ヤフー、今春開始のカード決済「Fastpay」、手数料を最低水準の3.25%にするも値下げ合戦が勃発

ヤフーは3日、今春開始予定の開発者向けクレジットカード決済サービス「Yahoo!ウォレット Fastpay」の決済手数料を3.25%にすることを明らかにした。サイト運営者はcURLやPHP、Ruby、Pythonなどの言語で数行のコードを貼り付けるだけで、月額費用や初期費用が無料で自社サイトにカード決済機能を組み込める。支払情報はダッシュボードでリアルタイムに確認できる。カード情報はYahoo!ウォレットがPCIDSSに準拠した方法で管理する。4日には先行申込受付を開始した。

ヤフーは2013年10月、“eコマース革命”と銘打ち「Yahoo!ショッピング」と「ヤフオク!」のストア出店料(月額システム利用料)を無料化。Yahoo!ウォレット Fastpayは「売り手と買い手の摩擦係数をゼロにするeコマース革命の一環」(ヤフー担当者)といい、ネットビジネスを拡大するスタートアップ企業を中心に普及を図る考えだ。これまでカード決済機能を導入するには、決済サービスの複雑なAPIを利用したり、書類審査で何週間も待つ必要があった。

国内で同様のサービスとしては、先日1億1000万円を調達した「WebPay」関連記事:開発者向けカード決済サービス「WebPay」が1.1億円のシード資金調達)や、ベリトランスが手がける「VeriTrans Air」などがある。Yahoo!ウォレット Fastpayのサービス内容は2月に発表済みだが、手数料は公表されていなかった。3.25%という手数料はWebPayが設定する「3.4%+30円」を意識したものと思われるが、VeriTrans Airは4日、6月30日までの期間限定で通常の3.6%から3.2%に下げるキャンペーンを開始するなど、値下げ合戦の様相も呈している。


インフォグラフィックで見るApple、Google、Yahoo、Amazon、Facebookの企業買収の15年

企業が齢を取ると動きが鈍くなり、やがては死に至る。そうならないためには新しい血の注入が必要だ。前世代のテクノロジー大企業の運命を教訓として、今日の新しい巨人たちは若い企業の買収によって健全性の維持を図っている。下にエンベッドした洗練された対話的インフォグラフィックをご覧いただきたい。Apple、Amazon、Google、Yahoo、Facebookが過去15年間に行った買収の件数、金額、企業ジャンルが一覧できるようになっている。

このインフォグラフィックを制作した企業向け損保のSimply Businessは、特にTechCrunchにのみ転載を許可してくれた。

それぞれの円の直径は(公開されている場合)買収金額を表している。左端の会社のロゴをクリックすると買収の一覧表が表示される。上部の+-ボタンあるいはマウスのホイールでズームイン/アウトができる。モバイル、検索などのカテゴリーをクリックするとそのカテゴリーでフィルターされる。上部右端のFrequencyをクリックすると件数が一覧しやすくなる。サイズの関係でモバイルではは見づらいかもしれない。ウェブからご覧になるようお勧めする。

Simply Businessのインフォグラフィックではっきり分かることがいくつかある。

  • Yahooの企業買収は2011年から2012年にかけてほぼ停止していた。 Marissa MayerがCEOに就任してから買収が積極的に行われるようになった。
  • Appleは社内に巨額のキャッシュを積み上げているにもかかわらず買収金額は低い。買収の動機は市場シェアの獲得というよりテクノロジーの取得が多い。
  • Facebookは上場に伴って大規模な頭脳流出に見舞われた。このため買収の動機は人材獲得が多い。
  • スティーブ・ジョブズは買収はイノベーションの失敗だと考えていたが、ティム・クックは新テクノロジーの獲得のために積極的に買収を行っている。
  • Sequoia Capitqalが 古き良き時代よ、さらばと嘆いた2008年から2009年にかけて買収不況が襲った。
  • ここ数年、検索、広告、メディア分野の買収が減少し、ソーシャル、モバイル、ハードウェア関連の買収が増加している。

トップ5企業による買収の最大のものは―

  • Apple – Anobit(3億9000万ドル)、 AuthenTec(3億5600万ドル)
  • Amazon – Zappos(9億ドル)、Kiva Systems(7億7500万ドル)
  • Google – Motorola Mobility(125億ドル)、Nest(32億ドル)、DoubleClick(31億ドル)、YouTube(16億5000万ドル)
  • Yahoo – Broadcast.com(50億ドル)、Overture(18億3000万ドル)、Tumblr(11億ドル)
  • Facebook – WhatsApp(190億ドル)、Instagram(10億ドル、7億1500万ドルで契約)

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Yahoo、非同期タイプ写真共有サービスのDaysを運営するWanderを買収

先日、非同期型写真共有サービスを展開するDaysというサービスについての記事を投稿した。このサービスを運営するのはニューヨークにあるWanderだが、このたびYahooがこのWanderを買収することとなった。

買収金額などについては明らかにされていないが、業界内にながれる噂によれば1000万ドルを上回る額だとの話だ。Jeremy Fisher率いるWanderは、これまでに合計で120万ドルの資金を調達してきていた。

Wanderはもともと2012年にTechStarsからの支援によりスタートした。コンテンツ制作関連のサービスを行おうとするスタートアップで、そもそもは旅行関連のコンテンツを公開するための仕組みを提供するプラットフォームを提供しようとしていた。しかしすぐにピボットを行い、そして先日紹介したDaysをリリースするに至ったのだ。

Daysとは、写真やGIFを「Day」というパッケージにまとめ、そしてそれらを翌日にまとめて公開するというスタイルの写真共有サービスだ。リアルタイムで瞬間をシェアしていくのではなく、1日の「ストーリー」をシェアしようというコンセプトに則ったものだ。

日々の要素を1日単位でまとめることで、たとえば朝に飲んだコーヒーや、一緒に暮らす猫の様子などが、ストーリーをもつようになり、他の人とシェアする意味を持つようになるというわけだ。

