネイティブバージョンを導入しようとしている。そしてMozillaの今日(米国時間12/6)の発表によると、彼らもまた、FirefoxのネイティブバージョンをARM上のWindows 10に持ち込もうとしている。同団体はその作業を、Qualcommと協力して行っている。

ふつうMicrosoftがARMベースのマシンで動くWindows 10アプリケーションを作ろうとするときには、さまざまなエミュレーションテクニックを使っていた。それらは、動作は良好だが電力消費とパフォーマンスの両面で問題があった。ネイティブアプリケーションなら言うまでもなくエミュレーションは要らないので、もっと速く効率的に動く。ブラウザーはいちばん多く使われるアプリケーションのひとつだから、メジャーなブラウザーのベンダーたちがこぞってこのプラットホームをサポートしようとするのも不思議ではない。ただし少なくとも当面は、ARMは小さなニッチと言わざるをえないが。

ARM上のWindows 10用のFirefoxは、いつリリースされるのか? Mozillaに問い合わせたが答はない。情報が得られ次第、この記事をアップデートしよう。

Qualcommも今日、PC向けの高級機8cxを発表した。それは同社が、将来のPC市場を諦めていないことの証だ。それもまたARM互換機だから、Mozillaが今日を発表の日に選んだのもたぶん偶然ではない。しかし、なおまた、Microsoftも今日、同社のEdgeブラウザーがChromiumエンジンを採用する、と発表した。これにより、大きなマーケットシェアを争うメジャーなブラウザーを駆動するエンジンは、ChromiumおよびFirefoxのGeckoと、AppleのSafariが使っているWebKitの計3つに絞られてきた。

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Amazon、Alexa for Windows 10を公開

本日(米国時間11/9)Amazon は、Windows 10版Alexaアプリを公開した。Microsoftストアで配布中。このボイスアプリケーションはパソコンユーザーがAlexaに向かって話すことで、リマインダーやタイマー、アラームの設定、TO-DOリストの作成、予定表の確認、ニュース、天気その他の情報取得、音楽、ポッドキャスト、オーディオブックの再生、スマートホーム機器の制御などが可能になる。

このアプリは、AlexaがEchoスピーカーなど通常は家に留まっているデバイスから解き放たれつつあることを示す一例と言える。モバイルデバイスのAlexaアプリと同じく、Windows 10アプリでもAlexaを使って旅行中でもコンテンツや情報をアクセスできるだけでなく、ドアをロックしたり監視カメラをチェックしたりすることもできる

アプリは何万種類もあるAlexaスキルも利用できる、とAmazonは言っている。

ただし一部の機能——ビデオ、コミュニケーション、Spotify、Pandoraなど——は、公開当初Windows 10アプリではサポートされない。

このアプリの登場は、AmazonとMicrosof によるAlexa-Cortana統合の公開プレビューが開始されて間もなくのことだった。その統合は、ユーザーがEchoデバイス経由でCortanaを呼び出したり、Harman Kardon InvokeスピーカーでAlexa on Windowsを使えるようにするものだ。

一部のパソコンは“Alexa Built-In”に指定されており、Alexa向けに調整されていてユーザーはハンズフリーでAlexaに話しかけることができる。Acer、Asus、Dell、HP、Lenovoの一部製品が対象だ。

現在CortanaスキルはAlexa for PCから使うことができない。しかし、Echo、Echo Dot、Echo Plus、Echo Show、およびEcho SpotのEchoデバイスでは利用可能だとAmazonは言っている。

Alexaアプリは米国、英国、およびドイツのWindows 10パソコンで利用できる。その他の地域では2019年に提供される予定。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Microsoft、Windows 10アップデートの配信を一時中止。データ消失の報告あり

Windows 10の最新版を 一般公開してから数日後、Microsoftはアップデートを中止し、データを失った複数ユーザーからの報告があったと述べた。

「Windows 10 2018年10月アップデート(バージョン1809)の配信を一旦中止した。現在アップデート後にファイルを失ったというユーザーからの報告を分析している」と同社がサポートサイトに書いた

