⾃⾛型ロープウェイ「Zippar」設計・開発のZip Infrastructureが3000万円を調達

⾃⾛型ロープウェイ「Zippar」設計・開発のZip Infrastructureが3000万円を調達

⾃⾛型ロープウェイ「Zippar」の設計・開発を行うZip Infrastructure(ジップ・インフラストラクチャー)は3月16日、シードラウンドにおいて、第三者割当増資による3000万円の資金調達を発表した。引受先はANRI。

調達した資金により、駆動部試験用4人乗りモデルの設計・開発を行う。現在設計中の試験線おいて4人乗りモデルの走行実験を行い、データを収集を実施する。またこの4人乗りモデルでは、現在組成中である第三者委員会での安全性の認証も目指しているという。

Zipparは、都市部の渋滞解消や新興国のインフラとして期待されている自走型ロープウェイ。「低コスト」「自動運転」「自由設計」「安全対策」という4点の特徴を備えている。

  • 低コスト:既存モノレールに比べ、約1/5のコスト・期間で建設が可能
  • 自動運転:自動運転のため、運転士不足に悩むことはない。時間帯や路線など、旅客需要に応じて車両数を増減可能
  • 自由設計:Zipparはロープとゴンドラが独立しており、カーブや分岐を自由自在に設けられるなど、柔軟な路線設計が可能(既存の都市型ロープウェイでは不可能)
  • 安全対策:支索を2本とすることで、風速30m/s(通常ロープウェイの1.5倍)まで運行可能
カテゴリー:モビリティ
タグ:資金調達(用語)Zip Infrastructure(企業)日本(国・地域)

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TechCrunch Japan

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