iTunes App Store、登録アプリケーション数は120万を超え、ダウンロード総数は750億回に

サンフランシスコで開催されているAppleのWWDC(Worldwide Developer’s Conference)にて、iOS App Storeの登録アプリケーション数が120万に達しているとのアナウンスがあった。Googleの方も約120万だとのことなので、両者は拮抗した状況にあるといえる。

比較のためみておくと、やはり6月に開催された昨年のWWDCでは、登録アプリケーション数は90万本であるとしていた。そのときまでのダウンロード総数は500億ということだった。また開発者が得た金額も100億ドルに達すると話していた。尚、10月の段階では、アプリケーション数が100万を超え、iPad専用のアプリケーションが47万5000本となり、開発者が得た金額も130億ドルとなっていた。

本日のアナウンスによると、アプリケーションのダウンロード総数は750億となり、1週間あたりのApp Storeの訪問者数は3億に達するのだそうだ。

また開発コミュニティの成長具合も注目に値する。CEOのTim Cookによれば、登録開発者数が900万に達しているそうなのだ。これは昨年比で47%増ということになる。また今年のWWDCを訪れている開発者の3分の2は、今回が初めての参加となるそうだ。

但し、App Storeの成長を続ける規模自体が、新しいアプリケーションに注目を集めることを難しくしているという側面もある。中には、App Storeのアルゴリズムを悪用して、自分のアプリケーションに注目を集めてランクアップを狙うというダークサイドに堕ちてしまう人もいる。また、Flappy BirdやThreesその他のヒットしたアプリケーションに相乗りしようとして、数多くのコピーゲームが登場するのも昨今の風潮だ。

こうした状況の中、制作物を世に広めたいと考えたとき、プロモーションの手段としてAppleのエコシステムの「外」に注目するパブリッシャーが増えてきてもいる。たとえばFacebookを利用するパブリッシャーは多く、これがFacebookに大きな利益をもたらすことにも繋がっている。ソーシャルネットワークにおけるモバイル広告ビジネスなど、数年前には存在しなかったのだが、既に広告ビジネスの59%を占めるまでになっている。

Appleとしてはみすみす利益を外部に渡してしまっている形になるわけだが、App Storeもまた何らかの対応策を練ってくるに違いない。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


Apple、iMessageに自己消滅メッセージを追加

今日(米国時間6/2)のWWDCで、 AppleはiOS 8といくつかの新機能を発表した。メッセージングアプリにも新機能が追加され、音声およびビデオメッセージの送信、位置情報の共有などが可能になる。

まず、AppleのiPad、iPhoneおよびiPodマーケティング担当VP、Greg Joswiakは、新しいグループメッセージング機能を紹介した。会話に名前を付けたり、メンバーの追加・削除、通知をオフにすることや、会話から完全に脱退することが可能になる。これでiMessageのグループメッセージングは、Facebook Messenger、Telegram、Whatsapp、Line等と肩を並べることになる。

Appleは、自分の位置情報を友達と共有する「友達を探す」アプリをApp Storeで提供しているが、この機能を直接iMessageに組み込んだようだ。友達と自分居場所を、1時間、1日、あるい永久に共有できる。これで、友達がこちらに向かっているかどうかがわかる。

そして、Joswiakは予想外の機能を2つ披露した。写真、ビデオ、または音声メッセージを、カメラアイコンに指を置いて離すだけで送れるようになった。早くて簡単で、Snapchatと変わらない。もっと驚かされたは、メッセージが数分後に消えるよう設定する機能だ。友達のiPhoneから自分のメッセージが削除される。

Joswiakは、実際の動作を正確には見せることなく、自撮り写真をCraig Federighiに送り、数分後に消滅するとだけ言った。いずれの機能も、iMessageをより魅力的なメッセージングプラットフォームにするものだ。

しかし、iMessageにはまだ大きな欠陥が残っている。iPhoneユーザーしか使えないことだ。Android友達とグループ会話を始めたい時は? iMessageを使っていない人に自己消滅自撮り写真を送りたい時は? iPhoneユーザーがiPhone友達とのシームレスな体験を享受している間にも、マルチプラットフォームのメッセージングプラットフォームは進化を続けている。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Apple、ついにキーボードをサードパーティーに開放。iOS 8でタイピングを全面改訂

Appleがついに、不遇のiOSキーボードに少々〈本気〉の愛を注ぎはじめた。

今日(米国時間6/2)午前のWWDC 2014イベント壇上で発表された、次期iOS 8アップデートには、次の単語を予測するQuickTypeという機能が追加される。そして ― もっと大きなニュース ― iOS 8は、システムレベルでサードパーティー製キーボードをサポートする。即ち、Swypeをはじめとする代替キーボードが、iPhoneとiPadにやってくる。

QuickType

まず、Appleは独自の機械学習技術であるQuickTypeを導入する。これはiOSユーザーの言語利用状況に応じて、次に入力する単語を予測する機能だ。

予測される単語3つが、iOSキーボードのすぐ上に表示されるので、ユーザーは正しい単語を選ぶだけで、残りの文字をタイプしなくてよい。

候補単語はアプリ単位にもカスタマイズされる。「アプリ毎にユーザーの入力傾向を学習する」とAppelのCraig Federighiは説明した。

予測は、ユーザーが話す相手、使う言語によっても変化する。さらに、「どちらがよいか」という質問に対する回答候補も提示する。例えば、’dinner or a movie’ という質問には、’dinner’、’movie’ および ‘not sure’が候補に出てくる。