先週行われたSurfaceイベントで、同社はこのノートパソコン/デスクトップ用OSの最新バージョンを披露した。Microsoftはこのアップデートの正式配信を開始していなかったが、最新OSをダウンロードした一部ユーザーの中から文書、写真などの情報が消失したという報告がさまざまなフォーラムに書き込まれた。

Microsoftはまだ、実際に何が起きているのか、どこまで問題が広がっているのかを調査していると思われる。来週早々ユーザーにプッシュ配信を開始するという計画は、問題の核心を確認するまで延期される可能性が高い。もし、このアップデートをインストールしようとしていた人は、ひとまず待っておいたほうがよさそうだ。

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Microsoft、400ドルのSurfaceを発売か

MicrosoftはSurfaceに関して常に高級路線をとり、同社のオペレーティングシステムに何ができるかを、最上位ハードウェアでユーザーに知らしめてきた。サードパーティーのハードウェアメーカーとの結びつきがこれほど強いメーカーとして、意味のあるやり方だ。しかし、「クリエイティブ・プロフェッショナル」のハイエンドなニーズに焦点を絞ってきた商品路線に、近々お手頃バージョンが加わりそうだ。

Bloombergの最新記事によると、Microsoftは年内に400ドルバージョンのSurfaceを発売しようとしている。Appleのどこにであるタブレットと直接競合するための機種だ。もちろん、これまでに多くのメーカーがiPadに立ち向かっては殆どが失敗しており、Microsoftもそうだった。

5年ほど前に同社はSurface RTを発売したが、ほとんど評判にならなかった。近頃タブレット市場が縮小気味になるなか、Microsoftは高級純正ハードウェアのメーカーとしての地位を築いてきた。

新しいデバイスは画面サイズが10インチでAppleの低価格iPadとの直接競合を狙っている。Microsoftの入門機の400ドルという価格は最低価格のiPadよりまだ70ドル高いが、799ドルのSurface Proよりも大幅に安い。記事によれば端末にはSurface最大のセールスポイントと言われるキーボードカバーが付いてこない —— ただし、キックスタンドは付属しており充電にはUSB Cポートを利用する。

Microsoftはこのデバイスについての問い合わせに当然答えていないが、発売は今年の後半になると報じられている。同社が最近Windows 10Sを強く推していることを踏まえると、教育市場向けの低価格機戦略の一環としてこの製品はたしかに理にかなっている。

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Microsoftの説では今Windows 10が動いているデバイスは全世界で7億台弱

同社のデベロッパーカンファレンスBuildでMicrosoftは今日(米国時間5/7)、7億弱のデバイスがWindows 10で動いている、と発表した。ほぼ1年前には、この数字は5億だった。同じく今日の発表によると、Office 365の月間アクティブ商用ユーザーは1億3500万で、昨年10月の1億2000万から増加した。

2015年にWindows 10をローンチしたときの、Microsoftの最初の目標は、2018年に10億台のデバイスに達する、だった。しかしすぐにそれは、楽観的すぎることが明らかになった。Windows 10のユーザーは今も着実に増え続けているが、近日中に10億に達することはなさそうだ。

Microsoftが喜んでいるのはむしろ、Office 365と関連のMicrosoft 365の登録会員制がうまくいってることだろう。至近の二つの四半期では、Office 365のユーザー数は前年同期比で30%増加し、売上額はそれを上回る比率で増加した。

比較的新しいMicrosoft 365についてはまだ数字がないが、これはWindows 10とOffice 365とモバイルのデバイス管理と企業向けセキュリティツールをセットにした有料会員制サービスだ。しかし今年のBuildカンファレンスでMicrosoftはこの新しいサービスをとても強調していたから、そのうち会員数などの数字が出てくることだろう。

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Windows 10がYubicoのSecurity Keyでパスワード不要のログインをサポート

