クラウド上の超ハイエンドゲームPC Shadowがイギリスでもローンチ、Shadowボックスは最初の500名無料

クラウド上のゲームPC Shadowを作っているフランスのBladeが、アメリカに続いてイギリスでも、そのクラウドゲームサービスを開始した。今は一般の顧客を受け付ける前の、特定の顧客向けのキャンペーンをやっている。

一定の月額料金で、近くのBladeのデータセンターからその仮想ゲームPCをレンタルする。そして自分のデスクトップやモバイルのアプリ、あるいは同社の小さなボックス(Shadowボックス)から、その強力な仮想コンピューターにアクセスする。それは、完全で何も省略されていないWindows 10のインスタンスだ。そこにあなたは、SteamでもBattle.netでも、何でもインストールできる。

イギリスのお客さんも、その仮想ゲームPCのスペックは同じだ。今使われているGPUは、Nvidiaのハイエンド機、GeForce GTX 1080とQuadro P5000。そしてRAMは12GB、ストレージは256GB、Intel Xeon 2620プロセッサーの上で8つのスレッドが動く。そのハイエンドゲームマシンは、実際に買えば2000ドル以上はする、と同社は言っている。

さて、クラウド上のShadowのインスタンスは、1年契約では月額26.95ポンド、3か月契約なら月額32.95ポンド、1か月のみなら39.95ポンドだ。長期契約でも前払いはなくて、毎月の課金のみ。これらの料金は、フランスやアメリカとほぼ同じだ。

同社が作って売っているShadow専用のボックスは、テレビやモニタにつなげられる。これをレンタルするなら、月額7.95ポンド、買うなら109.95ポンドだ。なお、最初の500名のイギリスのお客さんには、無料でくれる。

この、クラウド上のハイエンドゲームPCを使うためには、インターネット接続が速くて安定していることも重要だ。

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不動産テックのライナフが伊藤忠テクノロジーベンチャーズなど5社から3.2億円を資金調達

スマートロックなどのIoTデバイスを切り口に不動産サービスを展開する、不動産テックのスタートアップ企業ライナフは1月25日、伊藤忠テクノロジーベンチャーズをリード投資家として、長谷工アネシス住友商事、FFGベンチャービジネスパートナーズ、既存投資家である三井住友海上キャピタルを引受先とした、総額3.2億円の第三者割当増資の実施を発表した。

今回の資金調達は、三井住友海上キャピタルおよび三菱地所が出資に参加した2016年2月、三菱地所、DGインキュベーション、西武しんきんキャピタル他が参加した2016年11月に続くもので、シリーズBラウンドにあたる。

ライナフでは、スマートロックの「NinjaLock(ニンジャロック)」、オートロック付きの共有エントランス向け開錠システム「NinjaEntrance(ニンジャエントランス)」をIoTハードウェアとして提供。また、これらのハードと連動して、不動産オーナーや管理会社向けに「スマート内覧」「スマート会議室」「スマート物確」といったサービスを提供してきた。

ライナフ代表取締役の滝沢潔氏は「今回の調達は資本・業務提携としての目的が強い」と話している。「これまでの株主構成では、どうしても既存株主のための事業展開と見えてしまう。不動産各社へのサービス提供も進めているが、サービスの単なる“運用”から“拡大”へと進むために、一社に限らず、さまざまな不動産プレイヤーからの応援をいただいているという形にしたかった」(滝沢氏)

大手不動産プレイヤーとして新たに株主に加わった長谷工アネシスは、長谷工グループのサービス事業を行う企業で、マンション販売や賃貸マンションの管理事業などに加え、スマートマンション事業や保険サービスなども手がける。ライナフでは今後同社と、マンション建設や不動産事業、住宅関連サービスへのICT活用について検討していく予定だ。

また住友商事とは、同社が保有する不動産や販売するマンションへのサービス導入を検討してもらうほか、商社として、海外展開への支援をライナフとしては期待しているという。

福岡銀行グループのVCであるFFGベンチャービジネスパートナーズについては、銀行と地元不動産会社との金融機関としてのつながりを生かし、九州地域への進出で協業する予定で、滝沢氏は「これを機に関東以外への進出も強化していく」としている。

今回の調達資金は、営業体制強化のための人材採用のほか、「カスタマー・サクセス」部門の強化にも充てる。滝沢氏は「現在提供しているサブスクリプション型のサービスで、投資の回収を完了して収益を上げるためには、顧客に2年目以降も継続していただくことが重要。新規顧客の開拓はもちろんだが、既存顧客への定期訪問などでより多くの物件へのサービス導入をお勧めし、さらにその顧客がまだ利用していない新サービスも使ってもらえるような体制づくりを行っていく」と説明している。

なお、ライナフでは既存の空室向けサービスのほかに「住生活領域についても、日本初となる新しい取り組みを予定している」として、1月30日に新サービスを発表するそうだ。滝沢氏の話では、どうやらそれは、2017年3月のLIXILとの提携の際にTechCrunchが取材で聞いた、スマートホームならぬ「スマートドア」構想と関係しているらしい。