単語予測はデバイス内でローカルに処理されている、とFederighiは話した。

次単語予測は、Android端末ではSwiftKey等のサードパーティーキーボードアプリによって、数年前から提供されている必須機能の一つだ。BlackBerryの最新OS、BlackBerry 10にさえ、次単語予測が組み込まれており、ここではAppleが完全に遅れを取っている。

ともあれこれは、iOS端末のタイピングスピードを多少でも早くする、大いに必要とされていた追加だ。AppleがQuickTypeの機械学習技術を他社からライセンスしているのか、自社開発したのかは不明だ。

サードパーティーキーボードがやってくる

そして、Appleはさらに大きなキーボードサプライズを披露した。ユーザーのiOSタイピング体験を全面的にくつがえす可能性を持つ変更だ。iOS 8ではシステムレベルでサードパーティー製キーボードがサポートされる。

これは非常に大きい。

これはiOSユーザーが、入力メカニズムを変更できることを意味している。例えば、Swypeスタイルの入力メソッドを、タイプライター由来のApple標準QWERTYキーボードの代わりに使うことができる。

実際、Appleはステージ上でSwypeを例にデモをしてみせた。

SwiftKeyの共同ファウンダーらも、同社のキーボードをiOS用に開発することを、TechCrunch宛のメールで表明した。「iOS 8にSwiftKeyキーボードを開発するかって?もちろん。もうスタートしている」と彼らは答え、この瞬間を4年以上待ち/望み続けていたことを打ち明けた。

「Appleがサードパーティーキーボードにプラットフォームを開放することの重要性を認め、決断を下したことを喜んでいる … 当社の技術はすでに2億台以上の端末で利用されており、これを増やせることを大いに喜んでいる」と付け加えた。

これは、iOSを所有するキーボードオタクが、長年にわたって切望してきたものでもある。iOSキーボードは、事実上2007年の初代iPhone以降停滞している。そして、Androidエコシステムで進行中のあらゆる魅力的キーボード開発から、置いてきぼりを食ってきた。もうそれも終りだ。やったぁ!

この変更によって、Androidの彼方で働き続けてきたキーボードソフトウェア開発者たちが、ソフトをiOSへと移植する堰が切られる。SwypeやSwiftKeyというAndroidに膨大なユーザーベースを持つビッグネームだけでなく、新しいアイデアを持つ小さなデベロッパーたちも、Appleの塀の外に閉め出されることはない。そしてiOSは、もはやキーボードイノベーションの不毛地帯ではなくなった。それが圧縮Qwertyであれ透明Qwertyであれ。あるいは全く違う何かであれ。どんなものでも、iOSは受け入れることができる。

最後に。これらのキーボード変更は、iOSユーザーにとって最高のニュースだが、カルト的タイポサイト、Damn You Autocorrect!にとっては、おそらくあまり嬉しいニュースではなさそうだ。

iOS 8は、今秋公開予定。それに続くキーボード破壊をお楽しみに ― ようやく。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


iOS 8発表―通知、写真、クラウド同期、キーボード、ヘルス・アプリなど重要な新機能が多数

昨年、AppleはiOS史上最大のアップデートを実施した。今年、進化はさらに新たな段階を迎えた。ジョニー・アイブのチームはユーザーからのフィードバックに耳を傾け、機能を深めていく時間が十分にあったはずだ。ついにiOS 8が登場した。

WWDCでの発表は続いており、われわれは現在も取材中だ。この後もWWDC関連記事をアップするのでお読みいただきたい。

AppleはまずiOS 8の概要を説明した。以下、その要点を報告する。

通知センター: 大きな変更があった。通知が対話的になり、下にスワイプするとメッセージにすぐに返事ができるようになった。この機能はロックスクリーンでも有効だ。OS X Mavericksの対話的通知によく似ている。

ダブルタップで「お気に入り」の相手を表示できる。日頃よく連絡を取り合っている相手がすぐに探せる。

iPadのSafariの場合、右上隅のタブ・ボタンをクリックするとタブ表示に切り替わる。 これは今回同時に発表されたOS X Yosemite搭載版と同じだ。

メールを書いているときに、下スワイプする受信トレイにジャンプできる機能が加わった。メールを書きながら関連のメールをチェックできる。終わったら画面下をタップすると編集中のメールに戻れる。

クイック・タイプ:iOS 8では新しいキーボードが搭載された。このキーボードでは初めてキーワード候補が表示されるようになった。これはコンテキスト感知タイプで、ユーザーが以前に入力した単語を自動的に候補として表示する。

しかもこのキーボードは会話の相手が誰であるかをコンテキストとして考慮に入れる。これによって入力される単語の候補を予測する精度がアップしているという(チャットの相手が上司か恋人かで会話の内容も大きく変わる)。

連続性(Continuity): これはiOS 8からOS X YosemiteまでAppleの全ソフトウェア・エコシステムの新たな核ともなるべき機能だ。iPHone、iPad、Macは常にお互いの存在を意識するようになる。ユーザーはどんな作業をしている場合でも、一つのデバイスから別のデバイスにごく簡単に移動できる。

たとえばMacでメールを書いているとしよう。iPhoneの左下隅に小さなアイコンが現れる。ユーザーが上スワイプすると、さきほどまでコンピュータで書いていたメールの下書きが表示され、編集を継続できる。逆にiPhoneからMacにも同様に移動できる。

iMessage: iPhoneで一番よく使われるアプリの一つだろう。これにも改良が加えられた。

グループ・メッセージの場合、Facebookメッセージのようにスレッドに名前を付けられるようになった。またスレッドに新たな相手を追加したり、既存の相手を削除したり、また個別に相手を指定して一時的にメッセージを受け取らないようにすることもできるようになった。