先週、パソコンなどのUSBポートに接続する人気の高い認証用ドングルYubiKeyを作っているYubicoが、同社の20ドルのSecurity Keyが、認証技術の新しいスタンダードFIDO2/WebAuthnをサポートする、と発表した。発表の中で同社は、FIDO2はパスワードの終焉の先駆けになるかもしれないと述べ、さらに、MicrosoftもWindows 10とAzure Active DirectoryのユーザーにYubico Security Keyをサポートすることによって、このスタンダードを強く推していく、とも述べた。

この新しい機能はプレビューの段階で、Windows Technology Adoption Programのユーザーだけが利用できる。しかしWindows 10の次のアップデートでは、FIDO2によるパスワード不要のログインが幅広くサポートされるだろう。それがいつになるかは不明だけど、でもそうなったら、Azure Active Directoryに管理されるデバイスにパスワードを入力せずにサインインできる。

YubicoのCEOでファウンダーのStina Ehrensvärdは、今日の発表でこう述べている: “YubicoのSecurity Keyを使用するMicrosoftのFIDO2の実装はまさに、パスワード不要の世界の始まりを告げるものである。しかしこの技術の展開は今後、至るところで見られるようになるだろう。パスワードは個人と企業の両方にとって長年の痛点であり、そして今ではついに、この問題を大きな規模で解決できる統一的なオープンスタンダードをわれわれは開発した”。

今のところ、対象は主にエンタープライズのユーザーだ。しかしMicrosoftはすでにWindows Helloで、Windows 10に顔認識や虹彩スキャン、指紋認識などによる、Windowsマシンへのパスワード不要ログインを提供している。

今日の発表に先駆けてYubicoは、同社のデベロッパープログラムも発表した。それは、同社のキーがサポートするFIDO2やU2Fのようなプロトコルのサポートを実装したいと考えている企業向けのサービスだ。

参考記事

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Windows 10のCreators Update配布開始は遅れる――重大バグ発見との情報

昨日配布が開始されるはずだったWindows 10 Spring Creators Updateがまだやって来ないのはどうしたわけかといぶかっている読者も多いだろう。どうやら、かなり長く待つことになりそうだ。Windows CentralのZac Bowdenの記事によれば、Microsoft が今回のアップデートに重大なバグを発見したため、リリースは「2、3週間遅れる」可能性があるという。

Microsoftが今年の春のクリエーターズアップデートの日付は4月10日だと公式に発表したことはないので同社はアップデートをできるだけ早く出荷するよう強い圧力を受けているわけではない。

とはいえ、予定がこれほど遅れるというのはユーザービリティーかセキュリティー関係の重大なバグが発見されたのだろう。プレビュー版を試用したとき、私は特に不都合を感じなかったから問題はセキュリティー方面にあったのだと思う。

Microsoft自身はこの問題について異例なほど沈黙を守っている。もちろん同社としては不完全な製品版を急いでリリースするより、当面プレビュー版のアップデートを続けながらバグを潰していくほうよい。

情報をつかんだ。MicrosoftはCreators Updateのロールアウトを4/10に予定していた、しかしこの週末重大なバグが発見され、配布は延期された。7133.73で修正されているのか、新たなパッチがリリースされるのかは不明。RS4は2、3週間後に発表となる可能j性がが高い。

プレビュー版を利用した体験からいえば、今回のSpring Creators UpdateはWindows 10のアップデートとしてもっともエキサイティングなものだと思う。特にアプリの作業履歴を全デバイスで記録して即座に呼び出せるクロスプラットフォーム・タイムライン機能はすばらしい。

そういうわけでCreators Updateのリリースは各方面から強く期待されていたが、同時にやや奇妙な点もあった。 これはMicrosoftのWindowsの責任者、Terry MyersonがMicrosoftを去ることを発表した後、最初のメジャーアップデートになる。またメディアはそろって「春のクリエーターズ・アップデート」と呼んでいるものの、Microsoft自身はこのアップデートの名称を明らかにしていない。おそらく来週以降、各種の情報が入ってくるだろう。Microsoftとしては5月のBuildデベロッパー・カンファレンスまで、あるいは少なくとも春の終わりまでにはリリースする必要を感じているだろう。

