「まごチャンネル」のチカクが5億円を調達、新サービス開発および事業提携を加速

「まごチャンネル」のチカクが5億円を新規調達、新サービス開発および事業提携を加速

スマホアプリで撮影した動画・写真を実家のテレビに直接送信できる「まごチャンネル」を手がけるチカクは4月6日、第三者割当増資および金融機関からの融資を受け、5億円を新規調達したと発表した。引受先は、ABCドリームベンチャーズ(朝日放送グループホールディングスCVC)、山口キャピタル(山口銀行CVC)、Aflac Ventures(アフラック・イノベーション・パートナーズ合同会社の支援による資本参画) 、既存株主のGMO VenturePartners、SMBCベンチャーキャピタル。累計調達額は約15億円となった。

調達した資金により、新サービス開発および事業提携の加速、採用・組織体制の強化を図る。

チカクは「シニア・ファースト」を掲げ、高齢者DXを推進するエイジテック企業。スマートフォンアプリで撮影した動画や写真を直接送信し、実家などテレビで視聴できるIoTデバイス「まごチャンネル」を展開している。コロナ禍において帰省が難しい中、50代から100歳を超える方まで支持され、この1年で3倍以上の成長を達成したという。

また、まごチャンネルを通じて培った高齢者へのデジタルサービスを届けるUI/UXの開発力、市場開拓力が評価され、セコムと新たな見守りサービス「まごチャンネル with SECOM」を開発。大阪府泉大津市や北海道小清水町など複数の自治体と新たなICT基盤の実証実験などを行っている。

関連記事
孫の写真や動画をテレビで共有、「まごチャンネル」開発元のチカクが1億5000万円調達
チカクとセコムが高齢者に煙たがられない見守りサービス「まごチャンネル with SECOM」を販売開始
孫の動画を実家のテレビに自動配信、「まごチャンネル」のチカクが野村HDらから1.2億円を調達

カテゴリー:IoT
タグ:資金調達(用語)チカク(企業)まごチャンネル(製品・サービス)日本(国・地域)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。