このアディダスのシューズは100%生分解性

img_9944

新しいAdidasのシューズはBiosteel繊維で出来ている。クモの糸に似せて作られた材質でドイツのバイオテック会社が開発した。他の合成繊維よりも軽くて非常に丈夫だ。さらに、恐らく最も注目すべきことに、100%生分解性だ。

その場もふさわしくマンハッタンのバーソンズ美術大学で行われたBiofabricateカンファレンスで発表されたこのコンセプトシューズは、最近発売された95%海洋廃棄物から作られたParleyシューズ限定エディションと同じく持続可能性の強化を目指したものだ。最初の出荷は限定7000足で、本格的な量産は来年になる。

  1. adidas_biosteel_0c6a5726_highres.jpg

  2. adidas_biosteel_0c6a5759_highres.jpg

  3. adidas_biosteel_0c6a5813_highres.jpg

  4. adidas_biosteel_0c6a5874_highres.jpg

  5. adidas_biosteel_hero-image_0c6a5836_highres.jpg

イベントの壇上でJames Carnes副社長がミュンヘンのバイオテック会社AMSilkとの提携について語った。Adidasの先進的なFuturecraftシリーズの最新作となるこのシューズはまだプロトタイプだが、サステナビリティーの新たな段階への試みとして、材料リサイクルを超えた地球に還る人工素材による製品を目指している。

img_9971

  1. img_9889.jpg

  2. img_9902.jpg

  3. img_9879.jpg

  4. img_9858.jpg

この材質はクモの糸にヒントを得た一緒の生物模倣だ。”BioSteel” と呼ばれるこの糸は天然由来の炭素を白い粉末に変化させた材料で作られている。既にインプラントや手術用メッシュ等様々な形で医療現場に使われており、美容製品にも利用されている。同社の第3の部門は繊維製品に特化しており、Adidasとの提携に致った。

クモの糸からアイデアを得たこの生地は100%生分解性で生物由来だ。またシューズの製造に使用される他の素材(皮革等)と異なり、完全菜食主義だ。発表の後同社は、少し芝居がかった演出で新しいシューズを披露した。スニーカーはこれまでのFuturecraftシリーズと似た美観を備えている。

img_9937

タンパク質ベースのBiotsteel糸で作られたニット地のトップ ― 展示されたシューズはベージュ色 ― に、織り加工された白い靴底が組み合わされていた。材質自身は初めて見たり触れたりしただけでは、他の合成繊維と容易には区別できない。柔軟でクッション性も十分なのでランニングに最適だ。引っ張りに強く多孔質構造によって通気性もある。

発売は2017年のいつか。価格について言及はなかったが、Parleyと同じく高価な限定エディションの後に一般モデルを出してくる可能性が高い。同社が米国とヨーロッパに設立した工場、Speed Factoryで製造される。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。