ブログによれば、Daysアプリケーションはこれまで通りの形で提供され、Wanderによってサポートされるとのこと。またYahooのMobile and Emerging Productsチームにて「エキサイティングな新プロジェクト」にもとりかかるとのこと。

ブログ記事の全文を原文にて掲載しておく。

We’ve spent the past few years figuring out how to make content creation as habitual as content consumption. That’s the idea behind Days, the daily visual diary we launched in May 2013. Nine months later, we’re excited to announce that we’ve accepted an offer to bring our work on daily habits to Yahoo. We started our company with the vision of transforming daily habits, and we’re proud to be joining a new one that shares that mission.
Our entire team will be joining Yahoo’s NYC-based Mobile and Emerging Products group, where we’ll continue on as a startup team within a larger organization. The Days app will live on as a standalone entity, and we’ll also be working on some exciting new projects that we can’t talk about just yet.
Sincerest appreciation to our investors, our advisors, our friends and families, the good folks at Apple, and, most importantly, our users! Your days have inspired us and it’s been beyond rewarding watching the product and community we’ve built together evolve and grow. We are so grateful, thank you!
If you have any questions, please tweet @wander or email us via founders@onwander.com.
Happy Days,
-Jeremy, Keenan, Lara, Sean, and Whitney

Marissa Mayer指揮下のYahooは、積極的に企業買収を行っており、この18ヵ月で行った買収件数は15件以上になる。この動きは彼女がCEOとして就任する前にあった停滞イメージを完全に払拭するものとなっている。

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(翻訳:Maeda, H


Flickrが10歳に: 毎日の写真共有数100万, 各人の容量1TBになってから170%の増

写真共有サイトの元祖(?)Flickrが10歳になり、Caterina FakeとStewart Butterfieldがバンクーバーで立ち上げたこのスタートアップに、歴史の重みが加わった。創業後1年あまりの2005年にYahooに買収され、そのとき彼らは3500万ドルを手にしたと言われる。その時点ですでに、熱心な固定客ならぬ固定ユーザが約100万名いた。

今のFlickrは世界63か国に計9200万のユーザを抱え、グループ数は200万、日々新たに共有される写真はほぼ100万点に達する。Yahooに移ってからおもしろくなくなった、などの批判もたっぷり浴びてきたが、Marissa MayerがYahooのボスになってからデスクトップとモバイルのデザインを一新し、批評家にもユーザにも歓迎された。そして、Flickrはもう終わりだ、という絶望的な声もようやく消滅した。

最近行われたそのほかの変更も、Flickrを大きく成長させた。昨年5月には、ユーザ一人あたりの容量を1TBに拡大して以降、写真のアップロード数が170%増加した。もう一つの大きな変化は、このサイト上でいちばん多く使われているカメラがiPhoneになり、全般的にスマートフォンの利用が拡大したことだ。iPhoneがトップになったのは2011年だが、新機種が出るたびに、トップの機種も交代した。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Yahoo、Windows Phone版Flickrアプリケーションの「アップデート予定なし」を公式に表明

Yahooは当面の間、FlickrのWindows Phone版のアップデートを行う予定がないことを公に認めている。これは、かなり古くなってしまったWindows Phone版をアップデートして欲しいというリクエストや、Windows 8.1版をリリースして欲しいという要望に対してなされた(率直すぎるほどの)回答から明らかになったものだ。

ご意見をありがとうございます。現在のところ、私たちはモバイル版の開発はiPhone版およびAndroid版に注力しています。この方針に変更がある場合は、こちらのフォーラムにて改めてご報告いたします。

こちらからも問い合わせてみたが、やはりこの回答がオフィシャルなものであるようだ。改めて回答を示してくれた。

現在のところ、Windows Phone版のFlickrアプリケーションのアップデートは予定しておりません。開発についてはプライオリティ付けを行って対処していかざるを得ません。現在のところは、iOSおよびAndroid版でのモバイルエクスペリエンスの向上を再優先しているところです。

尚、現在のところ、Microsoftからの回答はない(Update:お話することはありません、という回答があった)。

Yahooの方針についての記事を掲載していたWMPowerUserにも「YahooがWindows Phone版のFlickrアプリケーションをリリースしたのはWindowsn Phone 7の時代で、それから長らくアップデートされておらず、Yahooも更新しようとは考えていない様子だ」と記されている。

懸命の努力でスマートフォン界のナンバー3の座を獲得しているMicrosoftは、確かにモバイル界でのプレゼンスも向上してはいるように感じる。しかしまだまだ開発者の関心を多く集めているという状況ではないようだ。

モバイルファーストを強く意識し始めているYahooが、自社サービスの提供について、選択肢からWindows Phoneを外しているという事実は、Microsoftにとっては辛い現実であるといえるだろう。

もちろん、Yahooの選択について、一部の利用者からは批判の声もあがっている。スレッドから発言を拾ってみよう。

「これまでアップロードした写真はSkydriveに移行することにする。使用中のWindows Phoneにまともな環境が提供されるようになったら戻ってこようと思う」。

「伸び率が最も大きなプラットフォームを無視することは、Flickr自身にとって大きなマイナスであるはずだ。Windows Phoneはスマートフォンの中でも最も優れた写真撮影環境を提供しているのに、全くもって残念な話だ」。

「Yahooは非常に多くの開発部隊を買収しているのに、Windows Phoneアプリケーションの開発会社の買収ができないわけもなさそうだと思う。非常に残念な話だ」。

AndroidおよびiOS利用者はYahooの「公式見解」について別段の不満もなかろう。しかしMicrosoftは面目をなくしたわけで、マイノリティであるとはいえ、Yahooは一部利用者の心を蔑ろにしたということはできよう。

Image by Flickr user Vernon Chan under CC By 2.0 license (image has been cropped)

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(翻訳:Maeda, H


米YahooのYahoo Mailが大量ハックに遭う, それらしきパスワードをすべてリセット

詳報はまだ乏しいが、Yahooが自らのTumblrアカウント上で公表したところによると、同社は“Yahoo Mailの複数のアカウントへの不正アクセスを取得する組織的な行動”を検出した。

