「インバウンド業界カオスマップ」2020年上半期最新版が公開、約1400サービスを網羅

今年は東京オリンピックが開催され、政府は年間で訪日外国人旅行者4000万人を誘致する目標を掲げている。そんな背景もあり、訪日外国人を受け入れる対策や環境の整備が進められ、ここ日本でも様々なサービスが誕生してきた。そんな数多くのサービスを、「訪日ラボ」を運営するmovがカオスマップにして、2月18日に公開した。

題して、「インバウンド業界カオスマップ 2020年上半期最新版」。movいわく、このカオスマップを作成した理由は「拡大を続けるインバウンド市場において、各事業者、自治体の担当者レベルでどのようなインバウンド対策ソリューションが存在し、サービス事業者がいるのかを把握するのは困難」なため、「インバウンド業界に乱立する様々なソリューションなどを把握出来るように」。

TechCrunch Japanでも様々なカオスマップを紹介してきたが、約1400サービスを網羅しているのは圧巻だ。こちらから無料でダウンロードできるこのカオスマップはよく工夫されていて、各サービスのロゴをクリックすることで、サービスの詳細を訪日ラボで見ることができるようになっている。

このカオスマップでは、サービスを「プロモーション」、「分析・マーケティング」、「受け入れ環境整備」の3つの大カテゴリに分類。MATCHA、Discover Japan、Time Out Tokyoなどの情報サイトから、荷物預かりのecbo cloak、BESPOKEなどのチャットボット、そしてSTAY JAPANやairbnbなどの民泊系までを網羅している。

インバウンド業界カオスマップは半期に一度の改定、更新を予定しているという。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。