また音声メッセージ機能が追加された。入力窓の右側にある小さなビーコンを左にスワイプすればよい。また通知センターに表示されたメッセージに音声で返信したい場合はiPhoneを耳に当てるだけでよい。

もうひとつ重要な点は、音声、ビデオのメッセージの場合、一定時間後に自動的に削除されるように設定できることだ。

ヘルス(Health): われわれはAppleがヘルス関連の発表をすることを予期していたが、アプリの名前がシンプルに「ヘルス」となるとは思わなかった。このアプリは、iOSを利用したヘルス・アプリをひとまとめに登録し、バックグラウンドで動作させるためのプラットフォームだ。ユーザーはヘルス関連のアプリの操作やデータの閲覧をすべてここから行える。

ヘルス・アプリにはHealthKitと呼ばれるSDKが用意されており、デベロッパーだけでなく、医療機関などもアプリを開発できる。

ファミリー共有:これもiOS 8の重要な新機能だ。ユーザーは家族が所有するすべてのデバイスを同期できる(ただし単一のクレジットカードに関連付けられている必要がある)。ファミリー共有を設定すると、コンテンツ、カレンダー、リマインダー、連絡相手などが全デバイスで自動的に同期するようになる。また家族所有のデバイスの位置を追跡できる。これはよく忘れ物をする子供を持つ親にはありがたい機能だ。

しかしファミリー共有機能でいちばん重要なのは子供がお金を使うのをチェックできることだ。子供の買い物のせいでとんでもない額の料金支払に青くなる心配はもうない。子供がiTunesとAppStoreでなにかを買おうとすると、両親のデバイスに承認を求める通知が行く。

写真:

これまでAppleの写真ギャラリーには最大1000枚までした保存できず、それ以上の写真を保管したければ、Macに移動するしかなかった。今回AppleはiTunesがユーザーの音楽と映画を保管するように、ユーザーの写真とビデオをクラウドに保管し、どのデバイスからでもアクセスできる機能を提供した。

また写真にアクセスできるだけでなく、ビデオと写真に対して驚くほど高度な編集ができるようになった。もちろん編集結果もすべてのデバイスで同期する。

また写真アプリの検索機能を大幅に強化した。また最近撮った写真、最近見た写真が候補として優先的に表示されるようになった。

また写真アプリの全体的なデザインもかなり変化した。写真の余白スペースが広くなったところなども含めてYosemiteに似た印象だ。.

Siri: こちらも大きなバージョンアップがあった。「ヘイ、Siri」と呼びかけるだけで、デバイスに触れることなく起動できる。私はSiriが登場したときからこの機能がサポートされるのを切望していた。またSiriはShazamと連携するようになり、iTunesで買い物をしたり22カ国語でディクテーションができるようになった。

デベロッパー:

今年はデベロッパー向けの新機能も数多く提供された。TouchIDによる認証はすでにサードパーティーのデベロッパーに公開されているが、今回はキーボード・アプリをAppStoreに登録できるようになった。これでSwypeもiOSデバイスについに登場するかもしれない。カメラのAPIも公開されたのでサードパーティー・アプリによってカメラをマニュアルで細かくコントロールできるようになりそうだ。

今回公開されたHomeKitも大変興味深い。HomeKitはApple版のホームオートメーションのプラットフォームだ。デベロッパーはHomekitを利用してモノのインターネット(IoT)をコントロールし、iOSベースのさまざまなホームオートメーション・アプリを開発できる。 Siriと組み合わせると、たとえば「もう寝る!」とiPhoneに呼びかけるだけでエアコンの温度設定を下げ、家中の電気を消すなど、さまざまな就寝準備が一度に命令できるようなるかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


バナーに示された「8」の文字。WWDCでのiOS 8リリースは間違いなし!

WWDCが近づいてきた。iOS 8がリリースされるのではないかという噂だが、まだこないのではないかと心配している人も多いことだろう。どうやら心配は無用であるようだ。

会場となるサンフランシスコのMoscone Centerに、イベントを示すバナーが掲げられ始めている。その中に「8」とだけ記されたものがあるのだ。他の何かに「8」などという名前をつけて消費者を混乱させようとしているのでない限り、これはiOS 8のことを示すものだと考えて良いのだと思う。

MacRumorsが(via Jay Yarow on Twitter)不機嫌そうな警備員とともに、準備中のバナー写真を掲載している。

尚、この「8」の背景にあるのは海であるようにみえる。この背景がまた、いろいろと憶測を生んでいる。

海が綺麗だから背景に使っただけだろうという人もいる。しかしそれは、どうもAppleらしくないやり方だと思う。OS XのMavericksがカリフォルニアの海岸を示す名前であることから、OS XとiOSのより密な連携が行えるようになるのではないかという話もある。たとえばiOSとOS X間でのAirdropが実現されているのではないかというようなことだ。

但し、期待し過ぎは禁物だ。情報筋からはiOS 8はちょっとしたアップデートに過ぎないという声も聞こえてきている。iOS 8に投入される機能は、iOS 7の準備段階から用意していたものの、時間の関係で入れることのできなかったものであり、とくに革新的なものはないのだという話もある。Mapsに経路案内が加わる程度のものだという噂もあるのだ。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


Apple、WWDC 2014カンファレンスのキーノートをライブ中継―日本時間6月3日午前2時から

今日(米国時間5/27)、Appleは今年のWWDC(Worldwide Developers Conference)のキーノートを太平洋時間で6月2日午前10時〔日本時間で6月3日午前2時〕からライブでストリーミング配信すると発表した。Appleは特別イベントのライブ中継をいつでも行うわけではない。また中継を行う場合でもこれほど早くからそのことを告知するのは今回が初めてだ。その意味でも興味深い展開だ。