被害を受けたアカウントの数は公表していないので、今Yahooに詳細を問い合わせているところだ。Yahooからの返事が得られ次第、この記事をアップデートしよう*。 今同社は、正確な数を調べているのかもしれない。でも、万人が読むブログ記事で事態を公表したのだから、ささいな事件ではなかったようだ。〔*: 日本時間01/31 7:00PMでこの記事のポストから12時間経過しているが、記事のアップデートはない。〕

やや良いニュースは: Yahooのサーバがやられたのではなく、どこかの“サードパーティのデータベースがハックされて”、そこから盗まれた大量のメールアドレス/パスワードによる大量ログインが行われたらしい。あるいはどこかのデータベースから大量のユーザ名/パスワードを盗んだやつが、それらがYahoo Mailへのログインにも通用するか、調べたのかもしれない。

この攻撃に対応してYahooは、被害に遭ったと思われるすべてのアカウントのパスワードをリセットした。USのYahooにログインしてパスワードを変えろと言われ、本人性をSMSで確認されたら、それがそれだ。

[写真クレジット: Scott Schiller, Flickr]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Yahoo、2013年Q4売上は12.7億ドル6%ダウン、EPSは0.46ドル31%アップ、ディスプレイ広告は6%ダウン

今日(米国時間1/28)Yahooは2013年第4四半期の収支を報告した。GAAP売上12.7億ドル、非GAAP1株当たり利益0.46ドルだった。トラフィック獲得コスト(TAC)を除いた売上は12億ドルだった。売上は6%減少したが、EPSは31%増加した。

非GAAP経常利益は3.3億ドル、前年比3%減だった。

First Callのアナリストの予測 ― TACを除く売上12.01億ドル、非GAAP利益2.497ドル ― に基づくと、この結果は悲喜半ばだ。アナリストの合意予測による1株当たり利益は0.38ドルだった。昨期Yahooが与えた指針と比赫すると、TACを除いた売上は11.8~12.2億ドルの予測範囲内、非GAAP経常利益は2.4~2.6億ドルの予測を上回った。

同じく本日報告された年間業績は、売上が47億ドルで6%減、利益が5.9億ドルで4%増だった。

Q4のディスプレイ広告(除TAC)は4.91億ドルで、2012年Q4の5.20億ドルから6%減。2013通年では17.37億ドルで、前年の1.899億ドルから9%減だった。

検索はやや明るい兆しを見せた。Yahooによると、2013年4Qの検索売上(除TAC)は4.61億ドルで、前年同期の4.27億ドルから8%増だった。2013通年では16.99億ドル、6%増。

昨期Yahooは、売上10.8億ドル、ディスプレイ広告(除TAC)7%減の4.21億ドルとギリギリ予測達成したことから、注目はYahooがこの主要収益源の流れを取り戻せるかに集まっていた。その意味で今期は相半ばする結果だった。

今月同社は、新たに広告配信および広告管理のユニットを立ち上げた。同社はTumblrのスポンサー付投稿もサポートしている ― これは同社が今年Tumblr広告における存在感を高めるための全体計画の一部だ。ただし、こうした取組みの効果が出るまでにはしばらく時間がかかるだろう。

CEO Marissa Mayerの下、同社は買収ブームにあり、昨期だけで8社を買収した ― Aviate (ThumbsUp Labs)、PeerCDN (Instant IO)、Evntlive、Ptch、SkyPhrase、LookFlow、Bread Labs、およびHitpost。自社サービスおよび株式買い戻しへの継続投資と合わせ、同社の現金保有高は約50億ドルとなり、1年前から10億ドル減少した。

現金持ち高を伸ばす方法の一つが、今後の特許売却だ。CFO Ken Goldmanは収支会見中、同社は今年中に特許の売却を始める計画であると語り、同社が運営会社であること ― 執行機関ではない ― を強調した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


YahooのAlibabaという金鉱を再評価する

昔を振り返ってみよう。2005年、Yahooは中国Eコマース会社、Alibabaの40%を10億ドルで買った。その行動が、後にこのアメリカ企業を救うことになる。

Yahooは、未だに新しいCEO、Marissa Mayerのリーダーシップの下、新鮮なダイナミズムを見せ、モバイルへの参入を果たしてテクノロジー市場での評判を取り戻したが、同社中核事業の財務業績は低調だ。売上は下落し利益も同様だ。自慢のモバイルの成長も、広告ビジネスに結びつけることができず、検索の収益もパッとしない。

ではここ数年の劇的な株価上昇は何故なのか? それは10年近く前のAlibaba買収にさかのぼる。

Yahooは、所有するAlibabaの40%のうち40%を、2012年に760億ドルという巨額で売却した。現在同社が所有するAlibaba株は24%と控え目だが、下にリンクを貼った企業レポートには23%と書かれている。

Yahooはこの残された株をできる限り手離したくない。それは、Alibabaの今の成長率を考えれば、Yahooが同社株を持っていればいるほど儲かるという単純な事実による。

YahooがAlibaba株にしがみついていたいと何故わかるのか? 最近の契約によって、AlibabaがIPOした際にYahooが売らなければならない既存持ち株比率が下げられた。Yahooは以前の契約終了時点で、持ち株の一部をAlibabaに売り戻すことになっていた。

今日の発表は、Yahoo!のAlibaba持ち株の段階的かつ包括的な価値実現計画の第1ステップである。本契約の下、Yahoo!は第2フェーズで、AlibabaのIPO時に持ち株の約半数をIPO価格で現金化することができる。そして、IPO後Yahoo!は、慣例的売却禁止期間経過後、残る株式を売却する権利を有する。

しかし2013年10月、Yahooは部分的な猶予を得た。当時私がこう書いている

本日Yahooは、第3四半期の業績報告と共に、Alibabaとの新たな契約に合意し、中国Eコマース会社が上場した際に売却しなければならない株数が減少したと発表した。Yahooが売る必要のある株数は、計2.08億株となった。

