WindowsにBitTorrentクライアントの決定版Transmissionがやってくる

BitTorrent

OS Xと Linuxで人気のBitTorrentファイル転送クライアント、TransmissionのWindows版が登場する。メインストリームのアプリになるにはまだ少し時間がかかりそうだが、gHacksが最初Windows版ビルドを公式レポジトリで発見した。Transmissionはこの状態でも他のBitTorrentよりはるかに優秀だ。

厳密にいうと、これはTransmissionの最初のWindows版ではない。Transmission-QTという名前の非公式なビルドが出ていた。しかし今回チームは本気らしくTransmission のWindows版を自サイトで公開した。

TorrentFreakによると、次のリリースはTransmissionのダウンロード・ページに「公式版」として登場することになるとい。しかし多くのユーザーは待ちきれずに現在手に入るバージョンをダウンロードすることになるだろう。

TransmissionのどこがありきたりのBitTorrentクライアントと違うのか? まずTransmissionは無料だ。しかも無用な広告を押し込んでこようとしない。また独自の検索エンジンやビデオプレーヤーをバンドルしていないのでユーザーインターフェイスがµTorrentやVuzeのようにわかりにくくない。

Transmissionは軽量なオープンソースのアプリだ。ダウンロードに特化しており、その仕事にかけて優秀だ。それがOS XとLinuxで過去10年間、圧倒的な支持を受けている理由だ。私はHumble Bundleで大量のゲームを購入しているが、そういうユーザーはTransmissionを利用すれば普通のHTTPをよりはるかに高い信頼性で大きなゲームをダウンロードできる。

短時間テストしてみたかぎりでは新しいWindowsビルドも機能はOS Xと同様のようだ。RSSフィードでモニターできる。新しいフォルダーで .torrentファイルを検索できる。アプリの操作はブラザからもコマンドラインからも可能だ。

Transmissionといえば、最近、ビルドの一つがOS X最初の本格的ランサムウェアに侵入されていたことで有名になった。Appleはランサムウェアを含んだMacアプリのデベロッパー認証を取り消した。Transmission側ではランサムウェアを除去した新しいビルドを緊急リリースした。これを機にTransmissionチームがアプリとセキュリティーのレベルを強化していることを期待したい。

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画像:: nrkbeta/Flickr UNDER A CC BY-SA 2.0 LICENSE

〔日本版〕ランサムウェアは身代金要求型マルウェア。最近の被害の例のはリンク先TechCrunch Japan記事に詳しい。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Microsoftはお客様のために真新しい〈中指〉を用意しました

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Windows 10は世界中で華々しいデビューを飾った。そこには数え切れないほどの新しい機能、アプリそして解説記事がある。

Appleのヘビーユーザーである私は、Windows 10に何が入っているかを殆ど語れないが、少なくともそこには私が使いまくるであろう相当すごい機能がある:中指の絵文字だ(他にも新しいのがいくつかある)。私に言わせれば、これは実に革命的だ。

これが出てくるかもしれないという噂は1年前にあった。Microsoftは勇敢だ。実際かなり驚いた。去年の4月に「不快感を与える」絵文字をSkypeから削除したことを思うと。

今や絵文字は巨大な存在だ。Slackでも、Twitterでも使われ、アジアでは大量に使われている。

ところで、Microsoftも全くの無防備ではないようだ。画面上のソフトウェアキーボードには入れていない。ただし、コピー&ペーストすれば、(一部の)アプリで使うことが〈できる〉。おそらく近いうちに、中指のサポートを良くしたアップデートを入手できるだろう。

どうするの、Appleさん? Googleさん?

(Headline via Alex Wilhelm.)

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Lenovoが130ドルのHDMIスティックWindows PCを発表…意外とフル装備

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わが力作のExcelを、テレビの大型画面で鑑賞したい、と秘かに前から思っていた人に朗報だ。Lenovoがこのほど発表した130ドルのスティックIdeacenter Stick 300は、HDMI入力のあるディスプレイならどれにでも接続できる、立派なWindowsマシンだ。

こういうスティック状のコンピュータは前からあるが、しかしこちらはCPUがIntel Baytrail Z3735F、RAM 2GB、最大32GBのストレージを誇る。おまけにスピーカーとSD CardリーダーとWindows 8.1内蔵だ(10に無料アップグレード)。

