Slackボットを多用したときの‘ノイズ的メッセージ’を解消するPersonal Workbot、これもSlackボットだけど

shutterstock_328559822

ボットという小さなコードの集まりは、たしかに便利な場合もあるし、Slackの場合は、ボットのおかげで単純なコミュニケーションツールがエンタープライズアプリケーションを集中管理するダッシュボードになってしまう。でも、日常いろんなボットを使っていると、メッセージングが多くなりすぎて、逆に仕事の邪魔になることもある。

このようなメッセージの混沌を管理するために、Workatoは今日(米国時間6/23)、Personal Workbotというツールをリリースした。それは、その人の仕事に関係のあるメッセージだけを、ダイレクトメッセージで配布する。

Slackは基本的に、チームがコミュニケーションするためのツールだが、チーム全体のアップデートをすべて各人が受け取っていると、メッセージングが仕事の効率を損なう巨大な時間泥棒になってしまうので、中にはボットを完全にオフにしてSlackを使っている人もいる。

最近Workatoに加わったテク業界のベテランBhaskar Royは、こう言う: “どれが重要なメッセージか、選り分けるのに時間がかかって、個人の生産性がガタ落ちになってしまうんだよ”。

Workatoも今年の1月に、Workbotという名前のSlackボットをローンチした。それはSlackをエンタープライズアプリケーションのためのコントロールセンターにしてしまうソフトウェアで、いろんなアプリケーションを使い分けながら仕事をしなければならない企業ユーザーにとって、便利なボットだった。これまでは、顧客のデータを見るためにSalesforceへ行き、サービスの記録を見るためにZendesk、経理のデータならQuickbooks、等々だったのが、 Workatoはそれらの情報をすべて、ひとつのチャネルへ運んでくれるのだ。

2000社近い企業がWorkbotを使うようになったころ、いろんなフィードバックが舞い込んできた。たしかにWorkatoはアプリケーションの統合という問題を解決し、多くのアプリケーションをSlackのチャネルに‘一本化’して、従来のようなメールの洪水をなくしてくれるのだが、別の問題も作り出してしまった。すべてのアプリケーションをワンチャネルにまとめてしまうと、今度はメッセージの洪水に悩まされるのだ。

そこで今度のボットPersonal Workbotは、一人一人に関係のあるメッセージを、グループのチャネルから分離して配布する。しかも仕事に関連する重要な情報は、サマリの形で提供する。たとえば、まだ対応してない重要なサポートの問題や、顧客の契約更新などだ。それらは毎朝、デファクトの‘トゥドゥリスト(to-do list)’のような形で配布される。

Workato personal workbot delivering a list of important info.

写真クレジット: Workato

そのためにPersonal Workbotが提供しているデフォルトのスクリプトが気に入らなければ、ユーザーがスクリプトを書くこともできる(recipesと呼ばれるスクリプト言語を使う)。その役割は、SlackのアドミンやITの人たちに押し付けてもよいだろう。

Workatoが発見したのは、アプリケーションの切り替えという問題を解決しようとすると、その背後にあるほかのいろんな問題が見えてくることだ。今日リリースしたソフトウェアは、それらの一つに答えるもので、Slackで受け取るメッセージを一人一人のユーザーがコントロールできるような、状態を作り出す。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Slackの上を全ワークフローが流れていく…アプリケーションを統合するチャットボットWorkbot

shutterstock_102082444

2016年が始まった今、Slackのようなエンタプライズチャットアプリケーションが、にわかにホットなコモディティになってきた。そしてチャットの世界で今いちばん賑やかな議論が、チャットクライアントにいるままでほかの仕事もできることだ。Workatoが今日(米国時間1/25)発表したチャットボットWorkbotは、まさにそれをやる。

チャットボットはチャットプラットホームに統合される小さなプログラムで、高度な機能を比較的簡単なやり方で提供する。Workbotは、それをユーザが使えば100あまりのエンタプライズアプリケーションをアクセスしコントロールできる。SalesforceのCRM記録、Quickbooksの経理会計情報、Zendeskのカスタマサービスにおける対話などに、Slackの中から直接、アクセスできる。

Enterprise 2.0ツールの問題点は、それがまったく別のアプリケーションであるため、忙しい社員が意識を、今やってる仕事からそっちへ切り替える必要があることだ。そこでWorkbotでは、社員が同僚とSlackでディスカッションしているときでも、その状態のまま顧客情報などに直接アクセスできる。あるいは、いちいち指示しなくても情報を自動的にボットから得られる。

Workatoに投資しているStorm VenturesのパートナーAnshu Sharmはこう語る: “YammerやSalesforce Chatterなど、初期のコラボレーションツールは、たしかにメールをしなくていい、など、最初の好印象が醒めると、目の前にあるのは、自分で意識して世話をしなければならない新たなフィードなんだ”。

WorkatoのWorkbotなら、チャットクライアントの中から必要なエンタプライズアプリケーションと直接に対話できる。しかもその流れを、ある程度自動化できる。Amazon Echoなどと同じく、情報を得るためにはある種の言語が必要だが、’customer info’のようなシンプルな省略語を使ってタイピングの量を減らすこともできる。

Workato inside Slack.

Slackの中のWorkbot。スクリーンショット提供: Workato

 

このツールは、三つの仕事をする。まず第一に、Slackの中で、さまざまな顧客情報ソースから取り出した完全な顧客情報を見せる。ただし単なる統合化ツールではなくて、サポートチケットのプライオリティや顧客の位置、これまでの請求書、などの情報を使ってデータを選り分けることができる。三つ目は、顧客にトリガを設定しておき、特定の顧客の情報とそれに関するメッセージをSlack内のWorkbotに自動的に表示できる(例:「この人は使えるサポートチケットがあと二つしかない」)。

Workatoは、エンタプライズのアプリケーション統合化を専門にしている企業だ。高価で複雑なエンタプライズワークフローや統合化のツールを使うのではなく、Workatoのやり方は技術知識のないユーザでも自分で統合化を作れるような、単純なプロセスを作り出す。その“レシピ”をまとめるやり方は、消費者向けのIFFTに似ている。

メッセージングツールの中でエンタプライズアプリケーションの統合化をトライするのは、同社のこれが初めてではない。Microsoft Outlookの中のメールとアプリケーションの統合化は、過去にいろんな企業がやっている。

さらに、今世紀の初めには、エンタプライズのインスタントメッセージングクライアントを仕事の中心に据える、という試みがあったが、実を結ばず短命に終わった。

またFacebookは消費者向けにMessengerの中で、同様のことをトライしている

Workatoは、HipChat用Workbotの非公開ベータを、発表している。

[原文へ]。
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。