マイクロソフトが11月10日にXbox Game Pass Ultimate加入者にEAのサブスクゲームサービスEA Playを無料プレゼント

今月初め、マイクロソフトはXbox Game Pass Ultimate加入者が追加料金なしで、EA Playを利用可能なることを発表した(マイクロソフトリリース)。EA Playは、Electronic Arts(エレクトロニック・アーツ)のサブスクリプションベースのビデオゲームサービスだ。米国時間9月30日、同社はこの詳細を明らかにした(マイクロソフトリリース)。Xboxのゲームコンソール所有者は11月10日にEA Playの無料サブスクリプションを有効化することができる。

既報のとおり、Xbox Series XとXbox Series Sを11月10日に発売する。ちなみにEA Playには、Fifa 20、Madden NFL 20、Battlefield V、Mass Effect、Dead Spaceなど、EAの各種ゲームが含まれている。

画像クレジット:Mircrosoft

Xbox Game Pass Ultimateサブスクリプションには、同社のゲームライブラリ、Xbox Live Goldサブスクリプション、同社のクラウドゲームサービスxCloud、そして11月にEA Playへのアクセスが含まれる。これが月額1100円で手に入る。なお、月額850円のXbox Live GoldではEA Playを利用できない。

画像クレジット:Microsoft

Windowsでは、Xbox Game Pass、およびXbox Game Pass Ultimateの加入者は、12月にEAのゲームをダウンロードすることができる。少し手間なのは、EAのアカウントを作成する必要があることだ。 EAクライアントアプリをダウンロードし、XboxとEAアカウントをリンクしなければならない。

なお、すでにEA Playの料金を支払っていて、EA Playへのアクセスを許可しているXbox Game Pass Ultimateサブスクリプション利用者は、EA Playのサブスクリプションはキャンセルされ、残りの契約期間はXbox Game Pass Ultimateに充当される。そして、残りの期間が50日から3カ月の間であれば1カ月ぶんの、残りの期間が4カ月から6カ月の場合は2カ月ぶんのXbox Game Pass Ultimateを受け取ることができる。詳細はFAQで確認してほしい。

マイクロソフトはこの機会に、一部のBethesda(ベセスダ)のゲームがサブスクリプションサービスに追加されることを明らかにいている。例えば「Doom Eternal」は10月1日に同サービスでプレイ可能になる。またXboxのリリースでは、Bethesdaが開発中の宇宙を舞台にしたオープンワールドRPG「Starfield」もXbox Game Passに入ることが記載されている。

画像クレジット:the blowup / Unsplash

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(翻訳:TechCrunch Japan)

Xbox OneのゲームをAndroidからストリーミングでプレーできるProject xCloud

マイクロソフトがProject xCloudに関するこれまで以上の情報と、最初の紹介ビデオをシェアした。同社はこのところ、クラウドから提供するゲームストリーミングサービスを開発していた。マイクロソフトが作ろうとしている未来のゲームプラットホームとは、Xbox One用に作られたゲームをストリーミングする、どんなデバイスからでも遊べるサービスだ。

そしてその最初のデモでは、データセンターで動いているくForza Horizon 4(フォルツァホライゾン4)がAndroidスマートフォンへストリーミングされる。ゲームのコントローラーは、Xbox OneのものをBluetoothでAndroidスマホに接続して使う。

マイクロソフトでクラウドゲームを率いるKareem Choudhry氏が、上のビデオで言っている。「ネットワークの状態さえ良ければ、どこからでもProject xCloudに参加できる」。Forza Horizon 4はネットワークの性能などの要求が厳しいゲームで、Androidスマートフォンは小さなデバイスだから、ほどほどの環境でもプレイできるということだろう。

Choudhry氏は、Project xCloudを音楽ストリーミングサービスやビデオストリーミングサービスにたとえる。例えばSpotifyのアカウントがあれば、どんなデバイスからでもログインできる。スマートフォンでも、パソコンやラップトップでも、同じミュージックライブラリを見つけて自分の個人的プレイリストを再生できる。「Project xCloudもそれと同じだ」と。