なんでこんなものが必要なのか? さよう、Windows PCをテレビに差し込んでSteamをプレイしてもよいし、公共目的の街頭コンピュータを設置してもよい。一年の半分以上をどこかのホテルで寝ている出張過多の人は、ぜひこれをバッグに入れて持ち運ぶべきだ。キーボードとマウスも使える、Bluetoothで。誰かが言いそうだ、可能性は無限にある、と。まだリリースの日程は発表されていないが、実際に使ってみるとどんな感じか、かなり興味があるね。

出典: Neowin

Lenovo自身の記事。〕

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Duet DisplayがWindowsをサポート―Lightning接続でiPadがパソコンのセカンド・ディスプレイになる

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Duet Displayが思いがけない機能を追加した。なんとWindowsをサポートした! つまりiPadをLightningケーブルで接続すれば、Windowsパソコン(あるいはタブレット)のセカンド・ディスプレイになるというのだ。このアプリはWindows 7、Windows 8をサポートする。DuetはMacユーザーにセカンド・ディスプレイを提供するアプリとして人気を得てきたが、これからはいまだにWindowsを使っているクールでない人々も恩恵にあずかることができる。

いや、冗談、冗談。Windowsのユーザーもクールですよ。しかし新しいDuet Displayを使えばさらにクールになれそうだ。当初Mac向けにリリースされたときのニュースを見逃している読者のために説明しておくと、DuetはiPadをセカンド・ディスプレイにするアプリだ。ケーブル接続なのでワイヤレス接続のiOSのセカンド・ディスプレイにありがちな表示の遅れや接続中断などの問題がない。開発チームは元Appleのディスプレイのエンジニアで、iPadのハードウェアを認識するためにディスプレイ・ドライバから開発した。

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今回のアップデートで私の唯一の不満は、いまだにWindowsを使っている私のボス(名誉のために特に名を秘す)に対してMacの優位を見せびらかすチャンスがひとつ減ったことだ。

〔日本版〕インストールして作動を確認した。DuetのサイトでWindows用アプリをダウンロードしてインストールする。Duetアプリは一度立ち上げるとタスクトレイに常駐する。iPadとWindowsをLightningケーブルで接続し、iPadでDuetアプリを立ち上げると自動的に接続される。便利な使い方は研究中。

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愛用している 14 の Google Chrome エクステンション

私は普段 Google Chrome を愛用しているのですが、インストールしているエクステンションについてリスト化してみました。 こうして見てみると案外少ない印象です。 AdBlock Web 上にある様々な広告を削除し […]

愛用している 14 の Google Chrome エクステンション is a post from: room 402

速報:Microsoft、Windows 7、8からWindows 10へのアップグレードは無料と発表

今朝(米国時間1/21)、シアトルの本社キャンパスで開催されたプレスイベントでMicrosoftは「Windows 7、Windows 8.1、Windows Phone 8.1のユーザーは、Windows 10のリリース後1年間に限り、無料でアップグレードできる」と発表した。

MicrosoftのTerry Myersonは「Windows 10はユーザーがインストールすれば終わりとなる単なるOSではなくサービスだ」と強調した。一言でいえば、MicrosoftはWindows 10を同社が提供するさまざまなサービスのハブとなるサービスと位置づけている。

無料アップグレードを提供することにより、Microsoftは次世代Windowsのユーザーベースを一挙に拡大することを狙っている。それによりデベロッパーがWindows 10ベースの開発を行うインセンティブが高まるわけだ。Microsoftは次世代プラットフォームの発展のためにデベロッパー・コミュニティーの成長を必要としている。AndroidとiOSの全盛時代にあって、Microsoftはこれらのライバルに対し、デベロッパーの関心を引くことに関して遅れを取っている。

Windows 10はモバイル・デバイスからノート、デスクトップまであらゆるフォーム・ファクターを通じて作動する。そのためMicrosoftがパソコンだけでなく、Windows Phoneやタブレットのユーザーにも無料アップグレードの対象を拡大したのは理にかなっている。しかし、Windows 7のユーザーにまで無料アップグレードを提供するという決断は驚きだ。Microsoftはアップグレードが有料であれば得られたはずの(少なくとも理屈の上では)売上を放棄したことになる。

無料アップグレードにより、Microsoftは現在のWindows環境のフラグメント化を相当に軽減できるだろう。Windows 10がリリースされればWindows 7は2世代も古いOSになるが、それでもWindowsの中で依然としてシェアが最大だ。MicrosoftはWindows 7のユーザーをなんとしてもWindows 10に移行させたいわけだ。