このスマートドア、あるいは「サービスが入ってくる家」と滝沢氏が呼ぶ構想は、米Amazonが2017年11月から開始した、不在時でも家の中に荷物を届けてくれるサービス「Amazon Key」と似ている。

2017年3月の取材当時の滝沢氏の話では、スマートロック付きのドアが家の外側と内側の2カ所に設置され、不在でもドアとドアの間で荷物の受け取りやクリーニングなどの宅配サービスが受けられ、内側のドアが開けられるキーを発行すれば家事代行サービスも受けられる、というサービスが想定されていた。どのようなサービスになるのか、発表の内容も追って記事にする予定だ。

人気の支払いサービスStripeがbitcoinのサポートを4月23日に終了する

支払い決済の人気プラットホームStripeが、4月にbitcoin(BTC)のサポートをやめると発表した。挙げられている最大の理由は、この暗号通貨の激しい乱高下と、決済完了までの時間が長いことだ。それは理にかなった意思決定だと思うが、激(げき)しやすい暗号通貨のファンたちを怒らせるかもしれない。

BTCに問題があることは、それを日常的に使っている人なら誰も否定しない。なによりもまず、送金をブロックチェーンに入力するのに数時間かかるから商業的利用に適さないし、しかもその送金処理の間に価値が大きく変わり、不正な対ドル価値になることもある。

BTCの価値が上がると、手数料も増加し、商業や交易にはますます使えなくなる。

StripeのTom Karloが指摘するように、BTCの現実は、通貨ではなく資産へと進化してしまった。現実社会で数秒か数分で終わらなければならない決済には、まったく適していない。実際にStripeの上でも、BTCの取引は大幅に減少している。

Stripeがbitcoinを扱うようになったのは2014年で、それが初めて1000ドルに乗せ、世間から真剣な目で見られるようになった年だ。しかし同社は、暗号通貨のエコシステムについては依然として楽観的で、具体的にはLightning, OmiseGO, Ethereum, Bitcoin Cash, Litecoinなどの名を挙げる。そしてKarloは、Stripeも投資しているStellarをサポートするかもしれない、と言う。

根っからのbitcoinファンは、BTCもオプションとして残るべきだ、と不平を言うだろう。そして残るべき理由として、利用費用が安いことを挙げるだろう。Stripeは近視眼的であり、その、自然に実現するのではなくてStripeが言ったから実現する予言によって、取引媒体としてのBTCの運命に封印を押してしまった、と嘆くだろう。

でもぼくから見ると、Stripeは単に現実的であるだけであり、bitcoinが広めた分散通貨の理想は今でも信じている。その理想が、実現しなかっただけだ。bitcoinは(物を買う方法としては)死ぬべきであり、暗号通貨は生き続けるべきだ。

Stripeのbitcoinサポートは4月23日に終わる。使うなら、それまでに。

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ヤフー新体制へ——副社長の川邊氏が代表取締役社長CEOに内定、宮坂氏は会長に

ヤフーは1月24日開催の取締役会で、副社長の川邊健太郎氏を代表取締役社長CEOに内定する人事を決議した。現社長の宮坂学氏は、代表権のない会長となる予定。6月に開催される株主総会の決議を経て、それぞれ就任する。

ヤフーでは同時に新執行体制への移行も決定。市場環境変化のスピードが速いインターネット業界を勝ち抜くためには「新たな挑戦と経営幹部の若返りが重要な要素」として、4月1日からの新執行体制を発表した。これまでの宮坂氏の取り組みによる「スマートフォンで利用される会社」への移行やコマース事業の拡大が功を奏したとしつつ、2018年度からは加えて「データの会社」になることを目指す、としている。

川邊氏は1974年生まれ。電脳隊 代表取締役社長、ピー・アイ・エム 取締役を経て、ヤフーとピー・アイ・エムの合併により2000年にヤフー入社。Yahoo!モバイル担当プロデューサー、Yahoo!ニュースプロデューサーなどを務め、2009年5月にヤフーが買収したGyaO(現GYAO)の代表取締役に就任する。2012年より副社長COOを務める。新体制への移行後は、CEO職とCOO職は統合され、川邊氏が担当することになる。

なお、宮坂氏はヤフーが新規事業のために設立した「Zコーポレーション」の代表取締役に、4月1日に就任する予定。新会社では「ヤフーの事業と切り離した新領域への挑戦を加速させていきます」とリリースでは述べられており、こちらの“新領域”の内容についても気になるところだ。

bitFlyerが欧州で事業開始、昨年のアメリカ進出に続きグローバル展開を加速

昨年11月にアメリカに進出した、bitFlyer。同社は次のステップとして今度は欧州連合(EU)で仮想通貨事業の展開をはじめるようだ。

仮想取引所「bitFlyer」を運営するbitFlyerは1月23日、本日よりルクセンブルクに拠点を構える子会社のbitFlyer EUROPEを通じて、EUで仮想通貨交換業を開始したことを明らかにした。

EU域内で仮想通貨交換業等など特定の金融事業を運営するには、加盟国のいずれかにおいてライセンスを取得する必要がある。同社はbitFlyer EUROPEがルクセンブルクにおいてPayment Institution Licenseを取得したことを発表。欧州では取引量の多いプロトレーダー向けサービスから取り組む。

まずはビットコインとユーロの取引に対応。2018年中に Litecoin、Ethereum、Ethereum Classic、Bitcoin Cashなどの取扱いを予定する。

bitFlyerは2017年9月に日本で仮想通貨交換業者として登録。アメリカでも2017年11月時点で、子会社のbitFlyer USAが42州での仮想通貨交換業運営の許可を取得している。今回の欧州進出はこれに続くもので、同社によると日本、アメリカ、EUにおける仮想通貨交換業のライセンス取得は世界初だという。

EUでの事業開始にあたってbitFlyer代表取締役の加納裕三氏は「bitFlyerは2014 年の創業当初から世界展開を目指しており、またビットコインと仮想 通貨業界の長期的な発展には規制導入が不可欠であると当時より考えていました。当社グループが日本・米国・EUにおいて仮想通貨交換業のライセンスを取得した世界で初めての事業者となったことを光栄に思います。この度のPayment Institution License 取得は当社グループやお客様だけでなく、仮想通貨業界に対してもポジティブなものになると考えています」とコメントしている。

UberとSoftBankの巨額出資契約が正式に完了

Uberは、Softbankによる12億ドルの直接投資契約が正式に締結されたことを認めた。広報担当者から以下の声明がTechCrunch宛に送られた。

Softbank、Dragoneerをはじめとするコンソーシアム各社をUberファミリーに迎えたことを誇りに思う。これは株主、従業員、顧客全員にとってすばらしい成果であり、Uberのガバナンスを強化するとともに、テクノロジーへの投資を倍増させ、今後も世界のより多くの場所でより多くの人々にサービスを提供していく」。

発表によるとこのUber-Softbank出資契約では、2次販売のための支払い処理が木曜日(米国時間1/18)いっぱい行われる。またUberが契約の一環として受け入れガバナンス変更も、今日から正式に実施される。

これでUberのファウンダー、Travis Kalanickは、紙の上だけでなく、現実にビリオネアになった。同氏は保有株の約30%を売却していた。また、SoftBankはこれで最大株主となって新たに取締役の席を確保し、2019年に計画されているUberのIPOにも一役買うことになる。

SoftBank Investment AdvisersのCEOでSoftBank Groupの役員でもあるRajeev Mistraは、契約締結に関して以下の声明をTechCrunchに提供した。

Uberへの投資が滞りなく完了したことを嬉しく思う。取締役会、経営チーム、株主をはじめこの取引を可能にした人々全員の支援とプロ精神に感謝している。

Uberには、新たなリーダーの元非常に明るい未来がまっている。SprintからWeWorkまで広がる巨大なSoftBankネットワークの一員となったことで、Uberがさらに大きな成功を収めることを期待している。

SoftBankによるこの巨額投資は昨年末に合意され、Uberの評価額は480億ドルと前回提示された690億ドルから大幅に割り引かれた。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ドミノピザが20分以内の宅配サービスを開始、ただしシステムがいけると判断した場合のみ

空腹のせいなのか、ワクワクが抑えきれないのか。ピザのデリバリーを待つ時間は、やけに長く感じる。

そりゃ少しでも早く届けてくれるに越したことはないけれど、そんなことを保証してしまっても大丈夫なのだろうか。ドミノピザが本日から始めた「ミッション20ミニッツ」には、ついついそんなコメントを残したくなってしまう。

ネーミングが全てを物語っているが、これは「注文からデリバリーまでを、たった20分で完了させる」という取り組みだ。

創業時から焼き立てのピザを30分で届けることを目指してきたドミノピザ。それでもアツアツの感動を届けるためには30分では物足りない、ということなのだろうか。“デリバリーは時間がかかる”という業界の常識を打ち破る挑戦を始める。

ミッション20ミニッツではピザの料金にプラス200円(税抜き)で20分以内、プラス300円(税抜き)で15分以内の注文を保証する。もちろん「いつでもどこでも」ということはない。

ウェブサイトでピザの注文を受け付つける際に、独自の計測システムで配達予測時間を導き出す。住所や混雑状況、交通状況をもとにシステムが「これはいける!」と思ったときにだけ、サービスを利用できるというわけだ。

注文後はピザトラッカー画面で、ミッションの進行状況を確認できるようになっている。もし時間内にピザを届けることができなかったら、次回使えるMサイズピザの無料クーポンをプレゼントするそうだ。

そういえば僕自身は体験したことがないけれど、かつては30分以内に宅配できなければピザを無料にするという取り組みもしていたと耳にした。交通事故やスピード違反の原因にもなりえるため現在は実施していないようだが、確かにリスクもありそうだ。

この点について、今回のサービスでは独自の技術で開発した3分オーブン、磨き上げてきたピザメイクの技術、ドライバーの運転速度や配送ルートを管理できるデリバリーテクノロジーを結集することで可能になったという。

ネット注文限定で本日より利用できるので(一部店舗では利用できないとのこと)、まずは一度試してみたいところだ。

Google HomeのWi-Fi関連のバグでルーターのメーカーが対応、Google自身の対応は明日から

Googleの最近のハードウェア製品はバグの嵐に見舞われているが、今度はHomeとChromecastの複数にユーザーが今週、彼らのデバイスのWi-Fi接続をめぐる問題を報告している

Googleはサポートページでその問題を認め、こう述べている: “Android上のCastのソフトウェアのバグによって、大量のネットワークトラフィックが間違って送られてしまい、Wi-Fiネットワークが遅くなるなど一時的な影響が及ぶことがある。影響の具体的な状況は、ルーターにより異なる”。

同社は明日(米国時間1/18)から、Google Playからのアップデートとしてこの問題への修復を提供する。

最初に報告が現れたのはTP-Linkのルーターの人気製品の界隈で、その後TP社はファームウェアのフィックスを発行し、暫定的な処置をユーザーに伝えた: “ルーターをリブートするかまたはあなたのAndroidデバイス上の’Cast’機能を無効にして、デバイス上のこの問題を恒久的に修復するアップデートがリリースされるまでお待ちください”。

しかし問題はさらに大きく広がり、NetgearやLinksysなど、ルーターのそのほかの人気製品にも被害が生じ始めた。

Googleもやはりユーザーにハンドセットのリブートを示唆し、当面はルーターのファームウェアのアップグレードをチェックするよう勧めている。

このバグ自体はささやかなものと思われるが、Googleブランドのハードウェア製品には、これまでにもさまざまな問題が発生している。代表的な製品としては、Pixel 2, Home Mini, そしてPixel Budsが挙げられる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Bitcoin、3日間の仮想通貨調整の後1万ドルを切る

2日前に始まった仮想通貨崩壊がさらに加速した。事実上仮想通貨のトップ100すべてが15~30%暴落した。全仮想通貨の時価総額は約4500億ドルとなり、48時間前の6500億ドルから30%近く下落した。

昨日Bitcoinはあと数ドルで1万ドルを切るところまで来ていたが、その後1万1000ドルと2日前の15%安まで戻した。しかし現在Bitcoinは、ほとんどの主要交換所で1万ドル以下で取引されている。

過去24時間で、ETH(Ethereum)は22.5%安で850ドル前後、Rippleは26.3%安の1.03ドル等となっている。ある種のクラッシュのように一つの通貨から別の通貨へと価値の大移動が起こるのとは異なり、今回の売却はトレーダーたちが不換紙幣へと逃げ出している

興味深いことに、Tetherはトップ50の中で唯一過去7日間暴落していない通貨であり、その理由は、安定した通貨への「キャッシュアウト」需要があると、この通貨は1ドルほど値上がりするという傾向があるためだ。

例によって、今回の売却に真の道理はない。2日前、アジア諸国が仮想通貨取引と「採掘」業界の規制に動いているという噂を本誌が報じたが、その件について具体的なニュースは未だにない。

理由はともあれ、仮想通貨業界の中には少なくともある程度の市場調整が見られたことを喜ぶ人たちもいる。実用性が保たれ、一般に長い目で見て業界にとって良いことだからだ。

情報開示:本稿の筆者らはETCおよびBTCを含む少額の仮想通貨を所有している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

クラウドファンディング版“ライブコマース”「CAMPFIRE Fireball」1月22日から提供開始

動画でライブ配信しながら物を売る、ライブコマース。中国の動画配信プラットフォームでの成功を得て、2017年には日本でも続々と各社の参入が始まっている。国内の先駆者によれば「猛烈に売れるのは100人もいないのでは」との声もあるが、新たなECのスタイルとして注目を集めていることは間違いない。

今日、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」から発表された、分散型ライブファンディング機能「CAMPFIRE Fireball」は、ライブコマースのクラウドファンディング版、と言えば分かりやすいだろうか。CAMPFIREのプロジェクトオーナーが配信するライブ動画上にリアルタイムで支援金額やコメントを反映・表示させ、双方向コミュニケーションも可能となるこの新機能は、1月22日から提供開始される。プロジェクト掲載者であれば誰でも、無料で機能を利用することができる。

対応するライブ配信ソフトは「OBS(Open Broadcaster Software)」と「Wirecast」、動画配信プラットフォームは「YouTube Live」「ニコニコ生放送」「SHOWROOM」「LINE LIVE」「FRESH!」「Facebook Live」「Twitch」「Periscope」への対応が確認済みだ。

実はCAMPFIREでは2017年2月に、動画ストリーミングとチャットを組み合わせた似たような機能を「FIRESIDE」ベータ版として提供していた。この時には、動画配信機能はCAMPFIRE自前のものが提供されていたのだが、今回は既存のプラットフォームを取り入れて、活用する道を選んだようだ。