読者がこの件に関して何か情報をお持ちならfrederic@techcrunch.comにメールするかTwitterでDMしていただきた。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Microsoft、Windows 10のアクセシビリティー機能を大幅に強化

Microsoftは、Windows 10に視覚障害者向けの新機能を数多く追加する計画を今日(米国時間3/19)のブログ記事で発表した。Windows 10の次期バージョンに追加される機能の中で特に目立つのが「簡単操作」設定パネルの変更だ。

改訂された画面は、視覚、聴覚、操作の各グループに分けられ、よく使われる機能が先頭に置かれている。新たに追加された機能として、「すべてを大きくする」や「すべてを明るくする」などもある。

同社の画面読み上げアプリ、ナレーターが微調整されてキーボード入力への反応がよくなり、連続的な読み上げが改善された。Edgeブラウザーでは「ページ読み込み中」などの情報が追加されたほか、ユーザーは声の抑揚によってテキストのスタイルを制御できるようになった。つまり、テキストを太字にするために「太字開始」と言う代わりに、声の調子によって文字スタイルを調整できる。

視線制御も改善され、制御の一時停止が可能になった。ただし、この機能はまだベータテスト段階のようだ。なお、一部の新機能はInsiderビルドを通じて、早いもの好きの人たちはすでにプレビューしていた。

Microsfotは今年中にさらにアクセシビリティー機能を強化する。CEO Satya Nadellaが去る2015年に約束した「わが社のプロダクトデザインと企業文化の受容性を高める」ことが目的だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Windows 10新機能「Sets」発表。作業に使う複数アプリを1ウィンドウに束ね、タブ切り替えに

eng-logo-2015マイクロソフトが、Windows 10の新機能「Sets」を発表しました。Setsは、複数のアプリを単一ウィンドウ上で開き、ブラウザーで複数ページを開いたときのようにタブ切り替え式に扱える機能です。

Setsを利用するのに手順を意識する必要はありません。たとえばレポート作成をしたい場合は、最初に(Wordなど)文書編集アプリを立ち上げ作業を開始すれば、あとは必要に応じてウィンドウ最上段から新規タブを追加するだけ。新規タブにはまずショートカットとして直近の作業ファイルやほかのアプリが表示されクリックすれば起動できます。もし必要な資料が見つからなければ、ウェブブラウザーのように関連情報をウェブとローカル両方から検索できます。

Office 365の共通アカウントやOneDriveを利用しているなら、Sets機能を利用して保存したウィンドウを別のPCから開き直すこともできます。マイクロソフトは、複数のPCがある自宅で、先程まで使っていたPCが家族に取られてしまった場合でも、もう一方のPCで同じファイルを開き直すだけで作業を継続できると、例をあげて説明しています。

別のPCで作業を継続するときは、ファイルを開き直したときに表示される「前回のタブを復元」オプションをクリックすれば、以前と同じ作業セットの状態にできます。

Sets機能は今後Windows 10に搭載されるTimeline機能とも密接に連携するため、過去のある時点に戻って作業をやり直すことも容易です。

Windows 95以降ずっと受け継がれてきたタスクバーでは、起動アプリが表示されることで相互の切り替えを簡単に行うことができる機能でした。しかし、人間が作業することを考えた場合、アプリ単位での作業切り替えよりも、人が実際に行う作業全体でひとまとめに考えるほうが理にかなっているといえます。

その点、Sets機能は作業のために使う複数アプリや情報を1つのウィンドウ内に収め、タブ切り替えすることでより作業に集中できる機能になるかもしれません。

ただ、Sets機能は従来のタスクバーの役割を大幅に変えてしまうことにもなりえます。したがって現在のところマイクロソフトはSetsを実験的機能として扱っており、まずはWindows Insider ProgramのFast Ringと呼ばれる早期テスト用グループでのフィードバックを確認しながら、正式採用するべく作業していくとのことです。

