マイクロソフト、Windows 8.1とSurfaceのアップデートを公開

今日はWindowsワールドにとって重要な1日だ。Microsoftは、 Surfaceタブレットのセキュリティーパッチ一式とアップデート、およびWindows 8.1の機能追加を、8月アップデートの一環として公開した。

パッケージには、9件のセキュリティーアップデートが含まれ、Microsoftが「37種類のCommon Vulnerabilities and Exposures」と呼ぶ脆弱性リストに対応している。Surfaceのアップデート方が少し興味深い内容で、Surface Pro 3、Surface Pro、およびSurface RTが対象。安定性の改善やハードウェアの微調整が予想される。
Windowsについては、新バージョンはアップデート2とは呼ばれていないが、Microsoftが毎月配布しているWindowsアップデートよりも重要な新機能が織り込まれており、これは新しい試みだ。Windows 8.1 アップデート1では、Microsoftは機能を集約して一括して提供した。今回は新しいコードをいち早く公開する方向のようだ。

TechCrunchは先日こう報じた

ではこの「アップデート2ではない8月アップデート」には何が含まれるのか? トラックパッドの改良、 SharePoint Onlineの連携改良、デベロッパー向けのWi-FiAPIのアップデートなどだそうだ。いずれも必要なアップデートだろうが、なるほど4月に発表されたアップデート1ほど大規模なものではない。

ともあれ、Windowsユーザーにとっては新しいコードの日になった。Windowsアップデートを手に入れて、そう、Windowsをアップデートしよう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Microsoft、8月12日にWindows 8.1のアップデートを公開へ―「アップデート2」ではない

Microsoftは8月12日にWindows 8.1のアップデートを公開するが、公式ブログによればこのアップデートは噂されていた「アップデート2」ではないそうだ。

ではこの「アップデート2ではない8月アップデート」には何が含まれるのか?

 トラックパッドの改良、 SharePoint Onlineの連携改良、デベロッパー向けのWi-FiAPIのアップデートなどだそうだ。いずれも必要なアップデートだろうが、なるほど4月に発表されたアップデート1ほど大規模なものではない。

アップデートはWindows Updateで自動的にインストールされるのでユーザーは特に何もする必要はない。電源が入っていればいいだけだ。

Windows 8.1アップデート1は非常に大規模なリリースだった。OSのブートオプションが改良され、新たなデバイスがサポートされた。ユーザー・インタフェースも抜本的に改良されてずっと使いやすくなった。たしかに“$Update_X”タグを付与される資格があった。

今回8月に予定されているアップデートはそれほどの規模ではない。Microsoftはブログ記事で、今後はアップデートのサイクルを速めていくとして次のように述べている。

改良点を大量にまとめ、何ヶ月も待って一括して大規模なアップデートとして発表するのではなく、月例アップデートを利用してもっと頻繁に改良を行っていくことにした

そういうわけで今回の8月アップデートは、番号付きの大型アップデートから小規模な連続的アップデートへとMicrosoftがアップデート・サイクルを速める戦略に転じたその第一号ということになる。今後Windowsユーザーは毎月、小規模だが実質的なアップデートを受けることになる。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


朗報:MicrosoftがWindows 8.1に近くスタートメニューを復活させると約束

今日(米国時間3/2)、MicrosoftのWindows担当執行副社長、Terry MyersonはBuildデベロッパー・カンファレンスのキーノート講演で、Microsoftは全面的にデスクトップをサポートすると語った。Myersonは「まだWindows 9について何か発表できる段階ではない」としたが、ユーザーの強い要望に応えて「近くWindows 8.1にスタートメニューを復活させる」と約束した。

MicrosoftがWindows 8でスタートメニューを廃止したことは多くのWindowsユーザーを怒らせた。実際、スタートメニューがないためにWindows 8.1は以前のWindowsに比べて使いにくいものになっている。新しいスタートメニューはWindows 7のスタートメニューにある要素を保持しつつ、タイル表示などのMetro的なUIの要素と統合されて復活するものと見られる。

将来、MicrosoftのUniversal Windows Appsもウィンドウ内で動作することになる。これはデスクトップUIを完全にMetro化するというこれまでの方針を多少なりと撤回する方向だ。

Microsoftがスタートメニューなどの新機能をいつ提供するのかは明らかにされなかったが、おそらくWindows 8.1の次のメジャー・アップデートに含まれることになるのだろう。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