Appleは今回のカンファレンスの目玉が何になるのかは発表していない。しかし「エキサイティングな発表がある」と予告している。TechCrunchもこのカンファレンスには出席する予定だ。おそらく、iOS 8、OS X 10.9.3、それにいくつかの新しいハードウェアが発表されると思われる。噂では健康モニタとホームオートメーションの分野での発表があるという。いずれにせよ、重要なニュースが満載のカンファレンスになることは間違いないだろう。

Appleは今回のカンファレンスないしキーノートがデベロッパーを対象としているとは述べなかった(実際、カンファレンスの名称としてもWWDCという頭文字のみを用いている)。 つまり、消費者、一般ユーザー対象のニュースも期待できるということだ。なおストリーミングの再生にはOS Xの場合はSafari 4以降、iOSの場合4.2以降、Windowsの場合はQuickTime 7が必要とされる。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


社会貢献を強調するApple, アプリは世界を変えると中編ビデオで訴える

Appleが今日ポストした、かなり長い、10分近くのビデオは、同社のプラットホーム向けのアプリが世界中で利用され、人びとの生活に大きな変化をもたらしている、と訴求している。それは、これまでのAppleのコマーシャルとはずいぶん違う視点だ。これまでは、平均的な消費者の生活が、アプリによってちょっと便利になりますよ、といった軽い短編ばかりだった。

このビデオはもっと視野が大きくて、一部の人びとの生活に重要な変化が訪れることを描いている。テーマとしては同社の最新のテレビコマーシャル“Our Signature”と同類だが、後者のようなAppleの製品作りにおける指導的原理ではなく、実際のケーススタディを強調している。そしてもちろん、サードパーティのデベロッパに光を当てている。彼らの、少数民族文化の保存努力や、医療技術の大きな進歩への貢献など、取りあげるにふさわしいものを、あらためて取りあげているのだ。便利なお買い物リストを簡単に作れますよ、という世界ではなくて。

(出典: 9to5Mac)

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Apple経営陣、昨年の組織変更を反影してWWDCでの息はぴったり

昨日行われたAppleのWWDCキーノート講演は、私にあることを印象づけた。経営陣たちがかつてないほど、CEO Tim Cookに安心感を持ち、息が合っているように感じたことだ。昨日のAppleほど、キーノートやイベントがスムーズに進行することは稀であり、アンサンブル・キャスト方式(複数の幹部がそれぞれ機能説明や発表を行う)がこれほど無理なく安心感を与えながらテンポ良く進み、成功することもめったにない。

Appleのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長で、iOSおよびOS Xの責任者であるCraig Federighiが、iOS、OS Xに関するこの日最大のニュースと共に、今年のキーノートのスポットライトを奪ったと指摘する向きもある。Federighiは間違いなくこのショウのスターとして際立っていたが、全幹部が魅力的かつ安心感のあるプレゼンテーションを行ったという事実は、決して普通のことではない。

これは、Appleが昨年末に会社のトップ組織を入れ替え、Scott ForstallとJohn Browettが会社を去り、Jony Ive、Eddy Cue、Federighi、およびBob Mansfieldが新たな役職について以来、初のイベントだった。Federighiは、Forstallの職務を引き継いだのに加え、AppleのデスクトップOSの開発を率いている。

Appleは、社内の工業デザイン部門とソフトウェアデザイン部門の新しいレベルの協調関係について明言していたが、その証拠はiOSとOS Xの新しいソフトウェアだけでなく、発表のテンポとやり方にも表れていた。CookがAppleを率いるようになって以来、経営チームが最も団結していたと言ってもよい。ともあれ、この新たに再編されたより結束の強いと思われるApple経営チームから、まだまだ多くのイノベーションが生まれることを予感させるエネルギーがそこには漂っていた。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)


Apple新製品にはJony Iveビデオ。「複雑な世界に秩序をもたらすiOS 7」

Appleは昨日、WWDCにて次世代iOSの発表を行った。発表を受けて、Jony Iveによる7分間のiOS 7紹介ビデオが公開されている。

「真のシンプルさというのは、無用なものを削ぎ落したとか、装飾を廃したというようなところから生まれるのではありません」とIveは言う。「複雑さの中に秩序をもたらしてこそ、シンプルさが実現されるのです」(bringing order to complexity)とのこと。

WWDCのステージ上でも言っていたように、iOS 7はiPhone上で実現される最大の変化となる。それでAppleとしても実際のリリースの前からiOS 7についていろいろと情報を流しているというわけだ。但し、新OSのベータ版を動作させているさまざまなデバイスを見る限り、どうやら賛否両論がありそうだと感じる。

たとえばFacebookはほんのちょっとした変更を加えただけで、反対の声が大きく巻き起こるというのが常となっている。Appleが採用する今回の変更は、ほぼ「全て」の面にわたっているのだ。

Iveによる今回のビデオは、今後いくつも行われる大規模マーケティングキャンペーンの第一弾となるものだろう。Appleはこれからしばらく大幅に変更したiOSのメリットを訴えかけるキャンペーンを張るに違いない。秋のiOS 7登場前に、TVのスポット広告やオンライン広告が種々登場することになるだろう。

まずはカクテルでも飲みながら、Sir Jonathan Iveの格調高い紹介ビデオでも見ていることとしようではないか。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)


いまだにゴールドラッシュが続くApple App Store, 新規アプリは年々増える一方

アプリのエコシステムは減速のきざしを見せない。Appleは今日のWWDCでそういう意味のことを言った。iPhoneとiPadとiPod touch用のiOSアプリは今すでに90万あるという。アプリストアが飽和気味で売上は上位のパブリッシャーへの集中が進んでいるが、マーケット全体は縮小していない。