Engadget 日本版からの転載。

マイクロソフト、Windows 10 Pro for Workstationsを発表

本日(米国時間8/10)Microsoftは、Windows 10の新しいバージョンを発表した。ハイエンドのハードウェアを使って企業の基幹システムを扱うプロフェッショナルユーザーを対象としたシステムだ。通り、Windows 10 Pro for Workstationsは、Microsoftのサーバーグレードのファイルシステム(Resilient File System)を備え、永続メモリ(NVDIMM-N)やSMB Directによる高速ファイル共有に対応し、最大4 CPU、メモリ6 TBのハイエンドハードウェアを利用できる。

名前が示すように、焦点はハイエンドのハードウェアであり、このWindowsバージョンがIntel XeonおよびAMD Opteronの各CPUに対応していることを意味している。標準バージョンのWindows 10は最大2 CPU、メモリ2 TBまでしかサポートしていないので、新バージョンによって、最上位クラスのワークステーションのユーザー(およびそのためのハードウェアを作ろうとしていたOEM)は、より大きなパワーを活用できるようになる ―― 永続メモリを組み合わせればさらに強力だ。

ReFS(Resilient File System)は、データの復旧と耐障害性を強化したファイルシステムだ。巨大な容量を扱うことが可能で、ドライブの1つに不具合が生じた時に自動的にエラーを修復する。Microsoftの標準NTFSシステムで扱えるボリュームが最大256 TBなのに対して、ReSFは理論上最大4.7ゼタバイト(10億テラバイト、8 Kビデオ800万年分に相当する ―― 近々これを必要とする人はいないだろう)のボリュームを扱える。

さらにユーザーは、データをSMB Direct経由でネットワーク上の他のユーザーと共有できる。SMB Directは、Remote Direct Memory Access機能を使って遅延の少ない高速ファイルアクセスを可能にし、 ローカルCPUをほとんど使用しない。この機能はWindows Server 2012の公開以来、MicrosoftのサーバーOSで利用することができるが、動作には適切なネットワークアダプターが必要になることは注意しておくべきだろう。

Windows 10 Pro for Workstationsは、今秋のFall Creators Updateの一部として公開される予定。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

MicrosoftのWindows Story Remixは、機械学習を使って素敵なビデオを作成する

もし単にビデオ、写真、音楽を指定して、あるアプリケーションにこれらを素敵なビデオにしてくれと指示することができたら、素敵なことではないだろうか?Windows Story RemixでMicrosoftが実現しようとしているのは、そのようなことだ。今年後半に、Windows 10 Fall Creators Updateと共に登場する予定の、この新しいアプリケーションは、Windows 10の新バージョンのすべての新機能を使いやすい機械学習ベースのアプリケーションとして統合して、まるでプロが作ったかのようなビデオを自動的に作成することができる。

このようなプロダクトはもちろん、ステージ上のデモとしては素晴らしいもののように見えるが、もし最終プロダクトが本当に今日同社が見せたようなものになるのなら、間違いなく注目に値する。

アプリケーションに対して、あなたが使いたいビデオクリップや写真、そしておそらくサウンドトラックを与えると、ビデオを生成する準備が整う。そうするとアプリは、例えば動きが派手なシーンや、皆が笑顔をみせているシーンなどを探す。もしそうしたビデオ上に複数の人がいる場合には、最終カットの「スター」が誰なのかを指定することさえ可能だ。もし複数の人が同じイベントのビデオを、複数の角度から撮っていた場合には、Story Remixはそれらすべてを一貫性のあるビデオとして統合しようとする。もちろん、すべての画像やビデオは自動的にタグ付けされるので、簡単に人や物を検索することができる。そうしたことのすべてが、MicrosoftのAI機能によって強化されている。