レジストリーをいじるとWindows 8.1 Update 1を公開前にインストールできるらしい(アップデート:穴は塞がれた)

Windows 8.1 Update 1を手にするのはまだ1ヵ月以上先のはずだが、簡単なレジストリー操作で新しいOSに触れることができるらしい。しかも、Microsoftから、Windows Updateを通じて。

TechCrunchが信頼できる筋に確認したところによると、その小技は有効で、このアップデートは重要だ。唯一の問題は、新しいソフトウェアがUpdate 1のフルバージョンなのか、一部のみなのかだ。情報源はこのアップデートを実施し、Metroアプリをタスクバーに固定でき、非デスクトップアプリに「×」ボタンがついて簡単に閉じられるようになったことを確認したと言っている。他にも裏付ける情報がある

Microsoftにコメントを求めているがまだ返信はない。

アップグレード方法の詳細はここにある。大原則:運が良ければ成功する。文鎮化しても私は同情しない。さらに、Microsoftが漏れを塞ぐかもしれないので、ゲームに参加したい人は急いだ方が良い。

ハッピー・ハンティング。

アップデート 1:Microsoftが今朝から仕事をして、すでに穴は塞がれたようだ。世界は広いので、別の漏れが見つかることを期待しよう。

IMAGE BY FLICKR USER DELL INC. UNDER CC BY 2.0 LICENSE (IMAGE HAS BEEN CROPPED) 

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


2013年末、XPのシェアは大台の30%を割り込み、Windows 8.xは(ようやく)10%を獲得

Net Applicationsの記事によれば、Windows 8.xのシェアが2013年12月時点で10%を超えたのだそうだ。Windows 8が6.89%で、Windows 8.1の方が3.60%であったとのこと。この両者を加えると10.49%ということになる。

ちなみに2013年12月にはWindows 7もシェアを0.88%伸ばしている。シェアを下げたのはWindows XPだ。2.24%下げて28.98%となり、ついに30%の大台を割ることとなった。但し、伸びてきているとはいえ、Windows 8.xのシェアはMicrosoftの思惑からすれば低めなのだろうと思われる。企業利用者には、Windows XPの終了を受けてWindows 7に乗り換えたというところも多いようだ。

ちなみに、Windows 8.1へは無料でアップデートできるにも関わらず、Windows 8のシェアが0.23%伸びているというのは、ある意味で面白いところだ。ちなみにWindows 8.1のシェアは0.96%の伸びとなっている。

そういえばMicrosoftは以前、Windows Storeからのダウンロード数データの詳細を開発者向けポータルで提供していた。この数値を見れば、シェア拡大がアプリケーションダウンロード数にどのように繋がっているのかを見ることが出来るはずだ。しかし試してみようと思ったところが、どうやら提供が停止されているようで、データをダウンロードすることができなかった。

データの提供が永久的に停止されたのであれば、シェアの拡大が、どのようにWindows Store上のユーザー行動と結びついているのかを検証することができない。Microsoftにはぜひデータ提供を再開してもらいたいものだ。

Windows XPのサポートが終了する今年に向けて、Windows 7はシェアを伸ばすこととなった。Windows 8.xも新たな飛躍を狙っているはずだ。まずは二桁シェアを獲得して新年をスタートすることとなった。まずまずのスタートと言えるのではないかと思う。

Top Image Credit: Flickr

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(翻訳:Maeda, H


マイクロソフト、Surface RTのWindows RT 8.1アップグレード問題に対応中

Windows RT 8.1アップグレードは、Microsoftがごくわずかの割合のSurface RT所有者の新OS移行で起きている問題を解決するまで、凍結されている

今日(米国時間10/21)Microsoftは、この問題について新たな声明を発表し、プログラム中のバグはSurface RT所有者だけに影響することを明らかにした。同社の推定によると、アップデートしようとしたSurface RTユーザーの約0.1%が問題に遭遇している。しかし、不良コードがマシンを無用の長物にする可能性を考えると、このパーセンテージは高すぎると言わざるを得ない。

Windows RTにはトラブルの過去があり、自社製ハードウェアの所有者が、自社製オペレーティングシステムのバージョンから次期バージョンへとアップグレードする最中につまづくことは、信じがたい醜態である。問題を何日も引き延ばすことは致命的であり、同社は迅速に解決するべく取り組んでいる。Micosoftは、デバイスを動作可能な状態に復旧させるためのWindows RTリカバリーイメージを公開している。

以下にMicrosoftの本件に関する声明の全文を引用する。

Windows RT 8.1へのアップグレードに際して起きている状況について調査したところ、現時点でWindowsアップデートの問題の影響を受けているのはSurface RTユーザーのみであることがわかりました。影響を受けているのは、Windows RT 8.1をインストールしたSurface RTユーザーの1000人に1人以下(0.1%以下)ですが、これらのシステムをできる限り早く復旧することは、当社の第一優先事項であります。当社はリカバリー用プログラムをダウンロード提供すると共に、Windows RT 8.1アップデートを再びWindows Storeに掲載するべく引き続き作業いたします。ご不便をおかけしていることをお詫びいたします。今後のアップデートは準備ができ次第提供いたします。

これはMicrosoftがWindows 8.1を公開する上で最も避けたかったことだろう。修正にいつまでかかるのか注目したい。

トップ画像提供:Vernon Chan

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(翻訳:Nob Takahashi)


Microsoftもeブックを計画中, Reddit AMAでWindows 8.1開発秘話などを聞く

今日(米国時間10/17)はWindows 8.1の日だった。Windows 8のユーザの方はすでにアップデートされたと思うが、Microsoftは今でもこの新しいソフトウェアについてしゃべり続けている。またまたRedditのAMA(Ask Me Anything, 何でも聞いてよ)に登場して、このサイトのコミュニティからの質問に答えているのだ。

その全編はここにあるが、お忙しい方のために、さわりの部分をご紹介しよう。答えはオリジナルのままだが、質問は適宜編集した。

Q: MicrosoftはWindows向けにNewsStandやiBooks相当品を企画しているか? Kindleなどに依存せずに自分のMicrosoftアカウントでeブックを買えるといいよね。

Microsoft: もちろん、検討や試行はすでに始めている![ソース]

Q: 来年の10月にはWindows 8.2が出るのか? Microsoftのアップデートは毎年か?

Microsoft: アップデートは定期的に行って顧客のフィードバックに応え、Windows体験をより良くリッチにしていきたい。[ソース]

Q: Windows 8のEnterpriseビルドのユーザはどうなるのか? アップデートはあるのか?

Microsoft: Enterpriseは今日、SA顧客向けに可利用になる。評価版も今日TechNetに出る。 [ソース]

Q: Windows 8.1のPhotosアプリケーションでFlickrとFacebookの統合をやめたのはなぜか?

Microsoft: Windows 8のころはストアのアプリケーションも少なかったので、ほかのサービスの上で写真を見る方法を提供する必要があった。今ではストアに多くのアプリケーションがあり、それらが、ほかのサービスの上で写真を見る方法を提供している。またFacebookは今日、Facebookアプリをリリースした。FacebookアプリにはFacebook上の写真を見たり、ソーシャルにエンゲージするためのすばらしい方法がある。Flickrもそうしてくれるとうれしい。なお、Peopleアプリには今でも友だちとソーシャルにエンゲージする機能があり、自分の写真にもアクセスできる。[ソース]

Q: Windows 8.1の裏話を聞きたい。

Microsoft: 今でも仕事は終わっていない。昨年Windows 8を出した直後から8.1の開発は始まっている。これからも、まだまだ改良しなければならない。 [ソース]


Windows 8.1が出て、その後の様子を見ていると、初日の一般的な可利用性は、入手できる/使えるの両面で、どちらも良かったようだ。マーケットシェアのデータはもうすぐ分かるが、とにかく今のところは、それほどワルくないローンチデーをMicrosoftは経験したように思える。

画像クレジット: Vernon Chan

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Windows 8.1のアップデートができない場合、こうすればよい

Microsoftは先ほどWindows 8の新バージョン、Windows 8.1を公開した。私の知る限りではほとんどのユーザーは問題なくアップデートができたようだ。しかし予期されたことではあるが、苦労しているユーザーもいる。

一部のユーザーはそもそもアップデートが見つからないと訴えている。Windows StoreでWindows 8.1が見つからなのはKB 2871839がインストールされていないのが主な原因のようだ。Windows UpdateでKB 2871839アップデートをインストールすればよい。手順はこちらを参照

Windows 8 Enterpriseのユーザーは残念ながらすぐにはアップデートできない。Enterprise版は個別のユーザーが自分でアップデートできるようになっていない。会社のIT部門がアップデートするのを待つしかない。