あるいは、Xboxブランドのサービスにどんなデバイスからでもアクセスできる、と考えてもよい。あなたのコンピューターのGPUがIntelのプロセッサーに最初から統合されている最低限の性能のやつであっても、そんなコンピューターからリソース要求の厳しいゲームにログインしてプレイできる。何もかも、あなたのコンピューターの上ではなく、お近くのデータセンターで動くのだから。

Project xCloudはマイクロソフトの既存のゲームサービスと互換性がある。同じゲームにどっちからアクセスしても、デベロッパーは何もする必要がない。あなたはクラウドサービスにアクセスし、友だちと対戦できる。なにもかも、実際にXboxやパソコン上のXboxアプリを使っていたときと同じだ。

XboxやXbox 360、Xbox Oneなどを買った人たち向けには、今後新しいXboxコンソールが発売される。ゲームをクラウドから提供する、とは言っても、Choudhry氏によると、マイクロソフトはコンソール(ゲーム機)ビジネスを捨てない。

クラウドゲームは、ほかの企業もやっている。中でも将来性ありとされているのが、フランスのShadowだ。Shadowのユーザーは、Windows 10のデータセンターで動いているインスタンスにアクセスする。

マイクロソフトは、技術にコンテンツを結び付けたい。すでに、サブスクリプションサービスはある。そのXbox Game Passと呼ばれるサービスでは、月額10ドルでXbox OneとXbox 360のゲームをプレイできる。今年後半に同社が公開試用を始めたときには、Project xCloudとXbox Game Passが統合されているだろうか。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Microsoft、Xboxのハードウェアとソフト使い放題サービスを発表

MicrosoftはXbox All Accessという新サービスをXboxブロクで発表し、後に記事を取り下げた。しかし、複数ニュースソースが、削除前の記事を見つけていた。かくして秘密は明かされた。Microsoftの新しいハードウェアとソフトウェア購読プランは本物らしい。(アップデート:Microsoftはこのニュースを正式に発表した)。

この数週間、Microsfotが新しい定期購読プランを発表するらしいというが流れていた。今日の発表はその噂もと一致している。MicrosfotはXbox All Accessを米国で提供開始する。プランには、Xboxハードウェア、Xbox Live GoldおよびXbox Game Passが含まれる。

利用者は、月額22ドルのXbox One Sと35ドルのXbox One Xのどちらかを選べる。24ヶ月間払い続けると、購読は終了しゲーム機は自分のものになる。その後もXbox Live GoldとXbox Game Passの料金を払い続けるか、定期購読を中止するかは自由に選べる——そもそも自分のコンソールなのだから。

では、計算してみよう。現在Xbox One Sは299ドル前後で買える。Xbox Live Goldは年間60ドルでマルチプレーヤーゲームをプレイして無料ゲームを利用できる。そしてXbox Game Passは、月額9.99ドルで100種類以上のゲームライブラリからダウンロードしてゲームをプレイできる——ビデオゲームのSpotifyのようなものだ。

普通にコンソールを買って2年間定期購読すると、合計659ドル程度支払うことになる。Xbox All Accessサブスクリプションなら約130ドル節約できる。2つのサービスをもともと契約するつもりの人にはお得だろう。Xbox Game Passには興味がない、という人は普通に本体を買うより高くつくことになる。

Xbox One Xは現在499ドル前後で売られている。Xbox Live GoldとXbox Game Pass2年分を加えると、合計金額は859ドルになる。Xbox All AccessでXbox One Xを選ぶと840ドルになる。つまりXbox One Xが欲しい人とってはあまりお得ではない。

この新サービスによって、Micrsoftは同社のゲーム戦略を購読モデルにシフトしたい意向を示した。消費者がコンソールを数年おきに買うことは、オールインワンのXbox定期契約を買うほどMicrosoftにとってもうからない。定期購読は顧客ロイヤルティを高め、予測可能な定期的収入を生む。

さらに重要なのは、ゲームコンソールは永遠に存在するものではないことだ。どこかの時点でゲームはクラウドの高価なサーバー上で動き、ユーザーはサービスを定期購読するようになる。噂によるとMicrosoftはクラウドからゲームをストリーミングする低機能Xboxをすでに準備中と言われている。MicrosoftがXbox All Accessで考えているのはこういうことだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook