ソフトバンク・Zホールディングスとスタートアップのマッチングイベント「Zピッチ」が毎月第2・第4水曜日開催

ソフトバンク・Zホールディングスとスタートアップ企業のマッチングイベント「Zピッチ」が毎月第2・第4水曜日開催

YJキャピタルは9月16日、ヤフーをはじめとしたソフトバンクやZホールディングスのグループ企業とスタートアップ企業との連携強化を目的としたピッチイベント「Zピッチ」を9月16日より隔週開催(毎月第2、第4水曜日)すると発表した。また、本日より「Zピッチ」に参加するスタートアップ企業の募集を開始した。

  • 開催日程: 第1回「Zピッチ」は2020年9月16日18:00~19:00。以降、隔週開催(毎月第2、第4水曜日)
  • テーマ: 第1回は新時代のメディアビジネスの最前線
  • 対象企業: インターネットサービスを中心としたスタートアップ企業
  • ピッチ内容: 事業紹介、プロダクト紹介など
  • 応募方法: 「Zピッチ エントリーフォーム」から応募。ソフトバンクやZホールディングスのグループ企業とのサービス関連性などを基に選考を行い、担当者から応募企業に連絡(枠数の都合から登壇できない可能性あり)

Zピッチは、スタートアップ企業を対象とする、ソフトバンクやZホールディングスのグループ企業への事業連携やプロダクト導入などの機会創出を目的としたピッチイベント。ピッチとは、短時間で自社のサービスや製品を紹介すること。

YJキャピタルでは、過去にもdelyやビジョナルなどへの出資を通じて、Zホールディングスのグループ企業との事業連携機会を創出。

Zピッチでは、ソフトバンクやZホールディングスの各グループ企業の事業責任者、現場メンバーへのピッチを通じてコネクションを形成でき、最終的に事業提携やプロダクト導入に向けた事業当事者間の直接的な事業検討、YJキャピタルからの事業シナジーを加味した出資検討を行うことを目指すという。

YJキャピタルは、Zピッチを通じ広範囲にわたるスタートアップ企業を対象に事業連携の機会を創出し、事業成長スピードを加速させる機会を提供することで、スタートアップエコシステムの拡大を支援する。

ジャパンネット銀行が新型コロナ対策で2カ月間利息なしのビジネスローンを発表、ヤフーグループ加盟店を支援

ネット専業銀行であるジャパンネット銀行は4月28日、ビジネスローンの新規契約者を対象に、 契約月から2カ月後の月末までを無利息期間とするキャンペーンを開始した。利息ぶんを該当の普通預金口にキャッシュバックすることで実質利息なしになる。

ジャパンネット銀行はヤフーの連携子会社。そのヤフーの親会社であるZホールディングスは、同社の子会社および関連会社が提供する、Yahoo!ショッピング、ヤフオク!、PayPayの加盟店などに向けて本キャンペーンを案内・事業支援していくとのこと。もちろん、加盟店以外の事業者も同キャンペーンを利用できる。

なお、すでにヤフー出店者専用、freee会員専用、USS会員専用などの提携ローンを組んでいる事業者はキャンペーン対象外だが、このビジネスローンを新規に申し込んでキャッシュバックを受けることは可能だ。

同行のビジネスローンは24時間ネットから審査申込が可能で、審査後に通過すれば利用限度額の範囲内で何度でも繰り返し借り入れできる。新型コロナウイルスの蔓延で資金繰りが厳しい事業者にとっては利便性が高い。

ビジネスローンの概要は以下のとおり。

  • ビジネスローン(法人向け・個人事業主向け)
  • 申込期間:2020年6月30日まで
  • 契約期限:2020年7月31日
  • 対象者:申込期間中にビジネスローン(法人向け・個人事業主向け)を新規で申し込み、契約期限までに契約が成立した事業者

なお、以下の条件に当てはまる場合はキャッシュバックの対象外となるので注意したい。

  • 無利息期間中に一度でも延滞があった場合
  • キャッシュバック時にビジネスローンを解約した場合
  • 不正利用、 利用規約違反など総合的判断により対象外と判断した場合

世界で戦えるAIテックカンパニーを目指す、ヤフーとLINE経営統合の理由

Yahoo! Japanの親会社であるZホールディングスとLINEは11月18日、両社の経営統合についての共同記者会見を開催した。登壇者は、Zホールディングス代表取締役社長/最高経営責任者の川邊健太郎氏、LINE代表取締役社長/CEOの出澤 剛氏。川邊氏はLINEのコーポレートカラーのグリーン、出澤氏はYahoo!のコーポレートカラーのレッドのネクタイを締めて登壇した。

今後はZホールディングスとLINEが対等に統合するが、東証一部の上場企業であるZホールディングスが親会社となって、Yahoo! JAPANとLINEが子会社となる。具体的には、経営統合後はソフトバンクとNAVERが50%ずつ出資したJV(65%)と一般株主(35%)がZホールディングスの株主となり、その子会社としてYahoo!とLINEが対等の関係でぶら下がるかたちだ。取締役はZホールディングスが3名、LINEが3名、社外が4名とし、少数株主に配慮したガバナンス体制を敷く。

新生Zホールディングスはソフトバンクの連結子会社となるので、実質的にはLINEがソフトバンクのグループに吸収されることになる。川邊氏と出澤氏が共同CEO(Co-CEO)に就任するが、代表取締役社長が川邊氏が引き続き務める。経営判断については、川邊氏が代表取締役社長としてはリードはするが、経営陣できちんと議論して取り決めていくとした。

経営統合のスケジュールは最終的な統合手続きを2019年末〜2020年年始に完了することを目指し、遅くとも2020年10月ごろには統合する予定とのこと。統合の向けての話し合いは2019年の6月ぐらいに本格的な話が進み、両社の親会社とも相談しながら進めたとのこと。ちなみにソフトバンク側では社長の宮内氏との協議は重ねてきたが、ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長の孫氏は、Yahoo!とLINEの経営統合について陣頭指揮と執るといった直接的な関与はしていないとした。

「両社は切磋琢磨する関係で近しい想いを持ちながらライバル関係だったが、今後は経営統合によって最強のOne Teamを目指していく」と両氏。続けて、両社を合わせると2万人の社員がおり、日本、アジアから世界をリードするAIテックカンパニーを目指すとしている。「両社は年1度ほど話す機会があり、これまでも共同で取り組む事業を模索していた」と出澤氏。

また、両社とも現状に対する危機感があったという。それはグローバルテックジャイアントの存在で、米国ではGoogle、Amazon、Facebok、Appleなどが、中国ではバイドゥやテンセント、アリババなどのプレーヤーがいる。「優秀な人材、資金、データなどは強いところに集約されてしまい、それ以外のプレーヤーとの差が開くばかりとなる」と両氏。「2社が一緒になっても時価総額、営業利益、研究開発費、従業員数を含めても数字上では現在のところ大きく差をあけられている」と続けた。

両社は統合することによって、まずは日本の労働人口、生産性、自然災害などの問題をテクノロジーで解決したいと表明。日本に住む人に最高のユーザー体験を提供して社会課題を解決していくとした。

統合におけるシナジーとしては、利用者基盤、サービス、グループ、人財、年間投資額などを挙げた。利用者基盤として月間利用者数とビジネスクライアント数は、Yahoo!が6743万人と300万社、LINEが8200万人と350万社。またLINEはアジア各地で銀行業を開設するなど進出していることをアピールした。

サービス面については、川邊氏がメッセンジャーサービスとeコマースを例に挙げた。「Yahoo!ではメッセンジャーのサービスがないがLINEにはあり、Yahoo!はeコマースが強いが、LINEはYahoo!ほど事業規模大きくない」と述べ、補完しあえる部分があることを強調。

グループについては、Zホールディングス/Yahoo!はソフトバンク、LINEはNAVERの子会社であり、親会社はAIなどをはじめさまざまなサービスを展開しており、このあたりにシナジー効果があるとした。

人財については両社を合わせると約2万人、年間投資額は両社で合計1000億円以上。AIを基軸に積極的な中長期投資を行い、新たな価値を創り出すとした。そのほか統合後も引き続き、プライバシー保護、サイバーセキュリティについては力を入れていくとした。

質疑応答では、PayPayとLINE Pay、Yahoo!ニュースとLINE NEWSなど競合するサービスについての今後について質問が集中したが、経営統合後に議論・調整していくが、当面は今後も競合しながら事業を進めていくとした。ただし、最終的には最もユーザーに支持されているサービスに絞り込んでいく可能性もあると表明した。

経営統合のトリガーの1つとなったビックプレーヤーの存在について川邊氏は「GAFAの最大の脅威はユーザーが支持されていること」を挙げた。続けて「Yahoo!とLINEが経営統合することで、我々もよりユーザーに支持されるサービス、プロダクトを目指す。そして、オールジャパン体制で協業を呼びかけていく」とした。「ネット企業は強いところにすべてが集まる。気付いたタイミングでは手遅れ」とコメントした。

出澤氏は「LINE単独という思いはあったが、より強くなるための決断としてYahoo!との経営統合を選んだ」とした。LINEの事業については、トロイカ体制はLINE側の意思決定のプロセスは変わらないとのこと。

ヤフーとLINEが統合合意を正式発表

Yahoo Japanなどを運営するヤフーの親会社Zホールディングス(以下ZHD)とLINEは11月18日、経営統合することで基本合意したことを正式に発表した。11月13日に日本経済新聞などが両社の合併を報じていた

両社は18日に開催したそれぞれの取締役会で、両社グループの経営統合について、資本提携に関する基本合意書を締結することを決議したことを明らかにしている。今後、2019年12月をめどに最終資本提携契約の締結を目指して協議・検討を進めていく予定だという。

また経営統合の実現に向けて、ZHDの親会社であるソフトバンクおよび、LINEの親会社であるNAVER Corporationは、上場しているLINEの非公開化を目的とした株式の共同公開買い付け(TOB)を実施し、対象となる全ての株式を取得する意向を発表している。

経営統合後はソフトバンクとNAVER(韓国NAVERおよびその日本子会社)が50%ずつ出資する新会社を設立し、ZHDの親会社となる。ヤフーとLINE(の承継会社)はZHDの完全子会社としてその傘下に入る形となる。

経営統合の目的について両社は、「それぞれの経営資源を集約し、それぞれの事業領域におけるシナジーを追求するとともに、AI、コマース、Fintech、広告・O2O、その他の新規事業領域における成長を目指して事業投資を実行することで、日本及びグローバルにおける熾烈な競争を勝ち抜くことができる企業グループへと飛躍すること」と述べている。

両社は18日17時から、共同記者会見を開催。ZHD代表取締役社長の川邊健太郎氏、LINE代表取締役社長の出澤剛氏が出席し、統合について説明する予定だ。