アップデート: MicrosoftはWindows 10の新しいビルドを来週公開すると発表した。またスマートフォン向けWindows Phone 10の最初のビルドが2月に公開されるというこれまで流れていた情報を確認した。

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29年前、Microsoftは上場申請書中でおそるおそるWindowsなる新製品に言及

Microsoftは今から29年前、1985年11月20日にWindowsをリリースした。Microsoftは1986年3月13日に上場している。つまりMicrosoftは最初のWindowsを市場に送り出して数カ月後に株式も公開したわけだ。

今日まで私はWindowsと上場がこれほど近い時期に行われたとは気づいていなかった。もっとも私はそのころまだ生まれていなかったのだが。

それはともかく、MicrosoftのS-1(上場申請書)を読むと愉快な文章に行き当たる。今日の巨大企業がまだごく小さかった頃を後知恵という利点を生かして回顧するのはなかなか面白い。

MicrosoftのS-1ではその後30年以上にわたってテクノロジーの世界に絶大な影響を与えることになる新製品を次のように説明している。

1985年11月20日にMicrosoftはMicrosoft MS-DOSオペレーティング・システム上で作動するグラフィカル・オペーレティング環境であるMicrosoft Windowsを出荷した。MS-DOSのエクステンションであるMicrosoft Windowsはキーボード、スクリーン、プリンターなどのハードウェアを制御する。この製品はアプリケーション・プログラムを、個々のビデオその他出力装置とは独立に、標準的あるいいはグラフィカルに表現することを可能にする。 Microsoftはサードパーティーのソフトウェア開発者に対し、Micorosoft Windowsのグラフィカル・インタフェースを利用したアプリケーションの開発を推奨している。Lotus Developmentは最近、Windows上で作動するアプリケーションの開発に興味を示している。Microsoft自身の新しいアプリケーション・ソフトウェアは今後Microsoft Windowsベースとなる。現時点ではMicrosoft Windowsが市場においてどの程度の普及をみせるかまだ推測することはできない。

なるほど。

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Windows 10のエンドユーザー向け新機能、1月発表へ


Windows 10は、デベロッパー・プレビュー版のおかげで、既にある程度内容を知られているが、Microsoftは1月後半にその消費者向け機能を正式発表するイベントを開催する予定であると、The Vergeの最新記事が伝えている。1月のイベントでは、エンドユーザー向け新機能や、新たなタッチ入力方式 “Continuum” の説明があるはずだ。

ほかにも、Windows 10がスマートフォンやタブレットでどのように動作するかの解説や、Xbox Oneダッシュボードの改訂等が話題になるだろう。Windows 10は、Microsoftの全ハードウェア製品を、単一プラットフォームの下に統合することを目的としているので、全機種で提供された時、どのように連携して動くのかを見る最初の機会になるかもしれない。

Windows 10は、「2015年中頃」に発売されると言われているので、この1月イベントで一般向けにこのOSが提供されることを期待できない。正確な日時等の詳細も近いうちにわかるはずだ。

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Skypeがついに完全なWebアプリケーションに、ただし今のベータでは小さなプラグインが必要

Skypeのインスタントメッセージングと、音声やビデオによるチャットが、ブラウザから使えるWebアプリケーションになり、そのベータが今利用できる。ということは、どこのどんなコンピュータを使っているときでも、アプリ/アプリケーションをインストールする必要なく、ブラウザを立ち上げ、自分のアカウントでSkypeできるのだ。

SkypeのWebアプリケーションは今後完全にプラグイン不要になるというが、今のところは小さなプラグインをインストールしないと音声とビデオの通話はできない。またInternet ExplorerはReal-Time Communications(RTC)を実装していることが必要だ。それはユーザのさまざまな会話やメッセージのステータスを正しくシンクし、素早くチャットを開始でき、ボタンを一つ押すだけで友だちを呼び出せる。そのプラグインは今、Chrome for WindowsとIEとFirefoxとSafari用が提供されている。

Windows上のChromeだけがサポートされているということは、Chromebookではだめ、ということだ。でも現状はベータだから、今後もっとサポートされるデバイスとオペレーティングシステムは増えるだろう。当面は、Windows以外のChromeはノー、なのだ。

〔ここにスライドが表示されない場合は原文を見てください。〕

今年の初めにOutlook.com用にローンチされたプラグインを使うと、すでにWebからSkypeを使えた。ただしそのためにはOutlookのWebメールを使う必要があった。だから今回は初めての、Skypeの完全なWeb化だが、それならプラグイン不要で使えるはずなのに、まだプラグインをインストールしなければならないのは残念だ。