CAMPFIREは「一つの動画配信サービスに依存する集約型ではなく、複数の動画配信サービスから選択可能な分散型として提供することにより、特定のサービス(既存のプラットフォーム)内にフォロワーやファンを持つ方の既存のコミュニティをクラウドファンディングプロジェクトと繋げることができる」と説明している(カッコ内は筆者注)。YouTuberはYouTuber、ニコ生主はニコ生主として活動してもらって、クラウドファンディングをするならCAMPFIREを使ってね、ということだろう。

1月22日からのCAMPFIRE Fireball正式提供に先駆け、1月6日に行われたテストでは、3人組アイドルグループ「TOKYO SWEET PARTY」の楽曲とMV制作費用を集めるプロジェクトが、1時間余りのライブ配信中に150万円の目標金額の半分を達成。公開から48時間後には目標額を達成したそうだ。

また正式版リリース日の17時からは、民間の観測ロケット「MOMO」2号機の打ち上げプロジェクトについて、公開イベントで初回配信を行う予定だという。

AIがダイエットメニュー・レシピを提案するアプリ「CALNA」運営が1億円を調達

健康的な食生活をサポートする人工知能アシスタント「CALNA」を提供するmeuron(ミューロン)は1月17日、INTAGE Open Innovation FundSBIインベストメントを引受先とする第三者割当増資を実施したと発表した。調達金額は1億円だ。

アプリのリリース時にTechCrunch Japanでも紹介したCALNAは、ユーザーが入力した身長や体重などのデータとアンケート診断の結果をもとに、AIがユーザーに最適なダイエットメニューを提案してくれるアプリだ。

同アプリを単に“料理レシピ”として捉えると、競合には今では定番アプリとなった「クックパッド」がある。しかし、CALNAはユーザーの好みを学習したAIが何品分ものレシピをまとめて提案し、それをすべて考慮したうえで作業工程を最適化し、買い物リストや調理手順まで教えてくれるという特徴がある。

CALNAは2016年10月のリリース時より、大手コンビニや外食チェーンのメニューの中から適切な組み合わせを提案する「外食中心ダイエットプログラム」を無料で提供。また、2017年3月からは、レンジで簡単につくれるレシピなど、1品あたり5〜20分で調理できる作り置きレシピを毎月配信する「あっという間の作り置きプログラム」を月額480円で提供開始した。

有料プログラム「あっという間の作り置きプログラム」のリリース後の状況についてmeuron代表取締役の金澤俊昌氏は、「徐々に継続率も伸びてきているが、まだユーザーからは沢山の要望を頂いており、今月末にリニューアルする予定だ」としている。

これまでにユーザーとCALNAの人工知能との会話は1900万件を超えた。同社は今回の資金調達により、ラウンドに参加したINTAGE Open Innovation Fundの設立会社であるインテージホールディングスおよびSBIインベストメントとの連携を開始する。具体的には、市場調査とマーケットリサーチを本業とするインテージホールディングスの協力の下、ユーザーと人工知能との会話データを活用した事業開発を進めていくと金澤氏は話す。

meuronは2014年10月の創業。今回を含む累計調達金額は2億1800万円となる。

AIが1000万件のデータから「賃貸と購入どっちがお得?」を鑑定、物件売買サービス「カウル」

「今家を買う人は30〜40代前半の人が中心。何か物を購入する際はスマホを使って情報を集め、比較検討をするのが当たり前になっている。“家”というのは数千万円ものお金を支払う人生で1番高い買い物なのに、情報開示が進んでいなくて適正価格がわかりづらい」——Housmart(ハウスマート)代表取締役の針山昌幸氏は不動産売買の課題について、そのように話す。

Housmartが現在手がけているのは、物件の売買ができるサービス「カウル」。近年需要が増えている一方で、特に価格の不透明性が高い「中古マンション」に焦点を当てる形で2016年1月に立ち上げた。

そのカウル内で本日「カウル鑑定」という新たな機能がリリースされた。興味がある部屋について、データをもとにAIが将来価格を予想。「賃貸と購入のどちらがお得か」を瞬時に鑑定してくれるというものだ。

同じ建物でも部屋によって「どちらが得か」は変わる

カウル鑑定では過去から現在にいたるまでの不動産売買や賃貸に関するデータを活用し、AIが1〜35年後の物件価格を算出。そこに物件価格の値下がり金額や住宅ローン金利、マンションの管理費、税金などを考慮した上で、購入する場合と賃貸で借りる場合どちらが得かを瞬時に鑑定する。

使用料金は無料。カウルでローンの返済計画を立てると、その情報から物件ごとにトータルコストの差額を見ることができる。

不動産関連の雑誌でも賃貸と購入を比較する特集はよくあるが、支払う価格だけをベースに比較したものも少なくない。針山氏の話では「中古マンションは購入から10年、20年が経過してもけっこうな金額で売れることがよくある」そう。売却した場合に手元に残る金額を含めて、部屋単位で料金を比較できるのがカウル鑑定の特徴だ。

開発に至ったきっかけのひとつは、中古マンションの購入を検討するユーザーの「買ったマンションが将来いくらで売れるのか知りたい」というニーズ。以前からカウルではデータをもとにAIで適正価格を算出し、カウル推定価格という形で情報を提供してきた。そこからさらにシステムを改良し、35年後までの将来価格の予測や賃貸との比較をできるようにしたのがカウル鑑定だ。

「実は同じマンションでも部屋によって(賃貸と購入の)どちらが得かというのも変わってくる。そこをユーザーがオンライン上で直感的に判断できるようにすれば、利便性も高い」(針山氏)

カウル鑑定の対象となるマンションは販売用のため、同じ部屋を実際に借りることは難しい。ただし「この部屋を借りる場合、いくらぐらいで借りられるか」を推定することで、周辺の似たようなマンションや同じマンションの賃貸に出されている部屋を借りられる可能性はあるという。

将来的な価格を人間が算出するのは難しい

もともと針山氏は新卒で不動産会社に入社。自身も体感した業界の課題を解決するべく、楽天を経て2014年の10月にHousmartを創業している。物件価格の透明化や将来価格の算出もかつてからニーズはあれど、実現されてこなかったものだ。

「1社の不動産会社が売り主と買い主の双方を担当していたのが従来の一般的な不動産売買。多くの会社は売り主サイドに立つため、買い主に価格を透明化するインセンティブもなかった。これは買い主サイドに立つと大変な割に儲からないという、ビジネスの構造上の課題もある」(針山氏)

カウルの場合はこれまで人力で対応していた物件提案などの業務を自動化。余計なコストを削減することで、買い主サイドに立ってもビジネスとして成り立つ仕組みの構築にチャレンジしてきた。

加えて約1000万件に及ぶ売買事例や賃貸事例、物件データなどをもとにAIで適正価格や将来価格を割り出す取り組みも実施。現場経験のある針山氏らが半年から1年ほどチューニングを重ね、カウル鑑定のリリースに至ったという。

あくまで過去のデータをもとにしているので、完全に将来価格を的中させられるわけではない。針山氏によると「(将来の)インフレ率や日本全体の景気、エリアの再開発状況といった要因は含まない。築年数や立地条件などのスペックをもとに、将来的に最大でこのくらいのペースで価格が下がるという数値を出す」仕組みではあるが、人力に比べればはるかに適正な価格が出せるという考えだ。

カウルのリリースからは約2年が経過し、現在の登録ユーザー数は1.5万人を突破。2015年と2016年にはVCから資金調達もするなど、事業を拡大してきた。

今後は現在賃貸で暮らす人が家賃を入力することで、「現在住んでいる賃貸住宅と検討している住宅を購入した場合のシミュレーション」ができる機能も搭載予定。これまでは不透明だった情報を開示してわかりやすくすることで、不動産購入のリスクを減らしていきたいという。

SaaS/Fintechに特化した「マネーフォワードファンド」立ち上げ——メルカリ、ウォンテッドリーに続き

2017年7月にメルカリが立ち上げた「メルカリファンド」に続き、ウォンテッドリーが「Wantedly AI/Robot Fund」を立ち上げたと今日報じたばかりだが、今度はFintechスタートアップの雄、マネーフォワードがファンドをスタートしたとのニュースが入ってきた。

1月15日、マネーフォワードはSaaS/Fintech領域に特化した「マネーフォワードファンド」の立ち上げを発表した。マネーフォワードファンドは、対象領域でビジネスを展開する企業への出資、事業拡大に必要なノウハウ共有、送客やAPIなどのサービス連携、パートナーとのネットワークを活用した協業支援などを行うことを目的とした、投資プロジェクト。メルカリ、ウォンテッドリーと同様に「ファンド」と呼称してはいるものの、子会社設立やファンドの組成を伴わない、出資プロジェクトとしての位置づけだ。

マネーフォワードは、2015年12月にお金のデザイン、2017年10月にはCAMPFIREおよびLIFULL Social Funding、そして2018年1月にBASEと、これまでに4社との資本業務提携の実施を発表している。

今回のファンド開始の発表と同時にマネーフォワードは、インドネシアでクラウド型の会計ソフト「Sleekr Accounting」とHRサービス「Sleekr HR」を提供するSLEEKRグループへの出資を、前述の4社に加えたファンドプロジェクトの取り組みとして新たに発表。マネーフォワードが海外企業へ出資するのは、これが初めてとなる。

マネーフォワードでは、今後も同ファンドを通じて、国内外でシナジーが期待できるSaaS/Fintech企業との出資を含めた提携を進めていく考えだ。

ウォンテッドリーがAIやロボティクス分野でシード投資、「Wantedly AI/Robot Fund」立ち上げ

ビジネスSNS「Wantedly」などを展開するウォンテッドリーは1月15日、AIやロボティクス分野のスタートアップに出資するプロジェクト「Wantedly AI/Robot Fund」を開始することを明らかにした。

出資の対象となるのは主にAIおよびロボティクス分野において技術や事業の研究、開発、提供を行うシードステージのスタートアップ。出資規模は1件あたり数百万円から数千万円程度の予定だ。ファンドという名称ではあるが、投資事業有限責任組合によるファンド組成や子会社設立はなく、ウォンテッドリー本体から直接投資をするスタイル。この点についてはメルカリの「メルカリファンド」と同様だ。