この数字は、以前の売却必要数2.615億株の20.4%減に当たる。YahooはAlibabaの一般株5.236億株を保有している。

つまり、YahooはAlibaba株をより多く、より長く持ち続けることができるようになった。
このパズルの最後のピースは、Alibabaが信用枠を改訂し、IPOを遅延したことだ。現在の憶測では、同社の上場は今年ではなく来年になりそうだ。

これは、Alibabaが成長を続けると仮定した場合、以前の予想よりも高い評価額で上場することを意味している。これが、将来の利益を見越して今Yahooの価値を高くしている理由だ。

AlibabaがIPOした時の価値はいくらになるのか? 私が見てきた数字は最高2000億ドル、控え目なところで1300億ドルだ。今になって考えれば、実際の上場時には、以前AlibabaのIPO評価額を1200億ドルとしていた数字は低すぎると見るのが妥当だろう。よってこれは、YahooがMicrosoftと並んで、成功した企業ベンチャーキャピタリストの仲間入りをすることを意味している。

暗算すれば、2000億ドルの24%は480億ドルだ。その半分が税金に消えるとしても、Yahooは同社時価総額の半分以上の現金を持つことになる。

Alibabaが長く待てば待つほど、そして同社がその活力を維持し続ける限り、Yahooにとって状況は良くなっていく。これは、メディアがYahooの株価上昇を、単にJack Maの威光によるものではなく、社内業績の成果であると報道しているのを見た時、注意しておくべき点だろう。

トップ画像提供:Flickr

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Flickrの写真がやっと埋め込み可能に(しかもセットをすべて見られる)

Yahooが、Flickrの写真を、よりまともな形で埋め込み可能にした。ぼくは今、3年前の記事を読み返しているわけではない。

3年前なんて、意地悪な言い方のようだが、でもぼくはFlickrの埋め込みは、すばらしいアイデアだと思うのだ。今ではインターネットを利用する人の誰も彼もが、必ずどこかでFlickrのコンテンツを利用している。なかでも、あの偉大な、Creative Commonsライセンスの画像は広く利用されている。そしてこれからは、同サイトの画像を見ている人たち全員のネットワーク効果を利用して、さらに人気を拡大できるのだ。

埋め込みを提供すると、起源サイト/サービスへのトラフィックが増えることは、数年前からどのメジャーなサービスも経験している。Twitterはツイートの埋め込みを発表し、次いでInstagramやFacebookも発表した。Vineは立ち上げの2か月後に埋め込みを導入し、最近のモバイルアプリ/サービスはそのほとんどが埋め込みを提供している。適切な場所にそのサイトのストリームの一部を埋め込むことは、そのサイトそのものへユーザを誘うよりも、ずっとスマートだ。

Flickrから埋め込みできるのは、一般公開で共有されている写真だけで、プライベートはだめだが、それはまあ当然だろう。どの写真にもタイトルとFlickrのユーザ名が付くが、これも当然の礼儀だ。プロの写真家も一般公開/一般共有で写真をポストするときは報酬を期待しないが、しかしそれでも、クレジットなしで利用してよい、と思う人はいない。利用する側も、クレジットを明記することが、作者へのせめてもの‘報酬’だ。というわけで、Flickrの埋め込み写真にクレジットが付くのは、良いことである。

画像の下に大きくFlickrのロゴがあるのは、なんだか気になる。そのほかの多くのサービスのように埋め込みコンテンツを併置するのではなく、Flickrの埋め込み画像はわざわざIFRAMEに入れられている。それもまた、ロゴと並んで、画像をくっきりと独立させ、注目度を高める工夫なんだろう。

でも、ロゴは透明にした方がいいと思うね。あるいは、マウスオーバーしたときだけ表示されるとか。ささいな問題のようだけど、写真によってはロゴの存在が致命的な欠陥になることもある。

セット(写真集)からの写真を埋め込むと、そのセットの写真をすべて見ることができる。しかもそれらの写真は、縮小されずに原寸で表示される。下の、ウサギさんの写真をクリックしてみよう。

画像クレジット: Thomas Quine

後記: Flickrの埋め込み機能は前からあり、今回のはそれのアップデートである。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Google からの評価をアップさせるために、コンテンツの切り貼りは有効か?その公式な回答

昨今、オリジナル性の無いコンテンツ(NAVER, 2ch コピペブログ等)が非常に増えてきましたが、Google がそれに関連する内容について公式に回答しています。 「Google からの評価をアップさせる施策として、他...

Google からの評価をアップさせるために、コンテンツの切り貼りは有効か?その公式な回答 is a post from: Room 402

YahooのCEO Marissa MayerがWalmartの取締役だったためブラック企業に抗議するデモに襲われる

Salesforceの例年行事であるカンファレンスがサンフランシスコのMoscone Centerで行われ、ステージでCEOのMarc BenioffとYahooのCEO Marissa Mayerが炉辺談話をやっているとき、Walmartの取締役としてのMayerをねらった抗議のデモ隊がステージを一時的に占拠した。

デモを行った集団はOur Walmartと呼ばれ、ステージでWalmartの苛酷な労働条件と、解雇された80名の救済を訴えた。数分後に集団は会場の外に追い出されたが、その後Benioffは、自分がデモのリーダーなら、複数の集団に複数の方向からステージを襲わせただろう、と軽口を言った。

Our WalMartはWalmartに労働者の基本給~時給を上げるよう、圧力をかけ続けている。同団体は、クリスマス商戦のシーズンが始まる前にも、同様のデモを計画している。

彼らはまた、今夜(米国時間11/19)、Salesforceのパーティーが行われるAT&T Parkでピケを張ることを予定している。このパーティーには、Green Dayと1980年の人気グループBlondieが出演する。

昨日のニュース記事によると、連邦政府はWalmartの慣行を非難して、労働者の待遇が不法だ、と述べた。Walmartはこれを否定し、同社の遵法性(コンプライアンス)は完全である、と反論した。

昨日は、Sean Penn〔マドンナの元旦那〕がハイチの政治に干渉したとされることへの抗議活動の方が、Walmartの一件よりも激しかった。PennもMayer同様、このDreamforceカンファレンスに登壇して、彼の団体の救援活動について語った。

