台湾のXYZPrinting、フルカラー3Dプリンターをリリース――999ドルで予約受け付け中

台湾に本拠を置くXYZPrintingはとうとう手軽にカラー3Dプリンティングができる道を開いたかもしれない。最新のプロダクト、da Vinci Color Miniは定価1599ドルでフルカラーの3Dプリンティングができる。CMYの3色カラーインクをカートリッジで装備し、プリント時に射出されるフィラメントを15000万色に染色できる。

この3Dカラープリンターは現在Indiegogoで999ドルで予約受付中だ。

プリントできるオブジェクトのサイズは13センチ立法だ。素材はPLA(ポリ乳酸)と PETG(ポリエチレンテレフタレート)のフィラメントを用いることができる。PLAフィラメントについては小型のインクジェットで染色してカラフルなプロダクトを作れる。

XYZprintingの,CEO、Simon Shenは「ついにフルカラーでデスクトップ3Dプリンティングができるようになった。消費者が手頃か価格で購入し、簡単に操作できるプロダクトだ。カラー3Dプリンターとしては現在の市価より3万ドルも安い。以前は産業用機械でしか利用できなかったテクノロジーをこうして一般消費者向け製品に使ったのは本当に革命的だ」と述べた。

この3Dプリンターは家庭や学校での利用を念頭に置いている。しかもIndiegogoの1000ドル以下というのは価格としてスイートスポットだ。プリント精度にはまだ多少問があるが、もう少し精度が高い単色3Dプリンターの値段でフルカラー出力ができる3Dプリンターが手に入るというのは魅力だ。


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滑川海彦@Facebook Google+

XYZprintingの新しい3Dプリンターは、教室向けにデザインされている

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低価格の3Dプリンター・スキャナーでよく知られているに違いないハードウェアメーカー、XYZprintingが、初めて教育市場に焦点を合わせた製品、da Vinci miniMakerを229ドルで売り出す。K-12の理科系クラス向けに作られたエントリーレベルの3Dプリンターだ。

この低価格な3Dプリンターは使いやすさを意識したデザインで、プッシュボタンによるプリントや自動補正機能に加え、教室利用のための同社のソフトウェアセレクション、Educational Ecosystemが統合されている。

セットには、3DモデリングソフトウェアのXYZmaker、3Dギャラリー(デザイン済みの3Dモデルが予め登録されている)およびXYZprinting STEAMプロジェクトのカリキュラムが含まれている。プリンターは、Amazonで予約が可能、出荷予定は今年の秋で、子供たちが学校に戻るまでに届くはずだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook