どうぞどうぞ、いいですよ、FBIがアーカンソーの検察のためにiPhoneのアンロックで協力

WASHINGTON, DC - FEBRUARY 23:  The official seal of the Federal Bureau of Investigation is seen on an iPhone's camera screen outside the J. Edgar Hoover headquarters February 23, 2016 in Washington, DC. Last week a federal judge ordered Apple to write software that would allow law enforcement agencies investigating the December 2, 2015 terrorist attack in San Bernardino, California, to hack into one of the attacker's iPhone. Apple is fighting the order, saying it would create a way for hackers, foreign governments, and other nefarious groups to invade its customers' privacy.  (Photo by Chip Somodevilla/Getty Images)

数日前まで、暗号化されているiPhoneを前にして途方に暮れ、助けを国(司法)に求めていたFBIが、今では寛大にも、アーカンソー州の検察官に、iPhoneとiPadのアンロックをお手伝いしましょう、と申し出ている。AP通信の記事が、そう述べている。

本誌はTechCrunchはその検察官のオフィスに詳細を問い合わせたが、現時点で得られる情報は乏しい。しかしそのタイミングは、偶然ではないはずだ。これまで何か月も、できないできないと言い続けてきた(そして協力を拒否しているAppleは国の安全を危険にさらしていると主張し続けてきた)FBIが、そのiPhoneへのアクセスに成功したと発表したのは、わずか二日前の月曜日だ。

アーカンソーの事件は、二人のティーンエイジャーがカップルを殺した、という殺人容疑だが、検察は火曜日(米国時間3/29)に、iPhoneとiPadをアンロックする支援を求めるために公判の延期をかちとった。それは、弁護士たちも月曜日までは可能であると知らなかったことだ。驚くべきことにFBIは、その翌日に支援に合意した。Faulkner郡の検察官Cody Hilandが、AP通信にそう語っている。裁判所の文書によると、それらの証拠物件には“Snapchatへの手紙”一件、10ページぶんのメール、100ページあまりの“Facebookの記録”があるので、被告のデジタルの足あとは必ずしも空白ではない。

FBIによるアンロックが、求めに応じてこんなに気軽に行われるのなら、暗号化されている電話機への法執行機関によるアクセスには制限を設ける、とする司法省の談話と深刻に矛盾する。

まだ機種等の詳細は明らかではないし、FBIによる助力提供の厳密な法的性質も定かではない。法廷と検察官のオフィスと弁護側のファイルとボランティアたち(と本誌の質問)から、さらなる情報が得られるまでは、すべてが雲を掴むような話だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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