アップルが中国でiPhone XSを8000円強値下げ、需要低下のテコ入れか

Apple(アップル)は今週、中国で中核ハードウェア製品の価格を引き下げた。対象は、AirPods、Mac、iPad、そして何よりも重要なiPhone。このニュースを伝えたCNBCは、昨日同国が3%の減税を実施したのが理由だとしている。

しかし、多くの製品で値下げ幅はもっと大きく、iPhone XSでは500元(約8300円)と以前より6%近く安くなっている。おそらく値下げの理由は税の引き下げだけでなく、世界最大のスマートフォン市場でiPhoneなどの製品需要が停滞していることもあるに違いない。今年Appleは、予測に届かなかった利益の理由として、中国のiPhone需要低下を挙げていた。

同端末のQ1の売上は前年比15%減で、中国がその主役を演じた。さらにAppleは、Huawei(ファーウェイ)をはじめとする中国メーカーからの世界的競争にも直面している。HuaweiはiPhone、Samsung(サムスン)というトップライバルを相手に売上げランキングを急速に上げている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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