Windows 8.1 PreviewをインストールしているSurfaceユーザーで、公開版にアップデートできない場合はこちらを参照

アップデートのサイズは2.5GBから4.5GBぐらいあるので忍耐心が必要だ。Twitterのストリームによれば数時間かかることも珍しくないという。アップデート中、ただ「処理中…」とだけ表示しておけばいいものを、なにやら情報を集めようとするメッセージがうるさいと不評だ。Windows 8.1のアップデートについてはこちらの記事も参照。なんにせよ8.1の芝生は8より緑色がずっと濃い。さっそくアップデートすることをお勧めする。

〔日本版:日本語ページはこちら。 Windows 8.1にアップデートするWindows RT 8.1:FAQ

画像: Dell Inc.

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Windows 8.1、太平洋時間で明日の午前4時〔日本時間今日の午後8時〕に一般公開

太平洋夏時間で明日の午前4時〔日本時間で今日の午後8時〕、Windows 8ユーザーに対してWindows 8.1が公開される。このアップデートはWindows 8をほとんど完全に生まれ変わらせるものだ。

Windows 8.1にはビルトイン・アプリ、新UI、Bingを中核に据えた強力な検索テクノロジーなど無数の新機能が含まれている。SkyDriveもWindows 8.1で重要な位置を占め、ユーザーがどこにファイルを保存しようとMicrosoftが管理してくれるようになった(これが重要な理由についてはこちら)。

Windows 8.1とWindows 8の関係はOffice 2010とOffice 2007の関係に等しい。アップデートは必須だろう。

明日、まずは最終版のビルドを走らせてみるつもりだ(Microsoftは TechCrunchにプレビューさせてくれなかった)。また8.1の公開の状況や反響についてもレポートする。非常に大規模なローンチなので太平洋時間午前4時にユーザー全員がアクセスできるようになるわけではない。ユーザーの地域別に順次Windows Storeに公開が行われる。

Windows 8.1はWindows 8に比べてクラウド化がはるかに進んでいる。そこでSkyDrive、Bing、Skypeなど重要な構成要素となるサービスのどれに支障が生じても8.1の公開が遅れることになる。とはいえ、最近Microsoftのサービスはかなり安定している。

Windows 8のユーザーがどれほどの割合で、またどれほどのスピードでWindows 8.1にアップデートするか注目だ。われわれはWindows 8.1のシェアを独自に調査するが、アップデートが順調に進めばMicrosoft自身が数字を公開するだろうと思う。

というわけで今晩は嵐の前の静けさというところだ。ユーザーの反応は好意的だろうか? 新規の売れ行きは? ハードウェアとの相性は? あと16時間でそうした質問に答えが出始める。

画像:Dell Inc.

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Microsoft、Windows 8.1の開発完了を宣言―ただし公開は10月18日

今日(米国時間8/27)、MicrosoftはWindows 8.1の開発が完了し、生産を開始したと発表した。しかしわれわれ一般ユーザーが手にうするのは10月18日まで待たねばならない。MSDNとTechNetの契約ユーザーも事前入手はできないという。

Windows 8.1はタブレット市場を目指した2度目OSであり、かつ低調を伝えられるパソコン市場の再活性化を狙う試みとして非常に重要な製品だ。Windows 8.1がユーザーを満足させる大幅なアップグレードになっており、かつハードウェア・メーカーにも魅力的であれば、Microsoftはパソコン市場の凋落をかなりの程度減速することができるかもしれない。そうでなければパソコンの衰退は加速し、社内でのWindows事業部の存在感もますます低下することになろう。

Windows 8.1でパソコンの退潮を止めることはできないだろうが、Microsoftがタブレット市場でシェアを拡大することはできるかもしれない。Windows 8.1がタブレットで成功すればWindowsはパソコン専用のOSではなくなる。Microsoftはパソコンの売上が落ちても、タブレットでWindowsの出荷本数の穴埋めができるかもしれない。

MicrosoftはWindows 8.1を「大幅なアップデート」だとしている。これは事実だ。またそうしたOSの大幅なアップデートを極めて短期間に実施できたことを自慢している。もっとも評判の悪いWindos 8をそのままにしてクリスマス商戦を迎えたらどうなっていたか容易に想像がつく。Microsoftとしては是が非でも早い時期にアップデートを実施する必要があったわけだ。