〔訳注: 以下はjpでは表示が不完全なので、原文を見てください。〕

〔関連記事: Walmartは低賃金労働者のための現物食料寄付を社員に募る

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


NSAはGoogleとYahooのネットワークに侵入していた(ワシントンポスト報道)

米国国家安全保障局(NSA)は、GoogleおよびYahooのネットワークに秘かに侵入し、リアルタイム通信を監視していた。漏洩者エドワードスノーデン発の新たに暴露された文書による[PDF]。

「国家安全保障局は、YahooおよびGoogleのデータセンターに繋がる世界中の主要通信回線に秘かに侵入していることが、元NSA契約社員エドワード・スノーデンから入手した文書および事情に詳しい高官へのインタビューでわかった」と、The Washington Post報じた。同紙は、走り書きされたその文書を入手した。

GoogleとYahooは共に、世界中の戦略的データセンターを高価な光ファイバーデータ回線で結び、情報の流れを最適化している。この侵入によってNSAは、「メールの送受信者や日時、テキスト、音声、ビデオなどの内容」を知ることが可能になる。

NSAによる自社ネットワークの傍受を知ったGoogleは声明を発表し、「政府のトラフィック監視疑惑は遺感であり、当社はこの行動に関して何も知らない」と語った。

“MUSCULAR” というコードネームで呼ばれるこの監視プロジェクトは、英国諜報機関、GCHQと共同で運用されている。

NSAは、法廷で認められた収集プログラムであるPRISMを通じて通信へのアクセスが可能だが、同局にとっては国際領土の方が好みなのかもしれない。米国のプライバシー法を回避できるからだ。NSAは裁判所の厳格な監督下以外で、アメリカ人に対してスパイ行為を働くことを禁止されている。国際法の方が制限の緩い部分がある。

Washington Postは、この情報をGoogleのシステムに詳しい技術者2名に見せたところ、「口汚く怒り」を露わにし、「掲載されることを期待している」と語ったと伝えている。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Flickrが学習能力のある画像検索になるのか?, Yahooが”ディープラーニング”のためにLookFlowを買収

LookFlowは自分のことを、“お好きな画像を探すためのまったく新しい方法”と言っている。今日の発表によると、同社はYahooに買収されFlickrのチームに加わる。

同社のホームページはこう言ってる; “LookFlowのファンよ、怒るな。これからはFlickrの今後のバージョンの中に、うちの製品が見られるのだ。そこにはたくさんの素晴らしい写真があり、Flickrというすてきなサービスもある”。同社とYahooが共同して新たに“ディープラーニンググループ(deep learning group)”を作る、とも言っている。

Yahooの広報は簡単にこう言った: “弊社は強力な画像認識企業LookFlowを買収いたしました”。このメールは、上記LookFlowのホームページを紹介している。

インターネット上にLookFlowに関する情報は少ないが、協同ファウンダBobby JarosSimon OsinderoのプロフィールがLinkedInにある。それによると、同社の創業は2009年だ。Osinderoはこう書いている: “弊社のアプローチは人工知能の最近の進歩と、情報の視覚化技術およびインタフェイスデザインの最新の成果を取り入れている”。

買収メッセージには“LookFlowの友人たち”への謝辞があり、Michael Dearing、John Lilly、Reid Hoffman、Alex Rampell、Josh McFarland、Max Ventilla、Jeff Hammerbacherらが挙名されている。この中には同社に投資した人もいるのだろう(HammerbacherはLookFlowのAngelListプロフィールに載っている)。

Yahooが買収魔として有名になったのは、Marissa Mayerが昨年CEOになってからだ。前四半期だけでも買収にキャッシュ1億6300万ドルを投じている。そして8月には、同じくFlickrのために画像認識のIQ Engineを買収した。

金額など買収の条件は公表されていない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Yahooには毎週12000通の履歴書が来る(現社員数と同数)–新規雇用の14%は”出戻り”

Marissa Mayerが2012年にCEOになってからのYahooは、20社あまりの人集め的買収を通じて大量の新しい人材を獲得してきた。しかしYahooの成長努力は、さらに大きな人口移動をもたらしているようだ。今日(米国時間9/11)のTechCrunch Disrupt San FranciscoのステージでMarissa Mayerは、今では毎週12000通の履歴書が来るが、それは現在のYahooの社員数とほぼ同じだ、と明かした。彼女がCEOになる前は、せいぜいその1/5か1/6ぐらいだったそうだ。

また今年の1月にスタートした“ふるさとYahooに帰ろう”キャンペーンが功を奏し、元社員たちが戻ってきた。今では、新規雇用の14%が、彼女の言葉を借りると“ブーメラン”だ。

とりわけ、人員数をこれまでの10倍に増やしたモバイル部門などで、その傾向が強い。

Mayerが指揮する同社は、短期的な成果よりも長期的な成果を追求している。彼女によると、成長とは3年がかりの仕事であり、とくにスタッフの整備刷新充実がその重要な要素だ。適正な人材を確保すれば良いプロダクトができる、そういった“連鎖反応”を仕掛けるのがCEOの仕事。ユーザの減少率はそれまでの1/3か1/4ぐらいに減った、と彼女は言う。

“成長が軌道に乗るまでは数年かかる、と私は言ってきた。正しい人材を揃え、正しいプロダクトを作る、それによって正しいトラフィックを得る。人とプロダクトとトラフィックと収益、この4つが揃わないといけない”。

変化が起きるためにはこれだけは必要、という社員数の臨界質量があるはず、と語るMayerは、ZapposのファウンダTony Hseihの例を挙げた。彼はラスベガスの衰退を救うために、大量の起業家を一つのビルに集めた。彼の持論によると、優秀な起業家や技術者が1エーカーあたり100人以上集まると、彼らのあいだのコラボレーションや競争によって、地域の活性化が起動する、という。

いつものように彼女は、同社が今後も大艦隊であり続けることを賞揚する。今日彼女は、“Yahooは世界最大のスタートアップ、支離滅裂でまとまりがないことを、誇りに思う”、と言った。

下のビデオは、舞台裏インタビューの全編だ。

TC Disurpt SF, Yahoo関連未訳記事:
Marissa Mayer: Yahooは個人化企業
Yahooの月間アクティブユーザ数は20%アップして8億、内3.5億はモバイル
Marissa Mayer: 強いMicrosoftの方が業界全体にとって良い

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


楽天がGoogle、Yahooを押しのけてビデオサイトのVikiを2億ドルで買収した理由―クラウドソース字幕翻訳をeコマースにも利用へ(三木谷浩史インタビュー)

日本のeコマースの巨人、楽天はシンガポールのビデオストリーミング・サービス、Vikiを2億ドルで買収した。Vikiは世界各地のユーザーコミュニティーがビデオコンテンツの字幕を翻訳するというユニークな国際化手法を取っているのが特長だ。

楽天のファウンダー、CEOの三木谷浩史にインタビューした結果、楽天はVikiのビデオコンテンツだけでなく、eコマース市場での世界制覇に向けてクラウドソース翻訳というシステムの利用も視野に入れていることが明らかになった。

当然ながらこの買収契約の締結までにはさまざまな曲折があったようだ。Vikiの共同ファウンダー、CEOのRazmig Hovaghimianが私の取材に答えて語ったところによると、楽天との交渉が本格化する前に、VikiはシリーズCの資金調達ラウンドの準備を進めていたところだったという(VikiはそれまでにAndreessenHorowitz、Greylock、Charles River Venturesに加えて個人投資家から総額2430万ドルを調達していた)。また別の情報源によると、Vikiに興味を示していたのはベンチャー投資家ばかりではなく、GoogleとYahooも買収を望んでいたという。

楽天のCEOの“Mickey”こと三木谷浩史もHovaghimianもVikiの買収を他にどんな会社が試みたかについては明らかにしていないが、GoogleはYouTubeを持ち、Yahooは長年にわたって、ビデオコンテンツの強化策を模索してきたから、この両社が含まれているのは意外ではない。また両社のビデオサービスはVikiと同様、広告ベースのビジネスモデルであり、海外での事業拡大を目指していたからVikiは魅力的なターゲットだったはずだ。

一方で、両CEOは、楽天がVikiがどのように出会ったのか、楽天の大戦略におけるVikiの位置づけ、また楽天が単なる投資ではなく直接買収に踏み切ったのか、その理由についても語ってくれた。

Vikiと楽天の出会い:. しばらく前にVikiはBlake Krikorian(Slingのファウンダー、現在Microsoft副社長)、Dave Goldberg(Survey MonkeyのCEO)という2人の戦略的投資家を取締役に加えた。 私は就任のタイミングからしてこの2人が今回の買収に何らかの役割を果たしたのではないかとHovaghimianに尋ねたところ、実は最初の出会いをもたらしたのはMITメディア・ラボの所長、Joiこと伊藤穣一であることが判明した。伊藤はVikiの最初期の投資家であり、以前からの取締役である。「JoiはVikiの日本市場進出を助けてくれた。Mickeyを紹介してくれたのもJoiだ」とHovaghimianは語った。その頃、Hovaghimianはシリコンバレーで投資家を探しており、買収については考えていなかったという。「よそ者がシリコンバレーで資金調達しようとするのは非常に疲れる経験だった」とHovaghimianは認めた。

「VikiはアジアでYahooと密接に協力しているし、YouTubeからもマルチチャンネル・ネットワークとして認められている。しかし楽天は企業文化からも相乗効果からもVikiによりよくフィットすると考えた。われわれがアジアをベースにした企業であることも大きかった」という。

「1ヶ月で10回ほど会った。最初から良い雰囲気で、交渉は非常に速く進んだ。私は〔三木谷浩史という〕人物が気に入ったし、楽天のビジョンにも共感した。彼らは全力でホームランを打ちに来ている。Vikiはさまざまな方面から関心を持たれてきたが、楽天がもっとも魅力的な相手だった」という。

Vikiは当面独立して事業を継続: Hovaghimianによれば、Yahoo、YouTubeとの提携関係には当面変化はないという。またNetflixその他、楽天の潜在的ライバルとの関係も継続される。「楽天はVikiに長期的な効果を期待しており、当面、大きな自由を認めている」とHovaghimianは言う。【中略】

投資でなく買収に踏み切った理由は? 私は三木谷に「なぜ楽天は単なる投資ではなくVikiの完全買収を決断したのか?」と尋ねた。事実、2012年に楽天はPinterestに1億ドルの戦略的投資を実施している。「Pinterestは(当時ブームの絶頂で)高すぎて買収できなかったからね」と三木谷はジョークを飛ばした。実際にはPinterestは楽天の事業にとってVikiほど直接の影響がなかったからだという。三木谷によれば、Pinterestは楽天のLinkshareアフィリエイト市場に大量のトラフィックを送り込んでくるという点が重要だった。ただし、Pinterestが公式な日本版の運用を開始していないので、日本の楽天はまだこのメリットを享受していないという。

ビデオストリーミングを超えた長期的視野:. 三木谷によれば、もっと重要だったのはVikiが楽天がこれまでビデオコンテンツで努力していた分野を強力に補完する存在だったことだという。楽天はNetflix式のOTTビデオストリーミング会社Wuakiをヨーロッパで運営している。また 楽天が買収したKoboデバイス向けにビデオコンテンツを拡充する計画 もある。こうした分野でVikiは直接的に役立つが、三木谷は「Vikiの買収はビデオだけを考えてのことではない」と語った。

三木谷によれば、PinterestとVikiの最大の差は、Pinterestはアメリカに重点を置くアメリカ企業であるのに対して、Vikiはグローバル化を目指す企業だという点にある。「われわれは世界の数多くの国に進出中だ。楽天のビジョンは楽天市場を全世界に広げることだ。そのためには多数の言語への翻訳がきわめて重要な課題になる。Vikiのクラウド翻訳テクノロジーは、字幕だけでなく、eコマースでも利用価値が高い。それが楽天がVikiを買収した大きな理由だ。われわれはビデオのことだけ考えていたわけではない」と三木谷は語った。