Skype for Webのベータは、今日から限られた数のユーザに対し徐々に展開されていく。だから誰もがいきなりサイトにサインインしてWebクライアントを使えるわけではない。でもすでに選ばれている人には、ベータをお試しくださいというメッセージが出る。

今、なぜChromeはWindowsだけなのか、そしてそのほかのプラットホームのサポートについて、Skypeの問い合わせ中だ。情報が得られ次第、この記事をアップデートしよう。

アップデート: Skypeによると、インスタントメッセージングはWindows以外のChromeでもサポートされるが、音声とビデオは、そのほかのプラットホームではプラグインがそれら用に構成されていないからだめ、ということだ。

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MicrosoftのOffice等とSaaSの雄Salesforceが統合へ…時代の変化の大きな象徴

どうやらMicrosoftとSalesforceは今年の早い時期から、両社の製品を統合する詳細プランを、本気で練り上げていたようだ。今日のDreamforceカンファレンスで両社は、Windows Phone向けのSalesforce1アプリを2015年の後半にリリースする、と発表した。そしてそれとともに、OfficeはSalesforceのスイートを統合し、OneDriveも来年はこのCRM企業の製品に接続される。

両社が統合の合意に達したことは、驚きだ。Salesforce早くからSaaSが基本的なビジネスモデルであるのに対し、Microsoftは違う。この二社が協調的な関係を築けるとは、これまで誰も思っていなかった。.

でも会社のずっと上の方では、両社はこれまでの反目を忘れて互いのカスタマベースを互いに有効利用しよう、という話が進んでいたようだ。Microsoftはその使いやすいプロダクトを、ずっとネット指向だったSalesforceのユーザに提供できるし、一方Salesforceは、Microsoftの忠実な顧客である保守的なエンタプライズ層に同社のSaaSプロダクトを売っていける。

具体的には、2015年の前半にAndroidとiOS上でSalesforceがOfficeとSharePointとOneDrive for Businessに統合される。また来年前半にはOutlook用のSalesforceアプリも発売される。

そのあと、2015年の後半には、Windows Phone向けのSalesforce1アプリが、Excel用のSalesforceアプリと共にリリースされる。

全体を展望すれば、Salesforceの触手がMicrosoftの大きなプラットホームの隅々にまで入(はい)り込んでいく。それによって、これまでのライバル製品を自己との調和の中へ持ち込む。二つの宇宙の合体が吉と出るか凶と出るか、それは現段階では誰も予言できない。

画像クレジット: Marc Benioff

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Windows 10、テクニカル・プレビュー版のダウンロード開始―有効期限は来年4月15日

今日(米国時間10/1)、Windows 10 テクニカル・プレビュー版のダウンロードが始まったが、このバージョンは来年のエープリル・フールの日から2週間後には使えなくなるそうだ。つまりWindows 10の製品版はそれよりずっと前に出荷されることを意味するなら、これは良いニュースだ。

しかし必ずしもそう楽観はできないかもしれない。MicrosoftはWindows 10を「来年半ば」に完成させるというスケジュールで動いている。4月というのは「半ば」といえなくもないが、やや早過ぎる気もする。テクニカル・プレビュー版の有効期限終了前に製品版が発表されるわけではないのかもしれない。これから各人各様の推測が飛び交うことになりそうだ。

ダウンロードはこちらから

〔日本版〕 TechCrunchの別記事で、Alex Wilhelm記者は、「4月15日の前にしたさらに製品版に近い一般ユーザーを対象としたプレビュー版が公開されるはず」と推測している。

また今回Microsoftはプレビュー版ユーザーを対象にWindows Insider Preview Program という本格的なフィードバックのチャンネルを用意している。Microsoftのダウンロード・ページによればWindows Insider Preview Programに参加すると、「Technical Preview に加えて、すべてのプレビュー ビルドを公開と同時に入手することができ、使いやすいフィードバック アプリも用意されています」とのこと。これまでのプレビュー版の公開に比べて、ユーザーからのフィードバックの収集に対する取り組みが積極化していることも注目だ。

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Microsoft、Windows 10プレビュー版を公開―次世代OSは”Windows 9″ではなかった

今朝(米国時間9/30)、サンフランシスコで開催されたプレスイベントでMicrosoftは次世代のWindowsを発表した。その名はWindows 10だった。

Windows 8の次だからWindows 9のはずだろうという予測は完全に外れた(もっとも違う名前になるらしいという噂はあった)。いずれにしても私を含めてこの問題を報じたジャーナリストのほぼ全員が間違っていた。

明日からMicrosoftはWindows Insider Programを開始する。極めて初期のベータ版を走らせる勇気のあるユーザーはWindows 10をダウンロードできるようになる。

今回公開されたのはパソコン版で、サーバー版も近くこれに続く。Microsoftは「このベータ版の公開によって開発の早期の段階から多くのユーザーによるフィードバックを得たい。ただし現在のバージョンには実験的な試みも含まれているので、プレビュー版の機能のすべてが製品版に組み込まれるわけではない」としている。.

