自律飛行するカメラ付きドローンHover 2がKickstarterで快調

最初のHoverから二年後に、Zero Zero Roboticsがその続編を持って帰ってきた。2016年にはシリーズAで2500万ドルを調達したが、今回はKickstarterのクラウドファンディングで、その自律飛行ドローンの最新バージョンは10万ドルを目指している〔日本時間11/15 17時現在ですでに37万ドル近く集まっている〕。

そのHover 2の発売は2019年4月発売を目指しており、障害物回避や視覚追跡機能、および内部機構の一部がアップデートされている。プロセッサーは、新しいSnapdragonが載っている。

二軸ジンバルにより画像の安定を図り、スムーズな撮影を目指している。カメラは4Kビデオと12mpの写真を撮れる。いろんな撮影モデルをオンボードで用意し、映画にヒントを得たフィルターや音楽もある。電池は一回の充電で23分の撮影が可能だ。

もちろん、Hoverの第一の競合機種DJIのMavic系列は、2016年のProのローンチ以来、さまざまなカテゴリーで大きくリードしている。つまり、競走は相当厳しい。Parrotですら、ビデオ撮影に特化したAmafi系列を本気で売ろうとしている。

初期の出資者の手に399ドルで渡るHover 2は、ハンドヘルドのDJI Sparkとほぼ同じ価格だ。価格には、小さなハンドヘルド(手持ち)のリモコンが含まれている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

怪我の心配のないパーソナルドローンHover Cameraは空飛ぶ自撮り棒としても最適だ

自撮り棒にあきて、ナルシストのためのもっとすばらしいツールを探している人には、Hover Cameraできまりだ。この“パーソナル”ドローンは、空から見たあなたの映像を撮影してくれる。

Hover Cameraは小さな折りたたみ式のドローンで、スマートフォンのアプリでコントロールしながらあなたの回りを飛ばせると、13メガピクセルのカメラで4Kのビデオを撮る。本格的なポータブル機で、カーボンファイバー製だから丈夫だ。子どもやペットのいる人には嬉しいことに、回転翼がケースに収められているから怪我の心配がない。これはたぶん、世界でいちばん安全なドローンだろう。

アメリカと中国の企業Zero Zero Roboticsが二年がかりで開発した同機は、数か月後に発売予定だ。まだお値段の正式発表はないが、CEOでファウンダーのMengqiu Wangは、600ドル弱、と言っている。中国とアメリカで最初に発売し、ヨーロッパなどはそのあと、ということだ。

スタンフォードを卒業してTwitterなどにもいたことのあるWangは、本誌主催のTechCrunch Shanghai 2016でこの製品を披露した。使い方は超簡単で、空中に放り投げて始動し、ドローンをたたんで止める。

ドローンの共通の問題として、電池寿命は短い。現状では、約8分しか飛ばせない。発売までにはもうちょっと長くする、とWangは言っているが、電池は取り外せるから、交換用電池をたくさん持って出かける、という‘対策’もありえる。

Wangは、彼の会社がドローン大衆化の口火を切る、と信じている。そんな大衆の一人になりたいあなたなら、早速Hover CameraのWebサイトへ行って予約をしよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

安定した自撮りができるミニ・ドローン・カメラのHover、2500万ドルを調達して開発を加速

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通常のドローン・カメラで自分や友達のアップを撮ろうとした経験があれば、それはほとんど不可能だとわかったことと思う。

この問題を解決するために中国に本拠を置く Zero Zero Roboticsは2500万ドルの資金を調達して超小型の自動飛行ドローン・カメラ、Hoverの開発に取り組んでいる。IDGがシリーズAラウンドで2300万ドルを投資し、金額としては大部分を占めた。この他に中国のGSR VenturesZhenFund、ZUIGが加わっている。

今回のラウンドは同社として初の公開資金調達だったが、Zero Zeroは2014年から約70人のチームで自動飛行ミニ・ドローンの開発をスタートさせている。Hoverは最初の製品だが、Zero Zeroでは同じテクノロジーを用いた各種のドローンを開発する計画だ。

Hoverは1300万画素で4Kビデオ対応のカメラと多機能のソフトウェアを搭載しており、ほとんどユーザーの介入なしでさまざまなビデオが撮影できるという。

このドローンには他のもっと大型のドローン・カメラに見られるジンバル機構を備えていない。しかしZero Zeroでは独自の手ブレ防止ソフトによってビデオ画像は十分に安定化されるとしている。

振動キャンセルソフトの他にもHoverには多くのカスタム・ソフトが搭載されており、これまでにドローンを使ったことのない初心者でも容易に飛行させることができる。ソフトには空中の1点でホバリングする機能に加えて顔認識、顔追随、360度パノラマ撮影などの能力がある。

Hoverはきわめて軽量で折り畳むことができる。畳んだ状態の外観はホビー用のルーターにそっくりだ。

実際、重量はわずか240gなのでFAAに登録する必要がない。このことはFAAにドローンを登録した経験があるホビイストにはあまり関係ないが、ドローンにもFAAへの登録手続きにも不慣れな一般ユーザーには大きな魅力となるかもしれない。

Hoverはこの夏出荷の予定で、われわれはデモ機が入手でき次第テスト・レポートをお届けする予定だ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+