今回ウォンテッドリーがAIおよびロボティクス分野向けのシード投資を開始する背景には、技術主導型のスタートアップが事業化前の段階で「死の谷」を越えられず、なかなか前に進めない例が多い現状があるという。

同社の場合も創業・経営経験を持つ経営者、投資家からの助言や支援が事業の拡大に繋がったことから、Wantedly AI/Robot Fundを発足。シード期の出資に加えて次ラウンド以降の資金調達支援、プロダクト開発や組織開発などのノウハウ提供やメンタリングを通じてスタートアップの成長をサポートする。また支援内容にはウォンテッドリーが提供するサービスの割引や無料提供、サービス間の連携なども含まれる。

 

メルカリが年内にも仮想通貨交換業の登録申請へ――フリマアプリ内での決済に対応

2017年11月に設立されたメルペイ。メルカリが金融関連の新規事業を行うために立ち上げた子会社だ。同社の代表取締役には元グリーCFOの青柳直樹氏が就任し、役員には元WebPayのCTOでLINE Pay事業を経験した曾川景介氏らが名を連ねるなど注目を集めている。

今まで事業の詳細については明らかになっていなかったが、年内にも仮想通貨交換業の登録申請をして、メルカリ内の決済手段としてビットコインを含む仮想通貨に対応していくようだ。

これについては最初にITproが報じている。同記事によるとメルカリではメルペイを通じて2018年中にも仮想通貨交換業の登録を目指し、主要な仮想通貨を決済手段としてフリマアプリに組み込む方針だという。ICOにも興味を示しているということだから、独自のトークン(コイン)を発行しメルカリ経済圏を広げていく狙いがあるのかもしれない。

メルカリ広報に今回の背景について聞いたところ「仮想通貨についてはまだ社会的なルールを整備している段階と認識している。ただ、メルペイでは新技術を取り入れ色々な可能性を検討したいので、申請しておこうと考えた。まずは簡単に使える環境づくりからと考えている」という回答があった。

本件については新たなプロダクトをリリースするのではなく、メルカリ内の決済手段として仮想通貨に対応する。また具体的な内容は検討中であるものの「国内で6000万強のダウンロード数を持つメルカリの顧客基盤と取引データを活かした金融サービスを展開する予定」(メルカリ広報)だという。

なお昨年12月26日時点で、bitFlyerやQUOINE、テックビューロなど16社が仮想通貨交換業者として登録が認められている。

Hulu、2017年の定期購読数は1700万件、売上は10億ドル超え

本日(米国時間1/9)Huluは、2017年の米国内定期購読数が1700万件を超えたことを発表した

これは2016年3月に同社が発表した1200万件から40%強の増加だ

同社は、昨年の総視聴者数が5400万人となり、同ストリーミングサービス初の売上10億ドルを達成したと話した。

プレスリリースには、エミー賞ゴールデングローブ賞でドラマ作品賞を受賞した「ハンドメイズテイル/ 侍女の物語」の成功も大きく取り上げられている。Huluの視聴者数増加に最も貢献したのは「ハンズメイズテイル」か? 同社によると、ドラマの視聴時間トップ3は、「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」「THIS IS US 36歳、これから」そしてもちろん「ハンドメイズテイル」だった(「LAW & ORDER」は、話数が非常に多いので不当に有利ではある)。

ちなみに、コメディーのトップ3は、South ParkFamily Guy、およびBob’s Burgers

「2017年はHuluにとって節目の年だった。いくつかの大きな取組みによって21世紀の直接消費者メディアの会社となり、SVOD(定額制動画配信)と新しいライブTVプロバイダーという2つの事業へと発展した」とHulu CEO Randy Freerがリリースで語った(Freerは昨年10月にCEOに就任した)。「今年はHuluを有料テレビのリーダーにすべく、コンテンツやテクノロジーやデータに投資して、いっそう大きな年にしていく」。

Huluは今年のCESで、新しいライブTVガイドも披露する。また、DisneyによるFoxの映画とテレビ部門の買収が承認されればHuluの支配株主になることから、今後も変化があるかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Google CloudがプリエンプティブなGPUをローンチ、料金は50%安

Google Cloudが今日(米国時間1/4)、プリエンプティブなGPUのローンチを発表した。GoogleのプリエンプティブVMやAWSのスポットインスタンスなどと同様に、これらのGPUも相当な低料金で利用でき、しかし preemptibleの名のとおり、Googleがそのリソースを必要とするときにはいつでもシャットダウンされる。ユーザーはそのとき、30秒の警告をもらうだけだ。またこのプリエンプティブGPUは、最大24時間しか利用できない。

使用できるGPUは、Google Cloudプラットホームが今提供しているNVIDIA K80とNVIDIA P100だ。料金は1GPUあたり、K80が1時間0.22ドル、P100が0.73ドルだ。それプラス、VMの料金もあるだろう。その場合の料金もプリエンプティブVMの料金になるが、こちらはGPUのワークロードが終わる(またはGPUシャットダウンの警告が出る)まではシャットダウンされない。