MicrosoftはWindows 10の特長の一つとして、ハードウェアごとにカスタマイズされたユーザー体験が提供できることを挙げている。異なるスクリーンサイズのデバイスには異なるユーザーインターフェイスが提供される。ただしソフトウェアとしては単一だ。 「単一のプロダクト・ファミリー、単一のプラットフォーム、単一のアプリ・ストア」というのがキャッチフレーズだ。

Microsoftのセールストークはこうだ。「Windows 10をエンタープライズで利用するメリットにはデバイス管理、デバイスごとにアプリ・ストアをカスタマイズ能力、データの保全などがある。つまりエンタープライズは社内のデバイスを管理すると同時にカスタマイズされた社内アプリ・ストアを運用することができる」

一言でいえば、Windows 10の目標はエンタープライズの市場の制覇だ。

期待されたとおり、Microsoftは伝統的なスタートメニューを含めてWindows 7の機能のいくつかを復活させた。メニューのデザインは改良されており、Windows 8のタイル式のスタートスクリーンがリサイズ可能になって併用されている。Windows 8のMetroアプリは、Windows 10では他のアプリと同様、ウィンドウ・モードで作動する。 フルスクリーン・モードはデフォールトではなくなった。Windows 8の「モダン」アプリは標準的なデスクトップ・アプリと共存して使えるようになった。

Windows 10にはまたマルチ・デスクトップ機能が導入されている。Microsoftの新しい“Snap Assist”のおかげで、パワーユーザーは複数のデスクトップで複数のアプリを開き、その間を自由に行き来きできる。

パワーユーザーといえば昔ながらのキーボードの愛好者が多いだろうが、コマンドライン・モードも大きく改良された。

Windows 10のユーザー入力は標準的なマウスとキーボードの併用をメインとしているが、 タッチ方式も捨てたわけではない。Windows 10は、タッチが可能なデバイスの場合、Windows 8方式のタイル式スタート・スクリーンが使える。

ただしタッチ・ジェスチャーのいくつかは変更された。たとえばWindows 10では画面左端からのスワイプはタスクビューを表示する。しかし全体としてWindows 8に非常に近い。Windows 8のチャームバーも残された。

今回の発表でMicrosoftが明らかにしなかったのは一般ユーザー向けの新機能だ。ただし、Windows 10のスマートフォン版のUIはWindows 10とほとんど同じになるようだ。Windows 8の経験からMicrosoftが学んだことがあるとすれば、デバイス横断的なオペレーティングシステムをデザインする場合には、極端な例に向かって最適化してはならず、中心となるデバイスのユーザー体験を重視しなければならないということだろう。MicrosoftのJoe Belfioreは「Windowsにスマートフォンとタブレットのサポートを加えるのは当然の選択ではあるものの、難しいのは『中間』の扱いだった。Windows 10ではその点の出来栄えにたいへん満足している」と述べた。

TechCrunchはWindows 10関連のニュースをアップデート中

〔日本版 Windows 10テクニカル・プレビュー版のサイトはhttp:preview.windows.comだが、現在は予告ページに飛ばされる。〕

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MicrosoftがiOS/Android/Windows対応のユニバーサルキーボードを発売…Officeを使いやすくするため

Microsoftが作ったユニバーサルキーボードは、‘ユニバーサル’(universal, 普遍的)の名のとおり、モバイルの世界を事実上支配している三大オペレーティングシステム…iOS、Android、Windows…のどれでも使用できる。この、’Universal Mobile Keyboard’と呼ばれる金物は、10月に発売される。

この製品は、同社のクロスプラットホーム指向がいまだに継続していることの表れだが、ただしOfficeスゥイートのようなソフトウェアではなくて、ハードウェアだ。iPadで使えるキーボードを作ることは、OfficeをAndroidタブレットに持ち込むこととやや違う。

このBluetooth対応のキーボードは三種類のデバイスで使用でき、同梱のツールにより三種のオペレーティングシステムを切り替える。ホームキーは、どのデバイスでも機能する。