デモでは、それらのビデオは素晴らしいものにみえていたが、Microsoftがそうした機械生成ビデオを簡単に編集したりカスタマイズできるようにしたということそのものが、ある意味このアプリケーション最大の資産なのかもしれない。タイトルのフォントを変更したり、クリップを少し長くしたりといった作業は簡単だ。しかし、それ自体は全く特別なものではない。他のすべてのビデオアプリでもそれを行なうことができる。Google Photoでさえ自動的に生成されたビデオに対して似たようなことを行なうことが可能だ。

Story Remixを特別なものにしているのは、Surface Penでビデオ上に書き込みができるということだ、そして人や物に対してテキストをアンカーすると、ビデオがパン(カメラの向きを変える)しても、テキストはもとの人や物の場所にとどまったままにすることができる。Story Remixと緊密に統合されているRemix 3Dの中にある3Dオブジェクトを用いて、さらに面白いことをすることができる。たとえばサッカーボールを火の玉に変えたいとしよう。 単に素晴らしい火の玉をRemix 3Dライブラリで見つけて(その火の玉も別の複雑なRemixシーンの一部である可能性もある)、それをボールにアンカーすれば、それで完了だ。物を地面に固定することもできる。

最新のウェブ技術を使用することで、ユーザー作品を簡単にウェブ上で共有することができる。

Story RemixはWindows 10 Fall Creatorsアップデートで公開されるが、手元のPCで使えるようになるのは9月頃だと思われる。

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(翻訳:Sako)

この秋、Widows 10にメジャーアップデート――Microsoft、Creators Updateを発表

シアトルで開催されたBuild 2017デベロッパー・カンファレンスで、今日(米国時間5/12)、MicrosoftはWindows 10 Fall Creators Updateを発表した。これはWindows 10の次のメジャーアップデートのデベロッパー版だ。

Windows 10は2年に1回のメジャーアップデートのサイクルに従っている。Microsoftは一般ユーザー向けアップデートの時期については明かさなかったが、デベロッパー向けバージョンが発表されてから半年後というのがこれまでの例だ。今日Creators Updateが発表されたのでこの秋、一般向けアップデートが開始されることは間違いない。

メジャーアップデートといってもそれほど大きなアップデートではないだろう、もしそうならもっと派手な発表やネーミングがあるはずだと思うかもしれない。しかしそうではない。次のアップデートでは多数の新機能が追加され、Windowsの使い方が変わる。それだけではなく、われわれが毎日使うスマートフォン・アプリも大きな影響を受けるはずだ。

今日のキーノートでMicrosoftのTerry Myersonは「プラットフォーム戦争の激化はデベロッパーにもユーザーにも負担をかけている」と述べた。Windows 10のアップデートは複数のOSを使う際の問題を軽減することを念頭に置いているという(つまりWindowsとiOSを使うような場合だ)。

Fall Creators UpdateではMicrosoftが今日発表したデザイン言語、Fluent Design systemによる新しいUIも採用されるはずだ(Fluentについてはリンク先の記事参照)。Fluent言語は複数プラットフォームおよびVR、AR環境のサポートに重点が置かれており、GoogleのMaterial Designに似ているが「それより進歩している」というのがMicrosoftの主張だ。

新しいアップデートには今回拡張されたMicrosoft Graphも利用されており、異なるOSのデバイス間を移動して作業するのが容易になる。たとえばタイムラインを利用すれば別のデバイスで作業した後。、元のデバイスに戻って作業を続けることがで簡単になる。スマート・バーチャル・クリップボードははiOSとAndroidデバイス間でクリップボードの内容を共有できる。新しいOneDriveはクラウドからローカルにダウンロードしたファイルについてユーザーがさらに柔軟にコントロールできる。またこれらのファイルは通常どおりWindows Explorerに表示される。

アップデートにはMicrosoftのクリエーティブ・アプリケーションが各種付属するはずだが、当面同社は詳細について明かすことを避けている。


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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