App Storeに2012年から2013年にかけて新たに加わったアプリは25万だ、と発表された。昨年のWWDCの時期から今年のWWDCにかけて、という意味だ。その1年前、すなわち2011〜2012では、新規アプリの数は22万5千だった。さらにその前(2010〜2011)は20万だった。

基本的に、App Storeのゴールドラッシュは、みんながアプリに飢えていた初期であり、アプリのアイデアが出尽くすに従って新規登場のアプリは年とともに減少傾向ではないか、とふつうなら考えたくなる。ところが実態は上で述べたように、各年の新規増分は右肩上がりだ。

独立系のデベロッパにとってApp Storeはますます困難な戦場になりつつあるが、それでも新しいアプリの登場数は減らない。開発の主力をAndroidとGoogle Playストアにスイッチしたところもあり、その成功例もいくつかあるが、そのぶんApple iOSが落ち込んだという事実はない。

App Storeのゴールドラッシュは、まだ始まったばかり、と言えるかもしれない。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


本日アナウンスされたiOS 7、新たな機能をスクリーンショットで確認してみる

WWDC 2013の舞台にて、iOS 7が正式にアナウンスされた。見た目の部分でかなり大きな変更があるようだ。もちろん新たに生み出されたり付け加えられた機能も多くある。正式版のリリースはまだ数カ月先だが、本日公開された開発者版を早速いろいろといじり始めているBrian Roizenが数多くのスクリーンショットを投稿してくれている。WWDCの舞台上で行われたデモで、新しいOSの方向性は理解できたという人も多いことだろう。しかし詳細なスクリーンショットも、いろいろと参考になるところがあるはずだ。

ノートアプリケーションにある紙の質感などの部分に、以前からの「skeumorphic」デザインが少々残っているようにも感じるが、しかし全体的にはシンプルになったスタイルと「フラット」デザインが特徴だ。またマルチタスクトレイは大幅に使いやすくなった様子。また各種設定をまとめて行えるコントロール・センターも非常に便利そうだ。ボトムトレイからダブルクリックで呼び出す現在の設定機能にはいろいろと不便な点があり、不満をおぼえていた人には朗報となる。

全体的に言えば、これまでよりもモダンでクリーンなエクスペリエンスを提供するOSになると言える。カレンダーやメール、サファリなどのコアアプリケーションの外見によって感じる変化も大きそうだ。基本的な機能オプションのみを常に表示し、細かな機能を提示することでデザインをごちゃごちゃさせることがなくなっている。但し新しい通知パネルには「Today」、「All」、そして「Missed」などのペーンが新たに用意されることとなり、ひと目で全体を見るという方向からは変更になったようだ。こうしたところの使い勝手などをチェックしてみたいものだ。

ちなみに、一般向けのiOS 7のリリースは秋に予定されている。これからしばらくの間で変更点も多数あることだろう。しかし全体的なルック&フィールについては、本日明らかになったものと大きく変わらないものと思われる。これまでと比べると大きな変化であるのは間違いない。一般利用者の評価がどうなるのか、注目して行きたい。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)


HTML5アプリの高速化フレームワークを提供するFamo.usが今年のWWDCで紹介された

Appleはこれまでも、WWDCのキーノートで、同社とゆかりのあるデベロッパやパートナーを取りあげてきた。今日(米国時間6/10)の最大の勝者は、Andreessen Horowitzが投資しているAIのスタートアップAnkiだと思うが、ほかにも印象に残ったのはFamo.usの短いデモだ。ここは昨年秋の本誌主催Disruptカンファレンスでローンチしたスタートアップだ。

そのデモは、かなり短かった。それはOS X Mavericksの発表で、Safariの改良を説明したときだ。Safariのパフォーマンスをほかのブラウザと比較しながら、AppleのCraig Federighiが、「ではここで、とっても電力を食う重いWebサイトを開いてみよう」、と言った。それがFamo.usのホームページで、Famo.usのJavaScriptフレームワークをデモするためにいろんな成分のテーブルを表示している。そのときFederighiは、Famo.usのときはCPUの電力消費メーターの針が約半分ぐらいのところまで上がることを見せた。そのウィンドウをiTunesの背後に隠すと、針は下がった。

Famo.usのプラットホームは、HTML5アプリの高速なレンダリングが売りだから、そのデモとしては物足りない。でも、多くの聴衆に、AppleがFamo.usに注目していることが分かっただけでも、すごいことだ。

Famo.usの協同ファウンダでCEOのSteve Newcombに、今日のWWDCでAppleがFamo.usを取りあげた理由について聞いてみた。彼は、よく分からないけど“前からAppleとの仲は良いし、彼らがうちを高く評価していることの表れだろう”、とだけ言った。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


iOS 7、古いiPhoneやiPadは取り残される

iOS 7はこの秋iPhoneにやってくる。しかし、WWDCで発表された機能のすべてを使えるのはiPhone 5とiPod touchだけだ。iPhone 4と4Sユーザーが手にするのは新しいルックスと機能の一部だけだ。iPhone 3GS以前の旧モデルのことは忘れること。そこではiOS 6のスキューモーフィックな世界が永遠に続く。

下の表にある通り、AirDropはiPad 4、iPad miniを含む最新機種だけが利用できる。iPhone 4Sはカメラのフィルターを欠いているが、iPhone 4共々、写真アプリではフィルターが使える。