しかし一体、いかなる神の名においてMicrosoftはこんなものを作ったのか? その答えは意外と簡単だ。Officeを真にクロスプラットホームにするためには、ユーザにとってそのソフトをいちばん使いやすい環境を保証してあげなければならない。大好きなiPadの上に大好きなOfficeがあっても、良いキーボードがなければあまり意味がない。逆に、環境を整えてあげれば、Officeの売上も伸びるだろう。

MicrosoftがOffice 365をサービスしている三つのオペレーティングシステムは、Android、iOS、そしてWindowsだ。この79ドル95セントのキーボードが使えるオペレーティングシステムは、右に同じだ。わかりやすすぎて、ミステリーにはならない。

Surfaceのキーボードアタッチメントは、新製品が出るたびに良くなっているから、その技術がユニバーサルキーボードにもきっと反映しているだろう。だからOfficeを使わないぼくも、ちょっと試してみたい気持ちになっている。

ただし現状では、このキーボードにはタッチパッドがない。ちょいと、考えなおしてほしいね。

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Windows 9の画面(スタートメニューなど)のビデオがリークし始めた

Windows 9のテクニカルプレビューのリリースは2週間後だと言われているが、そのビデオがインターネット上に現れ始めた。ドイツのWinFutureが、数日前から、雑多なスクリーンショットやビデオを、われわれ野次馬のために、公開し始めたのだ。

ビデオクリップの方は、複数のデスクトップの使い方、スタートメニューの復帰、などを取り上げている。読者の便宜のために、この記事にもそれらを埋め込んでおこう。

このビデオの見どころは、Windows 8におけるタブレット指向の取り組みと、人気の高いWindows 7のデスクトップ機能をうまく融合して、前者を‘矯正’しているところにある。

スタートメニューを見せているビデオについて、Microsoftはコメントを拒否したが、このビデオが作り物だ、という情報もない。正しいことはまだわからないが、Windows 9、Microsoft社内の呼び名Thresholdが、一般市場への公式リリースの前に、人びとの目の前にちらちらし始めたことは事実だろう。

下のビデオはプレビュー以前に撮られたものだから、まだ大きく変わる部分はあるだろう。ユーザインタフェイスも、機能も、これからさらに足したり引いたりが行われるはずだ。

でも、まあ、とりあえず見てみよう:

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Microsoftのパートナーたちは公開前のWindows 9をすでにテスト中

MicrosoftはWindows 9のテクニカルプレビューを9月30日にリリースするらしい。でもあなたがMicrosoftの重要なパートナーなら、4週間も待たなくてよい。

NeoWinのBrad Samsによると、Microsoftは今、一部のパートナーたちに、公開前のオペレーティングシステムへのアクセスを与えている。それ自体はそんなに意外でもないが、でもこのオペレーティングシステムのタッチダウンが9月の終わりごろという一般的な期待が、いよいよ信ぴょう性を帯びてきた。

今配布されているコードがパートナー自身からリークすることはない、とSamsは考えている。それはそうだろう。

でも、夢は誰もが持つことを許される。早速Microsoftに打診したが、コメントは得られなかった。

ぼくはWindows 9がけっこう楽しみだ。その大きな理由は、Windows 8は決して悪くはないけど、まとまりがなくて、完成度が低い、という印象だからだ。まるで、雑多な機能をチューインガムでくっつけたみたいだった。MicrosoftがMetroインタフェイスの良いところだけを拾ってトップレベルのデスクトップ体験に融合してくれたら、毎日使っているMacbook Airに載せてもよいけどね。

でもそれは、まだ遠い先の話だ。Windows 8のときのように、最初のプレビューには機能が全部揃っていない可能性もある。だから最初のオフィシャルコードがリリースされても、全体像はまだ見られないかもしれない。

スタートメニュー、絶対頼むよぉ!

