お知らせ:残念ながらApple Watchバンド交換サイトは、あなたが思っている様には機能しない

apple-watch-event0367

Apple Watch購入者のみなさん、がっかりさせて申し訳ないが、最近出てきたばかりのApple Watchバンド交換サイトで、2本目のバンドを手に入れられることはない。ご存じない方のために言うと、最近Apple Watchバンド交換サイトなるものがいくつか出現し、Apple Watchオーナーが余分のベルトを他人のベルトとわずかな手数料で交換できるとされている。残念ながら、実際にはバンドは2本〈付いてこない〉― Appleのウェブサイトにはそう書いてあるように見えるが。

大きい方のサイト、BandSwapperは、最近いくつかのブログ記事で、当初すばらしいアイデアであると思われたことについて取り上げられている。同サイトは、Apple Watch Sportのオーナーが、使わないバンドを別の色やサイズのものと交換できるとしている。BandSwapperは6ドルの手数料で、新しいSportのバンドを送る。

Screen Shot 2015-04-10 at 2.36.29 PM

バンド交換のアイデアが浮上したのは、通常手に入らない時計とバンドの組み合わせが可能になるからだ(一部のバンドは特定のWatchと一緒にしか販売されない)。しかし、さらに魅力的な選択肢となったのは、Apple Watch Sportが、2本のベルトと共に出荷されるらしいとわかったからだった。1つが手首の細い人用、もう1つが手首の太い人用だ。混乱を招いた理由は、Appleのウェブサイトに、Sportのパッケージには「2本のバンド」が入っていると書かれているからだ。

Screen Shot 2015-04-10 at 2.48.17 PM

商品を受け取ったら、使うバンドは1本 ― どちらか自分に合ったサイズだけだ。もう一方は交換に使える!

もう一つ、StrapSwapというサイトも同じような交換サービスを提供している。ただしこちらは、買い手と売り手が直接メールし合って不用なバンドを郵送あるいは直接会って交換する。

はっきり言って、すばらしいアイデアに思える。

残念ながら、システムはその通りには働かない。

そう、Apple Sport Watchのモデルには確かにバンドが2種類付いてくるが、正確には、〈完全な〉バンドが2セットではなく、3つの部分から成っている。時計の一方につながるファスナー付きが1つと、時計の反対側につながるバンド(穴のあいている方)が2つだ。この2つが異なるサイズになっている。細い手首用のS/Mサイズと、太い人用のM/Lサイズだ。

言い換えれば、交換するための余分のバンドは、ない。

それなら、余った半分のバンドを別の色と交換して新たなファッショントレンドを始められると私は思う(1980年代に戻れるに違いない!)。しかし、それは多くの人がサイトに登録した理由ではない。あるいは今のバンドを「2つの部分ごと」交換する方法も、当初の選択を後悔している人にはあるだろうし、しばらく使って飽きた時でもいい。

あるいは、上に書いたように特定のモデルでしか注文できないバンドと交換することもできるかもしれない。

しかしBandSwapperは、Sportモデルに実際ベルトが2本付いてくるのかという質問に対して、その話は「憶測」であると答えて潜在顧客をさらに誤解させ混乱を呼んでいる。

「憶測は確認ではない」と言うが、われわれ間違いなく確認している ― あらゆる信頼のおける情報源によると、Apple Watch Sportには3つのベルト部品が付いてくる。完全なベルトが2セットではない。

なんなら自分の目で確かめるとよい。

わかる、、私だって悲しいんだ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。