今日発表された中で唯一Appleに収益をもたらす機能であるiTunes Radioは、iOS 7互換の全機種で利用できる。

これらの機能の一部はiPadでも利用できる ― ただし初代iPadを除く。これはiOS 6のままだ[*]。iPad 2はSiriのアップデートとiTunes Radioだけ。写真のフィルターはiPad 3以降で使える。しかし、iPad 4とiPad miniですら、カメラのパノラマやフィルター機能はない。
[* 訳注:初代iPadはiOS 5までなのでiOS 6さえも使えない。iPhone 3GはiOS 4まで]

もちろんこれは、進化における残念な副作用であり、取り残される機種が出るのは当然だ。

AppleとGoogleは、最新OSで旧機種をサポートすることに関して、称賛すべき行動をとっている。iOS 7を含め、殆どの場合制限の理由はハードウェアに直結している。ハードウェアが新機能に全く対応していないか、ユーザー体験の質を維持できる水準にない場合だけだ。

とりわけAppleは、他社以上にユーザー体験を損わない場合にのみ機能を提供することにこだわる。Siriが登場した時、AppleはiPhone 4Sよりハード性能の低い1年前のiPhone 4に音声入力を提供しなかった。

Microsoftは、Windows Phone 8が当時の現行端末を サポートしないと発表して人気を下げた。旧ユーザーはWindows Phone 8のUI要素の一部を使用できたが、性能改善を支える新機能群は提供されなかった。しかし、新OSは当時の機種にないハードウェアを必要としていた。進歩は時に痛みを伴う。

iOS 7が今年の秋に公開される時、ハッカーやプログラマーたちは、欠けている機能を旧機種に移植すべく最大の努力を払うに違いない。もっとも、それが起こらなくても、あなたのiPhoneにない機能を持つアプリが存在する可能性は高い・・・なぜなら、元々Appleが盗んだものなのだから。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)


iOS 7、新機能の多くは模倣。Mailboxのジェスチャー、BlackBerryのバック機能、WebOSのマルチタスク等々

今日(米国時間6/10)Appleは、WWDCのキーノート講演でiOS 7を発表した。新OSには魅力的なデザイン改訂がなされたが、その機能やUIの多くは、革新的サードパーティーアプリや、ライバルのモバイルOSに強くインスパイヤーされている。

新しいメールクライアントは、見た目からしてMailboxにそっくりだが、これは新しいフラットUIのためだ。しかし、Craig Federighiがメールの上で指をスワイプして「移動」や「削除」のアクションを見せた時、Mailboxのジェスチャーが強く想起された。

新カレンダーアプリには新しいデフォルトビューが採用された。上部には週間カレンダーが、下部には現在起きているイベントのフィードが表示される。そして、先の日付にジャンプするためのスクロール式月間ビューはSunriseのUIによく似ている。

そしてもちろん、iTunes Radioである。すでに誰もが知るライバル、Pandoraとの比較は避けて通れない。あの小さなスタートアップは大くく成長して上場企業になり、音楽を聞く全く新しい方法を定義した。Spotifyはそのラジオ機能をコピーしたが、今度はAppleだ。Pandoraと全く同じように、お気に入りのアーティストを選んで関連ある曲がエンドレスに流れる自分専用のラジオ局を作ることができる。

真似されているのはサードパーティーアプリばかりではない。ライバルOSも気をつけた方がいい。例えば、Appleはシステム横断の「戻る」機能を新しく提供する。iOSはAndroidと異なり戻るボタンがないことでよく知られてきたが、回避方法を見つけたようだ。画面の左端をスワイプすると、前の画面に移動する。この機能はBlackBerry 10そのままだ。

そしてAppleが新たに採用したマルチタスク画面は、今はなきWebOSにそっくりだ。古き良きWebOSで最高の機能といえばマルチタスクだった。実行中のアプリ毎に、アプリの現状を示すカードがある。カードからカードへとスワイプして求めるアプリを見つけることができる。

新しいフラットUIによって、iOSはWindows Phoneにもかなり似てきた。ボタンとロック画面はよく似ているし、フラットテザインを普及させた主役の一人がMicrosoftであることに驚く人はいないだろう。

盗作はまだまだありそうだ。

[iOSの写真アプリは、flayvrにそっくり]

古いUI要素も一部残されているので、iOS標準アプリの古いユーザーを驚かせることはないだろう。例えば、カレンダーの週間ビューはSunriseには存在しないがAppleは今もこのビューを提供している。Appleが他のOSの機能を模倣するのは珍しいことではないが、サードパーティーからの盗作は納得できない。あの小さなチームたちは、モバイルで最大級のUIイノベーションを生み出したのに、iOSの最新版によって報われることはない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)


AppleのApp Storeダウンロード総数は500億。アプリケーション数が90万で、開発者が得た金額は100億ドル

毎年のWorldwide Developers Conferenceで楽しみなことのひとつは、Appleエコシステムの状況について発表をきくことだ。本日も、最新の情報が発表された。App Storeからのダウンロード総数は500億に達したとのことで、昨年の300億から大いに伸び、480億ダウンロードの達成を先日アナウンスしたGoogle Playをリードする状況であるようだ。iOS用アプリケーションの数は90万本に達しており、iPhone、iPad、およびiPod touchなどで利用できる。iPad専用アプリケーションの数は37万5000本となっているそうだ。

2012年6月の段階では、iOSアプリケーションの数は65万本であるとされ、iPad用が22万5000本だとアナウンスされていた。ちなみに2011年段階ではiOSアプリケーションの数は42万5000本で、iPad用は9万本とのことだった。登録アプリケーションを利用する登録利用者数は現在のところ5億7500万であるとのこと。