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Windows Phone、海外市場停滞も米国内では支持拡大

Microsoftにとって良いニュース:HTCの新型Windows Phone端末、One(M8)が、米国4大キャリア中少なくとも3社に採用される。

Microsoftにとって悪いニュース:Kantarのデータによると、Windows Phoneの中国におけるシェアはコンマ以下。そこはMicrosoftがデジタルアシスタントのコルタナに、言語やニュアンスを覚えさせるべく大きく投資した国だ。この投資が直ちにどんな消費行動を引き出せるかは定かでない。

世界を見渡すと、Windows Phoneの悲喜交々の様子がKantarのデータから読み取れる。ドイツではダウンだがスペインではアップ。イタリアではアップだがフランスとメキシコではダウン。米国は横ばい、そして中国では低調。

これを総合的に解釈しようとすることは、バラバラにプロットされ点からグラフを作るのに似ているが、少なくともHTCのニュースのおかげで、Microsoftが国内シェアを拡大し、最新のNokia端末販売にも、かつてない後押しになると考えるのは理にかなっているだろう。海外は低調のようだ。

一歩前進、一歩後退。

すべては、Windows Phoneプラットフォーム自身の未来というコンテキストと一致している。HTCは、同社の新型Windows Phone端末を、”The HTC One (M8) for Windows” と呼ぶことで市場を後押ししている。これは優れたスローガンかもしれない。

Microsoftは、Windows PhoneとWindows RTオペレーティングシステムの融合を進めている。本家Windows 9がMetro要素を持つデスクトップ水準のOSなら、Windows RT+Phoneは、Metro中心のタッチを重視したOSであり、デスクトップは全く考えられていない。タブレットやスマートフォンがターゲットだ。

ZDNetのMary Jo Foleyによると、後者は今年中に出てきそうにない。Windows 9のプレビュー版は9月30日に公開が予想されるが、Phone+RTのプレビューは2015年の1月または2月だという。

言い換えれば、新モバイルOSは2014年のホリデーシーズンに間に合わない。

というわけでわれわれは一種の待機状態にある。どうやらMicrosoftが現状のソフトウェア構成で、スマートフォンの市場シェアを拡大することはなさそうだ。

そしてそれと同時に、このプラットフォームは、まだまだ大いに〈存続中〉だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Windows 9のプレビューには高速ビルドアップデートの機能がある

MicrosoftはWindowsのコードのリリースサイクルをこれまでよりも早める、とほのめかしたが、どうやらそれは本気だ。今度のWindows 9(コードネーム‘Threshold’)には、このソフトウェアをストレステストしているユーザの対象コードをつねに最新に保つための、高速アップグレード機能があるようだ。

NeoWinのBrad Samsによると、今Microsoftの社内でWindows 9のテストをやってるテスターたちは、ビルドのアップデートをボタンクリック一つでできるそうだ。

その機能が製品バージョンに残るのかは不明だが、それによってMicrosoftは従来よりもアジャイルに、最新のパッチやアップグレードをユーザに渡せるようになる。ということは、バグの発見と対策もこれまでよりも早い、ということだ。

今一般的に理解されているWindows 9のリリースのペースは、まず9月終わりにテクニカルプレビュー、その後何回かプレビューが出て、2015年の初めに公式リリース、というものだ。つまりWindows 9は、今年のクリスマス年末商戦には間に合わない、ということ。

だからPCメーカーとOEMのプロバイダとMicrosoft自身にとって、クリスマスはWindows 8.1で祝うことになる。

Windows 9に関するリークのサイクルは、このところ加速しているが、そのこと自体は意外ではない。公開の日程が徐々に迫っているのだから、Microsoftが情報に蓋をする能力にも限界がある。

今ぼくは、Windows 9にあってほしい機能のウィッシュリストを、まず頭の中で制作中だ。これについては、読者各位のご意見ご要望をコメントでうかがいたい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Microsoft、Windows 9プレビュー版を9月30日に公開のもよう

Windows 9についてはかなりの情報がリークされてきた。それによるとWindows 8の過激なタッチ志向は修正され、スタートメニューが復活し、チャームバーは廃止されるという。しかしこうした推測も9月30日で終わりを告げるようだ。Vergeによれば、Microsoftはこの日にWindows 9のテクノロジー・プレビュー版を発表し、直後にダウンロードが可能になるという。

現在Thresholdというコードネームで開発が進んでいる次世代Windows OSの安定版が出荷されるのは来年初めと予想されている。われわれはWindows 9ではデスクトップでのユーザー体験が重視され、Windows 8にWindows 7の使い勝手が戻ってくると期待している。またModern Windows(いわゆる Metro)は存続するものの、デスクトップと緊密に融合され、非フルスクリーンの在来のウィンドウ内でも作動するようになり、ユーザーが2つの環境をいちいち往復しないでもすむようになるはずだ。

私自身はけっこうよくWindowsを使う。特にWindowsのデスクトップ・パソコンをゲームで愛用しているので、このMicrosoftの新しい(というか古い)デスクトップ重視の方針は大歓迎だ。9月末に公開されるバージョンがこれまでに伝えられてきた方針に沿ったものであることを祈る。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


今やPCのストレージは最初からクラウドが主体、HPのChromebook 14とHP Streamにその傾向を見る

今朝(米国時間8/18)発表されたのは、Windows 8.1を載せたHPの新型ラップトップHP Streamのスペック一覧で、予価は199ドルとなっている。MicrosoftがChromebookの対抗機種と位置づけている製品で、後者は今、低価格機種のシェアを少しずつ食っている。

MicrosoftはWindows搭載機に価格競争力を持たせるため、小型でしかも低価格のマシン向けにWindowsの価格を下げた。HP Streamも、それに当てはまる。

StreamとHPの14インチChromebookの詳しい比較記事を、Paul Thurrottが書いている

ぼくが今日言いたいのは、GoogleとMicrosoftは低価格のPCを使ってクラウドストレージのシェア競争をしている、ということだ。 Chromebook 14では、100ギガバイトのGoogle Cloud Storageを2年間使える。Windows 8.1を載せたStreamには、Microsoft OneDriveの100ギガバイトがつく。

どちらも100ギガバイトのストレージの正規の使用料は月間1.99ドルだから、2年では約50ドルだ。しかし両社とも、自分たちのプラットホームを載せたコンピュータをより魅力的にするためのコストを、価格に反映させない気だ。

その状況はまた、クラウドストレージの料金が急速にゼロに近づきつつあることを、裏書している。100ギガバイトのストレージを無料で提供することには、それを餌として得られるであろう、いろいろな、小さな収益や売上への期待がある。広告収入とか。

Streamの最小仕様ではストレージが32ギガバイトと小さいが、ほかにクラウドストレージの100ギガバイトがあるのだから、それほど貧しくはない。製品上のストレージを小さくすれば、マシンの原価は下がる。

いずれも、消費者にとってはメリットだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Windowsの権威、メアリー・ジョー・フォーリー、9月か10月に9のプレビュー版公開と予測

Microsoft情報の権威、Mary Jo Foleyによれば、Windows 9のプレビュー版は9月か10月にも公開されるという。このスケジュールなら、Thresholdというコードネームで開発が進んでいるWindows 9は、2015年早々にも製品版が出荷されることになりそうだ。

先週末、私はWindows 9の登場が迫っていると考えて、グッド・バイ、Windows 8という記事を書いた。Windowsの開発の内情に詳しいFoleyがWindows 9の主要部分が来月にも公開されると断言する以上、Windows 8の時代は終わったも同然だ。 デベロッパーはもちろん、多くの先進的ユーザーも(あまり致命的なバグがないようであれば)Win 9プレビュー版に飛びつくだろう。

もっとも単に「Windows 8は終わりだ」と言ってしまっては不公平かもしれない。製品としてのWindows 8はもうじきWindows 9に置き換えられるだろうが、MicrosoftがWindows 8でコンピューティングに導入した多くの要素はそのまま残る。私は以前、こう書いた

Windows 8はOffice 2007に似ている。このバージョンでMicrosoftはパラダイムを大きく変えた。個々の変化の中には見当外れなものもあったが、新機能の大部分はOffice 2010に受け継がれ、大成功を収めた。Microsoftは今回もWindows 8の良い部分を残しつつ、デスクトップについてはもう一度その特性を生かしてさらに使いやすくする形でWindows 9に統合していくのではないか。そうであればWindows 9も使い勝手のよいOSになるだろう。

もちろんこれは多分に希望的観測だ。

しかしFoleyの情報を吟味すると、Windows 9はいわゆる未来的な実験ではなく、もっと地に足のついた実用的な製品であるらしい。プレビューがお目見えすのは8ないし10週間後とみてよさそうだ。

Windows 8は結局どのくらい普及したのだろう? Windows 8とWindows 8.1は合計すると12%以上の市場シェアを獲得した。言い換えれば、世界のパソコンの8台に1台はWin 8が搭載されていることになる。 Windows 8.1はWindows 8より評判が良いが、8は依然として6%のシェアを握っている。

Windows 9がどれくらいWindows 8のシェアを代替できるか、またそのスピードはどれほどか、大いに注目される。Windows 7の代替速度に関してはWindows 8は概ね失敗だったといってよいだろう。

Windows 7、Windows8、Windows 8.1のTechCrunch読者のユーザーは、それぞれどのくらいの割合でWindows 9への乗り換えを考えているのか知りたいものだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+