Windows 8.1は、数ヶ月前に私が書いたように、既存機能の改良、インタフェース・デザインの変更に加えて、Winows 8で問題になっていた箇所w修正する重要な新機能の追加などからなっている。Windows 8に対する実質的に重要なアップグレードといってよい。しかし、製品が公開されて一般ユーザーからのフィードバックが得られるまでは、この改良が十分だったかどうかは分からない。なるほど重要なアップデートだ。しかし十分だったかというのがポイントだ。

私はWindows 8.1だけでは十分とは言えないと予測する。つまりソフトウェアのアップデートに見合った魅力的な新しいハードウェアが登場しなければユーザーに財布のヒモを緩めさせることはできないだろう。しかしよく出来たタッチスクリーンを備えたデバイスとWindows 8.1の組み合わせには説得力あるユーザー体験になると思う。

いずれにせよあと2ヶ月だ。Windows 8.1はすぐそこまでやって来ている。

トップ画像:Dell Inc.

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Windows 8の大企業用途向けバージョンWindows 8.1 Enterpriseが機能山盛りでプレビューリリース

今日(米国時間7/30)Microsoftは、Windows 8.1 Enterpriseのプレビューバージョンをリリースした。それはWindows 8の来るべきアップデートの早期ビルドで、マシンやソフトウェアやデータのセキュリティを重視する大企業が主な対象だ。

そういうものとご縁のある方は、ここでダウンロードできる(ドキュメンテーションもあり)。

Windows 8.1によってWindows 8の寿命が延びるのではなく、今日のMicrosoftのブログ記事によると、Widows 8.1のサポート期限は2023年の1月10日までで、現在のWindows 8のユーザは8.1の公式リリースから2年以内にアップデートしないといけない。それをしなかったユーザは、Windows 8の正規ユーザとしてサポートしてもらえない。

本日のEnterprise PreviewのリリースとともにMicrosoftは、いくつかの新機能の説明もしている。たとえばドメインが同一のマシン/デバイス間ならアプリケーションのサイドローディングができる。また、企業ネットワークの内部でリソースにリモートアクセスできるDirectAccess機能がある(VPN不要)。

また企業ネットワーク内でのデータのセキュリティを確保するために、ストレージへのアクセスを制限できる。Windows 8.1マシンからのハッキング行為を、不可能にする。

最初の立ち上げ時のWindows 8はエンタプライズというよりもむしろ、消費者とタブレットを意識した製品だったと思う。でもWindows 7のアップデートはもう今後ないから、Microsoftとしてもエンタプライズ向けの中核的かつ安定的なオペレーティングシステムが必要だ。8.1のEnterpriseビルドに大量の新機能を盛り込んだことは、Windows 8に、立ち上げ時にはなかった役割を与え、成熟させようという試みだ。

Windows 8.1の正式リリースは年内だ。それが、落ち込む一方のPCの売上にどんな影響を及ぼすか、それは未知数だ。

画像クレジット: Dell Inc.

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Microsoftはタッチに賭けている。デスクトップは付け足し

Windows 8.1プレビュー版が公開されてから1週間以上が過ぎた。このアップデートの呼び物の一つがスタートボタン(スタートメニューではない)の復活だった。そして、新バージョンをしばらく使ってみた結果、そんな妥協はしたものの、古きデスクトップは帰ってこないことが明らかになった。Windows 8.1に新しく加わったお楽しみは、すべてタッチスクリーン端末向けで、オペレーティングシステムのMetro/Windows 8側で起きている。今やデスクトップはMicrosoftにとって付け足しである。

ビジネスユーザーのためには、MicrosoftはWindows 8.1に主としてデスクトップに関連する新たなセキュリティー機能を追加したが、それ以外にデスクトップにかかわる新しいツールで面白そうなものは一つもない。新しい検索ツールは非常によくできているが、Windows 8モードで動作する。Xbox Musicには新しくラジオモードが加わったが、Metroスタイルのアプリでのみ利用できる。同じことは、Kinect風ハンズフリーモードの付いたレシピアプリや、SkyDrive、リーディングリスト、改善されたメールアプリ、さらにはタッチベースのWindows 8モードではUIが多少変更されたが、デスクトップでは変わらないInternet Explorer 11にもあてはまる。加えて、待ち望まれたマルチスクリーン設定はすべてWindows 8アプリを動かしているユーザーのためだ。