Appleのアプリケーション経済は開発者たちにとってもうまく機能しており、Appleがサードパーティー開発者に支払った額も100億ドルに達しているそうだ。こちらの方は2012年には50億ドルで、2011年段階では25億ドルだった。成長具合をみるためにさらに遡ってみると、2010年は15億ドルであるとアナウンスされていた。

アプリケーション開発者がマネタイズを目指す際に、やはりAppleのエコシステムというのが有効に機能しているようだ。アプリケーション分析を行なっているApp Annieの今年第一四半期についてのレポートによれば、iOS App Storeの売り上げはGoogle Playストアの2.6倍であったとのこと。App Annieと競合するDistimoも、Google Playが着実に成長しつつあるものの、現状ではiOS App Storeが優位であることをレポートしている。また、アメリカのストアにおいてトップ200のアプリケーションを比較した調査も行なっている。それによれば、2013年4月時点で、Google Playにおける日々の売り上げは110万ドルで、Apple App Storeの方は510万ドルとなっている。

ただ、Appleのアプリケーションエコシステムの成長が諸刃の剣となっている状況もある。多くの利用者が存在してチャンスはあるものの、しかし一部の「勝者」が全てを獲得するという状況にもなりつつあるのだ。iPhoneアプリケーションの売り上げが上位のパブリッシャーのうち、新人が占める割合がわずか2%であるという報告もあった。100億ドルの行き先がどうなっていたのかは、なかなか興味深いところだ。

爆発的な人気を獲得したわけではないアプリケーションの開発者にとってみれば、App Storeの成長ぶりや売上げについてのアナウンスはすなわち機会損失を証明するものともなる。Apple App Storeの成長が落ち着いてくる中、Google Playの方に目を向けようとする開発者も存在するようだ。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)


Apple、ついに新型Mac Proをアナウンス

WWDC 2013の会場にて、Phil Schillerは集まった人々に向けて麗々しく新しいMac Proをアナウンスした。曰く「これ以上のイノベーションは不可能です」とのこと。最大12コアのIntel Xeonを搭載したサーマルコア構造で、超高速なメモリを採用している。これまでのMac Proと比較して、2倍の処理性能を誇るそうだ。

20GbpsのThunderbolt 2ポートが用意され、2枚のGPUグラフィックカードを積んで4Kディスプレイをサポートする。性能的には文句のつけようがないものと言えるかもしれない。また、これまでのMac Proと比較して大幅に小型化がなされている。従来のものと比べて8分の1程度のサイズになっているようだ。

ギガビットEthernetに対応し、HDMI、USB 3.0ポートなども搭載。アメリカでアセンブルされる予定で今年後半に登場とのことだが、時期や価格についての詳細はまだ明らかになっていない。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)


Apple、新SiriのTwitter、Wikipedia、Bingとの統合を発表。新コマンドおよび男女双方の音声も用意

WWDCキーノートにて、音声を使ったパーソナルアシスタントであるSiriに施す種々の機能追加が発表された。外見的には高性能の男性および女性音声が利用できるようになる。また、複数言語にも対応している(英語、ドイツ語、フランス語等々)。しかしそうした外見的変更だけでなく、機能的にも大幅に変更されることになった。すなわちTwitter、Wikipedia、およびBingを使った検索機能を統合することとなったのだ。即ち利用者のリクエストに対して、Wikipediaから引用して回答するというようなことがあり得るようになったわけだ。

またコマンドもいくつか追加されることとなった。たとえば「Play last voicemail」(最新のボイスメールを再生)、「toggle settings」(設定変更)、ないし「increase brightness」(輝度アップ)などだ。しかし最も大きな変更は、BingをSiriの標準検索ツールとしたことだろう。

さらに、ホンダ、メルセデス、日産、シボレー、Kia、およびHyundaiなどとの提携により、車載のタッチスクリーンからも種々の機能が利用できるようになる。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)


Appleは、そろそろユーザーを大人扱いしてもいい頃だ

Appleはもうわれわれを大人扱いしてもいい。この会社がiOSでスマートフォンに革命を起こしたことに疑いの余地はない。しかし、iOSが年を重ねるにつれ、そのユーザーも年を重ね、初めてのスマートフォンユーザーは減っている。この、コンピューターをポケットにというアイデア自身が新しいものだった頃は、ユーザーの自由を奪っていたのもわかる。しかし、Appleがスキューモーフィックなデザインから、抽象化を高めたフラットデザインへとiOS 7で移行しようとしているのと同じように、オペレーティングシステムをどう使いたいかに関して、もう少しユーザーを信用し、権限を与えるべきではないだろうか。

実際Appleは、Facebook Homeのようなものを許したことがない(あれはいずれにせよ醜悪たが)。しかし、そろそろAppleも、一部でもいいからデフォルトをApplアプリからサードパーティーのサービスに切り換えることをユーザーに許してもいいだろう。

その典型例はもちろんSafariだ。GoogleのChromeやOpera、その他ライバルブラウザーの多くは、様々な面でSafariより優れている。Goolge、Operaのいずれも、プロキシーサービスによってユーザーに通信費の負担を軽減させようとしている(ChromeではAndroidのベータ版で始まったばかり)。Appleも近々同じ機能を提供するのかもしれないが、ユーザーが標準ブラウザーを選択できてもいいはずだ。すでにGoogleは、Gmail for iOS等の自社アプリから、可能な場合にはiOSユーザーをChromeに転送しているが、殆どのアプリはこれをやっていないため、ブラウザーを切り替えても意味がない。

