はてなが今春リリースするのはサーバ管理ツール–その名も「mackerel(日本語で鯖)」

はてなブックマークはてなブログなど、これまでコンシューマー向けのサービスを中心に提供してきたはてなが、開発者向けのサービスを今春に提供するようだ。同社は4月8日、新サービス「mackerel」のティザーサイトを公開した。

サイト上の説明によると、mackerelは複数のサーバーを「役割(Role)」という概念で分類して管理するサーバ管理ツールだという。アプリケーションサーバやデータベースサーバといった役割ごとにリソースの状況が確認できるため、これまでのサーバ管理ツールのように、1つ1つのサーバーのグラフを確認する必要がなくなるとしている。

そのほか、デプロイツールや構成管理ツールと連携することで、設定ファイルの修正などが必要なくなる。これによって人為的ミスや管理コストの削減が見込まれるという。また、サーバの状態変化などを電子メールやIRCなど各種の方法で通知可能だという。

ソーシャルメディア上では、その機能への期待もさることながら、その名称(mackerelは英語で「鯖」、サーバと鯖をかけているわけだ)にも注目が集まっている。ところでこれ、海外向けにもこの名称でリリースしたりするのだろうか。

さっそくはてなにサービスについて問い合わせたが、詳細は非公開とのこと。ただし、スタートアップを含めて、すでに多くのウェブサービス事業者から申し込みが来ているそうだ。


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。