実際、Windows 8.1を使えば使うほど、私はタブレットOSにデスクトップが押し込まれたように感じる。最初のバージョンでは、逆に感じていた。今やWindows 8アプリは好きなようにリサイズして複数のアプリを同時に使える。Windows 8はフル装備のタブレットOSとして、アプリが揃えばAppleやGoogleと戦えるところまで来ている。

例えば、メールのリンクをクリックした時に、メールとブラウザーが並んで表示されるのは理にかなっており、何度か試すと自然に感じられる。Skype等一部のアプリは、この新しいモードに対応するアップデートがなされていないが、8.1が正式公開されるまでにアップデートされるはずだ。

また、Microsoftは近々Windows 8用のOfficeアプリも公開予定なので、多くのビジネスユーザーにとってデスクトップへの切り替えは不要になるだろう。

タブレットモードの一つの問題は、例えば、左右にすばやくスワイプするとバックグラウンドで動作中のアプリ一覧が出てくるなど、ジェスチャーの多くが直感的でないことだ(しかも、これは2つのアプリを並べて表示する唯一の方法でもある)。しかし、慣れてしまえば、Windows 8を近代的タブレットOSのように感じられるようになる。

そして時折デスクトップに来ると、今やこれはレガシーモードなのだと思い知る。まるでMicrosoftにとってデスクトップは付け足しで、今後数年のうちにわれわれ全員がタッチスクリーンに移行することに賭けているかのようだ。スタートボタンを除き、Windows 8.1で事実上デスクトップは手を加えられていない。以前は何か意味のあることをするたびにデスクトップセッションに切り替わっていた設定メニューさえ、今はWindows 8アプリだ。Microsoftは当分デスクトップのサポートを続けなければならない。しかし今後益々、われわれの付き合うオペレーティングシステムは二重人格ではなくなり、一方が非常に優位な側に立ち、他方が便乗させてもらうものになりそうだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)


残念―Windows 8.1のスタートボタンは本当のスタートボタンではなかった

今日(米国時間6/26)の報道には「MicrosoftがWindows 8にスタートボタンを戻した!」という 大見出しが踊っている。ジャジャーン! バンザイ! しかしうっかり信じてはいけない。

Windows 8.1のスタートボタンはわれわれのよく知る以前のスタートボタンではない。 新しいスタートボタンは複数階層をサポートするフル機能のアプリケーション・ランチャーではないのだ。Windows 8.1のスタートボタンは小さいカラフルなアイコンが並ぶ画面、つまりスタートメニューへのショートカットに過ぎない。

新スタートボタンを右クリックするとアプリケーションのリスト・メニューが表示される。これには電源管理、イベント・ビュー、ディスク管理Windowsシェルなどの管理ツールが並ぶ。カスタマイズはできない。

要するにMicrosoftはスタートメニューへのショートカットをスタートボタンと呼んでいる。これではWindows 8の本質的な欠陥の改善にはなっていない。

Windows 8でMicrosoftはユーザー・インタフェースを劇的に変更した。スタートボタンの代わりにアイコンをフルスクリーンに並べたスタートメニューが用意された。これは間違いなく生産性を低下させる改悪だった。新しいアプリを起動するために、いちいち現在の画面を離れてフルスクリーンのメニューを開かねばならない。ノートパソコンでは特に苛立たしいUIだ。

Microsoftは対象となるデバイスとしてタブレットに重心を移そうとしている。 たしかにMetroベースのアプリをタブレットで動作させるならWindows8のUIは適切だ。

しかしわれわれ情報を生産するユーザーにはクラシックなデスクトップが決定的に重要だ。デスクトップでアプリの起動のたびにフルスクリーンのスタートメニューを開かねばならないのはまったくの時間の無駄だ。スタートメニューのショートカットを作ったぐらいではたいした改良になっていない。

私はWindows 8.1でMicrosoftがスタートボタンを復活させるというニュースを聞いてからずっと以前のスタートボタンが復活するものと楽しみにしていた。 Windows 8はよくできたOSでWindows 7よりあらゆる面で機能がはっきり向上している。しかし使い始めてから6ヶ月になるが、仕事の中心はやはりデスクトップだ。そしてスタートスクリーンを見るたびに苛々している。

