「足もと」の新技術で、より人間らしく歩くロボットを開発 ― ジョージア工科大

ロボットを、人間と同じように歩かせるというのは非常に難しいことだった。しかしジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology)が道を切り拓いたのかもしれない。AMBER Labに持ち込まれたDURUSというヒューマノイド(正確には4分の3ヒューマノイドだろうか)が、まさに人間のような歩みを見せてくれるのだ。

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ちょっと見ただけでもDURUSが、過去の人間型ロボットよりも人間らしく歩いていることがわかるだろう。まずかかとから地面に足をつき、そして回転運動を使ってつま先で地面を蹴るのだ。これまでのロボットはといえば、ベタ足で動きまわるだけだったのだ。

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ジョージア工科大学のチームが行ったのは、足のパーツにアーチをもたせたことだった。装着してみて4日間ほどの試行で自然な歩行ができるようになったのだそうだ。開発に携わった学生は、さらに人間らしさを増すためにアディダスのシューズを履かせてみたそうだ。なるほど、よく似合っているといえそうだ。

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ジョージア工科大学の開発した技術は、歩行困難社を支えるための装具としても応用可能だと期待されている。

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(翻訳:Maeda, H

投稿者:

TechCrunch Japan

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