アップルがプライバシーサイトを刷新、技術白書を公開

Apple(アップル)は4年連続で、プライバシーに関するページを更新した。同社は毎年、ウェブサイトのプライバシー項目を更新し(通常は製品発売の約1カ月後)、顧客に最新の機能や技術を説明している。テロリストのiPhoneの内容を知るために連邦捜査官が同社にバックドアの作成を強要していたFBIとの戦い以来、同社はこれまでの秘密主義的なやり方を捨て、セキュリティとプライバシーのポリシーを全面的に公開している。

アップルのプライバシーページは、プライバシーに対する同社のさまざまな取り組みを掲載するように進化し、さらにはユーザーへのヒントやトリック、そして政府からのデータ公開要求の数を記載した、年2回の透明性レポートを掲載している。

今年には初めて、同社はいくつかの最も人気の技術がどのように機能するかを記述した技術白書を公開した。これまで、同社はSafariや写真、位置情報サービス、サインインに関する技術白書をリリースしてきた。昨年同社はヨーロッパのGDPRによる法的要件に応え、「データをダウンロードする」ページを公開し、ユーザーが保存しているすべてのデータを入手できるようにした。

アップルによると、同社のプライバシーページはサイト全体の中で最も訪問者の多いページだという。これまでと同じく、アップデートされたプライバシーページには、iOS 13と、今年リリースされたmacOS Catalinaに関する、Safariの追跡防止や位置認識、連絡先メモの保護といった新しいプライバシーとセキュリティ機能がすべて含まれている。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。