MicrosoftがWindows 10 Creators Updateのプライバシー設定を変更…ユーザーデータの収集を拒否するオプションがない

Microsoftが先週発表したように、Windows 10 Creators Updateは4月11日にユーザーに向けて展開が始まる。このアップデートの一環として同社は、Windows 10のプライバシー設定と、ユーザーから集めた情報をユーザーに報告するやり方をすこし変えた。なお、Microsoftによるユーザーデータの収集は、それを完全にオプトアウトする(断る)オプションがない(後述)。

MicrosoftのWindows & Devicesグループでプライバシーを担当しているMaris Rogersによると、全体的なテーマは、同社の顧客への献身を強調し、顧客が自分のプライバシーをコントロールして、自分のデバイスを安全に保てるようにすることだ。

そこで今回のアップデートでは、Microsoftがユーザーに、同社がどんな情報を集めてどのように利用しているかをめぐる、従来よりも良い透明性を提供する。それには、個々のプライバシー設定に関する説明の改良や、プライバシー声明のアップデートが含まれる。

しかしさらに重要なのは、Microsoftがデータ共有オプションを3種類から2種類(“basic”と“full”)に減らしたことだ。Rogersの説明によると、basicはMicrosoftに送られるデータの量が50%少ない。診断用のデータとしては、前ほど多くのデータは必要ない、と同社が学んだからだ。

でもご覧のように、“none”(なし)のオプションがない。Rogersは、どのユーザーにも最小限のセキュリティは必要、と主張するが、しかし多くのユーザーは、Microsoftに定期的に利用状況のデータを送らなくても、安全なシステムは可能なはずだ、と反論するだろう。これは、Windows 10の立ち上げ以来の問題であり、Microsoftにそれをすぐに撤回する気はないようだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

混成現実の多様な可能性に賭けるMicrosoft、Windows 10用のデベロッパーキットを今月から提供開始

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Microsoftが前に言ってたところによると、PCの世界でみんながその名前を知ってるような、いくつかのOEMパートナーが今、Windows 10機の上で混成現実を体験できるためのヘッドセットを作っている。その最初の製品であるAcerの製品は、デベロッパー向けに今月発売される。また、その後の数か月は、ほかのパートナーたちのデベロッパー向け製品が次々と発表される。

そして、Windows Mixed Realityという新しいブランドが確立する。前にはWindows Holographicと呼ばれていて、技術的にはそっちの方が妥当、との声もある。

Microsoftは2018年のScorpio Xboxを皮切りにXbox Oneの系統も混成現実化していくつもりなので、今の一連の動きはそのための…とくにデベロッパーを意識した…下地作りという意味もある。またWindows 10は今後またCreators Updateが提供されるので、デスクトップOS上の混成現実にも、引き続き力を入れて行かなければならない。

Acerや今後のASUS, Dell, HP, Lenovoなどの混成現実ヘッドセットは、位置追跡機能がinside-out方式で、部屋の中などに外付けの位置追跡デバイスが要らない。その代わり、ヘッドセットの中にユーザーのまわりをスキャンするセンサー群があって、ユーザーの動きを正確に追跡し、仮想オブジェクトを正しく描画する。

Acerのキットがデベロッパーの手に渡るのは今日(米国時間3/1)で、1440×1440、リフレッシュレート90Hzの液晶画面を誇っている。オーディオ出力とマイク入力のための3.5mmジャックもある。Windows 10のコンピューターには、HDMI 2.0とUSB 3.0の両方を収めた単一のケーブルで接続する。

混成現実は多くの人びとにとって、仮想現実よりもおもしろいものになりそうだ。オフィスやそのほかの仕事環境でも、多様な機能やVR/ARコンテンツを付加できる点が、デベロッパー、ユーザー両方にとって魅力だ。VRだけだとVRが現実を完全に隠してしまうから、現実に対する多様な用途は期待しづらい。ただしもちろんMicrosoftにとっての勝敗は、デベロッパーのためのライブラリや、ユーザーのためのソフトウェアのクォリティーで決まる。ヘッドセットでデベロッパーキットを先行させるのも、そのことを意識しているからだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))