〔VikiのサービスについてはこちらのTechCrunch Japan記事参照。〕

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Flickr、リニューアル後は成長を加速。参照元の7.2%はTumblr

YahooはFlickrについて新たな料金プランを導入、買収により関連サービスを強化、ウェブページのリニューアル、あるいはモバイルエクスペリエンスの改善などを行ってきており、どうやらそれが実を結びつつあるようだ。SimilarWebのレポートによれば、Flickrの訪問者数は着実に伸びており、4月比で38%の伸びを示すまでになっているのだとのこと。

統計データは4月比ということになっているが、Flickrが大規模なデザイン変更や、あるいはこれまでの料金体系を変更して広告なしのメンバーシップや、1テラバイトの追加(年間500ドル)といった料金プランを導入したのは5月末のことだった。マリッサ・メイヤー(Marissa Mayer)指揮のもと、ビジュアル面での変更や、モバイル版のアップデートなどを強力に推し進めてきている。

4月と5月を比較すると、訪問者数は8600万から9000万へと伸びていた。これはすなわち、サイトの外見や機能面での改善がなくても、利用者は増加傾向にはあったということだ。但し、サイトの各種リニューアルを経た6月には、訪問者数が1億700万となり、7月には1億1000万へと伸びを加速させている。

さらに、平均のサイト滞在時間も6月には4月(4.5分だった)比で11%伸びて4.9%となり、7月には5分となった。ソーシャルトラフィックも増加し、4月に970万だったものが6月には1200万、そして7月には1370万へと伸びている。つまるところ、Flickrのリニューアルは、「ソーシャル」という視点からみても成功だったということを意味するのだろう。

尚、同じくYahooが買収したTumblrが、Flickrの成長に寄与している点も興味深いところだ。検索エンジンおよびソーシャルネットワークを除いて、Flickrにとって最大の参照元となっているのだ。この3ヵ月のトラフィックのうち7.2%がTumblrからのものなのだ(訪問者数になおすと475万人ということになる)。Yahooが傘下に収めたがったのも当然ということなのだろう。SimilarWebによると、この関係はTumblrの買収前と後にて特に変化はないそうだ。Flickr利用者の多くも、Tumblrとの親和性が高いことは以前から感じていたようだ。プロの写真家兼ブロガーであるThomas Hawkは、FlickrがTumblrを買収して、種々のリニューアルを行い始めた時点で「Flickrに投稿した写真の最大の参照元はTumblrだ」という旨を発言している。

FlickrおよびTumblrは、今後ますますシナジー効果を高めていくということがあるかもしれない。Tumblrの買収がアナウンスされてから、Flickr利用者たちは、Flickrの写真を簡単にTumblrに登録する方法だとか、あるいはTumblrに投稿した写真をすぐにFlickrにバックアップする方法などについてブレインストーミングを行っている様子だ。

もちろん、SimlarWebのトラフィックっ解析は(他のサービスと同様に)一部の利用者の行動に基づいたものではある。しかしSimilarWebは、自社ブランドプラグインなどからのみではなく、自社名を冠していない利用者向けプラグインなどからも情報を収集している。調査報告に出てくる数字が全く正確なものではないにしても、時期毎の変化などについてはきちんと読み取ることができる。もちろん、他のトラフィック計測サービスでも、Flickrはリニューアル以来トラフィックを伸ばしているという報告を行っているようだ。

たとえば、アメリカ国内での状況は、QuantcastやCompeteなどでも見ることができる。ちなみにQuantcastの予測では、利用者像がリニューアル後の一時的な現象で、また減っていく可能性もあるとはしている(一番下に掲載したGoogle Trendsのデータとも比較して考えてみたいところだ)。

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(翻訳:Maeda, H)


Yahooがロゴを変える!

【抄訳】

Yahooが今日(米国時間8/6)新しいロゴを披露した。サンセリフのフォントは、最近いろんな企業のイメチェンで見られるが、元の紫色と、評判の悪いびっくりマークはそのままだ。いかがでしょうか? 実はこのロゴは30の候補の一つにすぎず、これから1か月間、それらをホームページで次々と見せていく。最終決定は9月5日なので、われわれ野次馬のお楽しみ期間は長い。

ロゴの変更は今突然ではない。10月に本誌の読者が、今日と同じサンセリフのロゴデザインについてアンケートに答えた、という。ただしそのときは、紫色が今のより薄かったそうだ。そのアンケートは、Stampedの買収が発表された直後に始まった。そのときの買収が、CEO Marissa Mayerの買収狂騒曲の第一弾だった。

同社のTumblrの記事で、CMO(Chief Marketing Officer)のKathy Savittが、新しいロゴは“弊社の新しいイメージと新しいユーザ体験を反映した現代的なデザインになる”、と言っている。

MayerのYahooになってから同社は、2ダース以上の買収を行っている。いちばん最近のは、ソーシャルブラウザのRockmeltだった。本誌のAlex Wilhelmが書いた記事では、積極的なオーバホール努力によって社内のモラールは上がっているそうだが、それが売上減に歯止めをかけるのかどうかが、まだはっきりしない。まだまだ、今の消費者の心をとらえる、これといった決め手が、見えてこないようだ。ロゴの変更も、現時点では、消費者受けという点に関しては未知数だ。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Yahoo、売上減でも株価は7%増で過去5年間最高値に

株式市場が開いて間もなく、Yahoo株(NASDAQ:YHOO)は28.91ドルに急騰し、昨日の終値26.88ドルから7.55%値を上げた。しかもこれは、シリコンバレーの老舗にとってこの5年間の最高値だ。Yahooは昨日Q2の収支を発表したが、それはNASDAQで見られるほど明解な内容ではなかった。売上は前年比1%減の10.7億ドル、1株当たり利益(EPS)は微増の35セントだった。

