かつての姿に最新ソフトウェアを搭載したBlackBerry Classic、12月中旬に発売開始

かつてBlackBerryを使っていて、それからiPhoneやAndroid、あるいは何か他のデバイスに移った人も多いことだろう。そんな人の中には、夜中に突然目を覚まし、そして手に馴染んだ物理キーボードの感触を求めて指をうごめかしてしまう人もいるはずだ。

そんな人に、良いニュースをお伝えしよう。

10月の記事でも触れたが、BlackBerryが「Classic」と呼ばれる端末を送り出すそうなのだ。もちろん一世を風靡したキーボードを搭載し、以前の形を踏襲して、そこにモダンスペック(ミッドレンジではあるものの)を実現した。そしてOSも最新のものとなっている。

確かに(少なくとも一部の人には)訴求力のありそうなデバイスだ。

この端末、既にプレオーダーの受け付けを開始している。出荷時期は「12月中旬」となっている。MobileSyrupによれば、12月17日が予定されているのではないかとのこと。

(長くBlackBerryからは離れていたという人へのメモ。実は最近のBlackBerryはAndroidアプリケーションを動作させることができる。アプリケーションの入手先がGoogleではなくAmazon App Storeとなり、またすべてが動作するわけではないものの、少なくともBlackBerry用に限定されることはないわけだ)。

公開されたスペックを見ておこう。

  • 3.5インチのタッチスクリーン(解像度は不明)
  • 2GBのRAM
  • 8MPのリアカメラと2MPのフロントカメラ
  • 1.56hz Snapdragon S4

もちろん何百万台も売れるわけではなかろう。また、BlackBerryがかつての地位に返り咲くようなこともあるまい。しかし断固としてBlackBerryを支持し、そしてよりモダンな端末の登場を待ちわびていた人もいることだろう。そういう人の要求には確かに応えるデバイスだ。

BlackBerryのホームページ内にプレオーダーページヘのリンクを見つけることはできなかった。しかしともかくこちらのページにて、$450でプレオーダー受付を行なっている。

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(翻訳:Maeda, H


投稿者:

TechCrunch Japan

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