同じことはAppleマップにも言える。これは、標準のiOSアプリがライバルより劣っている例の最たるものだが、Yelpをはじめとする人気アプリが常に開くマップは今でもこれだ。マップはスタンドアロンで使いたいだろうから、乗り換えは多少楽だが、それでも本来不必要な手間だ。

アプリ以外では、そろそろAppleがサードパーティー製キーボードを許してくれると嬉しい。実際、標準のiOSキーボードは少々古くなってきた。いずれAppleも、(Googleと同じように)Swypeを真似てスワイプ型キーボードを作るに違いないが、選択の自由に関しても何かあってしかるべきだ。

私にはあのささやきが聞こえる:「だったらAndroidにすればいいじゃないか?」 真実はと言えば、おそらく私はそうする。長い間のトレードオフは、〈すばらしいユーザー体験(iOS)〉対〈よりオープンなシステム(Google)〉だった。今やGoogleのユーザー体験は事実上Appleと変わらず、サービスはずっと優れている。今Appleが決断すべきは、システムを封鎖し続けて体験を一人占めにするのか、あるいは、少しでもオープンにして、少しでもユーザーの選択肢を増やすかだ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)


AppleのWWDCアプリに早くも”フラットデザイン”の片鱗が

AppleのWorldwide Developers Conference(WWDC)用アプリが今日(米国時間6/3)から提供開始され、カンファレンスのいくつかのセッションを紹介しているが、しかし見ものは、これまでとがらっと変わったUIだ。その変化は、iOS 7のヴィジュアルの一新についていろいろ言われていたことを裏書きしているようであり、単なる一個の自社アプリの問題ではなく、デベロッパの世界にもこれから広がっていくものなのだろう。

9to5MacのMark Gurmanが、下図のようなものをリツイートしているが、そこにはWWDCアプリの2011年から2013年までの変化が画像で示されている。ご覧のように、その違いはかなり大きい。最初は色を変えたり影を付けて立体感を出しているが、だんだんシンプルになり、2013ではほぼフラットだ。ただし変化は細部的な変化にとどまり、リスト画面全体などの大枠は変わらない。iOS 7全体としてもやはり、インタフェイスの全面的な完全なオーバホールは行われない、と言われている。

アイコンもこれまでのApple自社アプリに比べると相当シンプルかつクリーンになったが、アプリ内のそのほかの要素も含めて、グラデーションはわずかにある。だから、完全に“フラットな”デザインとは言えない。でも、これまでフラットフラットと言われてきたから、ちょっと拍子抜けの気分でもあるね。WWDCのアプリだけを見て全体を云々するのもあれだが、これらはiOSの主要なUI要素の今後の姿を、ここで、ちらっと予告しているのかもしれない。

デベロッパが作る“ネイティブ”アプリに関しても、新iOSに合わせるためにはかなり苦労するだろう。ただし最近は、AppleのiOSのデザイン原則からあえて逸脱するアプリデベロッパが多い。しかも彼らの独自のデザインにおいても、ボタンなどのフラット化が進んでいるのだ。しかし、わずかな変化でも、それに正確に合わせようとするとけっこうたいへんな作業になる。ぼくの個人的な感想としては、今回の変化は改悪ではなく改良だと感じる。サードパーティのアプリも、この自社アプリのポリシーに右へ倣えした方が、良いのではないかな。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


iOS 7のモバイル・トラフィックが先週から急増―来月のAppleのWWDC開催を控えてプレビュー版のテストが追い込み段階か?

Appleの例年のWorldwide Developers Conference(WDC)は早くも来月に迫っている。ここでiOS 7が公開される、少なくともプレビューが公開されるだろうというのが大方の予測だ。HTML5を利用してウェブサイトをタブレット用に最適化するサービスを提供している企業、Onswipeが、この予測を裏付けるようなデータを発表した。 それによると、このところ提携サイトのトラフィックに現れるiOS 7デバイスの数が急増しているという。

過去1週間、OnswipeはiOS 7搭載のiPhoneとiPadの数が急増していることを発見した。特にクパチーノ(Apple本社所在地)とサンフランシスコを発信地とするものが多いという。

iOS 7デバイスのトラフィックのうち、サンフランシスコが18.75%、クパチーノが17.9を占めていたということだ。iOS 7のトラフィックが最高だったのは5月2日で、Onswipeを利用しているサイトのiOSのユニーク訪問者の23%を占めた。大部分はiPhone(75%)だったが、iPadも4分の1を占めていた。

Appleは通常、iOSを社内でテストし、続いてプレビュー版を登録デベロッパーに公開する。プレビュー版で数ヶ月テストを経たのちに一般公開という運びになる。現在iOS7のユーザーが急増しているということはAppleがWWDCでのプレビュー版の公開に向けて社内テストの追い込みにかかっていることを推測させる。これはAppleはiOS7をスケジュールどおりに出荷するために全社のリソースをこれに集中しているという情報とも一致する。

OnswipeではiOS 7のトラフィックが増加しているというだけでなく、この新OSのユーザーが何に関心を持っているかという情報も明かした。Onswipeによれば、iOS7のテスト・ユーザーはレコードのターンテーブルフロントカメラで自画撮りビデオをサポートするようになった最近のVineのアップデート、 Appleの株価動向キッド・カディのラップ音楽などに興味があるようだ。これらがAppleのエンジニアの最近のお気に入りなのだろうか?

iOS 7の内容については、伝統のスキューモーフィズム色を薄めたフラットなビジュアル・デザインが採用される、メールやカレンダーなどコアな機能が大幅にアップデートされるといった噂は出ているものの、 確実と思われる情報はまだほとんどない。だが真相が明らかになるまでもうそう長く待つ必要はなさそうだ。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+