今日の株価でさらに驚かされるのは、同社の株価実績が過去1年間驚くほど好調だったことだ。2012年7月16日の株価、15.65ドルと比べると、今日の最高値は84.7%の上昇だ。この水準に達したのは2008年5月、62ヵ月前以来のことだ。今この会社は全く新しい時代を迎えている。

Yahooは、EPS(30セント)でアナリスト予測を上回ったが、売上面では1000万ドル足りなかった。そしてその前途は多くの投資家を失望させた。2013年の売上予測、+0.7%は、同社が前期の収支報告書で発表した +1.8%を下回っている。言い換えれば、売上は今でもYahooにとって主要な課題である。

しかし投資家たちは、Marissa Mayerなら事態を好転させられると信じている。指揮をとって1年、彼女は既に著しい行動力を見せており、Tumblrを11億ドルで手に入れたのを始め、Stamped、Qwiki、Astrid、Ghostbird Software、Summly、Xobni等の企業を買収した。

財務面では、50億ドル相当の株式買い戻しプログラムを実施し、株価を上げると共に、同社が自社の将来に大きな自信を持っていることを証明した。その株価への影響は、今やYahooを有名にしている連続企業買収以上だったかもしれない。

従業員、幹部、投資家のいずれもが、Yahooは物事を成し遂げられると信じている。しかし、唯一足りないものがある ― 売上成長だ。現在株式市場は、疑わしきは好意的に、という態度に出ている ― まるでYahooが未だにスタートアップであるかのように。しかし、今後もこの株価実績を維持するためには、変化が必要だ。

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(翻訳:Nob Takahashi)


50億ドルの自社株買い戻しを抱えるYahooにはキャッシュの山, これからも大型買収の続行可能

Yahooの2103Q2の決算報告は微妙な評価になると思われるが、その中の一部の記述は、誰もが知りたがっていたあることに、答えている。あれほど大量に買収をして、お金は大丈夫? そう、Yahooにはまだまだお金がだぶついていて、これからだって、なんぼでも買収ができちゃうのだ。その証拠が、同社の株式買い戻し事業だ。報告書はこう述べている: “2013年の第二四半期においてYahooは2500万株を6億5300万ドルで購入した”。これの総事業費は50億ドルとされている。しかもこれらの株は、いつでも売って現ナマと交換できる。

2012年の9月にMarissa Mayerは、Yahooが保有するAlibabaの株の40%を76億ドルで売ると決定した。そのうちの36億5000万ドルは、Yahooの株に再投資するために取り置かれ、同社が自分の未来に自信を持っていることが証明された。

今日の決算報告でCFOのKen Goldmanは、こう述べている: “Alibabaグループからの36億5000万ドルを株主にお返しし、合計1億9000万株を再購入する措置が基本的に完了したことを、ここにお伝えできることは、欣快である”。

しかし、それだけではない。SECから認められた株買い戻し計画の総額は50億ドルだが、同社はその完了を目指している。つまり、11億ドルでTumblrを買ったりしたから、もうお金がないだろう、という噂は、文字通り根も葉もない噂だった。

企業が自社株を買い戻した場合、その株は後日、廃棄または再発行できる。再発行した場合には、既存の株が希釈されずに新株の番号は前と同じ番号だから、まるで何事もなかった様相になり、会社にとっては大きな勝利だ。

そのほかのアドバンテージもある。たとえばそれはYahooの強い自信を示し、自社の株を最良の投資機会として訴求できる。下図のように、既発行株の減少により株価はやや上がっている。

過去12か月、Yahooの株はきわめて好調だ。2012年7月16日に15ドル65セントだった株価が今日(米国時間7/16)は26ドル88セント、わずか1年で71.8%という驚異的な伸びだ。伸び率ではGoogleやAppleやeBayを凌いでいる。

というわけで、今のところ、Yahooの株式買い戻し事業は奏効し、同社は買収に36億5000万ドルあまりを投ずることができた。同社のポートフォリオの価値は、今ではさらに上がっているからだ。株価がこのように上がり続けるかぎり、それは良い戦略だ。

そこで本日の決算報告は起業家やVCたちに、あることを教えている: Yahooは買収三昧を今後も続けることができる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Yahooが最近買収したタスク管理サービスAstridが8月5日に消滅へ

Yahooはこのところ、あちこちの会社を買いあさっていたが、買った当初は大歓迎されたアプリケーションやサービスがやがてオフラインにされるので、新生Yahooの飢えはいつまでも解消しない。今朝(米国時間7/6)もまた、ある企業がそのごみの山に加わった。すなわちタスク管理サービスAstridは、8月5日をもって正式に消滅する。ファウンダでCEOのJon Parisがブログで買収を発表したのは、わずか3か月あまり前だ。

当時Parisは、Astridの現状は今後90日維持され、その後については未定、と言っていたが、不満な様子はなかった。Yahooのお慈悲を期待していたユーザにとって、今日のニュースは嬉しくないだろうが、でもAstridのチームは約束どおり(他社サービスへの)データエキスポートツールを作り、これまでの競合他社だったWrike、Wunderlist、Sandglaz、Any.doなどをユーザの新たな行き先として紹介している。

でも、Astridに置いてけぼりを食らったユーザにとって、それはなぐさめにならない。同社のFacebookページ(これももうすぐなくなるのだろう)には、Astridの死を嘆く声があふれている。もちろん、Yahooを非難する声も。タスク管理サービスを閉鎖して、YahooはAstridのチームに今何をやらせているのか、それは不明だ。買収時の声明でYahooは、Astridの“モバイル体験の個人化(パーソナライゼーション)技術”を賞賛していた。でもYahooがモバイルで何をやろうとするのか、かんじんのその点への言及は皆無だった。しかし最近Yahooが5000万ドルという大金を投じて買った、かつての本誌Disrupt SFの優勝チームQwikiについては、ブランド名もそのままで操業を続けさせる、と言っている。でもそれは、いつまでのことだろう?

〔余計な訳注: YahooはAlta Vistaも最近買ったと思うが、それは今、Yahooの中のどこにも、影も形もない。やはり、ごみの山へ行ってしまったのか?… 参考記事(AltaVista 7月8日閉鎖)。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))