Windows 8のスタートスクリーンのカスタマイズ・アプリを開発するスタートアップが現れないものだろうか。以前のWindowsのスタートボタンの機能のすべてを魔法のように実現するプラグインならなおよい。私自身で開発を試みたがすぐに飛んでもなく手間を食う作業と分かって諦めた。

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Windows 8.1の詳細明らかに―スタートボタンは復活するが、メニューはなし

Windows 8.1はプレビュー版が6月26日からダウンロード可能になる。このアップデートではデスクトップ・モードでスタートボタンが復活した。モダンUI(Metro)が嫌いなユーザーは直接デスクトップ・モードで起動できるようになった。スタートボタンの復活は相当前から噂されていたが、Windowsプログラム管理担当コーポレート副社長のAntoine Leblondが、今朝(米国時間5/30)、 公式ブログの記事でこのことを正式発表した。

スタートボタンを廃止したことでMicrosoftに向けられた轟々たる非難を考えればスタートボタンが復活したのは意外ではない。Microsoftはタッチスクリーンが今頃はメインストリームになっていると考えてスタートボタンを廃止したのだろう。Leblondはタッチスクリーンを備えていないデバイスが「依然としてかなり多い」ことを認めた。これは控え目に過ぎる表現であることは言うまでもない。現在ほとんどのWindowsPCはタッチスクリーンではない。

そこでスタートボタンの復活に加えて、Microsoftはマウスとキーボードを利用するユーザーのためにいくつかの新機能を提供することにした。これらの機能はデフォールトで有効になっているが、必要がないと思うユーザーは無効にすることができる。

Leblondのブログ記事には記載がなかったが、われわれが取材したところ、Microsoftの担当者はいくつかの点を確認した。まずフルスクリーンのスタートメニューを経由せず、直接デスクトップを起動することができる。逆にモダンUIを直接起動することもできる。この場合はアプリのリストビューがデフォールトとなる。

スタートボタンは復活、ただしメニューはなし

多くのユーザーが知りたがっていたのは、スタートボタンが実際どういう機能を持っているかだった。この点ではおそらく失望の声が出るだろう。というのはスタートボタンをクリックすると通常のスタート画面が表示されるだけだからだ。Windows7以前のようなポップアップ・メニューは表示されない。

ユーザーはスタート画面をカスタマイズして(これもWindows 8.1の新しい機能だが)、通常のタイル・ビューの代わりにアプリ・リストビューを表示させるようにできる。このリストビューから全てのアプリをワンクリックで起動できる。

マウスを画面左下隅に動かすと現れるスタートチップも、現在のモダンUIのスタート画面のデザインから通常のWindowsロゴに変更された。

スナップ・ビューとマルチスクリーン・サポートの改良

Microsoftがユーザーに譲歩した点は他にもある。ひとつは複数のMetro/Windowsストア・アプリの動作方法だ。現在は2種類のアプリしか同時に作動させることができない。一方のアプリがメインとなって画面の5分の4を占め、もう一方は5分の1の面積に小さく表示される。これがWindows8.1では2つのアプリの表示割合を自由に変えられるようになった。またひとつのスクリーンで同時に表示できるアプリの数も2から3に増えた。

またマルチスクリーンの使い勝手も改善される。現在はマルチスクリーンを装備したシステムでも、 Windowsストア・アプリを実行できるのはたった一つのスクリーンに限られているが、この制限も緩められるようだ。

検索チャームにBingとSkyDriveの検索結果が含まれる

もう一つMicrosoftが改善したのが検索だ。LeblondによるとWindows 8.1の検索チャームではBing、アプリ、ローカル・ファイル、SkyDriveのファイルの横断検索結果が表示される。ウェブの検索結果に例えばWikipediaのリンクが含まれていた場合、Windowsに記事を読み上げさせることができるという。また検索結果画面から音楽を直接再生できる。検索分野ではこれ以外にも未発表の新機能があるらしい。

IE11

Windows 8.1ではInternet Explorerが11にアップデートされる。Leblondによればタッチ機能が改良されページ読み込みも高速化されているとい。また開いているタブを複数のWindows 8.1デバイス間で同期できるようになった。

その他新機能:SkyDriveへの保存、スマート・ロック画面、カスタマイズの多様化

Windows 8.1には現在まだ秘密されているサプライズを含めてさまざまな新機能が提供される。中でも別途アプリをインストール必要なしにSkyDriveにファイルを保存できる機能はセールスポイントだろう。

この他にも数多くのマイナーな改良が加えられている。たとえばロックスクリーンからログインせずに直接Skypeの着信に応答することができるようになった。またスタート画面の背景画像をユーザーが自由に選べるようになった。

方向は正しい

全体として今回のWindows 8.1アップデートでMicrosoftは正しい方向に一歩進んだといえるだろう。いろいろな面で使いやすさが向上している。また当初のあからさまなデザイン上の欠点が修正されているのも好ましい。

Leblondは「Microsoftはユーザーの声に耳を傾ける」としながらも、タッチスクリーンを第一とする方針に変更はないと強調した。だが現実にはWindows8.1のユーザーの多くはMicrosoftのこのビジョンを共有するには至っていないと思う。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Windows 8.1でスタートボタン復活へ。これがないとWindowsは使えないから

朗報! Microsoftのスーパーブロガー、Paul Thurrottが、Windows 8.1のスタートボタン復活について詳しく書いている。ブート後直接デスクトップを表示する機能が加わり、Metro/スマートタイル/スタートページ等を事実上消滅させ、Windows 8の最悪部分を回避できる。何よりも嬉しいことに、Microsoftはこの修正に関して料金を徴収しない。

クラシックに勝るものはない!

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(翻訳:Nob Takahashi)


Microsoft、時期Windows 8.1にて「スタートメニュー」(のようなもの)を復活採用か?!

全米に広がった悪夢に、ようやく終わりが訪れることとなりそうだ。The Vergeが伝えるところによれば、マイクロソフトは次にリリースされるWindows 8.1で画面左下隅の「スタート」ボタンを復活させることにしたようなのだ。但し復活される「スタート」ボタンは、マウスを画面右端に動かした時に表示される「チャーム」と同じもので、タイルインタフェースが表示されるようになるものだ。Pokkiなどのツールにより表示できるようになる従来のスタートメニュー風のものではないが、それでも操作に戸惑っていた人には便利な機能だろう。

マイクロソフトがWindows 8の開発にあたって主張してきた「妥協しない」というポリシーの過ちを示すものだという人もいるかもしれない。あるいはこれはタイルUIを見て操作がわからずに凍りついてしまうユーザーを抱える、企業のIT部門に対する「天の助け」になるものかもしれない。企業で利用するアプリケーションや、以前から使い続けているソフトウェアのほとんどがWindows 8向け機能を活用するものではないわけで、デスクトップモードのようなスタイルで使いたいと考えるのが普通のことなのだろう。結局のところ、ストアアプリのインタフェースを必要としない人も多く存在するわけだ。

MicrosoftがWindows 8のインタフェースにつき揺れ動いていると判断する人が多いことだろう。しかし、正しく「妥協」しつつあるとも言えるのかもしれない。

Image via Geekzone.co.nz

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(翻訳:Maeda, H)


Microsoft、時期Windows 8.1にて「スタートメニュー」(のようなもの)を復活採用か?!

全米に広がった悪夢に、ようやく終わりが訪れることとなりそうだ。The Vergeが伝えるところによれば、マイクロソフトは次にリリースされるWindows 8.1で画面左下隅の「スタート」ボタンを復活させることにしたようなのだ。但し復活される「スタート」ボタンは、マウスを画面右端に動かした時に表示される「チャーム」と同じもので、タイルインタフェースが表示されるようになるものだ。Pokkiなどのツールにより表示できるようになる従来のスタートメニュー風のものではないが、それでも操作に戸惑っていた人には便利な機能だろう。

マイクロソフトがWindows 8の開発にあたって主張してきた「妥協しない」というポリシーの過ちを示すものだという人もいるかもしれない。あるいはこれはタイルUIを見て操作がわからずに凍りついてしまうユーザーを抱える、企業のIT部門に対する「天の助け」になるものかもしれない。企業で利用するアプリケーションや、以前から使い続けているソフトウェアのほとんどがWindows 8向け機能を活用するものではないわけで、デスクトップモードのようなスタイルで使いたいと考えるのが普通のことなのだろう。結局のところ、ストアアプリのインタフェースを必要としない人も多く存在するわけだ。

MicrosoftがWindows 8のインタフェースにつき揺れ動いていると判断する人が多いことだろう。しかし、正しく「妥協」しつつあるとも言えるのかもしれない。

Image via Geekzone.co.nz

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(翻訳:Maeda, H)