やられた: Apple曰く、画面輝度アプリf.luxはデベロッパ合意に違反している

sideload-donotenter

画面の輝度を変える人気iOSアプリf.luxが、Apple App Storeを通さない非正規バージョンをリリースしてからちょうど24時間後に、Appleはそのデベロッパに対して、彼らが同社のデベロッパ規約合意に違反している、と通告した。

f.luxが使っているAPIはApp Storeでは許されていない非公開APIなので、デベロッパはユーザにアプリのソースコードをダウンロードさせ、Apple IDの持ち主なら誰でもXcodeから自分のiOSデバイスにアプリをロードできることを、利用しようとした。

今デベロッパたちは、そのソフトウェアのダウンロードリンクを取り下げ、その迂回方法が適法でないとの連絡をAppleからもらった、と述べている:

Applegがわれわれにコンタクトしてきて、このページから提供していたf.lux for iOSのダウンロードは同社のデベロッパ規約合意に違反していると言ったため、このインストール方法は今後提供されない。

Xcodeの新しい契約ではそのような利用ができる、とわれわれは理解していたが、しかしAppleは、これが継続しないことを示した。 – f.lux

たぶんAppleとしては、Xcode 7からのアプリの非正規ロードはこれからもよろしいけど、問題のアプリが非公開APIを使っていることに異議を唱えたのだ。

f.luxのデベロッパたちによると、ダウンロードリンクのあるサイトは掲載後24時間でビジター数が20万を超え、f.luxのデスクトップバージョンは1500万回以上ダウンロードされた。

[原文へ]。
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。