Googleによると、これらのプリエンプティブなGPUは、フォールトトレラントな機械学習など、バッチで処理される計算集約的なワークロードに適している。Googleのマネージドインスタンスグループ機能を併用すれば、ダウンしたあとでもプリエンプティブなインスタンスを自動的に再生成できる。

Googleは今日の発表のわずか数か月前に、通常のGPUを大幅値下げしている。

またGoogleのリリースノートによると、GPUは今ではGoogle Cloudのアメリカ中部リージョンでも利用できる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

「DELISH KITCHEN」提供のエブリーが約20.6億円を調達、累計調達額は54.3億円に

レシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」など複数の動画メディアを展開するエブリーは12月28日、WiL、伊藤忠商事、GMO VenturePartners、Ad Hack Venturesおよび既存株主であるDCM Venturesを引受先とした第三者割当増資により、約20.6億円を調達したことを明らかにした。

同社は2015年の9月創業。2016年6月に約6.6億円、2017年3月に約27億円を調達。今回の調達と合わせて累計の調達額は54.3億円になるという。これまでグロービス・キャピタル・パートナーズ、DBJキャピタル、SBIインベストメント、SMBCベンチャーキャピタル、グローバル・ブレイン、INTAGE Open Innovation Fund、SEGNEL VenturesなどのVCに加え、エウレカ共同創業者の赤坂優氏など複数の個人投資家が出資している。

エブリーではDELISH KITCHENのほか、ライフスタイル動画メディア「KALOS」、ママ向け動画メディア「MAMA DAYS」、ニュース動画メディア「Timeline」という4つのサービスを展開。同社では今回の資金調達を踏まえて、さらなる事業拡大に取り組む。

特にDELISH KITCHENは現在レシピ動画メディア市場を牽引するサービスのひとつに成長している。2016年12月のアプリリースから半年後の2017年5月にには600万DL、同年11月には900万DLを突破。レシピ動画の本数は1万本を超え、アプリおよびSNSアカウントでの動画再生数は月間で5億2000万回以上だという(11月時点)。DELISH KITCHENの詳細については11月に公開されたインフォグラフィックに詳しい。

DELISH KITCHENでは2018年1月末から人気雑誌や書籍、料理研究家によるプレミアムレシピの掲載を開始。出版社や料理研究家とのレシピの共同開発に加えて広告パッケージ展開にも取り組む方針だ。

レシピ動画についてはdelyが提供する「kurashiru(クラシル)」が12月に1000万DLを突破したほか、レシピサイトの雄であるクックパッドも12月から料理動画事業を本格化することを発表。料理動画数No.1を目指し、代官山に料理動画の撮影スタジオ「cookpad studio」をオープンしている。

イーロン・マスク、「Model Yのすぐ後」にピックアップトラックを作ると約束

Teslaの全電動セミトラック と第2世代Roadsterを11月に発表したばかりのElon Muskは、今日(米国時間12/26)Twitterで、Teslaをもっと良くするには何をすればいいかをファンに尋ねた。

MuskはTeslaのピックアップトラックを要望した人に答えて、「ピックアップトラックはModel Yのすぐ後に作ることを約束する。基本設計とエンジニアリング要素は5年近く前から私の頭の中にある。作りたくてたまらないんだ」と言った

サイズについてMuskは、Ford F-150と同じくらいだが「真に革新的な(と私が思っている)機能を付けるために、たぶんほんの少し大きくなるだろう」と語った。

これはさして驚くことではない。なぜならMuakは今年、今後数年のうちに電動ピックアップを披露するつもりだと話していたからだ。そして11月にセミトラックを発表した大イベントで、Muskは電動ピックアップトラックの画像を披露し、その設計はセミトラックを基にしたものだった。さらに2016年に発表したMuskの「マスタープラン、パート2」には、Teslaが「新しいタイプのピックアップトラックをつくる」計画が書かれていた。

タイミングに関する唯一の手がかりは、TeslaがModel Yのすぐ後にピックアップを作るということだけで、そのModel Yはまだ正式公開されていない。 Model YはクロスオーバーSUVと呼ばれるカテゴリーに属する車て、開発は後期段階にあると報じられている。TeslaはModel Yを2020年までに出荷する計画だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

「チケットキャンプ」来春にもサービス閉鎖へ

本日、ミクシィは子会社のフンザが運営するチケット二次流通マーケットプレイス「チケットキャンプ」を来春にも閉鎖する方針を固めた。最初に朝日新聞デジタルが伝えている。

フンザは12月7日、チケットキャンプ内での表示について商標法違反および不正競争防止法違反の容疑で捜査当局による捜査を受けていることを発表していた。同日よりサービスを一時停止し、新規会員登録、新規出品・リクエスト、新規落札などが行えなくなっていた。

朝日新聞デジタルによると、フンザの創業社長らも辞任の意向を伝えているという。本日の取締役会で正式決定する予定ということだ。

情報が入り次第、追記したい。