これが任天堂の次世代ゲーム機、Nintendo Switchだ―ビデオで概要判明

2016-10-21-nintendo-switch

1年前から噂の的になっていた任天堂の秘密兵器がベールを脱いだ。これが次世代ゲーム・システム、Nintendo Switchだ(これまでの開発コードネームはNX)。

任天堂が上のプレビュー・ビデオを今朝(米国時間10/20)リリースした。任天堂が次世代ゲーム・コンソールの開発をしていると公式に認めたのは2015年3月にさかのぼる。ただしそれがどんな製品になるのか明かしたのは今回が初めてだ。

噂のとおり、新システムは家庭用据え置き型とポータブル型のハイブリッドだ。家庭用の大型TVで使う場合は専用のコントローラーで接続し、操作できる。コントローラーの両側面をスライドさせて外し、ポータブル・ディスプレイ(このユニットがゲーム機としての心臓部分を内蔵)に取り付けると、ユーザーは出先でゲームの続きを楽しむことができる。

任天堂では、しばらく前から次世代コンソールは2017年3月に出荷されるとしてきた。このビデオも最後にこのスケジュールを確認している。開発は軌道に乗っているらしい。

1-brain

任天堂Switchの据え置きモード。中央に見えるドックユニットに携帯用ディスプレイ兼ゲーム機本体機能がセットされ、充電されている。

2-controller

コントローラーはこのように分解される。右側と左側を上にスライドして外すことができる…

3-voltron

分解したコントローラーをポータブル・ディスプレイ/ゲーム機本体の両側に下向きにスライドさせてセットする。

4-portable

ポータブルゲーム機の完成だ。ボルトロン、変身せよ! 

6

ポータブル・ユニットでゲームをプレイする場合でもコントローラーとディスプレイは分離可能。ディスプレイはスタンドとヘッドフォンジャックを備える。

7-controllers

任天堂では伝統的なスタイルのProコントローラーを出荷する。スライド式コントローラーでは物足りないユーザーはこちらを使える。

8-multiplayer

マルチプレイヤーがサポートされることも確認された! 複数のユーザーが一つのポータブル・ディスプレイを見ながら対戦することもできるし、それぞれのユーザーが自分のSwitchを使うこともできる。スライド式の新しいJoy Conコントローラーを使ってもいいし、自分のProコントローラーを使うこともできるようだ。任天堂ではそれぞれ独自のディスプレイを必要とするならプレイヤー全員がSwitchを持ち寄ることが可能だとしている。

さらに取材中…

〔日本版〕 任天堂ではSwitchのニュースリリースを公開している。文章は日本語で写真も掲載されているがビデオは任天堂サイト内のURL。現在サイト内のビデオ再生はかなり重いので、上記YouTube版のほうがすばやく再生できるもよう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

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TechCrunch Japan

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